寒暖の差が激しい毎日ですが、
雨が続いたり雪がちらついたりした頃、まんまと風邪をひきました。
いつもなら1~2日くらいおとなしくしてたら治るので、
今回も1日寝てみて次の日から治るであろうという前提で
ウロチョロ出歩いていたら、ちっとも良くならず焦ったので、
しっかり寝込むことにしました。結局1週間かかりました。
今はすっかり良くなりました。
その間、せっかくなので友人から借りていたDVDを見る事にしました。
見たDVDは
「ドラゴン・キングダム」
「HERO(英雄)」
「SPIRIT」
以上の3点です。
お気づきの方もいると思いますが、
すべて「リー・リンチェイ」こと「JET・LI(ジェット・リー)」ものです。
ことのはじまりは「ドラゴン・キングダム」です。
昨年に公開されたのですが、
まさかのジャッキー・チェンとジェット・リーの夢の共演という
マーシャルアーツ好きにはたまらない話題の映画でした。
是非劇場でみたかったのですが、見れず仕舞だったのです。
そしたら何と友人がDVDを購入していた事が発覚。
早速お借りしたら、私がジェット・リーのファンということで
他の2本も貸してくれたのです。
実はジェット・リーのファンと言いながら、
ジェットがハリウッドに進出してリー・リンチェイから改名してからは
全く出演映画を見ていませんでした。
私はご多分に漏れず「少林寺」のリー・リンチェイが好きなので、
ハリウッドで現代劇を演じるジェットの事は受け入れられなかったのです。
しかし、彼はやはり選ばれし者。
違いますね。
特にこの3本の中では「SPIRIT」が、
私の好きなタイプのマーシャルアーツものでした。
中国の時代劇物というか、実在した伝説の格闘家のお話で、
まさにジェットしか演じれない役だと思いました。
2006年に製作されたものですが、ジェット自身の企画で
「これでマーシャルアーツ映画に出るのを最後にする。」と宣言したほどの
意気込みの作品になっています。
ジェット自身、実在した中国の偉大な格闘家を演じる事が多く、
清朝末期に活躍した実在の武術家である黄飛鴻(ウォン・フェイフォン)を演じた
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ(Once Upon a Time in China)』などが有名です。
最後の対戦相手が中村獅童さん演じる「田中安野」という両方名字みたいな、
外国映画にありがちな間違いみたいな名前の日本人が出てくるのには
やや閉口しましたが、コンセプトがしっかりしていたのでよしとします。
次によかったのは「HERO」です。
映像とワダエミさんの衣装が美しかったです。
秦の始皇帝暗殺に伝わる逸話の一つを題材にしていておもしろいです。
最後に「ドラゴン・キングダム」ですね。
うーん。ハリウッドものって感じですねー。ライオンキングの監督が撮ってるし。
ジャッキーが出ると、どうしてもコメディー路線になりますからね。
ジェットのコミカルな孫悟空がみれたのと、
女の子がかわいかったのは良かったです。
2006年にマーシャルアーツ最後宣言したジェットですが、
さすがにジャッキーとの共演ならひきうけるわけですよ。
ジェット自身「娘に見せられる単純に楽しい映画」として出演したようです。
しかし、最近はワイヤーアクションがすごくて、
まったくマーシャルアーツの経験がなくてもそれなりに見えてしまうから驚きです。
私はやはり純粋なマーシャルアーツ作品がすきですね。
やはりこれ。
「少林寺」
私は、幼かったのでテレビのロードショーでみました。
こちらは、友人が入手したカタログ。
これは欲しい!どうです、この体の角度!
私がその時感じた、リー・リンチェイが井森美幸さんに激似の証拠写真。
この頃は、出演者のヒロインももちろんマーシャルアーツができる方達。
当時の私は、中国の女性はみんなカンフーができると思っていました。
ほらね。
そして、出演者はみんな少林寺の達人達。
敵役のチーも鷹爪拳の全中国武術大会チャンピオン。
か、かっこいい!
こちらは、少林寺の和尚さん役のユエももちろん
「かまきり拳」のチャンピオンで本当にコーチだったりする人。
こちらは、鷹拳のフーですが、全中国武術大会で
5年連続総合優勝していたリー・リンチェイが欠場したときの総合優勝者。
うーん。素晴らしい。
手を腕組みしたまま頭で着いてバク転するのとかサイコー!
DVD持ってないけど、出てるなら買いだな買い!(株っぽく)
さらに、少林寺のカタログを貸してくれた友人が
ジャッキーの写真集をみつけたらしく、貸してくれました。
これは、かなりヤバめです。
1982年のものです。
ジャッキーが最もアイドル化していた時代のものと思われます。
私も「酔拳」をはじめ、よく見ていました。
一番印象に残っていたのは「拳精」という作品で、
白塗りの5匹の妖怪がでてくるものです。
この5人は実は「5獣拳」の精霊たちみたいなカルト系な作品です。
この写真集、いろいろなポーズのジャッキーが盛りだくさん
(裸にオーバーオールなど)なのと、今までの出演作品の紹介やら何やら
「ジャッキーの全て」みたいな感じにできています。
そのなかでも衝撃だったのが、「ジャッキー・チェン メモ」というコーナーです。
生年月日から身長体重とありとあらゆる履歴書がかかれているのですが、
身体検査の欄が細かすぎです。
当時の「ロードショー」誌の測定によるらしいのですが、
眉、耳、額の上下、鼻の高さから中指の長さまでという、
かなりコピーロボットを作るかのような細部の測定になっています。
そして、出生秘話として
「母・陳月栄が妊娠12ヶ月(2ヶ月多い)で出産したため
5.7キロもある赤ん坊だった。」とあります。
イッツ ミラクルです。
そして、これ。
「なんでもござれ」もすごい書きっぷりだけど(絶対本人はそんな言い方してないと思う)、
「ほかに狩」っていうのもびっくりしました。スポーツなんだー。
最後にジャッキー・チェン メモのなかにある写真。
多分、一時期ビートたけしさんがよくかぶっていた系の中国のお面とともにポーズ・・・。
* * * *
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