健脚二人
Facebookの投稿を見ると大型連休中の四国の対応はさらに厳しくなって、道の駅やコンビニのトイレ、ごみ箱も自由に使えなくなっているとか。3月の中頃から四国に入っている人は最後まで巡りたくても退去するしかないという状況です。西予市で会った横浜の男性は絶対帰りたくない、感染者の多い横浜で何もすることがない状態より四国を歩いている方がいい、納経所が閉鎖になっても歩き続ける覚悟を2週間前には感じたのですが、さすがにもうOUTかもしれません。
この春、久万高原までの21日間で出会った歩き遍路さんは日本人63人、外国人8人でした。昨年全く同時期同区間で会った人は日本人135人、外国人24人でした。本当に少なくて特に札所では一人になることも度々、でも少ない出会いではあったけれどいい出会いがいっぱいでした。特に宿はほとんど大当たり、同宿は居ないだろうなと思ったところでも、ちゃんと宿泊者がいたというところも4軒あったし、一人のところでも宿の人とじっくり喋れることも多かった。
昨年の秋に続いて2回目のもりあんLOFTではぼくのブログを読んでいるご夫婦と同宿、ぼくのホームページのモデルプランをコピーして持参していました。見たことがあるという人には会ったことがあるけれどコピーを持っている人には初めて会った。食事の前にもいろいろ相談にのってあげた、それが目的でぼくといっしょの宿に予約を入れたようだった。そういうことも初めて、電話番号を交換して以後もショートメールで何回かやりとりがあった。お二人は通しの予定だったけれど36番の近くのおへんろ・ゲストハウスりり庵で打ち止めにすることになった。今回は4人の人にりり庵を紹介して泊まってもらった、今回泊った中で一番のお気に入りの宿です。これから先絶対外せない宿になりました。
同じくらい気に入った宿があと二つ、室戸岬の5km手前の sky and sea muroto と鶴林寺の登り口のみかんの宿。この二つともぼくが泊まった今まで全部の宿の中でベスト5に入ってしまいました。本当に文句のつけようがなかった、みかんの宿の奥さんはおしゃべり上手で聞き上手、てんぷらも熱々だったし全部ワンフロアで完結、洗濯乾燥もお接待、Wi-Fiもあったし、お昼のおにぎりもお接待。ここも絶対に外したくない。1組限定(たのめば食堂の続きの居間に衝立を立てて泊めてくれる、最大2組3人まで)の宿だけど奥さんと喋れるので寂しくない。2食付き6600円。