日蓮正宗 正林寺 掲示板

法華講正林寺支部 正林編集部

第68世御法主日如上人猊下御指南(H30.7)

2018-08-05 | 日如上人御指南

 

平成30年7月度広布唱題会の砌

於 総本山客殿

(大日蓮 平成30年8月号 第870号 転載)

(大白法 平成30年7月16日 第985号 転載)

 

 皆さん、おはようございます。
 本日は、七月度の広布唱題会に当たり、皆様には多数の御参加、まことに御苦労さまでございます。
 さて、本年もいよいよ七月に入りましたが、各支部ともに僧俗一致・異体同心して、折伏誓願の達成へ向けて日夜、御精進のことと存じます。
 既に皆様も御承知の通り、今、宗門は来たるべき平成三十三年・宗祖日蓮大聖人御聖誕八百年、法華講員八十万人体勢構築へ向けて、各支部ともに総力を結集して前進しておりますが、この目標達成のためには、
「異体同心なれば万事を成ず」(御書1389)
との御金言の如く、講中の老若男女すべての人が誓願達成へ向けて、心を一つに、一致団結して折伏を行じていくことが最も肝要であります。
 特に、誓願達成までいよいよあと三年、遅れをとっている支部はもちろんのこと、すべての支部が、まずは本年度の折伏誓願を必ず達成することが大事であります。
 大聖人様は、折伏について『南条兵衛七郎殿御書』に、
「いかなる大善をつくり、法華経を千万部書写し、一念三千の観道を得たる人なりとも、法華経の敵をだにも責めざれば得道ありがたし」(御書322)
と仰せられています。
 すなわち、いくら善根を積み、法華経を千万部も書写し、一念三千の御法門を己心に証得して仏法を深く究めているといっても、法華経の敵、すなわち正法正義を破壊しようとする邪義邪宗の謗法を破折し、折伏もしないようでは、一生成仏はおぼつかないと仰せられているのであります。「法華経のかたきをだにもせめざれば得道ありがたし」との御文をよくよく心肝に染め、拝さなければなりません。
 さらに『法華初心成仏抄』には、
「とてもかくても法華経を強ひて説き聞かすべし。信ぜん人は仏になるべし、謗ぜん者は毒鼓の縁となって仏になるべきなり。何にとしても仏の種は法華経より外になきなり」(御書1316)
と仰せであります。
 皆様には既に御承知の通り、「毒鼓」とは毒薬を塗った太鼓のことで、涅槃経に、
「毒薬を太鼓に塗り、大衆のなかにおいてこれを打てば、太鼓の音を聞こうとしない者でも、自然と太鼓の音を聞くことになり、皆、死んでしまう」
とあります。
 これは、法を聞き、信じようとせずに反対しても、やがて煩悩を断じて得道できることを毒鼓、すなわち毒を塗った太鼓を打つことに譬え、一切衆生には皆、仏性が具わっており、正法を聞き、発心・修行することによって成仏することができると仰せられているのであります。
 すなわち末法今時では、順縁の衆生はもとより逆縁の衆生であっても、三大秘法の南無妙法蓮華経を聞かせることによって正法と縁を結ばせ、必ず救済することができると仰せられているのであります。
 されば今、私どもはこの御教示を拝し、講中の老若男女が心を一つにして、決然として邪義邪宗の謗法を退治し、果敢に折伏を行じていくところ、必ず過去遠々劫の罪障を消滅し、計り知れない広大なる功徳を享受することができるのであります。
 逆に、
「謗法を責めずして成仏を願はゞ、火の中に水を求め、水の中に火を尋ぬるが如くなるべし。はかなしはかなし」(御書1040)
と仰せの如く、たとえ信心をしていても、謗法によって不幸に喘ぎ、苦しんでいる人々を見て、そのまま黙って見過ごし、折伏もしないようでは、過去遠々劫からの罪障も消滅できず、真の幸せを招き寄せることができないと仰せられているのであります。
 今、宗門は、いよいよ三年後に迫った宗祖日蓮大聖人御聖誕八百年の佳節を迎えるに当たり、宗門挙げて折伏に取り組んでいます。
 この時に当たり、私ども一人ひとりが、栄えある法華講員として誓願達成、一天広布を目指して折伏を行じていくことが、まさしく大聖人様の御意にかなう信心であり、一生成仏を果たす最善の方途であることを知るべきであります。
 どうぞ、皆様には信心強盛に、不退転の決意をもって、誓願達成へ向けて折伏を行じ、いよいよ御精進くださるよう心からお祈り申し上げます。
 なお、総本山におきましては恒例により、本日より一カ月間、原則的には午前八時より唱題行を執り行います。
 皆様には、進んで参加されますようお願いいたしまして、本日の挨拶といたします。

 


 

日如上人猊下御指南目録(H27~)

 

日如上人猊下御指南目録(H18~26)

 

御法主日如上人猊下過去の御指南

 

日蓮正宗公式HP

http://www.nichirenshoshu.or.jp/

 

日蓮正宗教学研鑽所

http://ns-kenzansho.main.jp/

 

大日蓮出版

http://www.dainichiren.com/

 

青年僧侶邪義破折班

http://jagihashaku.main.jp/index.htm




一華一香でも大善となる

2018-08-05 | 御住職指導

正林寺御住職指導(H30.8月 第175号)  

 

 毎年八月(地域により七月にも)は、御先祖への大切な追善供養、盂蘭盆会があります。その追善供養には華と香をお供えすることが大事です。華が御本尊にお供えするお樒の華です。香が御本尊にお供えする線香などの香供養です。これを華香供養といいます。
 「一華一香」とは、たとえ一本の華でも、一本のお線香でも真心からお供えすれば尊い功徳となります。
 その「一華一香」の「華」の一字には、宗祖日蓮大聖人が『秋元殿御返事』に、
「華の一字の祭りなり」(御書334)
との「奉る」意味も含まれた、真心からお供えさせて頂くことが大切です。
 その供養の功徳について大聖人は『南条殿御返事』に、
「御経に一華一香をも供養する人は、過去に十万億の仏を供養する人なり。」(御書949)
と仰せであります。御経とは法華経であり御本尊のことです。御本尊に一本のお樒でも一本の線香でも供える人は、過去に十万億の仏を供養した人と同じであることを教えられています。
 まさにそれは大聖人が『南条殿御返事』に、
「徳勝(とくしょう)童子は仏に土の餅を奉りて、阿育大王と生まれて、南閻浮提を大体知行(ちぎょう)すと承り候。土の餅は物ならねども、仏のいみじく渡らせ給へば、かくいみじき報(むく)ひを得たり。然るに釈迦仏は、我を無量の珍宝を以て億劫の間供養せんよりは、末代の法華経の行者を一日なりとも供養せん功徳は、百千万億倍過ぐべしとこそ説かせ給ひて候に、法華経の行者を心に入れて数年供養し給ふ事有り難き御志かな。金言の如くんば定めて後生は霊山浄土に生まれ給ふべし。いみじき果報かな。」(御書1569)
と仰せの「末代の法華経の行者を一日なりとも供養せん功徳」に価する尊い功徳と同じであり、「釈迦仏は、我を無量の珍宝を以て億劫の間供養せんより」も、百千万億倍勝れた功徳を意味し、種脱相対の上から大聖人の下種仏法と釈尊の脱益仏法の違いを御指南であります。

 また大聖人は『御講聞書』に、
「法華経の意は一華一香の小善も法華経に帰すれば大善と成る。縦ひ法界に充満せる大善なりとも、此の経に値はずんば善根とは成らず。」(御書1836)
と仰せのように、小さな善である一本の華でも、一本のお線香でも法華経の功力により、小善が大善になることを御示しであります。
 しかし、たとえ世の中に広く充満するほどの大善を法華経以外の仏に供えたとしても、法華経に値わない大善は善根になることはありませんとの教えです。
 その理由について大聖人は『衆生心身御書』に、
「設(たと)ひこう(功)をいたせども、まことならぬ事を供養すれば、大悪とはなれども善とならず。設ひ心をろ(愚)かにすこ(少)しきの物なれども、まことの人に供養すればこう(功)大なり。何に況んや心ざしありてまことの法を供養せん人々をや。」(御書1217)
と仰せのように、「まことならぬ事を供養すれば、大悪とはなれども善とならず」との理由からであり、そのため「まことの人に供養」させて頂くことが大事であります。

 

 「過去に十万億の仏を供養する」については、世間的に亡くなられた人が「仏」という認識、さらに先祖供養という観点から、私達の先祖は十代遡ると約千人になります。二十代遡ると約百万人、さらに三十代遡ると約十億人の先祖がいることになります。
 故に「世間普通の義を用ゆべき」(御書1222)との視点から「過去に十万億の仏を供養する」とは、私達の過去に遡る先祖は「十人」「万人」「億人」を供養することになります。つまり「過去に十万億の仏を供養する」ことに通じます。
 御法主日如上人猊下は、
「皆さん方には両親がいるでしょう。その両親には、また両親がいます。そして、その両親にも、また両親がいます。そのようにしてずっと勘定していくと、たいへん大きな数になるのです。
 肉体には、医学的にも言われるように、遺伝ということがあります。要するに血ということで、そこに全部、凝縮しているのです。それと同じく、過去世における善業と悪業のすべてが皆さん方の身体に凝縮しているのです。これは、いわゆる身体的な問題だけではなくて、心の問題も一切、皆さん方の生命の上にあるのです。
 末法の衆生ですから、過去世に善いことばかりをしてきているわけではありません。色々な人がいますが、悪業の因縁も含めて全部、あなた方の身心に入っているのです。その過去の罪障を、今日において難を受け、妙法を唱えることによって、一つひとつ消していけるのです。それ以外に、自分の罪障を消す道はありません。だから折伏することによって、過去に行ったことの罪障を消すこともできるのです。そのように、一つひとつの信心修行が全部、自分自身の身心を浄化していくのです。
 さて、先程のように先祖の数を計算すると、本当にすごい数になるのです。私も一遍、計算したことがあるのだけれども、二十数代さかのぼると、先祖の数は一億人を超えてしまうのです。我々はその因縁を全部、集めて生まれてきたわけだから、少しくらいお題目を唱えたからといって、そう簡単に罪障消滅はできません。しっかりとお題目を唱え、そして折伏をしていくことによって罪障消滅ができるのです。」(信行要文四 50頁)
と、仰せであります。

 まさに大聖人が『佐渡御書』に、
「八種の大難に値へるなり。此の八種は尽未来際が間一つづつこそ現ずべかりしを、日蓮つよく法華経の敵を責むるによ(依)て一時に聚まり起こせるなり。」(御書582)
と、仰せでいらっしゃるところの折伏の時に経験する苦難として現れます。自らが積んだ過去世の罪障と御先祖との因縁にまつわる罪障を一度にすべて集めて起こり、尽未来際という未来の果てに至る間に一つずつ罪障を消滅させるのではなく、今世ですべての罪障を消滅していくことが折伏を行ずることにより実現します。

 


 以上の御教示を心がけた上から御本尊への絶対信、身口意の三業にわたる仏祖三宝様との信頼関係が築かれているところ、一華一香の小善も大善に成ります。その信頼関係とは朝夕の勤行寺院参詣により築かれていきます。その上から真心からの供養「一華一香」でも大善となります。

 大聖人は『一生成仏抄』に、
「華を散らし、香をひねるまでも、皆我が一念に納めたる功徳善根なりと信心を取るべきなり。」(御書46)
と仰せであります。「華を散らし、香をひねるまでも」との「一華一香」について、「華を散らし」は「一華」を意味し、「香をひねるまでも」を「一香」との、御本尊へのお給仕と所作についての御教示と拝します。

 


宗祖日蓮大聖人『開目抄』に曰く、
「摂受・折伏と申す法門は、水火のごとし。火は水をいとう、水は火をにくむ。摂受の者は折伏をわらう、折伏の者は摂受をかなしむ。無智・悪人の国土に充満の時は摂受を前(さき)とす、安楽行品のごとし。邪智・謗法の者の多き時は折伏を前とす、常不軽品のごとし。」(御書575)

 

 


平成30年8月度行事予定

2018-08-05 | 正林寺行事予定
◎8月1日(水)午後7時30分、御経日

◎8月2~3日、第五世日行上人650回遠忌、第八世日影上人600回遠忌法要(総本山大石寺)

◎8月4日(土)午後7時30分、支部活動者会

◎8月4日(土)鼓笛隊コンクール・少年部合宿登山(総本山大石寺)

◎8月5日(日)午前9時、広布唱題会

◎8月5日(日)少年部大会(総本山大石寺)
 
◎8月11日(土)午後7時30分、御逮夜御講
 
◎8月12日(日)午後1時、御講
 
◎8月15日(水)午後1時、盂蘭盆会

◎8月18日(土)午後7時、役員会
 
◎8月24日(金)午後7時、折伏活動者会(桐生・無量寺)

◎8月25日(土)支部活動者会

◎8月26日(日)午後1時、5時間唱題行

◎8月27日(月)関東大布教区A僧俗指導会(墨田区・常泉寺)

 
 

 

 


 

一、平成三十年の年間方針・『行動の年

二、平成三十年の年間実践テーマ

 ①勤行・唱題で折伏達成

 ②みんなで声がけ御講参詣

 ③支部総登山で育成推進

 

戒壇の大御本尊誹謗の悪書

『日蓮と本尊伝承』を破す

大日蓮転載

 

 

大白法号外
 

 

 



あなたは創価学会の間違いをどう思いますか?

(破折文書)群馬布教区有志一同

 

時局協議会シリーズ

 

正本堂の御指南に対する
創価学会の『再お伺い書』の問難を破す

平成3年(1991年)12月25日 

  日蓮正宗時局協議会

 

日蓮正宗と戦争責任

時局協議会資料収集班1班

http://monnbutuji.la.coocan.jp/jikyoku/sennjise.html

 

正林寺法華講員手引書

http://blog.goo.ne.jp/shourinzi1972/

法統相続Q&A

※支部組織の充実強化に活用ください。

 

折伏と育成の心得

発行 日蓮正宗宗務院

 

年回表(御法事)

末寺の年中行事

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日蓮正宗の仏具店

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