東京の「秋葉原」から茨城県の「つくば」を45分で結ぶ鉄道が開業したということで、秋葉原駅前の写真がgooニュースに掲載されていた。ななんと、背後にそびえるヨドバシカメラの店舗が梅田のソレと同じデザインなのである。
大手スーパーやコンビニエンスストアが外装材の色調や看板の色使いで統一を図っているのはよく見かけるが、一建物のデザインを丸ごと踏襲しているのには衝撃を受けた。
昨今、駅前の再開発事業によって開発された街並みが結果的に、同じモノになっていることは周知の事実だが、都市形成の一部として多大な影響を与え得る巨大商業施設が、都心部において恣意的に同じ景観を作り出していることに一抹の不安を覚えた。
また東京に行きたい美術館を見つけてしまったので不治の病でもある「東京行きたい病」が再発してしまいました。また機会を見つけて秋葉原の再開発の様子も見に行きたいと思ったりしています。
バブル期には「全国の駅前が画一化している」てな論調をよく眼にしましたが、今や「全国の駅前再開発ビルが廃墟化している」状態。建った端からテナントが埋まらなかったり。とくに自治体主導のは酷くて、責任を取る人もおらず…。主体なく周囲の流れに同調しがちな、この国らしい気がします。