GWの最初の3日間、念願だった屋久島に旅行に行ってきました。
何から何まで、「㈱トラベルM」こと地元出身のMNBさんのプロデュースでお世話になりました。
2泊3日、屋久島を堪能した3日間でした。(山登りはやっていません。(笑))
4月27日、第1日目の行程はこんな感じです。
(黒点線が車で走った所、〇付数字は訪れた順番。)
福岡から屋久島は空路もありますが、便数(座席数)の関係で、今回は往復とも、九州新幹線と高速艇「トッピー」。
鹿児島中央駅、そこそこ混雑していますが、「10連休、各地で混雑、、、」のニュースのようなことはありません。
鹿児島本港のターミナルで、トッピーの座席指定をします。
(座席指定は出港1時間前から窓口でのみ可能。)
お弁当は、「九州駅弁グランプリ準優勝」、「鹿児島中央駅駅弁売上第1位」の「桜島灰干し弁当」。
(メインのお魚が灰干しの一品。)
水は、屋久島の水ではなく、志布志の水にしました。
裏面に「採水地」の住所、ご存知「志布志」の連打です。(笑)
(お水、美味しかったです。)
そろそろ、乗船。
本日快晴で、トッピーと桜島がいい感じです。
鹿児島本港はこんな景色で、とても広々としていて、さすが、九州の貿易、水運の要衝です。
指定券を記念に撮影。
(窓側の席です。)
出港、湾内は❝徐行❞。
港を出て桜島を真横に見るあたりから高速艇が❝浮上❞するはずなのですが、、、
しばらくして、船内アナウンス、「本船は機材に不具合が発見されましたので、鹿児島に戻ります。」、、、えっ。
(出たはずの港に帰ってきました。)
接岸するのかと思ったら、不具合が改善されたので、屋久島に向かいます、という趣旨のアナウンスが。
アナウンスによると、屋久島の宮之浦港への到着は約20分遅れ。
そんなに速度が上がっている様子もなく、妙だなと思っていたら、再び船内アナウンス、「本船は機材を交換する必要があるため、指宿に寄港します。」、、、再び、えっ。
(指宿港。)
何とか、宮之浦港への到着50分遅れの予定ということで、今度は三度目の正直、快調に走り出しました。
大隅半島最南端、佐多岬。
(一番右のポツンと灯台が小さく見えるのが一番の最南端。)
13:50到着予定が、遅れて14:40に到着。
(宮之浦港、建物は、屋久島の情報収集ができる、「屋久島環境文化村センター」。)
実は、到着が遅れただけでなく、私の座った座席のリクライニングが緩くなっていて、もたれると「バ~ン」と後ろに倒れるハプニングもありました。(笑)
(リクライニングの故障は係の方に言っておきました。)
宮之浦港でMNBさんが待っていてくれました。
さっそく、近くの「益救神社」へお参り。
「益救」と書いて「やく」と読みます。
お参りさせていただきました。
さすが屋久島です、おみくじも屋久杉仕様。
御朱印もいただきました。
山鹿・菊池の桜見の時にデビューした御朱印帳にいただきました。
第1日目のメインは「ヤクスギランド」ですが、道中、いろいろと立ち寄ります。
「ふれあいパーク」。
ここだけでも絶景ですが、屋久島はどこに行っても絶景ばかり。
駐車場から海の方を見ると、車海老の養殖場がありました。
(車海老の養殖が盛んなようです。)
お土産物屋さんも各所にありますが、特徴としては、同じ物でも各店で値段が全然違うこと。
よって、地元の人から教えてもらうか、いろいろなお店を回って比較をすることが必要です。(もっとも、気に入ったものがあればそれもご縁なので、そこで買えばよいのですが。)
「杉匠」というお店に立ち寄ってみました。
屋久杉のテーブルや衝立、おぼんなど、大体の値段が分かりましたが、屋久杉(樹齢3000年以上)は超高級品ですね。
「ヤクスギランド」に向かいます。
安房(あんぼう)という宮之浦港に次ぐ港のある所あたりから山側に入って行きます。
道中、屋久猿に出会うことができます。
ニホンザルよりもかなり小柄で、あまり攻撃性を感じさせない、おとなしい印象のかわいい猿です。
「ヤクスギランド」の入口向かいにある、休憩施設「森泉」。
入口に石碑。
トイレは協力金100円を払って使います。
お土産物も売っていますが、人気のお箸は、ここが一番お買い得とのことで、お土産に買いました。
大きな杉を使った公衆電話BOXがあります。
(現用です。)
時間的に、まずは「ヤクスギランド」の更に奥にある「紀元杉」を見た方が良いとのことで、そちらへ。
車で10分ぐらいでしょうか、こちらが「紀元杉」。
(ここは標高1230m。)
樹齢約3000年、樹高19.5m、胸高周囲8.1m、紀元杉に着生している植物は15種類以上。
紀元杉の周りを散策できるようにちょっとした散策道が整備されています。
散策道から見た紀元杉。
屋久島で初めて見る、樹齢3000年以上の屋久杉、スケールが大き過ぎて、写真では迫力、感動を収めきれません。
「ヤクスギランド」に戻ってきました。
ここから入場します。
散策コースには、30分、50分、80分、150分の各コースがあります。
私たちは30分コースを。(笑)
(橋の上から。)
遊歩道が整備されています。
(30分コースなら全行程遊歩道で歩けますが、それ以上のコースになると、いわゆる山道が出現するらしいです。)
悠久の時を過ごしてきた森が持つ幻想的な景色、雰囲気、そして、ひんやりしていて、空気も一層美味しく感じます。
様々な説明板があり、散策しながら勉強することができます。
昔の伐採場。
「土埋木」。
屋久杉は樹脂を非常に多く含んでいるので、放置された樹は200~300年経った今でも腐ることなく残っていて、屋久杉の工芸品はこの土埋木から作られています。
(土埋木はセリにかけられ、約30万円/㎥を超える値が付くそうです。)
「千年杉」。
1000年だとこの森ではまだまだ❝若い❞のかもしれません。
屋久島では、海から蒸発した水蒸気が雲になり山に当たって雨になり川となって海に帰る、という循環をしているので、水に困ることはないそうです。
(散策道中、つり橋の上から。)
30分コースをやや早めに完歩し、「ヤクスギランド」を後にしました。
帰りの道中は、標高1230mからの❝下山❞ですから、これまた絶景。
安房の港・街でしょうか。
安房に下りてきて北上して本日の宿に向かいますが、途中、有名な焼酎の「三岳」の工場がありました。
「三岳」を福岡に買って帰ろうとみんなで言っていましたので、ここに立ち寄ってみました、「ドラッグストア・モリ」。
まさかの安売りで、大体のお土産物屋さんが千数百円のところ、ここは870円!
おひとり様2本までですので、私も2本買いました、、、全員で8本購入し、三岳の棚は空っぽになりました。(笑)
本日の宿は、「田代別館」。
すっきりした和室が快適です。
大浴場で汗を流して、夜の宴会までしばし休憩。
(大浴場。ネットより拝借。)
トッピーの遅着で行程が後ろ倒しになったため、宴会のスタートは20時前。
場所は、「若大将」。
シケが続いてなかなか上がらない「首折れサバ」、ラッキーにも刺身で出ました!
(これが関サバを凌ぐ日本一のサバ、屋久島の首折れサバ。)
「サバの白子」、初めて食べました!
トビウオのから揚げ。
(❝羽❞もいただけます。)
キントキダイの塩焼き。
(鱗付きのままの塩焼き。身だけをいただきます。)
今が旬の「コサン竹」の天ぷら。
(ゴマダレでいただきますが、このコサン竹の天ぷら、絶品です!)
九州の人なら良く知っている、「亀の手」。
(簡単に割れます。中の貝の身をいただきます。)
トビウオのすり身100%の揚げ物。
(さつま揚げとは異なる食べ物。これまた絶品。)
今日の道中、屋久猿とともに出会った屋久鹿の刺身。
(猿と同じく、屋久鹿もかなり小柄です。)
地の魚(名前を教えてもらいましたが書き留め忘れました)のお寿司。
(福岡では食べたことのないネタ。)
〆は、魚貝のだし茶漬け。
(あらゆる具材からダシが出ていてうまい!)
お酒の方は、屋久島の焼酎、「水の森」、「三岳」、「太古屋久の島」の3種類を飲み比べました。
個人の好みですが、私は「三岳」かな。
ということで、屋久島ではかなり珍しい超快晴の第1日目は、景色、自然、食べ物、全てに感動して終わりました。
第2日目は、今回のメインイベント、「首折れサバ」を釣る!