日蓮正宗 正林寺 掲示板

法華講正林寺支部 正林編集部

第68世御法主日如上人猊下御指南(R3.5)

2021-06-03 | 日如上人御指南

 

令和3年5月度広布唱題会の砌

於 総本山客殿

(大日蓮 令和3年6月号 第904号 転載)

(大白法 令和3年5月16日 第1053号 転載) 

 本日は、五月度の広布唱題会に当たり、皆様には諸事万端御繁忙のところ、わざわざ出席され、まことに御苦労さまです。
 さて今日、新型コロナウイルス感染症によって、日本をはじめ世界中が騒然とした状況を呈しております。しかし、かくなる時こそ、私どもは世の中の平和と人々の幸せのため『立正安国論』の原理に従って、一致団結・異体同心して折伏を行じ、妙法流布に邁進していかなければならないと思います。
 大聖人様は『如説修行抄』に、
「末法の始めの五百歳には純円一実の法華経のみ広宣流布の時なり。此の時は闘諍堅固・白法隠没の時と定めて権実雑乱の砌なり。敵有る時は刀杖弓箭を持つべし、敵無き時は弓箭兵杖なにかせん。今の時は権教即実教の敵と成る。一乗流布の代の時は権教有って敵と成る。まぎらはしくば実教より之を責むべし。是を摂折の修行の中には法華折伏と申すなり。天台云はく『法華折伏破権門理』と、良に故あるかな。然るに摂受たる四安楽の修行を今の時行ずるならば、冬種子を下して益を求むる者にあらずや。鶏の暁に鳴くは用なり、よいに鳴くは物怪なり。権実雑乱の時、法華経の御敵を責めずして山林に閉ぢ篭りて摂受の修行をせんは、豈法華経修行の時を失ふべき物怪にあらずや」(御書672)
と仰せであります。
 この御文は、皆様方も折に触れ、聴聞されていることと思いますが、まさしく末法今時において、いかに折伏を行ずることが大事であるかをお示しあそばされており、特に今日、新型コロナ感染症によって、世界中が騒然たる状況を呈している時、私どもは改めてこの御金言を拝し、一人ひとりが決然として折伏に立ち上がり、一人でも多くの人々の幸せと真の世界平和の実現を願い、妙法広布に挺身していくことこそ、今、最も大事なことであると思います。
 大聖人様は『立正安国論』のなかで、
「嗟呼悲しいかな如来誠諦の禁言に背くこと。哀れなるかな愚侶迷惑の麁語に随ふこと。早く天下の静謐を思はゞ須く国中の謗法を断つべし」(同247)
と仰せられ、謗法の害毒によって苦悩に喘ぐ多くの人々を救済し、安穏なる仏国土を実現するため、老若男女を問わず折伏に立ち上がり、断固たる決意を持って勇猛果敢に折伏を行じていくことが最も肝要であると御教示あそばされております。
 さらに『法華初心成仏抄』には、
「仏になる法華経を耳にふれぬれば、是を種として必ず仏になるなり。されば天台・妙楽も此の心を以て、強ひて法華経を説くべしとは釈し給へり。譬へば人の地に依りて倒れたる者の、返って地をおさへて起つが如し。地獄には堕つれども、疾く浮かんで仏になるなり。当世の人何となくとも法華経に背く失に依りて、地獄に堕ちん事疑ひなき故に、とてもかくても法華経を強ひて説き聞かすべし。信ぜん人は仏になるべし、謗ぜん者は毒鼓の縁となって仏になるべきなり。何にとしても仏の種は法華経より外になきなり」(同1316)
と仰せであります。
 御文中の「毒鼓の縁」とは、皆様も既に御承知のことと思いますが、涅槃経に出てくる話で「毒薬を塗った太鼓をたたくと、その音を聞こうとしない者の耳にも届き、やがて聞いた者は皆、死ぬ」と言われており、たとえ妙法を聞こうとする心はなくとも、妙法を耳にすることによって正法と縁し、発心・修行することによって成仏することができると仰せられているのであります。
 つまり、末法今時では順縁の衆生はもとより、たとえ逆縁の衆生であったとしても、正法に縁することによって、将来、必ず救済することができると仰せられているのであります。
 されば、私どもは改めて「とてもかくても法華経を強ひて説き聞かすべし。信ぜん人は仏になるべし、謗ぜん者は毒鼓の縁となって仏になるべきなり。何にとしても仏の種は法華経より外になきなり」との仰せを心肝に染め、邪義邪宗の害毒によって不幸に喘ぐ多くの人々を救うべく、いよいよ講中一結・異体同心して折伏を行じ、新型コロナ感染症による今日の窮状を打開し、もっていよいよ正法流布に邁進されますよう心から願い、本日の挨拶といたします。

 

日如上人猊下御指南目録(H27~)

 

日如上人猊下御指南目録(H18~26)

 

 

御法主日如上人猊下過去の御指南

 

日蓮正宗公式HP

http://www.nichirenshoshu.or.jp/

 

日蓮正宗教学研鑽所

http://ns-kenzansho.main.jp/

 

大日蓮出版

http://www.dainichiren.com/

 

青年僧侶邪義破折班

http://jagihashaku.main.jp/index.htm



日蓮は一切衆生の父なり

2021-06-03 | 御住職指導

正林寺御住職指導(R3.6月 第209号) 

 毎年6月の第3日曜日は、父に感謝する、父の日です。母の日はあるのに、なぜ父の日はないのかとの経緯から世間的に定着したようです。
 しかし、仏法の観点である四恩報謝からは「父母の恩」とされて、別々に考えることはできないことでもあります。
 そのため宗祖日蓮大聖人は『千日尼御前御返事』に、
「父母の恩の中に慈父をば天に譬へ、悲母をば大地に譬へたり。いづれもわけがたし。」(御書1251)
と父母は天地に譬えられ、分けがたいことを仰せであり、『上野殿御返事』には、
「父母の恩のおも(重)き事は大海のごとし」(御書1463)
とも仰せであります。
 その上から委細に三世を知る大聖人は『上野殿御消息』に、
「一切衆生の恩を報ぜよとは、されば昔は一切の男は父なり女は母なり。然る間生々世々に皆恩ある衆生なれば皆仏になれと思ふべきなり。」(御書922)
と、過去世である無始以来過去遠々劫から父母との関係について、現在、一切の男女が昔は父母であるため一切衆生の恩を報じるように仰せであります。さらには三世両重の十二因縁から末法万年尽未来際を見据えられての御指南と拝します。
 御法主日如上人猊下は、
「大聖人様が『法蓮抄』に、
『然るに六道四生の一切衆生は皆父母なり』(御書815)
と仰せになっておりますように、衆生が三世にわたって三界六道の生死を絶え間なく繰り返す生命流転の相から見るならば、一切衆生は、まさに父母であることになるのであります。
 つまり、私達には両親が二人います。その両親には、また両親がいるわけですから、一世代ごとに、どんどん二倍になっていくのです。ですから、これをずっと勘定していきますと、これはもう地球上をあふれてしまう数になってしまいますが、そんなに人類はいないのです。だから先祖をたどっていけば、どこかで兄弟であったり親子であったりして、Aさんも何代かさかのぼれば、実は親戚だったというようなことがあるでしょう。
 大聖人様は、衆生が三世にわたって三界六道の生死を絶え間なく繰り返す、その生命流転の相からすれば、そのルーツ・因縁をたどっていくと、あなたとあなたは親戚かも知れないということになるので、一見、関係ないようであっても、まさに一切衆生が父母なのであるとおっしゃっているのです。」(御指南集28 P6)
と御指南であります。

 さて、「世間普通の義を用ゆべきか」(御書1222)との御指南から父の日にちなみ、三世の現在世における父の恩について「慈父をば天に譬へ」との御教えから大聖人は『三世諸仏総勘文教相廃立』に、
「一雨の所潤(しょにん)なれば父の恩を知るが如し」(御書1419)
と仰せであります。しばらく空(天)から降らなかった雨が、ひとしきりに降ると地面は潤うため草木や作物には有り難いことです。
 まさに一家の大黒柱である父の存在は一雨の所潤であり、非常に大きいため恩を知るようにとのことであります。
 ゆえに大聖人は『上野殿御消息』に、
「父の恩の高き事須弥山(しゅみせん)も猶(なお)ひきし。」(御書922)
と仰せであります。
 父の存在は一家の精神的支柱となり、人生の先行きに道筋を付けて、現コロナ禍で厳しい中、経済的にも家族を安心させる存在であります。

 信心においても一家和楽である自受法楽の実現のために模範となります。
 一家和楽のために不可欠な朝夕の勤行をはじめ御本尊への御給仕、所作仏事について模範的な立場になります。それは法統相続のためにも家族を育成する重要な存在となるからです。さらに家庭内での信心活動に止まらず、総本山への登山、寺院行事への参加や折伏と家庭訪問、御授戒・勧誡後の育成もしかりであります。
 特に、折伏においては『立正安国論』の精神のもと意義と目的について、家族内では一番に理解を深める存在となります。折伏の実践においても広宣流布のために慈悲の折伏を心がけ、確実な折伏へとつなげるために謗法厳誡と明確な目標を持ち具体的な計画を立て実行力のある立場にあります。
 折伏後の育成においても、妙法の大功徳である自受法楽の境界を実感しながら、一人だけで信心はできないため異体同心を心がけ、新入信の方を育成するため身命を惜しまずコロナ禍中でも感染対策を講じながら安心安全を心がけた大切な家庭訪問を繰り返し、みんなで折伏戦に陳列し加わって講中一結への組織構築へつなげていきます。
 さらには広布の戦士として折伏戦に必要な武器を充実させた活動にも取り組み、訓練をして使い熟せるように鍛錬し、さらなる実践へとつなげて、確実に地涌の友を育成して異体同心し、さらなる折伏戦に備えていく信心活動へのリーダ的存在でもあります。
 そのため一家和楽の信心を構築する重要な存在となるため、父の恩を知る必要があります。

 しかし、五濁悪世のため母と同じように父の存在には、様々な因縁と人間模様があります。また、過去世に「持戒尊貴を笑へば貧賤の家に生ず」(御書582)との家庭に縁する人もあります。さらに「不軽軽毀の衆は現身に信伏随従の四字を加ふれども猶先謗の強きに依って」(御書750)との過去世の逆縁となる「不軽軽毀」が起因したために、たとえ信心できる家庭においても先謗の強きに依り、父の性格も様々であり現在の家庭環境に育つ人もいるでしょう。過去世の記憶は「隔生すれば即ち忘る」(御書1112)ために記憶には残りません。先謗等の過去世が原因となり父から教えられることも、帰納法的論法が根拠となって、群盲探象化したことのみを教わるようになります。このようなことから父を尊敬できなくなるのではないでしょうか。同時に、信心においても我慢偏執という余事が交じるため法統相続に弊害が生まれ、異体同心・講中一結につながりません。育成での大きな課題ともなり、寸心を改める必要があります。そのような家庭では、正を立てて国を安んずる信行に徹することにより一家和楽があります。


 以上のことを回避する演繹法の立場から大事な方途があります。大聖人は『御義口伝』に、
「父に於て三之(これ)有り。法華経・釈尊・日蓮是なり。法華経は一切衆生の父なり。此の父に背く故に流転の凡夫となる。釈尊は一切衆生の父なり。此の仏に背(そむ)く故に備(つぶさ)に諸道を輪(めぐ)るなり。」(御書1738)
と仰せのように、正しい仏法から示される大事な三つの父に背くため、流転(六道輪回)する凡夫の父となり、父の存在に様々な人間模様がある理由について仰せであります。
 流転の凡夫から脱却するため同抄には、
「今日蓮は日本国の一切衆生の父なり」(御書1738)
と、さらに『真言諸宗違目』にも、
「日蓮は日本国の人の為には賢父(けんぷ)なり」(御書600)
と仰せであります。御本仏である大聖人は、一切衆生を正しく導くための教えを説かれる父です。その教えを時代に即した形で具体的に説かれる方は、唯授一人血脈相承の御法主上人猊下であります。回避する大事な方途を末法万年尽未来際まで、時の御法主上人猊下は御書を根本に極理を師伝され御指南下さいます。まさに師弟相対の信心が必要となります。

 私達は母から生まれたわけですが、父の存在があってのことであります。そのため大聖人は「いづれもわけがたし」と御指南であります。母と同じように父にもそれぞれの生まれた環境によります。一雨の所潤も千差万別でしょう。しかし、母の胎内に宿り生まれてくるためには、父の存在がなければ人として生命を受けることは不可能なことです。
 生まれてから成人するまで育ててくれる父もいれば、因縁により母子家庭として育てられる場合もあります。父子家庭の人もいるでしょう。しかし、母子家庭でも母が父の分まで、父子家庭でも父が母の分まで立派に育て成人する場合もあります。そのような環境を御照覧なされた「父母の恩」と仰せである御指南とも拝します。父が、成人を迎えるまでの子供を安心して育成できる環境は頼もしい存在であります。まさに一雨の所潤も千差万別です。

 実の父ではなくとも人生には、様々な場面で父のような存在として恩を感じる大事な方もおられます。「日蓮は一切衆生の父なり」との御本仏のお導きによる現証があります。今世、人として生を受けてから現在に至るまで必ずいらっしゃるはずです。記憶に残る幼少の頃から一度、父の日の月に当たり振り返ってみましょう。学業において、スポーツにおいて、職場などにも、父のように恩を感じる方はいるでしょう。当然ながら仏道修行の信心においても、本人の未来を心から思い、厳父として振る舞われ、時には優しく接して下さった方がいらっしゃるはずです。その方は、まさに大聖人のお導きによる尊い果報であり、心の財ともなります。

 最後に、第六十七世日顕上人創価学会へ対処なされた御振舞は、妬みなどの低次元的な感情論ではなく、また顕正会などへの御教導も、「日蓮は一切衆生の父なり」との御境界から厳父との尊い御振舞と拝し奉ります。大聖人は『観心本尊抄』に、
「妙楽の云はく『子、父の法を弘む世界の益有り』」(御書657)
との御指南を心肝に染めるべきであります。仏法上の父を履き違えてはいけません。令和3年(2021)の父の日となる第3日曜日は20日です。日顕上人の御命日忌にあたります。

 以上のことを心がけ、父の日には感謝申し上げましょう。

 

宗祖日蓮大聖人『四条金吾殿御返事』に曰く、
「いかに日蓮いのり申すとも、不信ならば、ぬ(濡)れたるほ(火)くち(口)に火をう(打)ちか(掛)くるがごとくなるべし。はげみをなして強盛に信力をい(出)だし給ふべし。すぎし存命不思議とおもはせ給へ。なにの兵法よりも法華経の兵法をもち(用)ひ給ふべし。『諸余怨敵皆悉摧滅』の金言むなしかるべからず。兵法剣形の大事も此の妙法より出でたり。ふかく信心をとり給へ。あへて臆病にては叶ふべからず候。」(御書1407)


令和3年6月度行事予定

2021-06-03 | 正林寺行事予定
6月1日(火)午後7時30分、御経日
 
6月5日(土)午後7時、活動対策会議
 
6月6日(日)午前9時、広布唱題会
 
6月12日(土)午後7時30分、御逮夜御講
 
6月13日(日)午後1時、御講
 
6月19日(土)午後7時、広布推進会(高崎・勝妙寺)
 
6月20日(日)午前9時、役員会(寺報「正林」発送準備)
 
6月20日(日)午後1時、五時間唱題行
 
6月26日(土)午後7時、活動対策会議
 
6月27日(日)午後1時、支部総会(※精鋭対象)
 

 
寺院に参詣される皆様へ
ご理解・ご協力をお願いいたします。
 
①◆自分の平熱を知りましょう
   ◆マスクを持参してください
   ◆発熱・咳がある方は参詣をご遠慮ください
      ※平熱+1度以上ある場合は、自宅待機でお願いします。
 
②◆3つの密を避けるため、お寺の中は定期的に換気しております
 
③◆参詣人数の調整にご協力ください
   ◆参詣の際には名簿に記入してください
      ※万一感染が起きた場合に、同席していた参詣者に連絡いたします。
 
④◆玄関、受付、ロビー、堂内における人との間隔は、四方を1m程度あけてください
 
⑤◆受付は透明ビニールなどで遮蔽することがあります
 
⑥◆読経・唱題中にも、マスクを着用してください
    
 
※御来寺の際には「新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」に遵守していただき、健康に不安のある方、体調の優れない場合は参詣を控えられ、健康と安全を第一に行動することも時として未来の活動につなげるための大切な信心修行となります。
今後の感染状況により一段と厳格に対応する場合もございます。
 

 
 
 
 
 

 

一、令和三年の年間方針・『宗祖日蓮大聖人御聖誕八百年の年

二、令和三年の年間実践テーマ

 ①日々勤行・唱題の実践

 ②折伏実践こそ最善の報恩行

 ③寺院参詣と登山で育成推進

 

富士年表(宗祖御在世)

 

富士年表(宗祖滅後)

 

戒壇の大御本尊誹謗の悪書

『日蓮と本尊伝承』を破す

大日蓮転載

 

創価学会員のみなさんへ

 

創価学会員への折伏教本

 

大白法号外
 

 


あなたは創価学会の間違いをどう思いますか?

(破折文書)群馬布教区有志一同

 

時局協議会シリーズ

 

正本堂の御指南に対する
創価学会の『再お伺い書』の問難を破す

平成3年(1991年)12月25日 

  日蓮正宗時局協議会

 

日蓮正宗と戦争責任

時局協議会資料収集班1班

http://monnbutuji.la.coocan.jp/jikyoku/sennjise.html

 

創価学会の偽造本尊義を破す

 

創価学会の仏法破壊の邪難を粉砕す

 

 

正林寺法華講員手引書

http://blog.goo.ne.jp/shourinzi1972/

法統相続Q&A

※支部組織の充実強化に活用ください。

 

折伏と育成の心得

発行 日蓮正宗宗務院

 

年回表(御法事)

末寺の年中行事

お天気情報他

日蓮正宗の仏具店

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