ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

通信の先生はお優しい~

2023-11-29 23:26:57 | 思うこと

オープンキャンパスの記事を書くにあたって、当時のブログを確認したのですが、

その他の記事もいろいろと読んでしまいました。

忘れていることもたくさんあって、そうだった~と思い出したりしてね。

時が流れているのを感じます。

もう10年以上前のことですからねぇ。

 

当時、公表していなかった学校名を出してもいいかなと思ったのですが、

10年前となると、今の情報とは違ってきていると思うので、やめておきますね。

 

実際に、けん太が通っていた通信高校も、以前は、作文と面接だけだったのが、今は学科試験も加わっているようです。

以前は、就職が有利になるように?いろんな「資格試験」を取得ができるようなカリキュラムが中心で「大学も目指せます」という感じでしたが、今は、進学コースもあり、大学の合格実績に、全国の国立大学がズラリと並んでいました。受験体制が手厚くなっている印象を受けます。

時代の流れなんでしょうかね。

進学校の不登校も増えていて、リベンジを目指したい子が増えているのかなとも思います。

 

当時の状況あっての、今のケン太です。

当時の高校の記事の内容をピックアップして、再度、記事にすることはあるのですが、

それはあくまでも当時はそうだった・・・ということで、理解していただければと思います。

 

 

さっそくですが・・・(笑)

高校入試の時の、面談の記事をみつけました。

すごく印象的な面接で、これぞ、通信だ!と感動したことを覚えています。

ピックアップしますね。

 

面接は親子面接でした。


最初の質問「中学校はどんな雰囲気ですか?」
ケン太「・・・・・・・・・・・」


まさか、こんな質問がくるとは・・・

言葉が出てこないので
「今、学校へ行ってないんだっけ?」
「はい。行けてないです」
「そうか、そうか、じゃあ、質問を変えよう・・・」

ほっとしました(笑)

「どうして学校へ行けなくなったのか聞かせてもらえるかな?」

「怠けです」

即答です。これには、冷や汗が

「部活のこと、言わないの??」私の頭の中でグルグル

 

でも、先生がこんな言葉を返してくださったのです。

「怠けだったのかもしれないけれど、今、君はここに来ている。
やり直そうとする気持ちを持っている。作文でこれだけのことを書けている。
不登校とは思えないほど、しっかりとした表情もしているよ。
いくらでもやり直しはできるからな。大丈夫だよ!」

 

普通だったら、眉をひそめられてもおかしくないけん太の言葉に、こんな言葉が返ってくるなんて・・・

ありがたくて、嬉しくて・・・感動しました。

これが「通信」なのか・・・と思いました。

 

帰り道、最初の質問に答えられなかったことを心配していたけん太。

そんな心配が出てくるところに、けん太の入りたいという気持ちを感じることができたのですが、

なんと、私の面接時の対応にダメされました

「みぃみの答え方、どうかなって思ったよ。俺のいいところばっか宣伝していたからさ。親ばかっていうか、そんな親だから
子どもが不登校になるんだって思われたんじゃない?私は子どもを不登校にした親ですって宣伝していたようなものだよ」

なんと・・・


どんなやりとりをしたのかは覚えていないのですが、けん太が「怠けです」と自分を卑下するようなことを言ったので、必死に持ち上げようとしたのでしょうね。

 

しかし、こんな親だから子どもが不登校になる?

確かに・・・的を得てますね(笑)

 

この時の面談からわかるように、通信の先生はきめ細やかで、お優しかったです。

子どもへの寄り添い方は見習うことばかりでした。

 

無事、入学を果たしたけん太は、担任の先生と相性が良く、大好きで、これまでで一番、仲の良い友達もできて、

勉強にもやる気が出てきて、ノートの字も、どうしちゃったの?と思えるほど、これまでで一番、丁寧でした(笑)

そして、毎日のように、放課後友達とも遊び・・・

これまでの学生時代で一番、生き生きとしていて、充実した時間を過ごしていたと思います。

 

これは、無理のないカリキュラムもそうですが、なんといっても担任の先生の存在が大きかったと思います。

たくさん助けていただきました。

 

結果的には、また行けなくなってしまったのですが、行けなくなったことよりも、

それまでに積んだ経験の大きさに価値があったと思えています。

 

 

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高校の選択肢はいろいろ

2023-11-28 23:07:38 | 進路

前回の記事の流れで・・・

 

中部地方にある、全寮制の高校のオープンキャンパスにも参加したことがあります。

最初は、全寮制一択で、その他、北海道にある学校も考えていました。

 

まず、なぜ全寮制なのか・・・というところですが、

昼夜逆転、ゲーム三昧・・・

不登校中、なんの制限もない生活を送っていたので、
いくら新しい環境でリベンジしたいという気持ちがあったとしても、
果たして、身体がついていけるのだろうか・・・

朝、起きるということを克服するためにも
家にいては甘えが起きるので
寮のある学校がいいのでは・・・と思っていました。

高校での課題はやはり「自立」「自律」だったので。

 

その中部地方の高校ですが・・・

自然に囲まれていて、校舎も山小屋風で木の香りや温もりが感じれる、とても環境のよいところでした。

そこで生活するだけで心が健康になれそうな感じがしました。

心に傷を負っている子がいたり、発達障がいの子も2割程度いるようで、
先生方がみな温かく、子ども達との距離が近い、母性的な学校という印象でした。

生徒全員が定期的に心理カウンセリングを受けているとのこと。
精神的なサポートは万全のようでした。

不登校経験者も多く、再チャレンジの機会を与えてくれる学校でもありました。

 

けん太が体験授業を受けている間に、保護者は、個人面談です。

なんと私は校長室で校長先生との面談でした。

ケン太の不登校のきっかけ、担任の先生のことなど聞かれたのですが、
担任の対応面を残念がられていました。

「一緒にゲームでもしてあげればいいのにね」って。

あ~なるほどって思いました。

 

その一言で、だから、ここの学校の教師と生徒の距離が近いんだなと納得しました。

他の先生とも少しお話させていただきましたが、とても話しやすい。
こちらがどんどんお話したくなる感じでした。

いい学校だなと思いました。

 

ただ、けん太の感想は・・・

友達になりたいと思えるようなタイプの子がいなかったと

確かにオープンキャンパス中も、あまり乗り気ではなさそうでした。

 

前回の記事の、キラキラ笑顔になって帰ってきた高校とは、印象が真逆ですね

 

でも、それだけ、いろいろな高校があります。

数校だけしか行っていませんが、それぞれに特色がありました。

 

何処かに必ず居場所はある。

その中から、より自分にあった学校を選べばいいんだなと思いました。

 

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「お楽しみを入れて」のオープンキャンパス

2023-11-26 23:39:11 | 進路
今日、銀座にある文房具店「伊藤屋」が、情報番組にちらっと映っていました。
 
 
 
 
創業明治37年。100年以上の歴史を持つ「伊藤屋」
地下1階から8階まで文房具売り場。
その上には、カフェや水耕栽培しているファームもあります。
 
 
「伊藤屋」をみると必ず思い出すことが・・・
 
けん太が中3で、絶賛不登校中の頃のことです。
関西地方の全寮制高校のオープンキャンパスに参加したことがあります。
当時、けん太は、全寮制の高校に行くつもりで、その学校のオープンキャンパスに行く事になりました。
 
ただ、ずっと家にいたけん太がオープンキャンパスに参加するのは、そう簡単なことではなく、
予約はしたものの、本当に行けるかどうかはわかりませんでした。
 
朝、早めの新幹線で向かっても間に合うのですが、ただでさえ朝が弱いけん太。
動きだせない可能性がありました。
その前に一度、自ら「行ってみたい」と乗り気だった学校見学会を、朝、動けず、キャンセルしています。
 
なので、現地の近くのホテルに前泊する計画を立てました。
けん太の「お楽しみ」も入れて。
 
けん太のお楽しみのひとつが「伊藤屋」
当時、文房具が大好きだったので。
そして「山野楽器」もね。
 
銀座でケン太の好きそうなお店を巡り、ランチもして、新幹線に乗る計画を話すと、
「行く~」と大喜びでした。
 
たくさん見て回り、ご機嫌のまま、新幹線に乗り、関西のホテルに泊まりました。
 
 
しかし、朝には魔物がいます。
 
朝、起きると具合が悪そうで、朝は食べたものの、部屋に戻ってベッドに横になる始末。
家にいたのなら、オープンキャンパスはキャンセルしたでしょう。
 
しかし、そこはホテル。
チェックアウトの時間もあるし、どっちにしろ、ホテルから出て行かなければなりません
 
けん太は、青い顔のまま、電車に乗り、目的の高校に向かいました。
 
「途中で帰ってもいい?」と言うので
「いいよ」と言いました。
 
 
しかし、高校に着いたら、表情が変わってきました。
 
受付で、けん太には3年生、私には1年生?の生徒さんが付いてくれて、
説明会が始まるまで、それぞれの隣に座ってくれて、いろいろと話かけてくれたのですが、
けん太とその生徒さんが、いろいろと話しているのが聞こえてきました。
 
けん太も自ら質問したりして、なんだかとってもいい感触でした。
 
その後、けん太は、その生徒さんに連れられ、学校見学やクラブ活動の参加をしてきたのですが、
それを終えて、私のところに戻ってきた時には、目がキラキラしていて、とってもいい表情でした。
 
久しぶりに、そんな表情のケン太をみました
 
クラブ活動はけん太の希望で、剣道部に参加してきたようですが、
「高校に入ったら、また剣道やろうかなぁ~」という言葉まで出てきました
 
けん太の「お楽しみ」付きの「前泊」作戦、大成功でした!
 
 
結果的にはご縁がなくて、その高校はけん太の選択肢から外れたのですが、
その後は、学校訪問へのハードルが下がり、割とすんなり行けるようになりました。
 
あの頃は、全てのことが、手探りでした。
 
ひとつ前進したと思ったら、また後退し・・・
そんなことを繰り返しながら、少しずつ、少しずつ・・・でした。
 
 
ただ、これだけはわかります。
 
ただ、黙ってみていただけでは、けん太は動けなかったと思います。
ここはと思った時に、なんらかの形で背中を押してあげることも必要だなと。
 
 
それがあって、今があると信じています。
 
 
 
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「心の薬」

2023-11-25 14:43:57 | 感名を受けた話
今日は寒いということでしたが、太陽が出ているので、部屋にいる限りはそれほどでもないように感じます。
 
もしかして、窓のシートを貼ったからかな?
あれ以来、窓から伝わってくる冷気が緩和されているように思います。
特にキッチンは冬はひんやりしますが、今ところそうでもないです。
リビングも、ストーブなしで過ごせているし・・・(只今、外は11℃)
 
お勧めです!(笑)
 
 
 
先日、健康セミナーで「薬との付き合い方」についての話だったのですが、
 
薬が効く、効かないって、やはり個人差が大きいようですね。
年齢とか、体重とか、体質とか・・・それぞれですもんね。
 
「あの薬、効くよ」と勧められても、自分が効くとは限らない。
 
では、何が合うのか・・・それは医者にもわからない
(まずはこれを・・と処方されて、効かなければ、薬が変わったり・・・そういうことですね)
 
同じ薬でも、その時に食べたもの、その時の体調によっても効果がかわってくるそうです。
体調が悪いときは副作用もでやすいとのこと。
 
薬との相性は、自分にしかわからない。
自分の感触を確かめながら、とっていくしかないようです。
 
薬は、身体に害を及ぼすものから身を守るために「毒の機能」を持っているそうで、少量の有害な刺激は身体の活力を呼び起こすそうですが、過剰に投与されると「毒性」があるものに変化してしまう可能性があるとのこと。
 
薬の「善」と「悪」ではなく、あくまでも「バランス」だそうです。
 
身体を温めてから取ると、胃が働いて吸収がよくなる。
よく咀嚼して、消化液を出してから、取る。
年齢が上がると消化力が弱くなるので、量を少なめにする・・・等
 
なるべく身体に負担のないような取り方も必要です。
 
 
 
 
そして、「心の薬」と言われるように、「心」も「薬」の役割を果たすそうです。
 
病気の6割はメンタルからきていると聞いたことがあります。
メンタルが理由の長期病気休暇所得者が6割を超えているところもあるそうです。
 
自分の好きなもの。推しとか?好きな場所などを常にイメージするようにすると、心が心地よくなる。
それが「心の薬」となるそうです。
 
食事の時は、常に「ありがとう」と感謝の気持ちももっていただく。
すると、体に入れた食べ物が、ちゃんと栄養となって体に吸収されていく。
 
いい食材だから、身体に良いとは限らないそうでして。
吸収しきれず、体に溜まってしまったものが「毒」となり、病気を発症させるそうですので、
心が沈んで、胃腸があまり働いていない時には体の負担になってしまう時も。
 
高齢の親が、健康のためにと、毎日栄養ドリンクを飲んでいる。それはどうなのか・・・という質問があったのですが、
 
栄養ドリンクって、常に栄養剤の力に頼ってしまうことで、自分の自然治癒力が落ちてしまうんですよね。
あまいいいとは言えないけど、「それはダメ」と言うのもどうか・・・ということでした。
なぜなら、本人が「それがいい!」と信じているから。
 
信じる力ってプラスに作用されますものね。
食材の良し、悪しだけで、決められることではないのだなと。
 
本人の「メンタル」が保たれていることもとても重要なんだなと学びました。
 
 
 
 
 
 


 
葉牡丹、寄せ植えしてみました。
手間いらずで、らくちんな花。
 
今年もお世話になります
 
 
 
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「好き」だから続けられる

2023-11-23 23:54:00 | 家庭生活

ズル休みの翌日から、けん太はいつも通り出勤しています。

 

間に合わなくて休んだからといって、翌日、早く起きるわけでもなく、

いつものギリギリの時間に出て行きました(笑)

 

渦中の時のブログでは、休むとザワザワし、翌日、登校すれば「今日は登校しました!」と

ほっとして書いていたものですが、今は、そんな感情の起伏とは無縁の生活を送れていることに感謝です。

お金の心配はありますが

 

一昨日、私のピアノの日でして、坂本龍一さんの「鉄道員(ぽっぽや)」の練習を始めたところです。

先生に弾いてもらい、ビデオも撮らせてもらいました(大人だけの特権ですよ笑)

 

かつて、友達の息子君は、進学校の特進クラスの特待生。

クラスの男子のほとんどがピアノを習ったことがあるということでした。

友達の息子君は習ってはいなかったので、ちょっとびっくりしたそうです。

 

私の周りでは、ピアノを習っていたのは女子ばかりで、けん太の他にやっている男子は知らないです。

なので、そんなに男子っているものなのかとピアノの先生に聞いてみると・・・

 

「男子、結構いますよ。それに男子の方が長く続ける子が多いです。教室、辞めても続けている子もいます」と。

 

女子は、好きでも嫌いでもないという子がほとんどで、なんとなく続けて、中学入学や受験などのタイミングで止めていくそうです。

なるほどね~

 

私の友達の娘ちゃんですが、今も弾いているという子はいないかも?

ピアノを売ってしまった友達もいます。

小学生の頃に、県大会に出場し、先生の期待の星だった娘ちゃんがいますが、中学校入学と同時にスパッと辞めてしまいました。

1日何時間も練習していたので、音大に入るのだろうと誰しも思っていたんですけどね。

中学では、バスケの練習に打ち込んでいたそうです。

 

お母さまがずっと練習に張り付いていたそうなので、熱心だったのはお母さまで、

娘ちゃんはそうでもなかったのかなとも思ったりします。

 

男子はそもそも、好きでないと続けられないのかもしれません。

だから、好きな子は、教室辞めても、家で弾いていたりする。けん太みたいにね。

 

ピアノの先生に「この子はピアノが好きです」と言われたことが。

そうなんだ・・・と思いました(笑)

 

不登校になり外に出れなくなって、ピアノは行けなくなりましたが、復学して3か月くらい?してから

またレッスンに通うようになりました。

もちろん、本人が「また行きたい」と言ったので。

 

やっぱり好きだったみたいです(笑)

 

でも、発表会が嫌で練習しなかったことがきっかけで辞めてしまいました。

しかし、辞めてから毎日、家で弾くようになりました。

与えられた曲ではなく、自分の好きな曲を。

 

自分の好きな曲を弾いているから、楽しいんだな・・・と思いました。

 

先生には「まったく~かわいくないんだから~」と笑われましたが、

「いいんですよ。音楽って楽しむものなので」と。

 

今でもたまに弾いていますが、まあまあ自己流でして。

あのまま習い続けていれば、ちゃんと基礎を積めて、もっと思うようにいろんな曲を弾けていたとは思いますが、

けん太は「コツコツ」が苦手なんですよね。

 

これがけん太スタイルなので

 

これからも、自由気ままに、音楽を楽しんでくれたらそれでいいと思います。

 

 

友達とのランチ~

 

自然食品のお店。

どれもこれも優しいお味で、美味しい~

ご飯は玄米です。

 


バナナジュース。豆乳が入っていて、とってもマイルドで飲みやすい~
 
 
シュークリーム。
 
このクリームは何?
とっても、あっさりしていて、何個でも食べられる~(笑)
 
ご馳走さまでした

 

 

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