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いせし!とばし!しまし!【15】《志摩市03》志摩観光ホテル 夕食編

2014年06月20日 22時44分11秒 | ぶつぶつ



まずは前菜。
“伊勢海老・鮑テリーヌ 野菜サラダ添え”





前菜といってもものすごいボリューム。というか、アスパラガスの極太さに目をみはった。





続くスープ、個人的にはこのスープがメインだったりもする。
“伊勢海老クリームスープ”
やばい、やばすぎる。味の深さは底なしといった感じで一口ごとにその濃厚な海に吸い込まれていくのである。世の中には「前菜」程度の位置付けとしてスープを提供するお店もあるが、このスープだけを持ってしても立派な一品目、いやそれ以上の一品だと思った。そう、私の中では「メイン」なのだから。そして世の中にはこのスープを口にするがために毎年このホテルにやってくる方もおられるほどであるとか。いや、堪能堪能。





続いて“黒鮑ステーキ 2色ソース”





恥ずかしながら鮑という食べ物はどことなくコリコリとした食感のある食べ物だと思っていた。ここで提供される黒鮑のステーキが本来の食べ物であると仮定するならば、今まではとんでもないものを口にしていたのではないかと思った。こんなに肉厚なのに柔らかくて、それでいて弾力性があって味わい深い。鮑なのにフォークとナイフで牛ステーキのように切り分けて食べる喜びを初めて知った。





メニューに存在しない品目のうちの2品目。
“ポンカンのシャーベット”
かき氷にポンカンのフレッシュな果汁を搾ってかけた感じ。砂糖の甘さではなく果汁の甘さが心地よい。
ちなみにメニューに存在しない品目のうちの1品目は1枚目の写真の中でオレンジジュースの手前に写っているスティックサラダ。今まで食べたどのスティックサラダよりもみずみずしくて、それぞれの野菜の生の旨味を堪能できる一品。水の中には細かく砕いた氷がさりげなくあって、時間が経ってもひんやりと美味しい。





メニュー上のメイン料理となる。
“牛フィレ肉ステーキ キノコシャスールソースとジャガイモのパレット添え”
焼き加減を聞かれたのでお勧めは何かと訊いてみると「ミディアムよりも若干レア寄りで」とのことだったのでお勧めの焼き加減でオーダーしてみた。ナイフを入れてみると想像以上にレアな感じで、切り口を見た瞬間ギョッとしたけれど口に含んでみると生臭さは微塵もなくジューシーな味わいになっている。表面の焦げ加減は逆に若干焦げ気味かもと思ったが、これがなかなかどうして焦げではなく絶妙な「焼き」の加減であるのだ。「伊勢海老クリームスープ」でも「黒鮑ステーキ」でも目を剥いた我々は同様に「牛フィレ肉ステーキ」でも目を剥いたのであった。





シンフォニーコンサートにおいてメインをシンフォニーの終楽章と見立てるならば、デザートとコーヒーはアンコールなのであろう。ただし、このホテルのデザートは半端ではなかった。
“ホワイトチョコのムースとレミーマルタン入りバニラアイスのいちじく添え”
特にレミーマルタン入りバニラアイスには目を剥いた。こんなにウットリするほどブランデーが効いているバニラアイスを食べたのはこれが初めてである。大人のアイスクリーム!美味しすぎる!!





コーヒーは半分飲んでしまったが何とも言えない風味でしっかりとどっしりとした味わいに満ちている。あぁ、これで終わりかぁと思っていたら・・・





トドメの“メニューに存在しない品目のうちの3品目”が登場。しかもこれまでの一連の素晴らしい「楽曲」の雰囲気を壊さない満足の味わいにもうただただ脱帽するばかり。





いやはや、恐れ入りました<m(__)m>

つづく
いせし!とばし!しまし!【16】《志摩市04》志摩観光ホテル 朝食編


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