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酔生夢死ってわけでもないけれど、、、日々雑感

2019大晦日

2019年12月31日 | 日記

早いもので大晦日。

今日の東京は暖かくて、自宅では暖房が全く不要。

昨晩は、「一夜飾り」にならないように門扉に松飾をしたり、一応、正月準備を進めています。

今日は、正月に食べる品々の宅配便ラッシュ。

博多の「ふくや」さんで注文した、「みつせ鶏 秋鶏」のローストチキン。

(一羽丸ごと。)

同じく「ふくや」さんの「鴨鍋」。

(先日、「お試しセット」で実食済み。)

「重慶飯店」の中華おせち。

再配達をお願いすることもなく、順調に受け取れました。

 

そして、私が今回最も楽しみにしている一品は既に冷凍庫で保存されています。

「宮崎キャビア1983」。

世界に通用するキャビアを日本で作りたいという思いから始まった宮崎キャビア。

その名の由来は、1983年、宮崎県水産試験場に水産庁経由でチョウザメがやってきたことから始まった、ということ。

説明書に書かれている通りの解凍方法できちんとやっていただきたいと思います。

 

ところで、「一夜飾り」がなぜダメか、、、どうやら、新しい年の歳神様が31日の早朝にその家に来られるから、という説もあるようです。

ふぅ~っ、ギリギリセーフ。(笑)

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セレベス芋

2019年12月30日 | 食・レシピ

妻の友人の方からお芋をいただきました。

(立派なお芋をありがとうございます!)

手前は里芋(右側は土付き)で、奥が「セレベス芋」、真ん中が「セレベス芋」の親芋。

セレベス芋というのは初めて聞きましたが、名前の通り、インドネシアのセレベス島から伝わったとか。

里芋の一種ですが、ぬめりがなく、加熱調理するとホクホクするそうで、コロッケに使う方もいるようです。

芽が赤いので、九州では「赤芽大吉」と言うそうです、、、知りませんでした。(笑)

また、子芋だけでなく親芋も食べられるというのも特徴だそうです。

 

12月30日、風呂と洗面台を掃除しました。

そして、コマーシャルでやたらとやっている「ふるさと納税」をにわかに始めてみました。

ふるさと納税、かなり面白いですね。

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帰京と庭仕事

2019年12月29日 | ガーデニング・庭いじり

年の瀬、いかがお過ごしでしょうか。

私は久しぶりに自宅に帰ってきました。

 

年末と言えば、交通機関の混雑状況をニュースが報じていますが、福岡空港も家族連れで混雑していました。

「夕方には自宅に着くなぁ。」なんて安心していたら、何と「使用機到着遅れ」のため約1時間の遅れ。

「さて、2時間をどう過ごすか、、、。」、結局、空港の「しらすくじら」(「磯貝」の系列店)で「中洲名物 紙カツ丼」を食べてしまいました。

美味しかったですが、「紙」というほど薄くなく、普通のカツ丼でございました。(笑)

結局帰り着いたのは19時頃、、、帰京は飛行機がいいのか新幹線がいいのか、考えてしまいます。

遅めの夕食の後、妻が準備してくれていた年賀状を仕上げて就寝。

 

翌朝は窓から入るまぶしい朝の陽の光で自然起床。

車で集配局まで年賀状を出しに行って、帰りにガソリン満タンに。

(本日、暖かく快晴なり。)

妻にわがままを言って、「家でゆっくりしよう。」と決めていましたが、家のアプローチの花壇がこんなことになっているのをスルーできず、久々に庭仕事です。

(何だこれはぁ!?)

グランドカバーに植えていたヘデラがお隣の石垣に登ろうとしているわ、アプローチの壁にも這い上がろうとしているわ、果てには道路にも拡がろうと根を張り始めていました。

ずっと使っているガーデニングの基本道具は健在でした。

ヘデラを刈り込みに刈り込んで、45リットルのゴミ袋満杯、、、スッキリしましたぁ。

今日の東京は暖かく、庭仕事は半袖でも汗ばみました。

(外から見えない)庭の方は、、、とんでもない状態になっていましたが、心の中で涙しながら、「この惨状は、春に植木屋さんにお任せしよう。」と。

(スイセンがきれいに咲いていました。周りはとんでもない状態なのですが。)

そして、年末年始、ゆっくりさせてもらうので、せめてアプローチの掃除を、ということで、高圧洗浄機で1時間半ほど。

(年に一度のご活躍。タイルが汚れていますが、掃除前です。)

テラコッタのアプローチが(まぁまぁ)きれいになって、カエルの置物も気のせいか喜んでいるような。

(もう10年は玄関で家族を迎えてくれています。)

昨晩到着した対馬の「豆酘みかん」、笑えるくらいに小粒ぞろいです。(笑)

(10kg。)

味の方は、すっぱいものから激甘のものまで、一度に3つくらいは食べますが、その都度いろいろな味の個体が混じっていて楽しく美味しくいただいています。

 

さて、今年も残すところわずか。

明日は風呂掃除とトイレ掃除でもするかな。

働かざる者、年を越すべからず。(笑)

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年の瀬の久留米

2019年12月25日 | まち歩き

年の瀬、仕事で久留米に行きましたが、調整時間を利用して、年内最後のお参りをしてきました。

まずは、耳納(みのう)連山の最西端の高良山に鎮座する、旧国幣大社で「筑後国一の宮」である「高良大社」(こうらたいしゃ)。

ネットで勉強してみると、創建は履中天皇元年(400年)と伝えられ、寛平9年(897年)には正一位を授けられ、また延喜式内の名神大社として高い地位にあったそうです。

中世、その勢力は国司と拮抗するまでになり、南北朝の頃は、征西将軍懐良親王の祈願をうけ、山下に征西府がおかれた由緒ある社、とのこと。

現在の本殿、幣殿、拝殿は、久留米藩主有馬頼利の建立で、いずれも重要文化財です。

久留米は銘酒どころ、こんな看板が立てられていました。

高良大社は、絶景スポットとしても有名で、平地から見ると屏風のように切り立って見えることから「屏風山」とも呼ばれる、東西30kmにおよぶ耳納連山の一番西の端にある「高良山」(標高312m)に鎮座されています。

展望所もあり、耳納連山の幻想的な景色を望むことができます。

(この後、小雨がぱらつきました。)

お参りして御朱印をいただきました。

(令和元年12月25日。)

 

次は、全国の水天宮の総本宮の「水天宮」へ。

東京に地下鉄の駅名にもなっている水天宮がありますが、ここ久留米の水天宮が❝総元締め❞なのですね。

これまたネットで勉強してみると、創建は建久年間(1190~99年)と伝えられ、平家が壇ノ浦の戦いで破れた後、官女按察使局が筑後川の辺り鷺野ヶ原に逃れ来て初めて水天宮を祀ったもので、後の慶安3年(1650年)2代藩主有馬忠頼の時、筑後川のほとりの現在の地になりました。

水にゆかりの社として海運守護神となり、河童伝説との結びつきも伝えられ、今は、ご存知、安産の神様として知られています。

(筑後川が悠々と流れています。)

河童のお守りもありましたが、地元の子どもたちが小さい頃、健やかな成長を願って(筑後川で安全に水遊びできるように)、首に提げる「ひょうたん」のお守りが有名なようです。

(ネットより拝借。「瓢箪守(小)」は300円。)

お参りして御朱印をいただきました。

(椿の名所でもあるようです。)

年の瀬、どんどん気温が下がる寒い中、巫女さんが水拭き掃除をされていました。

お掃除中に御朱印をいただき、ありがとうございました。

 

ランチは、「蔵屋敷そう馬 わから」というオシャレな食事処で。

本来は夜のお店のようですが、好評につきランチも始めたようです。

店内はゆったりとした和風の作りで、大きな窓の外にはいろいろな木が植栽されています。

(植栽されている木は洋木が多いようですが。(笑))

ランチの種類はコースの他、6種類ほどだったか御膳系もあります。

私は、オリーブを練り込んだ(?)島原そうめんと天ぷら、寿司・刺身のセットを。

このそうめん、色がグリーンがかっていて最初びっくりしますが、食べてみると、そうめんと言うよりはそばに近いほどしっかりしていることに再びびっくり。

たっぷり乗ったかぼすのほど良い酸味と香り、しっかりめのダシが島原そうめんにドンピシャで、とても美味しかったです。

優雅にランチを楽しむ周りのおばさま方は、限定20食(?)の「わから御膳」(だったかな)を注文している方が多かったです。

少々高めの値段設定ですので、ランチタイムでも混み合うこともなく、美味しいだけでなく見た目にも美しい料理を楽しむことができますよ。

ごちそうさまでした。

 

年末年始も仕事の方も多くおられると思いますが、私は残すところ営業日2日。

オフィスも単身住まいも片付けて掃除しないとぉ~。

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メリークリスマス!

2019年12月24日 | まち歩き

メリークリスマス!

(12月23日、熊本駅にて。)

みなさんに良き年の瀬でありますように。

今日も飲んでました。(笑)

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牡蠣小屋「かきのますだ」

2019年12月22日 | お酒と美味しいもの

福岡の冬の楽しみのひとつ、牡蠣小屋。

大島に一泊釣行に行ったメンバーと忘年会として、糸島市福吉の「かきのますだ」に行ってきました。

糸島一帯には牡蠣小屋がたくさんありますが、電車で行ける牡蠣小屋です。

博多から筑前前原、乗り換えて「福吉駅」で下車。

(牡蠣小屋へ向かう人が結構います。)

駅構内には牡蠣小屋の案内看板が立っています。

ベースマンさんの案内で歩いていると、急階段の上に神社がありました。

(「朝日森神社」と言うそうです。)

歩くこと10分弱、この川を渡ると牡蠣小屋が現れます。

3軒ほど並んでいますが、私たちが予約したのは「かきのますだ」。

「ますだ」で出しているのは、糸島の「一粒牡蠣」のみ。

(牡蠣1kg1000円など。価格は牡蠣小屋で統一しているそうです。)

牡蠣小屋の中はこんな感じです。

(広々としていて快適です。)

ほとんどの人が着ているブルーのジャンパーは、臭いが付くのを防止するのと、灰や時々暴発する牡蠣で服が汚れないようにするためです。

牡蠣、サザエ、ひおうぎ貝などを購入。

牡蠣飯も買いました。

生肉など網に焦げ付くような食材はダメですが、持ち込みもOKです。

(牡蠣が苦手なOGSさん用のソーセージやじゃこ天。)

さっそく焼きます。

福吉産の新鮮な牡蠣なので生食もできますので、焼き過ぎないように。

(開いたらもうOK。)

一粒牡蠣と言いますが、時々大きな牡蠣も混じっています。

(牡蠣の焼き汁がうまい!)

サザエはベースマンさんが食べやすいように焼く前に身を貝から外してくれています。

(めちゃめちゃうまい! サザエも焼き汁が絶品。)

ひおうぎ貝はそこそこしっかり焼きました。

(醤油で味付けを。)

牡蠣の方は、ベースマンさんが、味に変化を、ということで、チーズとマヨネーズで。

焼けました、うまい!

この他にもみじん切りのピクルス、出張の時に買ってきた大分のかぼす汁などで味の変化を楽しみながら、牡蠣をどんどんいただきます。

もう少し食べたいということで、一夜干しのイカを購入。

ゲソや身をハサミで食べやすいように切って、マヨネーズなどでいただくと、もうお酒が止まりません。(笑)

(OGSさんが買ってきてくれた新潟の「虎千代」純米大吟醸。すっきりとした味わいが魚貝との相性抜群。)

サザエも激ウマだったのでリピート。

2時間は飲み食いしていたでしょうか、時間の経過を忘れる楽しさです。

NBTさんと私で食べた牡蠣の殻。

(ベースマンさんとOGSさんはもう一つのバケツ。)

ごちそうさまでした。

実は、福岡で牡蠣小屋に来るのは初めてでしたが、牡蠣小屋、最高ですね。

持ち込みが結構自由なので、アルミホイルを使ってキノコなどと合わせている人たちもいました。

予約や段取り、買い出し、ありがとうございました!

 

さて、博多に戻って、MKMさんと合流して、忘年会を。

(地下鉄の駅近くの宝くじ売り場が行列となっていました。)

忘年会の場所はこちら。

お酒は焼酎。

(確かそば湯割とかもしたような。)

この焼き味噌が最高でした。

そば屋さんですので、最後はそばで〆ました。

何時間いたのか、何を食べたのか、お約束通り、ほぼ全員が記憶がないのですが、とにかく楽しかったことだけは覚えています。

翌日LINEをやり取りしながら少しずつみんなで記憶を確認していました。(笑)

 

みなさん無事帰宅はできたようなので安心。

今年もイベント、楽しかったですね。

来年こそは大物を釣り上げましょう!

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対馬の「豆酘みかん」

2019年12月18日 | 食・レシピ

柿なら朝倉、みかんなら「豆酘」(「つつ」と読みます)、個人的感想ですが。

昨年から、年末年始に自宅で食べる用のみかんは、対馬の「豆酘みかん」を注文しています。

その名も、「対馬の豆酘みかん・わけあり」。

そうなんです、「わけあり」みかんを超お安く販売しています。(10kgで3030円(税込、基本的に配送無料)。)

「対馬コノソレ」という地域商社が運営している「コノソレナチュラルファクトリー」のサイトで注文できます。

(「コノソレナチュラルファクトリー」のサイトより。みかん以外にも魅力的な地元産の品が多数ありますよぉ。)

豆酘は対馬の南部です。みかん山から見える景色。

(サイトより拝借。)

注文しようと、今月に入ってすぐサイトをチェックしましたが、なんと「品切れ」。

年内に出荷の予定があるのかメールで問い合わせていましたが、収穫作業が多忙で、「わけあり」みかんの選別がまだできていないので、年内出荷はありますが時期未定、という丁寧な返信をいただきました。

(サイトより拝借。)

すぐに売り切れるので、毎朝サイトをチェックすること約2週間、ついに今朝、アップあり!

さっそく注文しました。

 

みかんファンの方、「対馬の豆酘みかん・わけあり」は大きさはバラバラですが美味しさは抜群、おススメです。

ご実家がみかん農家の方々、対馬の豆酘みかんネタですみません。(笑)

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朝倉の富有柿

2019年12月18日 | 食・レシピ

今年も朝倉の富有柿を取り寄せました。

昨年はこの時期でも生柿でしたが、今年は冷蔵柿にするのが早いそうです。

単身赴任者には比較的保存が利く冷蔵柿の方がありがたいので、「冷蔵柿の時期になったらお願いします。」と注文していたところです。

 

さっそく食べていますが、今年も甘くて美味しい!

今年の気候は柿にとって良かったのかそうでなかったのか素人には知る由もありませんが、美味しいのでOKです。

毎年書いていますが、朝倉の富有柿、おススメです。

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「斎場御嶽」 / 那覇散策

2019年12月17日 | まち歩き

今年、沖縄本島を、テーマを決めてめぐりました。

6月には「琉球八社と城跡めぐり」、10月には「本部半島めぐり」。

そして、師走の日曜日、いつか訪れてみたいと思っていた、南部の「斎場御嶽」(せーふぁーうたき)に行ってきました。

首里城、玉陵、首里金城町石畳道など、那覇もたっぷりと散策してきました。

 

月曜日朝一番からの仕事のため、前日の日曜日に沖縄入り。

「てだこ浦西駅」まで延伸した「ゆいレール」で、ホテルのある「旭橋」へ。

ゆいレールの駅直結のホテルは、「那覇バスターミナル」とも直結という、公共交通機関で旅するには抜群のロケーション。

(本日、半袖でOK。)

チェックインまでにはまだ早いので、荷物をフロントに預けます。

14階のフロントからの景色はこんな感じ。

バスターミナルに向かうべく歩いていると、ちょうどゆいレールが通過。

(2両編成。来年(?)3両編成になるとか。)

こちらが那覇バスターミナル(の入っているビル)です。

(1階がバスターミナル。)

「斎場御嶽」の最寄りのバス停は「斎場御嶽入口」で、那覇バスターミナルから路線バスで約1時間(850円)。

7番乗り場、特に時刻表もチェックせずに来ましたが、びっくりするくらい便数が少ない、、、15分後にちょうどある、ラッキー!

待っている間に待合室にあるコンビニで昼食を買って腹ごしらえ。

のんびり1時間の路線バスの旅、、、と思ったら、前に通路を挟んで座ったおばさん2人が会社の話をノンストップでし続けて興をそがれました。

が、「斎場御嶽入口」でバスを降りると、一気にテンションがアップ。

まずここでチケットを買ってから、10分程離れた入口へ向かいます。

この券売所の後ろの景色がきれいそうなので、ちょっと行ってみました。

(海の色が美しい!)

それでは入口に向けて出発、、、暑い、今日の沖縄は最高気温25度を超えていると思います。

念のために着て来たTシャツになって歩きます。

途中、民家でしょうか、豪邸がありました。

立派なリュウキュウマツの下の石垣からブーゲンビリアが美しく咲き出ています。

(12月とは思えない景色。)

入口に到着。

パンフレットより、、、御嶽とは、南西諸島に広く分布している「聖地」の総称で、斎場御嶽は琉球開びゃく伝説にもあらわれる、琉球王国最高の聖地です。(中略) 斎場御嶽は、琉球国王や聞得大君の聖地巡拝の行事を今に伝える「東御廻り」(あがりうまーい)の参拝地として、現在も多くの人々から崇拝されています。

こちらが斎場御嶽にある6つの拝所の地図です。

パンフレットより、、、御嶽の中には六つのイビ(神域)がありますが、中でも「大庫理」(うふぐーい)・「寄満」(ゆいんち)・「三庫理」(さんぐーい)は、いずれも首里城内にある部屋と同じ名前をもっています。当時の首里城と斎場御嶽との深い関わりを示すものでしょう。

さて、歩き始めますが、さっそくスイレンが咲いていました。

(私の自宅では6月に咲くのですが。)

1つ目の拝所「大庫理」(うふぐーい)。

(「大庫理」とは大広間や一番座という意味があるそうです。)

美しく敷かれた石畳の端っこにきれいな実をつけた植物を発見。

歩道が整備されていますが、石畳道の素材は「琉球石灰岩」で、かなりの凹凸があり、スニーカーかトレッキングシューズがおススメです。(歩きにくい靴(ヒールなど)の場合は受付で靴を貸してくれます。)

(見た感じは美しい石畳道ですが、歩行注意の凹凸。)

そして、こちらにも注意。

沖縄南部は戦火が激しかった所、こういった戦争遺跡が保存されています。

2つ目の拝所「寄満」(ゆいんち)。

(「寄満」とは台所を意味しますが、実際に調理していたわけではないそうです。)

全ての拝所にこの注意看板が立てられています。

(ここは聖域、見せていただけるのだからルールを守るのはマナーです。)

「三庫理」(さんぐーい)の入口となる三角形の空間。

(超巨大な岩2つが当たってできた三角形は自然の驚異。)

三角形の空間を通って突き当りが「三庫理」ですが、その右側にも「香炉」が置かれていますが、これは巨岩の上の拝所「チョウノハナ」のためのもの。

「三庫理」の左側(「チョウノハナ」用の香炉の真後ろ)には、このように海を望む開けた場所があります。

(「三庫理」は写真右手前。)

海の方をアップにしてみると、島が見えます。

この島が久高島(くだかじま)で、琉球王朝時代から数々の神事が行われ、「神の島」と呼ばれているそうです。

パンフレットより、、、はるかなる琉球王国時代、国家的な祭事には聖なる白砂を「神の島」といわれる久高島から運び入れ、それを御嶽全体に敷きつめました。その中でも、最も大きな行事が、聞得大君の就任式である「お新下り」(おあらおり)でした。

「三庫理」と「チョウノハナ」、そして久高島にそれぞれ合掌。(有料ガイドさんが「それでは拝みましょう。」と言っているのが聞こえたので。)

「三庫理」側から見た三角形の空間、とにかくダイナミック。

巨岩の下あたりで1枚。

通り抜けて、少し大きく見てみようと思って1枚。

この写真の右端(2人がいる所)が、2本の鍾乳石から滴り落ちる「聖なる水」を受けるために置かれた2つの壺、「しきよだゆるあまがぬぴー」と「あまだゆるあしかぬびー」。

拝所をめぐり終わりました。

出口に戻る途中で、琉球王朝時代、斎場御嶽に入る前にみそぎをした場所「ウローカー」への分岐道があったので、行ってみました。

(これがまた厳しい道で、トレッキングシューズを履いている私でも細心の注意で。)

5分も歩かないうちに海が見えます。

(一部このように歩きやすくなっています。)

戦時、防衛基地として据えられた砲台の跡があります。

「ウローカー」への最後の道は、何とも南国風情があります。

ここが「ウローカー」。

写真中央部には水が湧出していて、この水でみそぎをしたそうです。

(ちなみに、結構な数のイモリが泳いでいます。(笑))

これで斎場御嶽の見学は終了です。

私たちを信用して聖域を見学させていただいていることに感謝でございます。

 

さて、券売所やバス停のある方へ戻る途中、行く時に気になっていた、かわいいお店に立ち寄りました。

「新垣(あらかき)瓦工場」のショップ。

沖縄の景色を彩る「赤瓦」を生産している工場で、その技術を使った商品を出しているようです。

水滴を吸い取る赤瓦のコースター。

(斎場御嶽店限定!)

お土産に、新垣瓦工場のオリジナル柄の「花瓦菊紋」と、この斎場御嶽限定商品を購入。

このあたりはパラグライダーにも適しているようです。

(予約も経験も不問なようです。(笑))

バス停に戻って来ました。

念のため時刻表を確認すると、5分後くらいに那覇バスターミナル行きのバスが来ます、、、その次は、えっ、2時間は来ない。

ということで、「知念岬公園」というもう1つのスポットはスルーすることにしました。(暑さでちょっとバテ気味でしたし。)

バスの一番前に座って、頭上の冷房の吹き出し口を自分に向けます。

(こんな感じの田舎道を走ります。)

行きの時のようなしゃべりまくる人はいないので、路線バスの旅をゆったりと楽しめました。(笑)

車窓をぼんやり見ていると、何やらゼッケンを付けたランナーたちが走っていますが、「沖縄100Kウルトラマラソン」という大会をやっているようです。

この停留所では、赤瓦が積まれていて、このあたりで生産しているのでしょうか。

(帰宅後ネットで調べたら、この近くに「沖縄県赤瓦事業協同組合」があるそうです。)

行きの1時間よりも随分と早く感じた1時間、那覇バスターミナルに戻って来ました。

ホテルもチェックインできる時刻でしたので、さっそく部屋に入って、荷物を整理して、那覇散策へ。

ざっくり計画は、ゆいレールで「首里駅」まで行って、首里城の状況を実際に見る、訪れてみたかった「玉陵」を見学、「首里金城町石畳道」を歩きつつ「大アカギ」を見る、という感じです。

結局、歩きに歩いて、首里エリアから「国際通り」を通って「旭橋」のホテルに戻りました、、、2万歩以上歩いたのでは。

(点線が歩いた道。首里城から那覇バスターミナルまで。)

首里駅から歩くとすぐに首里城の入口に当たりますが、さっそく城壁の中の道を歩くことに。

「久慶門」。

階段の脇に「首里城復興モデルコース」という案内板があり、火災のため立入禁止になっているエリアを除く城内一周コースを案内しています。

ここから城内に入っても良いのですが、「歓会門」までこのまま歩きます。

(「歓会門」。)

「歓会門」をくぐると、「瑞泉門」へと続く広場と広い石階段が現れます。

上ったあたりで振り返ると、午後の太陽が街を照らしていました。

「漏刻門」、続いて「広福門」を通ると、「正殿」前の「御庭」に続く「奉神門」前の広場に出ます。

(ここから先は立入禁止。)

ここから火災の被害に遭った所を目にすることになります。

見学は一方通行で、「系図座」(けいずざ)と「用物座」(ようもつざ)という役所があった建物(今は情報案内所・休憩所)方向へ抜けていくことになります。

少し小高い場所から、「正殿」方向「御庭」周辺の被害状況を見ることができます。

(「正殿」は焼失しています、、、。)

復興のための寄付をこれからも機会があるごとにしていこうと思いました。

16時を回っていますが、日差しは強いままです。

汗をふきふき、城壁に沿って、「守礼門」に向かって歩きます。

(これまで見たどの城(ぐすく)よりも威容を感じます。)

「守礼門」はいつものように美しく建っています。

そして、那覇は修学旅行の学生で大賑わい、ここ守礼門でも記念撮影中。

首里城の見学はこれで終了。

翌日の月曜日に沖縄の方に教えていただきましたが、首里城-斎場御嶽-久高島は一直線に並んでいるそうです。

琉球王朝時代の神事や祈りに通じるパワーを今に感じますが、首里城の復興を心から祈ります。

 

次は、「玉陵」と「金城町石畳道」へ。

まずは、「玉陵」(たまうどぅん)です。

観覧券300円を払って、最初に建物地下の資料展示室で「玉陵」について勉強します。

実際の「玉陵」の中は非公開なので、模型で内部を見せています。

「玉陵」はその名の通り王(尚氏)のお墓(陵墓)で、1501年、尚真王が父の尚円王の遺骨を改葬するために築かれ、以降、尚氏王統の陵墓となったそうです。

(歴代王の遺骨を納めた壺(?)の写真がずらり掲出されています。)

それでは、実際の「玉陵」を見学。

(美しく掃き清められている印象です。)

墓室は、「東室」、「中室」、「西室」と3つあります。

手前から「東室」(王と王妃)、「中室」(洗骨前の遺骸を安置)、「西室」(限られた家族)です。

首里城とは異なり訪れる人も少ない印象ですが、静謐な墓所なのでその方が良いのかも、などと思いつつ合掌。

石壁の外に隣接して建物がありますが、「東の御番所」(あがりのうばんじゅ)と言い、法事の際の王の控室だったそうです。

「玉陵」、とても勉強になりました。

 

「金城町石畳道」へ。

道路の植え込みにはハイビスカスが咲いています。

これまた首里城とは違って、訪れる人もかなり少ないようですが、石畳道に入りました。

そして、ここでもハブに注意。

太陽は夕日になってきましたが、まだまだ暑いです。

ここで脇道に入って、「首里金城の大アカギ」を見に行きます。

歩くこと5分くらいでしょうか、案内板も地味ですが、ちょうどガイドさんを連れたグループがいたので、さりげなくついて行って、無事到着。

ここには3本の大アカギがありますが(一番奥のアカギが最も大きいとのこと)、樹齢は推定300年だとか。

神が降臨するというパワースポットだそうで、ここも信仰の対象の地のようです。

石畳道に復帰します、、、どこまで続いているのだろう、とやや不安に。

斎場御嶽の道と同じく、整備はされているけど、かなり歩きづらい。そして、見た目以上に急坂なので、体力を奪われます。

分岐点に来ました。

(右上から下ってきました。)

那覇中心街に戻れるのか不安になってきましたが、迷わず下り続けることに。

そして、ついに「金城町石畳道入口」に到着。

これ、首里城から下って来たからまだ良かったのかも。上りだったら相当きついだろうなぁ。

 

ここから西へ西へと歩きながら、車用の表示板で道を確認しつつ、、、

歩くこと、30分強でしょうか、へとへとになりながらも「国際通り」に出ましたぁ。

これまでの道中とは一変、一気に観光モードの道になりました。

「蔡温」という交差点にある、「さいおんスクエア」に巨大シーサーがいます。

「さいおん♡うふシーサー」という名前で、「さいおん」=「蔡温」は18世紀の琉球王国時代の宰相、「うふ」は方言で「大きい」の意味、とのことです。

国際通りは18時までは歩行者天国。

(写真では暗いですが、肉眼ではまだ明るいです。)

時間と体力があれば、「壺屋やちむん通り」もぶらぶらしてみたかったのですが、もうへとへとで、、、。

ホテルの部屋のコップは「やちむん焼き」。

「平和通り商店街」に逸れることもなく、夕食の店を探します。

(興味をそそる商店街なのですが、何せへとへとで、、、。(笑))

「夕食はステーキにするぞぉ。」と決めていました。

まぁ、通り沿いにあるわあるわ、ステーキや鉄板焼きの店。

(石垣牛なので)高そう。

「やっぱりステーキ」。

(以前(2017年10月)、出張の時、「〆のステーキ」で食べたことのあるお店。別のロケですが。)

「STEAK HAN’S HOUSE」。

「STEAK HOUSE 88」。

さて、どこにするか?

もう空腹の限界なので、「STEAK HOUSE 88」に飛び込みました。

(大丈夫だろうかと思わせるギラギラ感。)

間口の狭い階段を上がると入口。

(入口は安定感を感じる老舗のイメージ。)

注文は迷わず、「赤身200g」!

ステーキソースは3種類あるので、少しずつ試してみましたが、私は真ん中の当店のオリジナルが一番美味しかった。

飲み物はオリオンビールではなくコーラを注文して、何となくアメリカンな夕食。

200gは全く飽きることなく、とても美味しくいただきました。

ごちそうさまでした。(お釣りの一部をレジ横に置かれていた「首里城復興寄付」に投入。)

 

すっかりエネルギーも充填されたので、再び歩いてホテルへ。

国際通りの景色を楽しむ余裕もあります。

ドンキの看板がえげつない。

Tシャツを着せた犬のぬいぐるみの大群。

何だかよく分からない「御菓子御殿」。

(「紅いもタルト」の老舗だそうです。)

途中で沖縄そばのお店があれば入ろうと思いましたが、そそる店がなかったので、ホテル下のコンビニで甘味を購入。

お向かいの那覇バスターミナルのイルミネーションがきれいでした。

部屋に戻ってから、那覇の夜景が見えるバスタブにお湯をたっぷり入れて、足の疲れなどを癒しました。

 

斎場御嶽、首里城、玉陵、金城町石畳道、国際通りなどなど、充実の1日でした。

次は別のステーキ店に行ってみようかな(かつ、250gにしようかな)。(笑)

 

翌朝、今日も暑いようです。

仕事でお昼を食べることができないかもしれないので、朝食をガッツリといっておきました。

(メインの他、❝朝カレー❞、昨晩食べ損ねた沖縄そば、大好きなもずくなどなど。)

部屋から港を遠望すると、すごいクルーズ船が停泊していました。

(こりゃもうビル、ホテルですな。)

この後、沖縄の方と合流して仕事へ。

午前中最後の仕事は那覇空港でした。(笑)

沖縄のみなさん、ありがとうございました!

ちょっと早いですが、良いお年をお迎えください。

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大宰府政庁跡、坂本八幡宮 / 特別展「三国志」

2019年12月14日 | アート・文化

令和元年も残すところ半月。

土曜日、九州国立博物館で開催中の特別展「三国志」を観に行く予定でしたが、「令和元年のうちに、あの『坂本八幡宮』にお参りしよう。」とふと思い立ちました。

 

博多バスターミナルの太宰府駅行きバス乗り場は毎度のことながら行列。

私の次の人は乗り切れず次のバス待ち。

「大宰府政庁前」で降車するとすぐに「大宰府展示館」という資料館がありますが、「令和」の典拠となった「万葉集」の「梅花の歌三十二首序文」のプレートがあります。

そのすぐ横が「大宰府政庁」の❝入口❞。

7世紀後半、大和朝廷は「那の津」の官家をここに移し、奈良・平安時代を通して、九州を治め、国の西の守り、外国との交渉の窓口となる役所とした「大宰府」、その規模は平城京・平安京に次ぐ大きなものだったそうです。

往時を想像させる立派な礎石が残っています。

今は公園になっていて、「令和」フィーバーの頃の騒々しさもなくなり、みなさんのんびりと。

この大宰府政庁を抜けると(北西に進むと)、あの「坂本八幡宮」があります。

坂本八幡宮は、このあたりに大伴旅人さんの邸宅があったことから「令和ゆかりの地」と言われていますが、古代、大宰府や九州を守護する寺であった四王寺が形を変えながら、現在は坂本地区の鎮守となっているお宮です。

小ぢんまりとした、心地よい大きさ、という感じ。

今は訪れる人もひと段落し、ゆっくりとお参りできます。

(混雑も覚悟していたのですが、良かったぁ。)

さっそくお参りします。

(左には「令和」の額が置かれてあって、記念撮影できるようになっています。)

急造の社務所でしょうか、御朱印の書き手が5名、受付は地域のボランティアの方でしょうか2名という態勢。

待っている間に境内をいろいろ見てみますが、❝令和もの❞があふれています。

職場の方からいただいた「令和 御朱印帳 DAZAIFU NOTE」を今こそデビュー! とばかりに持参。

10分も待たずに御朱印をいただくことができました。

何だか、いい一年の締めくくり(ちょっと早いですが)になった気持ちがしました。

5月にはおそらく大混雑だったであろう参道(?)を戻ります。

今年は各地でまだ紅葉しているとニュースでやっていましたが、ここも紅葉中。

大宰府政庁跡、坂本八幡宮、梅や桜の季節にも訪れたい、とても気持ちが豊かになる所でした。

 

コミュニティバスに乗って太宰府駅へ。

(あれっ?駅がきれいになってる。)

九州国立博物館に行く前に、せっかくなので太宰府天満宮にもお参りします。

いつものことで大賑わいですが、偶然知り合いの方と会ったところ、「息子が受験生なので、お参り、御朱印、お守りをいただきに。」とのこと。

確かに言われてみれば、いつもよりも日本人の参拝者が多い気がします。

太宰府天満宮レベルになると、御朱印授与態勢はシステマティック。

行列がどんどん進んで行って、10分ぐらいでいただきました。

境内をちょっと戻って、九州国立博物館へ。

長いエスカレーターを上り、長いムービングウォークを歩くと、ここに出ます。

会社の方で「三国志」を観に行ったという方が、写真をイントラにアップしていて、「音声ガイドを借りることをおススメします!」と書いておられたので、迷わず借りました。

何と、音声ガイドは「選べる豪華2種類」。

「通常版」(550円税込)は、歌手の吉川晃司さんがナビゲート。吉川英治作「三国志」の物語と対比させながら、出土品が伝える❝リアル三国志❞に迫ります。

「『真・三國無双』シリーズコラボ版」(800円税込)は、ゲーム「真・三國無双」シリーズから、4人の武将が音声ガイドに登場。

もちろん私は通常版を借りました。

いきなり「関羽像」がお出迎え。

(大迫力です。)

特別展「三国志」は全作品撮影OK。

「獅子」と「儀仗俑」(ぎじょうよう)。

赤壁の戦いのコーナーでは、「弩機」(ボーガンみたいなもの)と千本の矢で実際の戦いを再現。

曹操のお墓「曹操高陵」を実寸で再現。

出土品の、最古の白磁(隋の時代に登場する白磁の300年前!)ではないかと注目される罐(かん)(=壺)と、曹操を意味する「魏武王」(ぎのぶおう)と刻まれた石の札も展示(海外初公開)。

私の年代では「懐かしい~」と感動ものの、NHK「人形劇三国志」で使われた川本喜八郎さんの人形も勢揃い。

(左写真のセンターは曹操、右写真のセンターは劉備、右は諸葛孔明。)

孔明の森本レオさんの声が今にも聞こえてきそうでした。

 

たっぷり1時間半はいたでしょうか、時間の経過を忘れるほど楽しかったし、勉強になりました。

開催は1月5日までと残り僅かですが、おススメです。

もし行かれる方は、音声ガイド、借りてくださいねぇ。(笑)

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