WALKER’S 

歩く男の日日

早稲田摂陵高校ウィンドバンド 第59回定期演奏会

2018-02-27 | 演奏会

第1部 フォーマルステージ
  ブライト・ライツ      R・シェルドン
  エッセンス・オブ・ユース  S・ルールス
  歌劇「アンドレア・シェニエ」U・ジョルダーノ
第2部 ゲストステージ  Brass Band H.B.B.
  スルー・ザ・フレームズ   P・ロヴァット=クーパー
  キャッツ・テイルズ     P・グレイアム
   1,カタロニア(エルマー・バーンスタインのために)
   2,キャット・ウォーク(ヘンリー・マンシーニのために)
   3,スキャット(ソニー・ロリンズのために)
   4,キャットメナップ(ジョージ・ガーシュインのために)
   5,トッカータ(レナード・バーンスタインのために)
第3部 コーラスステージ
  おしゃれな気分できれいに歩こう 横山潤子作曲 さねよしいさ子作詞
  南の絵本            横山潤子作曲 岸田衿子作詞
第4部 カジュアルステージ
  カーテン・アップ      A・リード
  リトルプリンスメドレー   高田浩
  サンダーバード       B・グレイ
  雷神            J・P・スーザ
  ローリング・サンダー    H・フィルモア
  ビバ!チャイコフスキー   鈴木竹男 編曲
アンコール
  ステージマーチング 
    スーザメドレー 士官候補生~雷神~ワシントンポスト~忠誠
            ~エルカピタン~海を越える握手~キングコットン
            ~星条旗よ永遠なれ~マンハッタンビーチ
  エピカニクス~虹~勇気100%
  グッドフェローシップマーチ

 ぼくの席は前から3列目、目の前は3rdクラリネットのすぐ後ろにあるハープ。だからクラの音が一番ダイレクトにはっきり聞こえました。生のクラの音がこれだけのバランスで聞こえることなど滅多にないから、すごく嬉しかった。しかもクラは12本、61人の編成で12本は近頃見かけないバランス。終始クラの細かい動きがはっきり聞こえて楽しめたし、雷神では3番クラの裏のメロディを初めて耳にして新鮮な驚き、雷神は大学時代の暗譜のマーチで依頼演奏やパレードなどで何百回と演奏したけれど3番があんなメロディを吹いているとは思いもしなかった。バイトではメンバーが十分揃わないことが多くて1番を吹くのが常でした。
 チャイコフスキーの最後の部分はスラブ行進曲の最後の部分が演奏されます。クラリネットのかわいいメロディから始まってコーダへ向かう、高校時代、指揮者として一番しっかり練習した曲がスラブ行進曲だったので本当に懐かしく聴きました、しかもあのクラのメロディの所が一番好きだった。そしてその曲がコーダに入ろうとするところで、3年生がタンバリンを持って舞台の最前列に横一列、マーチングなどで時々見られるタンバリンダンスを見せてくれます、淀川工科高校の乾杯よりもずっと感動的でした、鈴木先生のアレンジだし、これぞ阪急という振り付けだし、ぼくの一番の想い出の曲でもある。それらがないまぜになって曲が終わるときには自然に涙がこぼれてきました。
 そして、これが本当の大とり、マーチングも全てがぼくの中学、高校、大学での想い出の曲ということもあって、涙ものでした。吹奏楽の一番楽しいところ、良いところをはっきりくっきり見せて貰って本当に嬉しくありがたい思いで帰路につくことができました。