福井利佐blog

切り絵アーティストの日々

展覧会と舞台鑑賞

2018年05月30日 | 日記


東京オペラシティアートギャラリーで開催中の

五木田智央さんの個展

「PEEKABOO」

を観て来ました。


主人も私も
五木田さんはデビュー頃から
色々なところで作品を拝見する機会があり、
主人は打ち上げとかで会っているのかな?

昔からご活躍を存じている作家さんの一人です。


以前、作品を観たのは
4年くらい前のDIC河村記念美術館での個展だったと思います。


そのころは、空色の作品に取り組んでいて、

アメリカで大成功したモノクロの作品から

一時期離れていましたが

今回は再びモノクロの作品に取り組んでいらっしゃいました。




五木田さんらしい作品で

力強く、スタイリッシュで

素晴らしかったです。

さすがです。




子供たちは、笑っちゃうような作品もあったみたいで
楽しんでいました。



収蔵作品の相笠昌義さんの作品たちも
大変面白かったです。


こちらが展覧会のサイトです。
http://www.operacity.jp/ag/exh208/



アート鑑賞を終え、

(私は作品を触らぬよう息子をずっと抱っこ)



主人と別れ、舞台鑑賞へ。

(主人は同じ建物のICCで行われている
エキソニモさんの展示を見にいきましたが
終わっていたようです。ちょうど展示換えだったとか。残念。)


私と子供二人は

森山開次さんの「サーカス」を観に
お隣の新国立劇場へ移動〜。







私は急に、「鵺」という舞台のチラシを制作したので
ここに舞台を見に来た事を思い出しました。
田中裕子さん主演の舞台でしたが、
その時、妊娠中だったので見にこれるかわからなかったのですが
当時の増賀マネジャーと見に来たなあ〜と
思い出しました。

今や、そのお腹にいた子と
一緒に舞台鑑賞に来ている事に気付いて感慨深かったです。






「サーカス」は

コンテンポラリーダンスで「サーカス」を表現しており、
衣装や舞台装飾はひびのこずえさん。
音楽は川瀬浩介 さん。
映像はムーチョ村松さん。


音響やプロジェクトマッピングも駆使した
総合的なアート作品といった感じで

シンプルでありながら
とてもお洒落で可愛くて、面白かったのですが、
ダンサーさんたちの身体能力がすごくて

娘と目がクギ付けでした!
(息子は途中からぐっすりzzz・・・)


ダンサーさんたちのプロフィールを見ると
森山開次さんは言わずもがなですが、
女性ダンサーはバレエや新体操で輝かしい成績を残されている方々で、
男性のダンサーはサーカス学校を出ている方や、舞踏の大会で優れた成績を残されていたり
劇団四季で公演に出たりと
さすがの実力者たちでした。

ですよね〜。


とても素晴らしかったです。



私、森山開次さんがこんなにコミカルな演技をする方だと思わなくて
かなり驚きました。

なんでもできるのですね〜。


子供向けでしたので、(大人も十分楽しめます)
客席にもちょっかい出しに来たりして
一体感があってよかったです。


一部と二部で季節がテーマになっており、
夏から秋だったみたいで

雷の音にビビる息子でした。




ひびのさんの衣装のドローウィング。


娘はNHKのEテレの「日本語であそぼ」も好きだし、
ひびのさんのワークショップにも数回参加してますので
衣装や舞台の装飾の素晴らしさに目がキラキラしておりました。


大充実の芸術鑑賞な1日でした。











ワークショップその後

2018年05月29日 | 日記


日曜日のワークショップ後なのですけど、

子供たちは入口横にある遊具スペースが大好き。



私が片付けている間に、息子と主人はすでに遊びに行っており
その後娘も参加で遊び倒しました。





こうなることを予想して、おにぎりを買っておいて
良かったです。




アリ観察にもはまっていました。

おにぎりから落ちたシラスが運ばれて行く様子を追っていました。



そして、ワークショップの準備の時、
いつも図工室から見える裏側の公園が気になっていたので
行ってみました。


準備の時は平日の午前中が多く、楽しそうに園児たちが遊んでいるのです。






丘の地形を生かした
こじんまりと素敵な公園でした。


こちらでも、子供たち遊びました。



この後、ちょっとソフトクリームなんか食べて休憩したので
さっ、帰ろうか!

と、なったのですが・・・。



四谷三丁目駅といえば

消防博物館と直結しており、
ここで息子が寄りたいとの事。


じゃあ、ちょっとという事で寄ったのですが
(無料なんですよ〜。)


私がいつもここを通りながらも初めてだったので
結局長居してしまいました(笑)。


娘も息子も保育園できているし、
四谷ひろばに来るたびに寄っているようです。






そりゃ、楽しいよね〜。






引退したけど、本物が置いてあるからね〜。






シュミレーションもゲーム感覚で緊張感があり楽しいです。
(でも運転などは主人に任せる息子)





過去の纏も。

カッコイイ。




そうね、昔はお馬さんが引いていたのねー。







屋外のヘリコプターも体感。






こりゃすごい。


いつもこの博物館のビルの上の方にヘリコプターが置いてあるのが見えて
すごいなあ、と思っていたのです。



その後、過去のアニメで火事について取り上げているものを
観れるコーナーがあるのですが、

そこで娘は昭和のアニメにハマっておりました。
12コンテンツくらい色々なアニメが選べました。



主人が注目したのは、宇宙からやって来る消火ロボの話なのですが、

いつ制作したのでしょう、

2010年の未来が設定になっていました。(もう過ぎてる)


宇宙旅行が簡単にできるくらいに
進んだ都市になっていて、
車じゃなくて
空中を飛ぶ乗り物で飛び回っているような近未来になっているのですが


地球で登山者がタバコの投げ捨てをして
山火事が起こり、
そこから燃え広がり大火事に。
ファイヤードラゴンという火の怪獣が登場して暴れます。

宇宙旅行を終えて帰ってきた一家が
宇宙人からもらったという
火事になったら宇宙からお助け消火ロボが呼べる
というアイテムを取り出したのですが

それが



「オカリナ」


だったのです!



オカリナ型のリモコン?とか思ったのですが、

本当に、

正しく、


オカリナをお父さんが吹いていました。


確か、宇宙人にもらったって言ってたような・・・。
宇宙人がオカリナ・・・。



で、


宇宙からガンダムみたいなロボットがすぐに飛んで来てくれて
ファイアードラゴンという火の怪獣をやっつけてくれるのです。




近未来とオカリナのギャップに

主人と


「えっ!(まさか)」


と思い
子供達には気づかれないように顔を見合わせました(半笑い)。



消火ロボは

「2度と僕を呼ぶことが無いように!」

と、宇宙に去っていくのですが、





また大火事が起こり、


まさか・・・。




またオカリナで呼ばれるのです。





凄いなー。

高度成長期って。


自由!


その他にも、ファイアーガールとか
美少女戦士系でしょうか
色々気になるタイトルが満載すぎて

この辺でやめて帰りました。



つまり
ワークショップ後が長かった・・・

ということでございました。



































四谷CCAAワークショップ「葉もじ」    

2018年05月28日 | お知らせ(個展・ワークショップ他)

昨日、無事に
四谷ひろばのCCAAが主催する親子造形プログラムの
ワークショップを開催しました。






今回も定員を超えた大勢のご参加

ありがとうございます〜!





今回はこちらを作ります。

葉っぱでもじをつくります。




「ふ」




「5」


画用紙に貼って立体的にするか
ラミネートフィルムで挟んで影を楽しむかの
2種類選べます。








さてさて、プログラムスタートです。





今回は葉っぱの形の造形に焦点を当てました。





新緑の季節ですので

至る所で、葉が生い茂る光景を見られると思います。

そんな色々な木々に色々な形の葉がついているということに
着目し、まず葉っぱを自分で作ります。





資料を基にしてもいいですし
オリジナルの葉っぱをデザインしてもいいです。





どんどん自分の切った葉っぱが溜まって行くのは
楽しいですね。






それを自分で組み合わせて、



文字や数字、アルファベットなどを作っていきます。





どんな文字にするのでしょうね。










みなさん、とても素敵な作品ができました!




「夢」という漢字。

一番下をカエデの葉っぱで表現するのも素敵でしたが、
文字習いたての真面目小学生は
こちらの正統派を完成系にしました。
真ん中のハートが可愛いです。





ラミネートフィルムに挟むと

影が落ちるので、そちらでもまた違った雰囲気の文字が楽しめます。

こちらはフィルムが出てくるところ。
逆ですが可愛い「Y」が出て来ました。



それでは皆様の素敵な作品をご紹介。



「A」





「藤」





「さ」かな。


細かくて素敵です。





「咲」





「M」




「M」





「K」






大作を作られている方も。
この時間でよくこんなにたくさんの葉を切りました!


と、みなさん本当に素敵な作品ばかりでした。


実はアシスタントに私の娘、
ワークショップ参加で主人と息子が参加していたのですが、
娘は字になりやすいからと
「笹」の葉にこだわりちっさく1つ作って終わり。
息子は、資料の葉をトレースすることにハマり、ほとんど切らず。
主人がなんとか切ったのですが、
息子が文字にしたくない、との事でただ並べただけだったので

美大出身の主人が、

「一番うちのテーブルがひどくなかった?」

「みなさん、すごい素敵だったよね。」


と感心していました。


本当にその通りでした(笑)。




そして、私がラミネートフィルムを逆から入れてしまい
クシャクシャになるハプニングがありましたが
身内のものだったので、なんとかセーフ〜(?)。

参加者のものだったらと思うと
恐ろしすぎます。


その失敗作も
娘が「これもなんだか綺麗だね。」と言ってくれたので
失敗した事でヘソを曲げた息子も
機嫌が直りました。


ありがとう、娘!



このプログラム、
簡単なわりに面白かったので
またどこかでやれたら良いです。


ラミネートフィルムの方はおうちで吊るして
夜とか暗い中、光を当ててみると壁に映って面白いので
やって見てくださいね!



そして、なんと10年くらい前の浅草の個展時に来てくださり
画集をお買い求めの方が
遠方から息子さんと参加してくださいました。

ありがたいです〜(涙)。

素敵な作品を作られていました。


息子さんと私の娘が同い年で、
お互いの流れた月日を感じます・・・。
持って来てくださった画集もとても綺麗に持ってくださっており
感動です。



ちょっと甘えんぼアピールの息子がご迷惑おかけしました。
(前回参加した時、おとなしかったので今回も2回目の参加でしたが
こんなに甘えるなら次回は残念ながらお留守番かな〜。)






そして、掃除タイムがある小学生は
勧んで掃き掃除をしてくれてありがたいです。


岩崎さんもありがとうございます!(左の白髪の男性)


楽しかったです!


みなさま、お疲れ様です。










準備完了

2018年05月25日 | お知らせ(個展・ワークショップ他)



週末のワークショップのために準備してきました。







四谷ひろばへ






落ち着く図工室。







頭の中のアイデアを具現化していきました。



今回は新緑の季節ということで
葉っぱをモチーフに考えました。


本物の使うのも良いですけどね。
今回は切り絵で葉っぱを作って自分で組み合わせます。





福井の「ふ」。


もう一つ影バーションも作っておきました。


なんだか定員オーバー気味で、この図工室がきっといっぱいだな〜。

席動かなくても良いように
準備しておきました。






先週末は何してたかっていうと



またまた娘の「仕舞い」と「謡い」でした。




今回は前回のお稽古の発表会じゃなくて
本当の薪能の前座だったので
人が多くてびっくりしました。


娘が緊張したらどうしようかと思いましたが



大丈夫でした。

多すぎて、人の顔とかきっとわからなくてちょうど良いんだね。







自分の出番がおわったらお弁当が出て
早速いただいてた娘です。
お隣は一緒にお稽古に通う同級生。


狂言はおきまりの「附子」で、


お能は、お稽古していただいている先生がシテで演ずる「土蜘蛛」でした。


息子さんが源役で、
それ以外にも、お稽古をつけている地元の中学生や高校生の方が出ていて感心しました。
素晴らしい〜。


その頃にはすっかり暗くて









本当に宮司さんと巫女さんが松明をくべて
薪能です〜。


わー、素敵〜。



私は20歳くらいの時に新宿御苑で見た
薪能以来です。





途中、娘がずーと
「ねえ、なんて言ってるの〜?」

と聞いてくるのが苦笑でしたが
最後まで娘も楽しく観れて、

土蜘蛛が糸を吐きまくって、

豪快に終わりました。



楽しかった。





翌日は子供達と




こちらを見に行きました。


イランとアフガンの難民問題を取り上げた映画です。

過酷な現実です。


主人公の少年は現地の羊飼いの少年で
とても素敵な目をした子で
本当にアフガン難民なのですが、

この映画の後、

3.11が起こり、

アフガンへの多国籍軍の攻撃が始まり


彼は消息不明になったそうです。



どうか、生きていてほしいと思いました。



その後、ゲストは実際にこの映画の制作にも関わった
映画関係者でイラン人の日本語通訳の方でした。

色々な話が聞けてとても良かったのですが、
図書館の閉館時間が迫り
本借りたガールな娘が飛び出して行ったため、
息子も追っかけ、

私も講演聴くの終了〜。


日本は島国で、
他の国と隣り合っていないので
こうした国境での問題は少ない方ですが、
色々と考えさせられました。

この映画は私が大学卒業くらいに撮られた映画で、
日本があの時代、
イランはこうだったんだと思い知らされます。


静かな映画で、しかも日本語吹き替えでないので
午前中遊んだ息子は爆睡、
姉さんは日本語訳を頑張って目で追っていましたが
わからないことだらけだったみたいです。

でもそういったことも帰ってから
話し合ったりして勉強になるよね〜。



そんな先週末でした。











ツバメ

2018年05月20日 | 日記



我が家にはツバメは来てくださらないのですが


息子が通う保育園には毎年きているのです。


素晴らしい〜!!!



娘も通った保育園ですので、かれこれ長いこと
この時期のツバメの飛来と営巣
巣立ちを見守らせていただいるのですが

なかなか、毎年いろいろなことがありまして
今年も少し変化があったので
ここに記したいと思っています。


人間に見守ってもらうのもあって
人の近くに営巣するらしいのですが、
なかなか賢いですよね〜。



長年見ているので毎年同じツバメが来ているとは思えないですし
巣立った子達が来ているのかもしれないのですが

どういった思考回路になっているのでしょうね〜。



では、ちょっと営巣の様子を振り返って見ましょう。






こちら2012年の様子。

保育園での様子。感動したものです。

ある時、泥がついてるな〜みたいな感じから
一気に巣の形になり、
卵が産まれて、無事に卵が孵りヒナ産まれて〜と
温かく見守っていたのですが・・・。


ある時、子どもが何かを投げて
巣が落ちてしまいました・・・。

ショッキングでしたねー。


何も無くなっていました・・・。





しかし、職員の方がカップラーメンの入れ物で巣を作ってくれたところ




無事にまた餌やり生活が始り
巣立ったのです〜(涙)。

(1匹は落ちた時に天国に行かれましたが・・・)



そして、翌年からは

こちらの前年にこさえたカップラーメン巣に甘んじて

それを活用していらっしゃいました。



2014年の様子。



しかし、この巣に何か不具合があったようで



隣にまたまた人工的なカップラーメン巣。

2年使ったので、不衛生だったのかもしれません。
通気性悪そうだし。
ガムテープに強度も弱くなって来ていて漏れた?とかです。

補強の際に簡易的に隣にも作ったとか。






その後しばらく、カップラーメンの巣はリニューアルをしつつ
付けられていたのですが、

昨年かな?


いよいよ全て取っ払われました。

やっぱり付けっ放しは不衛生だったのでしょうね〜。



そしたら、





今年の様子なんですけど。


右隅がいつも営巣する場所なのですが
左隅のダクトの繋ぐ台みたいな所にちゃっかり巣を作られていらっしゃるのです。


最近エアコンか何か修理をしたから、今年出来たものなのかな?


台になっているので
抜群の安定感です。





賢いですね〜。


数日前に泥が盛りっとなっていて、

「もしや!」


と思ったら、数日で巣の形になって来ました。

毎日せっせとツバメさん通っています。


先日、雨が降っていたので泥がたくさん収穫できるところを見つけたのでしょうね〜。



そういえば保育園のベランダで泥んこやってたから、泥もあるわけです。


保育園はお庭で家庭菜園をしているので
昆虫なども来るし、捕食もできます。


なるほどね〜。


ちょっと子供がやんちゃしてしまうリスクはありますが
常に向かいにある公共の自転車置き場のおじちゃんがいるので
見守りはバッチリ。
ヘビとか猫が来るリスクは無いです。


結構至れり尽くせりで、下にフン用の新聞紙や段ボール敷いてもらえるし
人が住んでなくても
ちゃんと営巣にふさわしい条件があるところを見極めているわけですね。


色々と感心させられます〜。



これからも毎朝ツバメさんの様子を観察するのが楽しみです。