ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

それぞれ思いのある「体育祭」

2023-09-14 23:56:01 | 思うこと

今日、けん太が通っていた中学校で体育祭の予行演習をしていました。

本番と同じ、通し練習のようで、1日中ずっとやっていました。

まだまだ暑い中、大変だったと思います

 

「体育祭」の思い出といえば・・・

けん太は、小学校5年生の運動会の日から完全不登校になっています。

9月の今頃でした。

 

それまで、かなり不安定で、練習もあまり出れていませんでしたが、「体育祭は出たい」という気持ちはあったようです。

前日の練習になんとか参加することができて、先生が、種目別に立ち位置など教えてくださり、けん太も「ダンスは皆のを真似すれば大丈夫」と練習不足を気にしていないようだったので、なんとか大丈夫かなと思っていました。

 

しかし、当日、起きません。返事もしません。

明らかに顔色が悪い・・・

 

欠席連絡した時の、先生とのやりとりが忘れられません。

少しイラついた声で・・・
「どうにかして来させることはできませんかね?」

これまで穏やかに、ケン太の様子を見守ってくれていた先生なだけに、
その言葉と、口調がショックでした。


私だって行かせたいよ~
ケン太だって、本当は行きたいはずだよ~

・・・心の中で叫びました。

 

でも、先生も来てほしいという気持ちが強かったからこそ、なぜ??という思いに駆られ、イラついてしまったのだと思います。

たくさんご配慮いただいたのに、ご期待に添えず、本当に申し訳なかったです。


その日から完全不登校です。

出たいという気持ちがあっただけに、出れなかった・・・ということがかえってダメージになってしまったように思います。

 

学校が近いんです。

「体育祭」の音楽や声が全て聞こえてくるのです。

やはりこの時は辛くて泣けましたね。

 

けん太、その日は夕方近くまで起きてきませんでした。

ベッドの中で、その音をどんな気持ちで聞いていたのでしょうか・・・

それとも聞きたくないから、寝ていたのか・・・

どうだったのでしょうね。

 

けん太は「組体操」に出たがっていたのです。

組体操は、小学校5年生から中学校3年生まで、どの学校でも体育祭の種目となっていました。

 

5年生になって「組体操」ができると思ってたけど、参加できず

6年生は、指を骨折して「組体操」は見学

 

その後、中学1年生で、やっと念願の「組体操」に参加できました。

しかし、2年生の時に、安全面への配慮により、市が小中学校の「組体操」を中止としました。

 

でも、1回でも参加できたわけですからね。

よかったなと思います

 

 

高校は通信ですが、「体育祭」もあったんです。

体育館を借りて、何校か合同での開催でした。

 

凄く印象的だったのは、「体育祭」のアナウンス。

「声優コース」があるところが、この時とばかりに?「体育祭」の進行や実況アナウンスを担当し、ずっとアニメっぽい、黄色い声が体育館中に響き渡っていました。

それがまあ上手でして・・・なんだか活気があってとっても華やかでした

 

通信ならでは?と思ったのが・・・

生徒席に座らず、体育館の外で、ひとりポツンと本を読んでいる子。
同じく、ずっとうつむいてソファに座っている子。

そんな子が数人・・・
その場にはいても「体育祭」を皆と楽しむことは出来ない子もいました。


通信には、難しい子もいるので・・・
会場まで来るだけで精一杯の子もいるのでしょう。

 

当時、一緒に見学に行った友達のお子さんも不安定だったのです。

コミュニケーションがとっても苦手で、普通高校に入学したけど、すぐ行けなくなってしまった子です。

今日、ここに来れるかどうかさえ、当日までわからなかったし、
無事、ここに来れて、会場の空気を吸えただけでよかった。
なによりも皆の中で座っている姿を見れて、嬉しかった

と言っていたのが印象的でした。

けん太は、皆と一緒に座って、友達と笑ったりして、競技にも参加していました。

もうそれだけで十分なんだなと思いました。

 

その後、高2と高3は参加できませんでしたけどね

まあ、それは仕方がない(笑)

 

行く、行かない・・・に翻弄されたり・・・

楽しんで参加できた子、やっとの思いで参加した子・・・

 

それぞれの思いがある「体育祭」ですね。

 

 
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