今月の歩行距離は２６０ｋｍ、なんとか目標をクリアできました。
昨日は奮発して保冷（保温）ジャー４００ｃｃを１１００円で購入、スーパーの無料の氷を摘めて帰るとアイスコーヒーが楽しめる。何と贅沢なこと。
今日は曇りがちで室温も３５℃までしか上がらなかった。アイスコーヒー２杯飲めたので水浴びもしなくて済んだ。
姫路の今日の最高気温は３４．６℃だったのに北海道帯広では猛暑日だったと。テレビのインタビューを受けた帯広の人が「うちはエアコンがないんだけど買い時かしら」と。帯広に知り合いのお遍路さんが住まわれていてさすがに暑中見舞いを出すのは違うのかなと考えていたけれど、全然大丈夫ではありませんか。
うちの室温は今日も３７℃まで上がったけれど、陽が落ちて１時間もすると３４℃まで下がると涼しく感じるのがすてき。電気の力を借りて暑さを拒否するのではなく、立ち向かうのでもなく、大事なのはどう慣れるかどう仲よく付き合うか。その工夫でストレスが少なく免疫力も落とさず機嫌よく夏を楽しみながら生きていく。
通しの秋遍路を初めてしたのは１９年、この時の出発は１０月２７日。２０年は１０月２２日、２１年は１１月２日。ここまでは何の問題もなかった。昨年の出発が１０月１３日でひどい目にあった。逆打ちだったので２日目が雲辺寺、４日目が横峰寺でいずれも夏日になってまともに登れなかった。通常の１．５倍くらいの時間がかかって何度も休憩を入れながら死ぬ思いで這いずるようにやっとのことで登りきることができた。最高気温が２５℃を超えると山登りはさほどに過酷なものになる。春遍路でも経験したことがなかった。それが３０℃を超え３５℃近くなるとどうなるか、想像するだに恐ろしい。
過去の記録を調べてみると。最後の夏日は２２年＝１０月２３日。２１年＝１０月１６日。２０年＝１０月１４日。１９年＝１０月２２日。１８年＝１０月９日。１７年＝１０月１１日。１６年＝１０月２０日。１５年＝１０月２１日。１４年＝１０月１２日。１３年=１０月１４日。１２年＝１０月１６日。（いずれも姫路市の公式記録）
つまり１０月２０までは四国に行かない方がいい、できれば１０月２５日以降の出発にすると気持ちよく歩けるということになります。１２月に入ると寒くなるのではと危惧する人がいますが上旬までなら歩いている分にはちょうどいいくらいの寒さです。汗をかいて休憩に入ると寒くなって休めないということがたまにありますが、暑い時と違って身体はよく動くから前には進みやすくなります。
今年の３月下旬には１日に５０～６０人の外国人が訪れたという。そして４月のツアー予約はコロナ前の一番多かった１９年１０月よりも多くなったとか。この春熊野古道を歩いた外国人は５０００人くらいと想定される。四国を歩いた外国人は区切りを含めてもその１０分の１ほどか。熊野古道はメインの中辺路で熊野三山を巡るルートは５日の行程、実に手ごろで内容も充実している。四国のように都会の中や国道や県道を歩くこともないし。
四国がスペインの巡礼路と一番違うのは夏に歩けないことだ。スペインでは１年で歩く人が一番多いのが８月、次に７月、６月と続く。夏季休暇を利用して歩く人が圧倒的に多い。スペインの夏もそれなりに暑くなるようだけれどとにかく湿度が低いので日本の夏とはだいぶ違うようだ。それに緯度が高いので昼間の時間が長い、朝早く涼しいうちに歩いて日中はほとんど休むという歩き方もあるようだ。四国でも真夏に歩いている人はいる、この時季にしか休暇が取れない人たちが無理して歩く、でも外国人にも日本の夏歩きの過酷さはよく知られているようでほんとに数えるほどの人たち。それだけ歩く人が少ないと会える人も少なくて充実した体験も少なくなってしまうだろう。スペインでは１年に３０万人の人が歩く、四国では１万人を超えることすら考えられない、でも多ければいいというものでもない。今年の春くらいの感じでちょうど良いのかもしれないと思ったりする。
ホテルＡＺは篠栗駅の一つ西の駅の近く、距離にして２ｋｍほどあるので、篠栗駅を起点終点とした場合４ｋｍほど短くなってトータルで５９ｋｍほどの道のりです。小豆島や知多と違って順番が見事なほどにバラバラ。ちょっと気を抜くと普通に１か所２ヵ所とばしてしまいそうで注意が必要です。
マップはこちら
八十窪の Facebook を見たら６月２９日のスーパーＪチャンネルの特集で大女将が取材を受けて登場したとのこと。過去２回のお遍路特集も関東ローカルだったのでオンタイムでは見られなかったし今回もそうでしょう。過去２回はYouTube で今でも見られるから、もう少ししたら見られるようになるかもしれません。
映像は昨日アップされていました。→ ＡＮＮ ＮＥＷＳ
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