日蓮正宗 正林寺 掲示板

法華講正林寺支部 正林編集部

第68世御法主日如上人猊下御指南(H29.7)

2017-08-03 | 日如上人御指南

 

平成29年7月度広布唱題会の砌

於 総本山客殿

(大日蓮 平成29年8月号 第858号 転載)

(大白法 平成29年7月16日 第961号 転載)

 


 皆様、おはようございます。

 本日は、七月度の広布唱題会に当たりまして、皆様には多数の御参加、まことに御苦労さまでございます。
 既に御承知の通り、今、宗門は来たるべき平成三十三年・宗祖日蓮大聖人御聖誕八百年、法華講員八十万人体勢構築へ向けて、各支部ともに僧俗一致・異体同心して、力強く前進をしておりますが、この誓願達成へ向けての戦いのなかで最も大事なことは『異体同心事』に、
 「異体同心なれば万事を成じ、同体異心なれば諸事叶ふ事なしと申す事は外典三千余巻に定まりて候。殷の紂王は七十万騎なれども同体異心なればいくさにまけぬ。周の武王は八百人なれども異体同心なればかちぬ。一人の心なれども二つの心あれば、其の心たがいて成ずる事なし。百人千人なれども一つ心なれば必ず事を成ず」(御書1389)
と仰せの如く異体同心の団結であり、異体同心の団結こそ、勝利の秘訣であります。
 事実、折伏誓願達成へ向けて確実に成果を挙げている支部は、いずれも講中一結・異体同心して折伏戦に励み、講中の一人ひとりが広布の戦士としての自覚と誇りと確信を持って誓願達成を目指し、歓喜に燃えて折伏に打って出ております。
 大聖人様は『法華初心成仏抄』に、
「仏になる法華経を耳にふれぬれば、是を種として必ず仏になるなり。されば天台・妙楽も此の心を以て、強ひて法華経を説くべしとは釈し給へり。譬へば人の地に依りて倒れたる者の、返って地をおさへて起つが如し。地獄には堕つれども、疾く浮かんで仏になるなり。当世の人何となくとも法華経に背く失に依りて、地獄に堕ちん事疑ひなき故に、とてもかくても法華経を強ひて説き聞かすべし」(御書1316)
と仰せであります。
 末法はあくまでも、折伏をもって正規といたします。像法過時の如き摂受では、本未有善の衆生を救済することはできないからであります。
 されば、同じく『法華初心成仏抄』には、
「機に叶はずと云へども、強ひて法華経の五字の題名を聞かすべきなり。是ならでは仏になる道はなきが故なり」(御書1315)
と仰せられているのであります。
 折伏は、間違った宗教への頑迷な執着を取り除き、真の幸せを招来する正しい信仰に導き入れる最善の方途であります。それだけに、単なるものの勧誘とは異なり、相手の命に食い込む真剣な対話がなければならないのであります。折伏する側の言葉、態度が相手に与える影響は極めて大きいことを知らなければなりません。
 したがって、折伏に当たっては、まず己れ自身が大御本尊様の広大無辺なる功徳を拝信して、絶対的な確信を持って唱題に励み、その功徳と歓喜をもって折伏に当たることが肝要であります。
 特に、昨今の末法濁悪の世相そのままに、混沌とした国内外の状況を見る時、今こそ私ども一人ひとりが、
「今の世は濁世なり、人の情もひがみゆがんで権教謗法のみ多ければ正法弘まりがたし。此の時は読誦・書写の修行も観念・工夫・修練も無用なり。只折伏を行じて力あらば威勢を以て謗法をくだき、又法門を以ても邪義を責めよとなり」(御書403)
との御金言を心肝に染め、一人でも多くの人々に本因下種の妙法を下種し、折伏を行じていかなければならない大事な使命があることを知るべきであります。
 なかんずく、今、宗門は来たるべき平成三十三年の法華講員八十万人体勢構築へ向かって、全講中が一丸となって折伏を行じている時、まずは、今日ここにお集まりの皆様方が断固たる決意を持って、誓願達成を目指し、破邪顕正の折伏に立ち上がることが、最も大事ではないかと思います。
 一人ひとりが他人に任せるのではなく、自らが折伏を行じ、誓願達成の主体者となるべく立ち上がって勇猛果敢に折伏を実践する時、誓願は必ず達成されると確信いたします。 本年も既に半年を過ぎ、残り六カ月、誓願達成へ向けてこれからが正念場であります。
 どうぞ、皆様にはいよいよ信心強盛に精進され、もって必ず本年度の誓願を達成されますよう心から念じ、本日の挨拶といたします。

 

 

 

御法主日如上人猊下過去の御指南

 

日蓮正宗公式HP

http://www.nichirenshoshu.or.jp/

 

日蓮正宗教学研鑽所

http://ns-kenzansho.main.jp/

 

大日蓮出版

http://www.dainichiren.com/

 

青年僧侶邪義破折班

http://jagihashaku.main.jp/index.htm




ああ面白きかな寂光の都は

2017-08-03 | 御住職指導

正林寺御住職指導(H29.8月 第163号)  

 

 「ああ面白きかな寂光の都は」(日寛上人伝30)との御言葉は、総本山大石寺第26世日寛上人が、今生での最後に述べられた御一声であります。
 その後、うがいをなされ大漫荼羅に向かわれて、合掌一心に題目を異口同音に唱えつつ、翌日の8月19日辰の刻(午前8時)半眼半口にして眠るごとく安祥として御遷化あそばされました。
 享保11年(1726)5月26日、法を第28世日詳上人に付嘱され、御遷化の1ヶ月前から日寛上人は、臨終を迎えられるまで用意周到に準備なさっておられた様子が、日寛上人第250遠忌に記念出版された『日寛上人伝』(昭和50年9月27日発行)の「出生より遷化までの大要」に記録されています。
 御遷化までの様子を紹介しますと、普段から好まれていた蕎麦にまつわる有名な話があります。『日寛上人伝』に、
「かの羅什三蔵の舌の焼けざりし故事にちなみ、いま日寛も一つ言い残すことあり、すなわち平生に好む蕎麦を臨終の時に食し唱題のうちに臨終すべし。この云う処若し後に当たらぬときは信ずるに足らざるも、若し違わざるときは日寛の語りし法門は宗祖大聖人の御意に寸分も異ならずと知るべし」(日寛上人伝17)
と仰せられたとのことであります。
 また五重塔建立発願と常唱堂建立完成をはじめ、8月1日には、お持ちの資具財物を悉く取り出され、一々に帳面に記され、また一つ一つに人別あて遺品わけの札をつけて、後々のことを綿密に処置なされました。
 その時に日寛上人は、
「丸はだか露の身こそは蓮の葉に をくもをかぬも自由自在に」(日寛上人伝22)
と詠じられました。この詩歌は、丁度、蓮が咲き葉が生い茂る様子を御覧になっての詩歌と拝し奉ります。
 また日蓮大聖人の『崇峻天皇御書』に説かれた、
「人身は受けがたし、爪の上の土。人身は持ちがたし、草の上の露。」(御書1173)
と仰せの人身の尊さを、詩歌に秘めて詠じられ「人身は持ちがたし、草の上の露」を「丸はだか露の身こそは蓮の葉」にと、蓮が咲く時期を鑑みられて、草の上の露を蓮の葉の上に代えられてとも拝します。
 その詩歌を読まれたのちに「君子は死して財を残さず」と語られました。
崇峻天皇御書』に、
「蔵の財よりも身の財すぐれたり。身の財より心の財第一なり。此の御文を御覧あらんよりは心の財をつませ給ふべし。」(御書1173)
と大聖人が仰せの文意を秘められて仰ったとも拝します。

 また御病中、日寛上人は納所に対して臨終の時には直ちに蕎麦を作るよう命ぜられ、それについての心得も銘記するよう仰せられて、納所は毎日蕎麦粉の準備をしておいたということです。
 その時に戯れのうたを二首詠まれました。
「ふるそばこぼうのごとくはいなに候
  とがなきわれを打やころさん」(日寛上人伝26)
と、また、
「ひきたての糸のごとくの蕎麦ぞよく
  我が命をばつなぎとどむれ」(日寛上人伝27)
との詩歌であります。

 大聖人が『食物三徳御書』に、
「食には三つの徳あり。一には命をつぎ、二にはいろ(色)をまし、三には力をそ(添)う。」(御書1321)
と仰せのように、御存命中に日寛上人が好まれた食物である蕎麦への感謝を詠まれた詩歌と拝します。

 御遷化の一両日前に暇乞いの為に、袈裟衣を着けられ、寝所より駕籠に乗られ陸尺4人伴僧2名外履物取を従えて出で立たれ、初めに御堂にお詣りになられました。輿のまま堂の外陣まで担ぎ昇られ暫く読経唱題なされ、終って御廟所に参詣され、次に寿命坊(現蓮葉庵の前方)御隠居所の日宥上人より学頭寮の日詳上人の所へ寄られ、何れも輿の中より懇ろに暇を乞い寺中を下られました。市場村に出て日永上人の妹妙養日信尼に逢われて別れを告げられ、門前通りを大坊まで還られたとの記録があります。

 引きつづき番匠桶工に命じられ急いで葬式の具を造らしめ、その棺桶の蓋にみずから筆を執られて、
「 以桶代棺(桶を以て棺に代う)
 囲 空 為 桶(空を囲みて桶と為す)
 空 即 是 空(空は即ち是れ空)
 桶 即 是 仮(桶は即ち是れ仮)
 吾 在 其 中(吾れ其の中に在り)」

「死ぬるとはたがいひそめしくれ竹の
  世々はふるともいきとまる身を」(日寛上人伝28)
と御認めになられ、出棺の時が来たならばこの文を高声に読んでから蓋をしめ釘を打つよう云いおかれました。御歌の「いきとまる」とは、息とまる死と、生き留まる生とを同時に詠まれた死即生、生即死、生死常住との大覚を御教示あそばされた御意と拝します。
 大聖人が『持妙法華問答抄』に、
「出る息は入る息をまたず。何なる時節ありてか、毎自作是念の悲願を忘れ、何なる月日ありてか、無一不成仏の御経を持たざらん。昨日が今日になり、去年の今年となる事も、是期する処の余命にはあらざるをや。総て過ぎにし方をかぞへて、年の積るをば知るといへども、今行末にをいて、一日片時も誰か命の数に入るべき。臨終已に今にありとは知りながら、我慢偏執名聞利養に著して妙法を唱へ奉らざらん事は、志の程無下にかひなし。」(御書298)
と、御書に仰せの御意が秘められた、出棺時における所作と拝します。同時に当時の僧俗と、後生の日蓮正宗僧俗に対して、我慢偏執名聞利養に執着して信心を疎かにしないようにと、戒めの御教示と拝します。

 8月18日の深夜になり、命じて床の前に大漫荼羅を掛け奉り、香華燈明を捧げしめて侍者に「吾れ間もなく死すべし」と告げられ、臨終の大事に際して指示を細かくあそばされた後、料紙と硯を取り寄せられ末期の一偈一句をお書きになりました。
「本地水風(本地の水風)
 凡聖常同(凡聖常に同じ)
 境智互薫(境智互に薫じ)
 朗然臨終(朗然として終に臨む)」

「末の世に咲くは色香は及ばねど
   種はむかしに替らざりけり」(日寛上人伝29)

 書き終わると直ちに蕎麦を作るよう侍者に命じられて、七箸蕎麦を召し上がってにっこりと笑みを含まれ、後生善処となる「ああ面白きかな寂光の都は」との御言葉を残されて、御年62歳で御遷化あそばされました。

 最後に、8月は日寛上人との由緒ある月に相成ります。
 その理由は、日寛上人の御生誕が寛文5年(1665)8月7日、上野国前橋(群馬県)で御出生され、御遷化は享保11年(1726)8月19日であるからです。まさに8月は日寛上人の死即生、生即死、生死常住との因縁深き月と拝します。

 正林寺がある法城の群馬県は日寛上人御生誕の由緒ある尊い地です。現在は第31世日因上人の「口上書(写本)」により第66世日達上人の時(日寛上人250遠忌)から、「前橋」の御出生となりました。(※日達上人「戒壇」に関する御説法集 P29 発行 日蓮正宗宗務院)

 第48世日量上人の『続家中抄』の「日寛伝」には、
「上野国舘林」(富要5-277)
と記されており、一時期は群馬県館林が御出生の地とされた時もありました。正林寺は『続家中抄』に記された御出生の縁由により、御生誕300年となる頃の昭和41年(1966)8月15日信行寺館林出張所(富士年表460・大日蓮250)としてはじまりました。その縁由については、平成24年3月の第98号「正林」で紹介させて頂きました。館林出張所から50年が経過して、日寛上人御生誕350年をお迎えしたこととなります。また御遷化から300年が、今から8年後の2025年(平成37年)に当たり、日寛上人第300遠忌をお迎えします。

 今後の大白法(※968号から予定)「日蓮正宗の基本を学ぼう」には、日寛上人の御事蹟が詳細に掲載される予定です。日寛上人の御威徳を拝してさらなる精進に努めましょう。

宗祖日蓮大聖人『持妙法華問答抄』に曰く、
「寂光の都ならずば、何(いず)くも皆苦なるべし。本覚の栖を(すみか)離れて何事か楽しみなるべき。願はくは『現(げん)世(ぜ)安(あん)穏(のん)後生(ごしょう)善(ぜん)処(しょ)』の妙法を持つのみこそ、只今生の名聞後世の弄(ろう)引(いん)なるべけれ。須く(すべから)心を一にして南無妙法蓮華経と我も唱へ、他をも勧(すす)めんのみこそ、今生人界の思出なるべき。」(御書300)

 

 


平成29年8月度行事予定

2017-08-03 | 正林寺行事予定
◎8月1日(火)午後7時30分、御経日。
 
◎8月5~6日、少年部合宿登山(総本山大石寺)。
 
◎8月5日(土)午後7時30分、支部活動者会。
 
◎8月6日(日)午前9時、広布唱題会。
 
◎8月12日(土)午後7時30分、御逮夜御講。
 
◎8月13日(日)午後1時、御報恩御講。
 
◎8月15日(火)午後1時、盂蘭盆会。

◎8月19日(土)午後7時、役員会。
 
◎8月20日(日)午後2時、壮年部対象広布推進会(沼田・浄蓮寺)。
 
◎8月26日(土)午後7時30分、支部活動者会。
 
◎8月27日(日)午後1時、5時間唱題行。
 
◎8月30日(水)午後7時、折伏活動者会。
 

 

 


 

一、平成二十九年の年間方針・『折伏育成の年』

二、平成二十九年の年間実践テーマ

 ①勤行・唱題で折伏完遂

 ②御講参詣で人材育成

 ③講中みんなで支部総登山

 

戒壇の大御本尊誹謗の悪書

『日蓮と本尊伝承』を破す

大日蓮転載

 

 

大白法号外
 

 

 



あなたは創価学会の間違いをどう思いますか?

(破折文書)群馬布教区有志一同

 

日蓮正宗と戦争責任

時局協議会資料収集班1班

http://monnbutuji.la.coocan.jp/jikyoku/sennjise.html

 

正林寺法華講員手引書

http://blog.goo.ne.jp/shourinzi1972/

法統相続Q&A

※支部組織の充実強化に活用ください。

 

折伏と育成の心得

発行 日蓮正宗宗務院

 

年回表(御法事)

末寺の年中行事

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お天気情報他

日蓮正宗の仏具店

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