ヴァチカン近くのピッツァリアでランチを食べた我々は一路、コロッセオに向けて移動を開始したのであった。
ツアーのパンフレットに「サンタンジェロ城は車窓見学」とあったが、観光バスではなくミニバスでの移動で添乗員氏の解説が無いため、それをサンタンジェロ城と認識できない人たちは、きっと気が付いていないものと思われる。
このサンタンジェロ城のことで妻が隣のご夫妻と話をした会話が面白かったのでご紹介。
(以下、仮に・・・私の妻:A、旦那様:B、奥様:C )
A:アリタリアの中でこのお城が出てくる映画やってましたよ。「天使と悪魔」って映画なんですけどね・・・云々
B:へぇ~、そう、帰りの飛行機で見てみようかなぁ
C:えぇ?なになに、何ていう映画?
B:「天国と地獄」だって
A:「天使と悪魔」ですぅ
流れゆく車窓から必死のパッチで撮ってみた。
プリンチペアメデオ橋で手ヴェれ側を渡り、ヴィットリア・エマヌエーレ通りを東進していることまでは何となくわかったが、途中、このトラムの軌道を見たところでどこを走っているのかわからなくなった。「東進していたと思ったのが、いつの間に北上してたのか?」と思い前後不覚になった。ここのとこおについては、また今度「ローマのトラム」の回で書こうと思う。
ヴィットリアーノのところを周りフォロ・ロマーノとフォロ・トライアーノの間の道を抜けるとその先はコロッセオである。
メトロB線のコロッセオ駅付近で何やら工事の仮囲いがあると思って目をやると、どうやらメトロC線を作っているらしい。ローマは地下を掘り返すたびに遺跡がワンサカ出てくるので、京都市の地下鉄と一緒で、なかなか工事が進まないのである。
左はコンスタンティヌス帝の凱旋門、その手前にいるのは黄色い服を着揃えた謎の集団!!
昔から旅行の仕事を生業にしてきた父の談によるとローマのコロッセオに対する評価はすこぶる低い。そんな父の背中を見てきた私の中でそれは「そんなにホンマに鳩の糞だらけで、汚くて、みる価値の無いものなのか?」と思っていたが、実物をみると、賞賛に値する建物であると感じた。
ローマの奴隷による(奴隷によって作られた)奴隷のための(奴隷が生死をかけた戦いを強いられるための)建物ではあるのだが、やはりここまでの建造物をたったの8年で作り上げた技術力はもの凄いことだと思う。
コロッセオの中に入ってみる。
まずは青い空と白い雲に感謝である。やはりこの場所は晴天でないと映えないと思う。
そして広角レンズでも恐らく画角が入りきらないであろうことに再び驚かされる。何て大きいのだ!!
コロッセオからフォロ・ロマーノを望む。
いろいろな映画で再現されているが、次から映画を見るのが楽しみになってきた。というよりも、テルマエ・ロマエを見たくなってきた。
あっと言うまのコロッセオやったけど、なかなか楽しかったよ。
つづく
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