オープンキャンパスの記事を書くにあたって、当時のブログを確認したのですが、
その他の記事もいろいろと読んでしまいました。
忘れていることもたくさんあって、そうだった~と思い出したりしてね。
時が流れているのを感じます。
もう10年以上前のことですからねぇ。
当時、公表していなかった学校名を出してもいいかなと思ったのですが、
10年前となると、今の情報とは違ってきていると思うので、やめておきますね。
実際に、けん太が通っていた通信高校も、以前は、作文と面接だけだったのが、今は学科試験も加わっているようです。
以前は、就職が有利になるように?いろんな「資格試験」を取得ができるようなカリキュラムが中心で「大学も目指せます」という感じでしたが、今は、進学コースもあり、大学の合格実績に、全国の国立大学がズラリと並んでいました。受験体制が手厚くなっている印象を受けます。
時代の流れなんでしょうかね。
進学校の不登校も増えていて、リベンジを目指したい子が増えているのかなとも思います。
当時の状況あっての、今のケン太です。
当時の高校の記事の内容をピックアップして、再度、記事にすることはあるのですが、
それはあくまでも当時はそうだった・・・ということで、理解していただければと思います。
さっそくですが・・・(笑)
高校入試の時の、面談の記事をみつけました。
すごく印象的な面接で、これぞ、通信だ!と感動したことを覚えています。
ピックアップしますね。
面接は親子面接でした。
最初の質問「中学校はどんな雰囲気ですか?」
ケン太「・・・・・・・・・・・」
まさか、こんな質問がくるとは・・・
言葉が出てこないので
「今、学校へ行ってないんだっけ?」
「はい。行けてないです」
「そうか、そうか、じゃあ、質問を変えよう・・・」
ほっとしました(笑)
「どうして学校へ行けなくなったのか聞かせてもらえるかな?」
「怠けです」
即答です。これには、冷や汗が
「部活のこと、言わないの??」私の頭の中でグルグル
でも、先生がこんな言葉を返してくださったのです。
「怠けだったのかもしれないけれど、今、君はここに来ている。
やり直そうとする気持ちを持っている。作文でこれだけのことを書けている。
不登校とは思えないほど、しっかりとした表情もしているよ。
いくらでもやり直しはできるからな。大丈夫だよ!」
普通だったら、眉をひそめられてもおかしくないけん太の言葉に、こんな言葉が返ってくるなんて・・・
ありがたくて、嬉しくて・・・感動しました。
これが「通信」なのか・・・と思いました。
帰り道、最初の質問に答えられなかったことを心配していたけん太。
そんな心配が出てくるところに、けん太の入りたいという気持ちを感じることができたのですが、
なんと、私の面接時の対応にダメされました
「みぃみの答え方、どうかなって思ったよ。俺のいいところばっか宣伝していたからさ。親ばかっていうか、そんな親だから
子どもが不登校になるんだって思われたんじゃない?私は子どもを不登校にした親ですって宣伝していたようなものだよ」
なんと・・・
どんなやりとりをしたのかは覚えていないのですが、けん太が「怠けです」と自分を卑下するようなことを言ったので、必死に持ち上げようとしたのでしょうね。
しかし、こんな親だから子どもが不登校になる?
確かに・・・的を得てますね(笑)
この時の面談からわかるように、通信の先生はきめ細やかで、お優しかったです。
子どもへの寄り添い方は見習うことばかりでした。
無事、入学を果たしたけん太は、担任の先生と相性が良く、大好きで、これまでで一番、仲の良い友達もできて、
勉強にもやる気が出てきて、ノートの字も、どうしちゃったの?と思えるほど、これまでで一番、丁寧でした(笑)
そして、毎日のように、放課後友達とも遊び・・・
これまでの学生時代で一番、生き生きとしていて、充実した時間を過ごしていたと思います。
これは、無理のないカリキュラムもそうですが、なんといっても担任の先生の存在が大きかったと思います。
たくさん助けていただきました。
結果的には、また行けなくなってしまったのですが、行けなくなったことよりも、
それまでに積んだ経験の大きさに価値があったと思えています。