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酔生夢死ってわけでもないけれど、、、日々雑感

加賀料理「赤坂浅田」

2022年09月27日 | グルメ

お天気大荒れの三連休。自宅でいろいろと❝イベント❞がありました。そんな中日、❝お返し❞のカタログギフトで選んだお店に行って来ました。加賀料理の老舗「赤坂浅田」。

(黒塗りが似合いそうな門構え。ちょっと緊張しましたが、仲居さんのフレンドリーなお出迎えでほぐれました。(笑))

コロナ感染防止対策で昼の部だけの営業だったところ、直前に「夜のご予約もできるようになりました。」と連絡があり、どうせなら老舗の雰囲気を味わえる夜に予約変更。

妻と2人だったのでカウンターになるかなと思ったところ、「夕霧」という個室に案内されました。

(ネットより拝借。この広いテーブルに2名仕様でした。)

仲居さんの話によると、一休.comの当店のトップページの写真が「夕霧」で、この朱塗りの鮮やかなテーブルと相俟って人気ナンバーワンの個室だそうです。

(輪島塗のテーブル。かすかな傷どころか、一点の曇りもない、見事なものでした。)

本日の献立です。

(献立表が横長過ぎてフレームに入り切らず、2枚を合成(したので色が切り替わっています)。)

■先付:鱧焼き目

(添えなどは、蛇腹胡瓜、酢取り茗荷、梅衣、大葉。)

■前菜:かぼす釜(占地茸、菊菜、黄菊お浸し)、子持ち鮎昆布巻き煮、小鯛小袖寿司、茄子田楽焼、ゑびす、新銀杏

(右上が「ゑびす」。玉子寒天とのことですが、私は初めて聞く料理名です。「ゑびす」は別名「べろべろ」とも言うそう。富山では「べっこう」と言うとか。正月や祭礼で出されることが多いそうです。)

■御椀:加賀蓮根摺り流し、巻海老、錦秋豆腐、隠元、柚子

(輪島塗の、あまりに見事な椀。本物の持つ迫力を感じました。)

椀の蓋を取ると、摺り流しなので、全貌は見えません。(笑)

(加賀蓮根。ご当地野菜ですね。出汁はどちらかというと味濃い目ですが、上品そのもの。)

■造里:三種盛り

(三種盛りですが、料理長の気まぐれで時折「四種盛り」になるそうです。仲居さん談。)

この刺身皿も何とも素敵ですが、金沢市内の窯「大樋焼」(おおひやき)のものだそうです。夫婦で各地に旅行していますが、実は金沢をゆっくりと巡ったことはありません。今度訪れることがあれば、この窯元にも立ち寄ってみたいと思いました。

お魚は近江町市場から。鯛の昆布締め、ハタ(何ハタかは聞きそびれました)、イカ、甘エビ(甘エビは湯葉の上に乗っています。)。イカはアオリイカだと思いますが、まぁ甘いこと。凝りに凝った切り方が甘味を増幅させているように感じました。

■中皿:玉地蒸し(松茸、百合根、三つ葉、振り柚子)

(玉地蒸しとは、茶碗蒸しみたいなもの。)

この器も素晴らしいです。「九谷焼」ということは分かったのですが、この薄さと軽さは、私の知っている九谷焼とは別次元です。妻とも「この器、すごいね。」と感嘆。

■揚物:口細鰈唐揚げ

(口細鰈の標準名は「マガレイ」。今が旬の日本海の幸。添えは、万願寺唐辛子。)

■煮物:合鴨治部煮

(この椀も目が釘付けになる美しさです。「夕霧」のテーブルを思わせる朱塗り。もちろん輪島塗です。)

「加賀料理と言えば、、、」の治部煮。合鴨、加賀野菜がちょっと甘辛い出汁とベストマッチ。

(この照り。仲居さんによると、ある意味本日の献立のメインのようなものとのことですが、納得の存在感と美味しさ。)

■御食事:加賀手打ち蕎麦

(鮭茶漬けか蕎麦を選べますが、妻も私も迷わず蕎麦。左手前の透明なものがつけ汁で、その名も「汐露」。)

■水菓子:金沢あんみつ、無花果、マスカット

(湯呑みの絵が楽しい。昔風の人がトロンボーンを吹いています。妻の湯呑みはまた違う絵柄。)

あんみつのあんこは能登大納言小豆、白蜜は和三盆、お茶は加賀棒茶。あんみつの寒天、ガラスの器越しに色が付いていることが分かりますが、これは加賀棒茶を寒天に入れたものだとか。甘味も上品そのもの。

以上で終了ですが、夫婦で純日本料理の外食は覚えていないくらい久しぶり。名店でいただく加賀料理のコース、最高でした。

本日いただいたお酒でございます。(笑)

(中央:乾杯のシャンパン、右:ワイン(シャブリ)、左:浅田オリジナル日本酒。)

オリジナル日本酒「純米大吟醸浅田」は、「浅田」の料理に合うように造ったものとのこと。蔵元は、「萬歳楽」(まんざいらく)という銘柄を出している「小堀酒造店」(石川県白山市)。

そして、本日私たちに付いてくれた仲居さんは八女のご出身。「先日中央大茶園に行って来ましたよぉ。」と言ったら、ニッコリしてくれました。お世話になりました。

 

「赤坂浅田」を訪れる前、新宿伊勢丹で、ついに念願のこちら(冬物)を買うことができました。

(震えるほど寒い冬が早く来てほしいものです。(笑))

いい一日でした。

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「ゴールデンライム胡椒」と「プレミアムペッパーソルト」

2022年09月24日 | グルメ

福岡から産地直送で送っていただきました。「株式会社RUSH FARM」が起ち上げたブランド「Rush Mama」の「ゴールデンライム胡椒」と「プレミアムペッパーソルト」のセットです。

(ライムそのものも入っていました。ちょっと見づらいですが、胡椒の瓶の左上が葉付きのライムです。)

ゴールデンライムという品種があるのかどうかは分かりませんが、国産の完熟ライムを使った生胡椒とペッパーソルトです。国産ライムは完熟すると黄色くなるそうなので、このライムもしばらくすると黄色になるのかも。

使い方は、説明の栞が入っていますので、そちらを参照。

(サラダや肉、魚、刺身もOKという感じです。)

プレミアムペッパーソルトの方を自宅に持って帰って来ました。単身住まいではなかなか食べないステーキに使ってみます。

(いただきものの「鍋島」とともに。(笑))

塩の品質の良さ、ライムの鼻に抜ける感じの爽やかさなど、ステーキとの相性抜群、とても美味しいです。次はサラダに使ってみようと思います。胡椒の方はやはり刺身でいただきたいですね。

福岡の逸品、ありがとうございました!

生ライムの方は色づき方をちょっと観察して、ハイボールか焼酎のソーダ割に搾ってみたいと思います。(笑)

こちらは、先日、徳島に帰郷していた職場の方からいただいた「すだち」。

(今が旬!)

「すだち」、「かぼす」、「ゆず」、「ライム」、、、言い間違えそうな柑橘類。特に、前の2つは言い間違えると、徳島と大分の県民を敵に回すことになるので要注意です。(笑)

こちらは焼魚に搾ろうかな。ありがとうございました!

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西九州新幹線開業!

2022年09月23日 | ニュース

九州勤務時代にたいへんお世話になった九州新幹線。博多駅~鹿児島中央駅を1時間半(正確にはもうちょっと(笑))で結ぶ便利さは効果絶大。

そして、待ちに待った西九州新幹線が本日開業です!

(ネットより拝借。)

ただ、佐賀県の反対により、部分開業で、武雄温泉駅~長崎駅。よって、博多から長崎までは、武雄温泉駅で乗り換えが必要です。それでも、在来特急の「かもめ」と新幹線の「かもめ」でリレーして、博多駅~長崎駅を最速1時間20分で結ぶのはとっても便利になります。機会があれば乗ってみたいものです。

ところで、この新幹線車両、運搬は海上輸送だったそうです。

西海橋をくぐって行く西九州新幹線「かもめ」の車両。何だがプラレールみたい。ネットより動画をスクショで拝借。)

西海橋をくぐり大村湾に入って、川棚港で陸揚げされたそうです。

(ここからは車両基地まで陸路輸送ですね。ネットより動画をスクショで拝借。)

2022年9月23日、西九州新幹線開業。きっと想像もしていなかったドラマが待っているような気がします。開業、おめでとうごさいます!

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「SALON DE AMBRE 奈良漬×クリームチーズ」×「サンタ・テレーザ・フラスカーティ・スペリオーレ・セッコ」

2022年09月20日 | グルメ

九州勤務時代にたいへんお世話になった御三方からグルメな逸品をいただきました。その名も「SALON DE AMBRE 奈良漬×クリームチーズ」。

(オシャレな箱に入って登場。取ってしまいましたが、赤いリボン風の止めゴムが素敵なアクセントになっていました。)

箱を開けると、またまたオシャレな感じで、2個入り。

(曲げわっぱ風の入れ物に貼られたラベルが2個で連続した模様になっていて、どこまでオシャレです。(笑))

この逸品は、福岡の味にこだわった奈良漬「琥珀神」(こはくかんさ)を作る「奈良漬さろん安部」という老舗が、ソムリエとコラボ(共同開発)して作ったものだそうです。

(「奈良漬さろん安部」のサイトより拝借。)

ちょうど三連休前にクール宅急便で届きましたので、連休中にじっくり楽しませていただこうということで、さっそくデパ地下にワインを選びに行きました。ワインのことは全く分からないので、ワインショップの店員さんに、「知人から細かく刻んだ奈良漬とクリームチーズを合わせたものをもらったのですが、おススメのワインは?」と、どストレートに訊いてみました。(笑)

最初は赤ワインかなと思っていたのですが、白ワイン、そして、この一本を薦めていただきました。イタリアの「フォンタナ・カンディダ社」の2020年の白。

(イタリアのラツィオ州が生産地。)

「サンタ・テレーザ・フラスカーティ・スペリオーレ・セッコ」という名前です。

(ワイン通ならこのラベルを見ただけでいろいろな情報を読み取るのでしょうけど、、、。)

店員さんによると、いろいろなアワードで受賞している名品とのことですが、お手頃価格1650円。阪急友の会のカードでサクッと購入。(笑)

ネットで調べてみると、「サンタ・テレーザ」が付かない、ただの「フラスカーティ・スペリオーレ・セッコ」という銘柄もあるようです。「サンタ・テレーザ」とは、フォンタナ・カンディダ社が持つ、南向き斜面にある最高の畑の名前で、そこで獲れたブドウだけを使っているのが「サンタ・テレーザ・フラスカーティ・スペリオーレ・セッコ」ということ。へぇ~。

その日の夜、さっそくいただきました。

(❝曲げわっぱ❞の蓋を取ると、やっぱりオシャレでした。(笑))

クラッカーを買ってくるのを忘れましたので、食パンを強めにトーストして、クラッカー風に切って代用。

(単身赴任者には似つかわしくないオシャレな晩餐です。)

「奈良漬×クリームチーズ」を開けると、色合いはこんな感じで、奈良漬の色が付いていることが分かります。

(想像していた色よりも不思議な色合いでした。)

これは美味しい! 奈良漬とクリームチーズってどんな感じだろうと思いましたが、相性抜群ですね。阪急のデパ地下のワインショップの店員さんに薦めていただいたワインもフレッシュで、期待をはるかに超える美味しさ。マリアージュ、バッチリです。思った以上にお酒が進みました。(笑)

世の中、まだまだ知らない美味しいものがありますねぇ。グルメな逸品、ありがとうございました!

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「CHEZ Tani」(シェ・タニ)との再会

2022年09月19日 | スイーツ

「界 阿蘇」一泊旅行から日常に戻って数日後、全くの偶然ですが、大阪で「シェ・タニ」と再会することになりました。それは、職場でいただいた素敵なプレゼントです。

(見覚えのあるロゴが、、、。)

リボンを見ると、「Chez Tani」とあります。何と、「シェ・タニ」の品です。本当に驚きました。

(何という偶然でしょうか。)

しかも、細長い方の箱は、「界 阿蘇」の部屋にあったお茶請けで、美味しかったので「シェ・タニ」で買おうと思って見付けられなかった「一の了」。

(現地での妻との会話を聞いていたかのような、こちらもびっくりの再会です。次に帰郷する時に妻におすそ分けさせていただきます。)

そして、リボンのかかった方の箱は、包装を解いてこれまた驚きました。「シェ・タニ」の名物のバウムクーヘンです。

(このパッケージ、「シェ・タニ」の瀬の本高原店で見た、木の模様の素敵な箱。まさにバウムクーヘンです。)

開けてみると、「山樵」(やましょう)と「肥後木守菓 樵」(ひごのきまもりか きこり)のセットです。

(美味しそう。「樵」2本と「山樵」1本のセットです。「シェ・タニ」の名物を堪能できます!)

そうなんです、「界 阿蘇」のお隣の「シェ・タニ」の店内の一番いい場所に陳列されていた、当店自信作のバウムクーヘンの2つ。

(黄色点線の所に「山樵」が陣取っています。)

より一層美味しくいただくために、サイトで商品の説明を見てみました。

◎「肥後木守菓 樵」:幾つもの層を薄く丁寧に焼き上げて作られたバウムクーヘンです。ひとつひとつ手作業で、生地を一層ずつ「やわらかな焼き加減」で巻いていきます。この丁寧な仕事によって、柔らかくしっとりとした食感のバウムクーヘンができあがります。

◎「山樵」:その生地は、普通のバウムクーヘンよりも2倍の時間をかけてたっぷり黒糖(沖縄産)を練り込み、焼きは、低温でじっくりと。焼き上がった後は余熱を十分とって丁寧にシュガーコーティング。外はサクッ、中はふっくらとした楽しい新食感、そして、厳選された一級品の素材で作られた美味しさは感動ものです。

さっそく「樵」の方からいただいています。

(和風の皿に盛ってしまいました。(笑) こちらも妻におすそ分けしないと恨まれそうな美味しさです。)

「シェ・タニ」とのまさかの再会。先日、「生チーズ饅頭 一五九二」(「一五九二」は「ヒゴクニ」=肥後国)をいただいた、「この人が選ぶスイーツは間違いない。」と評判の同僚の男性が選んでくれたようです。みなさん、ありがとうございます!

 

そして、いつもお世話になっているドリンクのお店からも粋な計らいが。

(ほぼ毎回注文する「炭コーヒー」のコップにメッセージ。)

そして、こちらのお店のロゴ入りの、外出先で重宝しそうな「stojo」の「Collapsible Cup」(折りたたみコップ)を、これまた同僚の方々からプレゼントしていただきました。

(「goodbye disposable cups」と書かれていますが、こちらのお店のプラカップが妙にしっかりした使い捨てなのがいつも気になっています。(笑))

次からはこれに「炭コーヒー」を淹れてもらうといいのかもしれません。(笑)

 

とある日のお昼休みのサプライズ、びっくりしました。心のこもったプレゼント、ありがとうございました!

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あおさ醤油の卵かけご飯 / キンパいろいろ

2022年09月19日 | 食・レシピ

界 阿蘇」の朝食で食べた、あおさ醬油と温泉玉子を使った卵かけご飯。その美味しさにハマってしまって、帰宅後すぐにあおさ醬油をネットで注文。

(熊本県産あるいは大分県産が良かったのですが見当たらず、伊勢志摩産ということで。(笑))

温泉玉子を作る力量はありませんので(笑)、普通の卵かけご飯でやってみました。「界 阿蘇」で教えてもらった通り、炊き立てのご飯に直接あおさ醬油を回しかけて、卵をオン。

(この後、白身も投入しました。)

これはうまいですね。❝旅先割り増し❞の美味しさを差し引いても家でやるTKGとしてはワンランクアップしています。いい発見でした。

 

続いては、キンパネタ。自宅で成城石井の「七種具材のキンパ」を食べて以来、大阪でも売っていないか、時々見ていましたが、成城石井の梅田店(阪急電車の2階コンコース前)で見付けた「キンパ風巻き寿司」。

(「キンパ風巻き寿司」を作るなら、いっそのこと「七種具材のキンパ」を作ってくれよって感じですが。(笑))

美味しいですが、やはり❝キンパ風❞なので、「七種具材のキンパ」には遠く及ばないですね。(でも、お手頃価格なので時々買ってしまいそうですが。(笑))

もう一つは、阪急百貨店のデパ地下の中華総菜店「妻家房」で見付けた「キンパ&プルコギキンパ」のセットもの。

(奥に写っているのは、「3種のチヂミ」。)

彩り良しで味に期待しましたが、美味しいのは確かですが、もう少しパンチが欲しいですね。こちらは成城石井の「七種具材のキンパ」とほぼ同じ値段ですので、並んでいれば成城石井の方を選びます。

 

卵かけご飯とキンパ、、、我ながら、何だか単身赴任の食生活の悲哀を感じるあれこれでした。(笑)

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「界 阿蘇」一泊旅行③[完]〔復路道中編(「CHEZ Tani」など)〕

2022年09月18日 | 旅行記

「界 阿蘇」を12時にチェックアウト。帰路のメインは、「界 阿蘇」と道路を挟んで❝お隣❞の洋菓子専門店「CHEZ Tani」(シェ・タニ)でお茶をすること。

(この道路を挟んだお隣です。)

周囲の景色とベストマッチのかわいい建物が「シェ・タニ」です。

(手入れの行き届いた芝生、総レンガ造りの建物、テラコッタの床など、絵本の世界のような雰囲気でとても素敵です。)

ケーキバイキング(2400円)も人気らしいですが、私たちには重いので、ケーキ2個と飲み物のケーキセット(1300円)。

(「バイキングはグループで統一のご注文になります」と書かれています。なるほどそりゃそうか。)

店内に入ると、まずは広いショップがあって、その奥がカフェスペース。ショップには「シェ・タニ」の名物のバウムクーヘンだけでなく、ロールケーキ、焼き菓子など、結構な種類のお菓子があります。

(写真左のテーブルには「シェ・タニ」のフラッグ商品、バウムクーヘンの「山樵」(やましょう)がパネルの下に積まれています。)

「界 阿蘇」の方だけでなく、黒川温泉の「月洸樹」の方からも「シェ・タニ」のことを紹介されるほどの人気店。10分程待ちましたが、ショップでお土産を見ている間に名前を呼ばれました。「店内席が満席のためテラス席でよろしいでしょうか?」ということで、テラス席へ。

(テラス席から❝山側❞を見ると、かわいいサンテラスがあります。ただここはエアコンがないとのことで、オープンスペースのテラス席にしてもらいました。)

そして、テラス席の特典であり、「シェ・タニ」のもうひとつの名物が、この眺望!

(由布院のピッツァハウス「櫟の丘」のテラス席からの眺望を思い出します。)

ケーキはお皿を持って店内の陳列ケースで選ぶスタイル。(ドリンクもサーバーから自分で。)ケーキ2個が多い場合は、1個にして、残りはお土産で焼き菓子に替えることもできる、親切システム。

(私が選んだラズベリーのケーキ。なかなかの大きさです。)

妻も私もケーキは1個にして、お土産パターンにしました。妻はミニアップルパイ、私はドーナツ2個です。

(このかわいい紙袋に入れてくれます。)

私が選んだドーナツ2個、ナッツ&チョコと抹茶のドーナツ。

(週明けの在宅勤務の昼食替わりにいただきましたが、とても美味しかったです。)

「シェ・タニ」、メルヘンな雰囲気良し、ケーキ良し、景色良しの、スイーツ好きの枠を超えた名店ではないでしょうか。温泉旅行で阿蘇方面に来る時は瀬の本エリアを通ることが多いので、これからも訪れる機会があるかと思います。いつかは、「界 阿蘇」の方もまだ食べたことがないというレアで超人気のモンブラン(ロールケーキタイプ?)を食べてみたいものです。(栗だから秋がシーズンかな。)

ちなみに、「界 阿蘇」の部屋のお茶請けは「シェ・タニ」の「一の了」というお菓子。とても美味しかったので、妻がお土産で買おうと思ったところ、たまたまなかったようです。

(「一の了」。この数日後、このお菓子に再び会うことになろうとは、この時には想像もしていませんでした。)

妻がショップでお土産を購入している間、車で待ちます。

(今回当たったレンタカーはダイハツの「ROCKY」。真っ赤な車は初めてかも。お世話になりました。)

さて、これで今回の旅のメインは終わったことになりますが、博多までの帰路、せっかくなのでどこかに寄って行こうということで、20年以上昔に訪れたことがある「秋月」へ。

(「筑前の小京都」秋月。20数年ぶりの訪問です。)

秋月のベストシーズンは、桜と紅葉の季節。桜が満開の「杉の馬場」、紅葉に彩られる「黒門」は全国区の景色ではないでしょうか。その「杉の馬場」通りを散策します。

(ベストシーズンから外れているとは言え、あまりの人の少なさにちょっと驚きます。)

今日は夏のような暑さ。「界 阿蘇」や「シェ・タニ」は標高が高かったのかそこそこ涼しかったのですが、秋月は暑い。涼み目当て半分、秋月の勉強半分で、歩き出してすぐの「秋月博物館」に飛び込みました。

(幟が裏返っていますが、「秋月藩医 緒方春朔」の特別展をやっています。)

入館料330円を払って入館。まずはビデオで秋月城下町の歴史を勉強します。

(涼みながらビデオ観賞中。お客さんは私たちだけ。)

館内は小ぢんまりしていますが、特別展は更に小ぢんまり。平成初期に作られたのではないかと思われる約20分の「緒方春朔」の偉業を紹介するビデオを観ましたが、なかなか勉強になりました。緒方春朔は、天然痘の予防のため、予防接種「人痘種痘法」を日本で初めて成功させ全国に広めた人。時に寛政2年(1790)のことで、ジェンナーが牛痘種痘法を成功させる6年前のこと。秋月は予防接種発祥の地なのですね。

この秋月博物館、敷地がとても整備されています。

(ここは無料で入ることができるゾーンです。秋の紅葉シーズンはここでのんびりするのもいいですね。)

またここは「秋月藩校 稽古館跡地」のようです。

(往時を想像させるものは何もありませんが、緒方春朔の偉業を産んだ地ですから、学問や人材の育成も盛んだったのだと思います。)

時刻は15時半頃。まだまだ暑いですが、散策継続です。秋月城の大手門に続く坂道「瓦坂」。

(お城の正門への登城口になります。瓦坂の名の由来は、土砂の流出を防ぐため、瓦を縦に並べて敷き詰めたことから。)

続いて「長屋門」。

(秋月城の裏御門だったそうです。大手門に続く瓦坂よりも立派です。当時の秋月城はどんな姿だったのでしょう。)

そして、杉の馬場の一番❝奥❞に当たる所に「黒門」があります。

(んっ? 何だか養生されている、、、。)

この黒門を見たかったのですが、何と改修中のようです。ここは「垂裕神社」(すいようじんじゃ)の参道の入口でもあります。

(神社境内までは長い石段が続きますので、この暑さですし、登るのはやめておきました。)

養生中とはいえ、くぐることはできるようですので、一応、黒門をくぐっておきました。

(やはりこれでは黒門の魅力も分かりませんね。今年の紅葉シーズンに向けてメンテナンスしているのでしょうかね。)

黒門は元は大手門だったのですが、明治13年(1880)に移築されたそうです。久々に秋月に来ましたが、秋月散策は桜or紅葉のシーズンがいいですね。(笑)

秋月はシーズンオフか、、、と思ったら、実は秋月名物の「葛」は今が葛粉の原材料となる花の収穫時期だそうです。ということで、葛きり・葛餅をいただこうと、「黒門茶屋」に入りました。

(お土産物屋さん兼食事処。食事なら名物「川茸」という高級淡水海苔を使った料理が有名だとか。)

メニューはこんな感じです。

(妻は葛きり、私は葛餅、それぞれドリンクセットにしました。妻はなぜかドリンクにラムネをチョイス。(笑))

待っている間に店内を見まわしていると、この立派な木のテーブルは由来があるようです。

(大木の輪切りということは分かりますが。(笑))

柱にこんな注書きが貼られています。

(「当茶屋のテーブル 秋月黒田家二代藩主長重公 御手植の松」、、、立派な由来のテーブルですが、結構酷使されている感じでした。(笑))

見た目にも涼やかな葛が来ました。

(上が葛きり、手前が葛餅。妻とシェアしましたが、より涼感を味わえるのは葛きりですね。美味しかったぁ。)

秋月で葛の老舗と言えば「廣久葛本舗」(ひろきゅうくずほんぽ)。創業文政2年(1819)、本葛をつくり続けて190有余年、現在十代目 髙木久助さんが一子相伝の伝統的製法で営んでおられるとのこと。「黒門茶屋」の葛が「廣久葛本舗」の葛でありますように。(笑)

(「廣久葛本舗」のサイトより拝借。これが葛の花。この花から真っ白な葛粉が精製されるそうです。)

黒門茶屋を出て、車でちょっと移動。秋月の最後は「秋月の眼鏡橋」。

(背景の山、流れる清流と石橋。美しい景色です。駐車場がないので、道路脇に一時停車しての見物でした。)

「秋月の眼鏡橋」は、苦しい財政状況の中ようやく架橋した橋が竣工前に落橋し再工事となるなどの苦難の末、文化7年(1810)に完成。御影石のオランダ風アーチ橋で、両側が階段式になった全国唯一の石橋。

 

さて、これで立ち寄りスポットも終了。博多に戻ります。レンタカーを返して博多駅で夕食へ。ややこしいことは考えず「くうてん」へ。(笑)

今回の旅ではノータッチだった中華料理ということで、「華都飯店」。

(九州勤務時代にも来たことがあります。安定の美味しさです。)

メニューもややこしいことを考えず、コースを。(笑)

(「華都家常菜コース」を。美味しかったぁ。生ビールとハイボールが進みました。(笑))

中華料理を食べながら今回の旅の振り返りで楽しく過ごしました。博多、九州は私たち夫婦にとっては、「遠くに来た」という感覚ではなく、とても落ち着くマイホームのような感覚。いつものように、博多駅で、妻は東京へ、私は大阪へと❝解散❞しましたが、帰りの道中も通勤くらいの感覚です。

今回の旅も楽しかったです!

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「界 阿蘇」一泊旅行②〔「界 阿蘇」編〕

2022年09月17日 | 旅行記

「界 阿蘇」の入口は、「ぐるっとくじゅう周遊道路(国道442号)」から県道11号に入ると突然現れます。

(これを見逃すと通り過ぎてしまいます。)

「界 阿蘇」はエリアで言うと「瀬の本」という所にありますが、いつも黒川温泉に行く時に通るので、てっきり熊本県だと思っていたら、住所は「大分県玖珠郡九重町湯坪」。瀬の本エリアは県境で両県にまたがっているということを知りました。

一見山に入って行くのかと思うアプローチですが、すぐにフロント棟があります。駐車場に車を停めて、ロビーのソファでチェックイン。

(右側はレストラン、正面には(晴れた日には)阿蘇五岳を展望できるテラスデッキ。)

チェックインを済ませて徒歩で今回の離れへ。(希望すればカートで移動可能。)(約8000坪の敷地に離れが12棟。全棟客室露天風呂付き。)

部屋の作りは結構シンプル。玄関を入るとセンターにリビング。

(置かれている物はなるべく地元の産品を使うというコンセプト。例えば、ソファのクッションは草木染、木材は地元産、下駄は日田杉などなど。)

リビングでテラスに向かって立つと、右に洗面所・内風呂、左に寝室です。

(厳密には寝室ではなく、写真の通りリビングと続いています。)

テラスは、リビング、寝室、洗面所・内風呂、全ての部屋に面しています。

(木材は自然に溶け込む優しい黒色系で統一されています。)

テラスから内風呂・洗面所を見たところ。

(内風呂は温泉ではありませんが、ジェットバスになっています。)

そして、こちらがテラスから一段下がった所にある部屋付き露天風呂。

(テラスから森に張り出しているような感じで、なかなかいい雰囲気です。)

露天風呂は「阿蘇新温泉」という源泉名を持つ温泉。

(泉質はお肌に優しい感じ。黒川温泉の「月洸樹」の温泉もさらっとしていますが、それ以上にさらっとしています。)

歯ブラシセットなどのアメニティは風呂敷に包まれています。

(もちろんお持ち帰りできます。)

化粧水などは「星野リゾート」のオリジナル。ボトルに「界」とプリントされていますので、ブランドランクでシリーズが違うのでしょうね。

(内風呂のシャンプー、リンスを使いましたが、なかなか良かったです。)

冷蔵庫は、残念ながらオールインクルーシブではなく有料。

(宿泊料金のレベルからすると、ここはオールインクルーシブにしてもらいたいものです。(笑) ちなみに、蛇口から出る水は全て地下水で飲用可。とても美味しい水でした。)

これまで星野リゾートには手を出していませんでしたが、4月に「星のや富士」でデビューしてから、ここ「界 阿蘇」で2軒目。

(「星のや富士」にも置いてあった「107年星野リゾート」。現在は1年進んで「108年」でございます。)

オペレーションに何となく共通点を感じます。「星のや富士」でも滞在中の予約アクティビティや食事など各種時刻を所定のメモに書いてくれましたが、こちらでも同じ感じ。(もっとも、3つの時刻だけですが。)

(部屋に案内され諸々説明していただきました、夕食までの間に2つほど❝アクティビティ❞を体験します。)

「星野リゾート」の特徴かもしれませんが、公式サイトでは宿泊施設に関する情報量をあえて絞っている印象です。(部屋の見取り図、離れの点在場所、食事の詳細などは分からない。)それに対して際立つのが、❝アクティビティ❞の案内。ここから感じるのは、滞在中部屋にこもってのんびりというよりも、積極的にアクティビティに参加する「コト消費」を促す過ごし方がコンセプトのようです。

星のや富士」のアクティビティは有料(しかも結構なお値段)でしたが、「界 阿蘇」では無料のお手軽アクティビティもあります。私たちは、到着後に申し込んだ、①利き水体験、②ご当地楽「マイカルデラづくり」を体験します。

ということで、まずは、利き水体験のためフロント棟へ。

(小ぢんまりしています。右の高い方がフロントロビー、左の低い方がレストラン。)

時間に余裕があったので、ちょっとテラスに出てみます。

(レストランのテーブル席が窓際にずらりと並んでいます。夕刻から曇り始めて阿蘇五岳は見えず。)

利き水体験(無料)は、3つの天然水と飲み物を組み合わせて、水の味の飲み比べをするという趣向。

(右:3種類の天然水、左:合わせる飲み物。)

水は、超硬水の「長湯温泉水」、軟水の「白川水源の水」、「日田天領水」の3種類。

合わせる飲み物は、アルコールが焼酎「鳥飼」、ウイスキー「マッカラン」、ノンアルはシロップで「梅」と「マコモ」。係の方のアドバイスを聞いて、妻は「梅」×「長湯温泉水」、私は「マコモ」×「白川水源の水」にしました。

(奥が私の「マコモ」。マコモはイネ科の植物で、シロップの味はリンゴに近かったかな。妻の長湯温泉水をストレートで飲んでみましたが、超硬水、「ぐえっ~」でした。(笑))

利き水体験(利き水になったかどうかは疑問ですが(笑))を終えて一旦離れに戻りました。温泉に浸かってゆっくりします。

18時半前。次は、「界」ブランド共通のアクティビティ「ご当地楽」体験です。「ご当地楽」の会場はフロント棟1階。

(再びフロント棟へ。ちょうど日没でした。)

「ご当地楽」は、各地の「界」でご当地の自然や文化・伝統を学ぶオリジナルのアクティビティで、ここ「界 阿蘇」では、カルデラの成り立ちを勉強します。

(ここはその名も「カルデラBAR」。牛さんのフィギュアがかわいいけど、模様からすると、あか牛ではないですね。(笑))

無料体験ですが、ドリンク1杯とあか牛のビーフジャーキーをいただけます。まずは、この阿蘇のカルデラのミニジオラマで、「界阿蘇はどのあたりにあるでしょう?」という係の人の質問から始まります。

(このあか牛のビーフジャーキーがしっとり❝半生❞でめっちゃ美味しかった。妻はお土産に大量購入していました。)

「界 阿蘇」はカルデラの外、ミニジオラマの右上あたりです。私は大体正解でしたが、お隣のもう一組のご夫婦は阿蘇五岳を指差していましたね。係の人曰く、「結構みなさん、阿蘇五岳を指差されます。」とのこと。

次にカルデラの成り立ちをモニターに映されるパワポのプレゼンでお勉強。そんなこんなで終わりかと思ったら、B4サイズくらいはある深めの、小麦粉が大量に入った木箱が登場。そう言えばこの「ご当地楽」のアクティビティ名は「マイカルデラづくり」。これからカルデラを人工的に作ってみるようです。

(妻撮影の動画のスクショ。マイカルデラづくり、これがなかなか面白い。(笑))

溶岩の塊に見立てた風船に慎重に竹串を刺して(爆発させずにソフトに)空気を抜くと、ゆっくりと陥没が始まり、まるで今の阿蘇のカルデラのような形状ができます。

(大成功したところ。お隣のご夫婦は思い切りのいい奥様が竹串を勢いよく突き刺して❝大爆発❞させていました。(笑))

係の人にも大成功を褒められて、ドヤ顔にならないように気を付けるのがたいへんでした。(笑)

ちなみに、カルデラという言葉はスペイン語で釜・鍋という意味だそうです。更に情報としては、「阿蘇のカルデラは世界一」と思っていましたが、その面積、現在世界第2位とのこと。第1位はインドネシアのトバカルデラ(カルデラ湖ですが)。へぇ~。

最後に御朱印帳ならぬ「お湯印帳」をもらって終了。

(えらい薄いですが、全国の「界」のスタンプを押せるようになっています。)

「界 阿蘇」のスタンプは押してありました。

(もう片方のページには、温泉の印象や食事の感想など、旅の思い出を記録できるようになっています。)

ご当地楽「マイカルデラづくり」は約30分。面白かったです。もし「界 阿蘇」に行くことがあればおススメです。

夕食時刻は19時半。少し時間がありますので、またまた一旦離れに戻ります。今度は内風呂に湯を入れてジェットバスを使ってみました。

(気持ちいい~。)

さて、夕食です。先程のレストランの窓際の席に案内されました。が、外は真っ暗で景色云々ではありませんでした。(笑)

夕食の献立表。

(どちらかえ言えば和食系です。食材等は地元(熊本&大分)の物がほとんど。)

■先付け:山うに豆腐のムース、甘いトマトと共に

(山うに豆腐は秘伝の味噌に漬けた豆腐。かかっている透明なものは天草のオリーブオイル。そして、確かにトマトが甘い!)

■煮物椀:吹き寄せ玉子

(紅葉麩。もう秋ですね。吹き寄せ玉子の中にはカニが入っているような旨味を感じました。)

■宝楽盛り:八寸(鶏と柚子の松風、秋刀魚と茸の有馬煮、蟹と青菜のお浸し、渋皮栗の白和え、銀杏、穴子小袖寿司、丸十おかき揚げ)、お造り、酢の物

(お皿は火山灰で焼いた器だそうです。お造りはセンターに馬刺し。)

ここでビールからワインにチェンジ。熊本産の赤ワインにしてみました。

(ワインは正直イマイチ。「界 阿蘇」、飲み物のラインアップが弱点かなぁ。)

■揚げ物:管牛蒡の海老真薯鋳込み、鮭の袱紗包み、野菜天婦羅

(「管牛蒡の海老真薯鋳込み」とは、牛蒡の芯を抜き、そこに海老真丈を鋳込んだ(流し込んだ)もの。これも袱紗包みもとても美味しかったです。)

■蓋物:宝蓮根餅、ずわい蟹、べっこう餡

(ほっこり美味しい。今シーズン初めての蟹かも。)

■焼き物:陶板トマトすき焼き

(トマトとすき焼き、初めての経験でしたが、これは合いますね。家でもやってみてもいいかも。)

この陶板トマトすき焼きですが、まずは南部鉄器の蓋付きで出て来て圧力鍋風に加熱、蓋を取ったところが上の写真。食べ方は、溶き玉子の代わりに温泉玉子をつけていただきます。

(南部鉄器がスキレットのイメージを被って、ちょっと「星のや富士」のグランピングを思い出して楽しかったです。)

■食事:干し菊芋と山椒の土鍋ごはん

(独創的で魅力的な土鍋はオリジナル。阿蘇の草原をイメージして地元の陶芸家に焼いてもらったそうです。)

干し菊芋は初めてですが、「菊芋チップス」みたいなお菓子もあるようなので、熊本の名産品ですね。

(左は土鍋の蓋を開けた、炊き上がりの図。揚げは南関あげ。熊本と大分のボーダレス。(笑))

■甘味:界 阿蘇特製(ヨーグルトのムース、トマトジュレ添え)

(甘味はロビーのソファに移動して。ヨーグルトのムースにトマトケチャップ寄りのトマトジュレが合う!)

仕込んだわけではないのですが、「界 阿蘇」からのささやかなお祝いでした。嬉しいですね。「記念に御写真を撮りましょう。」ということでパシャ。甘味を食べ終える頃にアルバムにしてプレゼントしていただきました。

(ありがとうございます!)

食事を終えてフロント棟を出ると、嬉しいことに中秋の名月が空に輝いていました。

(きれいでした。)

帰り道はライトアップされています。秋の虫の鳴き声だけが響く夜の「界 阿蘇」です。

(なかなか幻想的。日中の暑さは鎮まり秋を感じる涼しさでした。)

テラスの外にはファイヤープレイスがあり、日付が替わる12時まで燃え続けます。

(妻は「演出でしょ。」と言いますが、私は勝手に「獣除けじゃないの。」と思っています。そのくらい自然な雑木林です。)

私は今日は4時半起きだったので、露天風呂に1回浸かって撃沈、爆睡となりました。(よって、ファイヤープレイスが12時に消えるというのは妻情報です。)

翌朝。いつものように目覚めの温泉です。

(最高です。鳥のさえずりと朝の涼しさ。自ずと温泉に浸かる時間も長くなります。)

朝食は一番早い7時半にしました。フロント棟ロビーでは地元定番の飲み物(トマトジュース、牛乳)が提供されています。

(「阿蘇ものがたり」と言えば、牧ノ戸峠のレストハウスで買ったトマトケチャップのブランドですね。)

レストラン、朝こそ窓際が良かったのですが、お座敷席に案内されました。

(お座敷席は個室なのでゆっくりできるのはいいところです。)

朝食の献立表。

「お目覚めのジュース」は私はオレンジジュースを。

(確か、カボスとミカンのミックスだったかな。ここは大分県ですから。(笑))

朝食は野菜中心で私たちの年齢にはありがたい内容です。そして、私の大好きな「一文字ぐるぐる」があります!

(左から、昆布梅、一文字ぐるぐる、牛時雨山椒煮、野沢菜昆布、小松菜と揚げのお浸し。2人でシェアする小鉢類です。)

それぞれには、さわらの西京焼きと小鉢が置かれます。

(黄色模様の小鉢の袱紗焼きにはケチャップ。何か美味しいと思ったら、スパニッシュオムレツ的に成立しているのですね。)

そして、私がハマったのがこちら、熊本県産のあおさを使ったあおさ醬油。

(この小さな醤油さしに入っています。)

炊き立てのごはんにあおさ醤油をややたっぷり目に回しかけ、その上に温泉玉子をトッピング。温泉玉子の卵かけご飯の出来上がり。

(奥の味噌汁には大きな南関あげが浮かんでます。)

この卵かけご飯が絶品! あおさ醬油の海苔の香りが素晴らしく、一発でハマりました。香りを楽しむコツは、あおさ醬油をご飯に直接かけること(と教えてもらいました)。(あまりの美味しさに、帰宅後「あおさ醬油」をネットで買ってしまいました。(笑))

適量にして大満足の朝食でした。食事後は、朝の景色を見ようとテラスへ。

(朝のテラスは人気でございます。席は空いていませんでした。)

座ると見えませんが、テラスに立っていると遠くに阿蘇五岳がはっきりと見えました。欲を言えばもっとクリアに視線が抜けるとよりいいのですが、なかなかの絶景です。

チェックアウトは12時。部屋に戻って何度も温泉に浸かってくつろぎます。

(朝の優しい日差しが露天風呂に差し込みます。)

7時半朝食、12時チェックアウトだとかなりゆっくりできます。「界 阿蘇」、「月洸樹」とはまた違った良さがあり、人気があるのもうなずけます。価格帯が若干違うので単純に比較はできませんが、私たちがなぜか落ち着くのはやはり「月洸樹」に分がある気がします。

このあたりのエリア、まだまだ魅力的な温泉宿がありますので、「月洸樹」を常宿にしつつも、他にもいろいろと調べて泊まってみようと思います。

、、、「界 阿蘇」一泊旅行③[完]〔復路道中編(「CHEZ Tani」など)〕に続く。

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「界 阿蘇」一泊旅行①〔往路道中編(「富松うなぎ屋」など)〕

2022年09月16日 | 旅行記

台風と台風の合間の晴天の週末、博多の歯医者へ。今回はインプラントの定期メンテナンスではなく前々から気になっていた箇所の治療。博多に来るのは5月以来ですが、歯医者のある筑紫口側が、何と、きれいに整備されていました。びっくり。

(きれいになった博多駅筑紫口側。新大阪駅朝6時発のみずほで博多駅に到着。8時半です。)

毎度恒例(博多の歯医者=九州温泉旅行(笑))ですが、今回も妻と待ち合わせて温泉一泊旅行です。前回5月は黒川温泉の「月洸樹」に行きましたが、今回は、その時に月洸樹の方に教えてもらった「界 阿蘇」と「CHEZ Tani(シェ・タニ)」が旅のメインです。

旅の思い出は3編構成でアップしようかと思います。

 「界 阿蘇」一泊旅行①〔往路道中編(「富松うなぎ屋」など)〕
 「界 阿蘇」一泊旅行②〔「界 阿蘇」編〕
 「界 阿蘇」一泊旅行③[完]〔復路道中編(「CHEZ Tani」など)〕

気軽に考えていた歯医者はまさかの麻酔注射をする治療でしたが(笑)、無事に終わり、レンタカーをピックアップして、前入りしている妻と合流。まずは昼食ですが、以前連れて行ってもらった久留米の「富松うなぎ屋 黒田本店」にしました。(もう5年も前かぁ、、、。)

(11時半到着。既に第1駐車場は満車でしたが、第2・第3はまだまだ空いていました。)

「富松うなぎ屋」は行列のできる人気店。5年前にはなかった自動整理券システムになっていました。(笑)

(背を向けているおばさまが整理券番号を大声で叫びます。結構なテンポで回転しますので、10分も待たなかったかも。)

値上がりかうなぎの量が減っているか、ちょっと気になるところですが、メニューを見ると値段は変わっていないような。

(名物はメニュー表紙にもなっている「せいろ蒸し」。)

私は5年前も食べた「せいろ蒸し(特上)」を、妻は「うなぎ定食(特上)」にしました。

(上がせいろ蒸し、下がうなぎ定食の蒲焼。)

値段据え置き、うなぎもせいろ蒸しにちゃんと2段入っていました。(2段目がちょっと少なくなったかも。(笑))妻も大満足の「富松うなぎ屋」でした。ごちそうさまでした。

九州は❝うなぎ大陸❞。ご当地ご当地で個性を感じる美味しいうなぎ料理が楽しめます。各地で食べた私の❝うなぎ歴史❞を見直すと、どのお店も「また行きたい!」お店ばかり。

本日も快晴。お腹も膨れましたので、次の立ち寄りスポットへ向かいます。

(「富松うなぎ屋」の第2駐車場から見える景色。のどかです。)

さて、このまま「界 阿蘇」に向かってもいいのですが、棚田好きの夫婦ですので、金色の稲穂が実る棚田を見ようということで、うきは市の「つづら棚田」に立ち寄ります。

(1時間以上走ったかも。結構山の中に入ってきます。)

写真の腕前不足で「つづら棚田」の魅力を伝えきれませんが、期待通り、金色に輝く素晴らしい棚田でした。

(フレームに収まりきらない規模。見事です。)

「つづら」とはてっきり「九十九折れ」のことかと思ったら、この山あいが「新川・葛籠(つづら)地区」と言うそうで、その「つづら」。つづら棚田は、面積7ha、約300枚、石で積まれた階段状の棚田で、その石垣は何と400年前からのものだとか。平成11年(1999)、農水省「日本棚田百選」に選定。

うきはの「つづら棚田」に観光客がどっと押し寄せるのは実はこれから。間もなく咲きそろう彼岸花と金色の稲穂の織り成す景色が美しいのだとか。

(駐車場の脇に咲いていた彼岸花。9月下旬から棚田の畦道に縁取りのように咲くとか。)

いつまでもこの素晴らしい棚田と景色を保存してほしいので、募金箱に少額ですが入れておきました。

(つづら棚田の募金箱ですが、「フルーツ王国!」アピール。その上に描かれた、悪人面になってしまっている「うきぴー」(うきはのゆるキャラ)が面白い。)

ほんのちょっとの立ち寄りのつもりが、その見応えに結構「つづら棚田」にいました。そろそろ「界 阿蘇」に向かって出発です。走ること2時間弱だったかな、「界 阿蘇」に到着です。

(お天気最高!)

、、、「界 阿蘇」一泊旅行②〔「界 阿蘇」編〕に続く。

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「サステイナビリティ観光学部」

2022年09月13日 | ニュース

今日の日経新聞に出ていたちょっと気になる一面広告。APU(立命館アジア太平洋大学)に新設される「サステイナビリティ観光学部」。

(9月13日の大阪は最高気温35℃の猛暑日。そんな暑い日の朝にひときわ目をひく青。)

「いちばん青い学部」。その意味が左に書かれています。

(「地球に、まだない答えを。」、、、魅力的なフレーズです。ふと、サミュエルウルマンの「青春」を思い出して、おじさんも朝から元気をもらいました。(笑))

APU学長は数々の著作も出されている出口治明さん。九州勤務時代に講演を聴かせていただいたこともありますし、少し前ですが日経に不定期連載されていた「ダイバーシティ進化論」の出口学長の回はとにかく勉強になりました。

大分道の別府湾SAから見えるAPUの挑戦、どんな景色を見せてくれるのか、楽しみです。

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