今月も順調に310km歩くことができた。歩数計の累計は7000kmを突破した。6巡目の新居浜市から四国中央市に入ったあたりを歩いている。実際に四国で歩いた8000kmを加えると15000kmを越えたことになるけれど、まだ地球半周も行っていない。
今週、来週は上地雄輔さんが須崎市を訪れるというので楽しみにしていた。彼がメジカをごちそうになった宮本鮮魚店とビールを買った吉永酒店がぼくのパソコン地図にはっきり載っていた。ぼくはその交差点の150mほど北の交差点を今年の4月に歩いていた。お遍路のときいつもお世話になっている柳屋旅館は宮本鮮魚店から400mほど西にあるのだった。
朝一で吹奏楽連盟のサイトをチェック。関西を聴いたとき懸念したとおり、近畿大学も龍谷大学も銀賞だった。やはり近大の自由曲は伝わりにくかったのかもしれない。初めて聴く曲だったから判らない、感じることも少ないというのはあったかもしれないけれど、それ以上に演奏する側が絵を描けていたのだろうかと思う。
関学から定期演奏会のチケットが送られてきた。近大は振り込み用紙たけ先に送られてきたけれど、関学は座席番号付きのチケットが同封されていた。関大のやり方はどうしても容認できないので今年も行かない。3200円払う価値があるとも思えない。
2週間かかってようやく全部の遍路道の計測が終了した。来年は足摺からは月山神社、大月町の道を行くので50km越えになってしまう。土佐清水の民宿星空と旅路がそろって廃業になってしまったのでどうしようもない。どちらかの宿に泊まれば5kmほど短くなって8時間も超えなかった。今まで8時間以上歩いたことは2回、08年の大洲から出石寺に登って下って内子町の大瀬の4kmほど先まで歩いたとき(8時間7分)と、09年の雲辺寺越え(8時間8分)、両日とも最後には相当へばったけれど、足を痛めることは全くなかった。だから、そんなに無理な行程ではないような気もするけれど、心配なことは心配。
30日 鴨島 34208m 5時間9分
31日 徳島 44955m 8°00′
1日 勝浦 40476m 6°21′
2日 由岐 37826m 7°01′
3日 宍喰 45038m 7°09′
4日 室戸 43431m 6°48′
5日 安田 42377m 6°58′
6日 高知 42442m 6°29′
7日 土佐 43760m 6°56′
8日 須崎 42201m 6°25′
9日 佐賀 50109m 7°50′
10日 大岐 44246m 6°51′
11日 叶崎 52521m 8°16′
12日 平田 39658m 6°31′
13日 内海 39686m 6°28′
14日 宇和島 35920m 6°15′
15日 大洲 41655m 6°37′
16日 広田 35197m 5°27′
17日 久万 38812m 5°57′
18日 道後 33282m 5°24′
19日 大西 41491m 6°20′
20日 小松 41460m 6°29′
21日 西条 32458m 5°44′
22日 三島 36595m 5°44′
23日 観音寺 44287m 7°41′
24日 宇多津 41157m 6°58′
25日 高松 39667m 6°32′
26日 さぬき 40952m 6°42′
27日 姫路 42106m 7°08′
計 1187.973km
最低気温
今朝の姫路の最低気温は9.3℃、今季初めて10℃を切った。室温は18℃あったけれど半袖Tシャツだけでは眠れなかった。姫路の最後の熱帯夜は先月の14日。5週間で季節は2段階深まった。
歩行速度
日頃どれくらいのスピードで歩いているか、長い間計測していなかったので、来年の通し打ちを前にきっちり計測しておかねばならない。前は近所のグリーンベルトの中にあるジョギングコースで計測していたけれど、そこでは歩きづらい事情ができてしまったのでイオンモールの周りで計測することにした。イオンの周囲は幅広の歩道で囲まれていてとても安全で歩きやすくなっている。1周1234m、久々の計測でちょっと力が入る。結果は9分57秒、時速は7.44km。目標は7.2だったので大いに満足。これくらいの力があれば四国で6.6kmくらいは普通に出せそうな感じだ。
日頃使っているシューズが4600kmを越え、踵がすり減ってインソールまで穴があきそうになったのでやむなく引退を決めた。先に買っていたマキシマイザーは合わなかったので、同じトラッドロードを使うことにした。1週間使って何とかなじんできたところ。来年の四国にも使えそうな感じだけれど、まだ決めかねている。
アッピアのテンポが気になったので、持っている録音全ての時間を計測することにした。コールアングレのソロが終わったところからコーダのフェルマータに入るところまでの時間。
シャルルデュトワ指揮モントリオール交響楽団 2分21秒
ユージンオーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団 2分22秒
ロリンマゼール指揮クリーブランド管弦楽団 2分27秒
エルネストアンセルメ指揮スイスロマンド管弦楽団 2分32秒
小澤征爾指揮ボストン交響楽団 2分36秒
フリッツライナー指揮シカゴ交響楽団 2分48秒
カラヤン指揮ベルリンフィルハーモニー管弦楽団 2分49秒
シャルルミュンシュ指揮ニューフィルハーモニア管弦楽団 3分21秒
カラヤンより遅いテンポの演奏があったのは驚きだったけれど、ミュンシュの演奏はちょっとついていけない種類のものだった。カラヤンの演奏で特徴的なのは、盛り上がりを極力後半に延ばしているところ。機械的な処理が行われているのかもしれないけれど、それによって音楽の奥行きが明確になったことは確かだ。より絵画的な表現に成功している。改めてカラヤンの演出力に驚嘆させられたのであった。
本当に久しぶりに,ABCラジオ「ザ・シンフォニーホール アワー」を聴いた。カラヤン指揮ベルリンフィルの演奏でローマの松が放送された。テレビで遠くに行きたいを見ながら何となく聞いていたけど終楽章の「アッピア街道の松」だけはテレビのボリュームを落としてきっちり味わう。ぼくのイメージよりテンポが遅い。今まで聴いたどのアッピアより遅い。遅くてもとても感じがいい。ローマ軍の力強さや勇壮さがより強調されているようにも感じた。でもアマチュア指揮者ではこのテンポは持て余すかもしれない。気になったのでロリンマゼール指揮のクリーブランド管弦楽団と小澤征爾指揮のボストン交響楽団の演奏を聴くと、両者ともぼくのイメージに近いテンポだった。クリーブランドなどは金管がやや走り気味になるところもあるくらい。アマチュアだと裏を取れない指揮者も多いし取れてもなかなか我慢できないような気もする。それにしても本当に各パート、声部がたっぷりきれいに鳴っている。やはり吹奏楽ではバイオリンのメロディラインはほとんど聞こえてこない。あのラインをきっちり表に出せない限り吹奏楽は低級な音楽だと言われても仕方がないと思った。
歩数計の中では45番札所岩屋寺の3kmほど手前を歩いている。だからというわけでもないけれど昨日は久万高原を歩く19日目の計測をした。でも19日目に歩く道はまだ確定していない。というのも日の出橋から素鵞神社を経て八丁坂茶屋跡に至る山道が通行可能かどうか判らないから。「素鵞神社」「遍路」で検索をかけると、2年前の雪害で倒木が激しくほとんど歩けない、という書き込みがあった。他の書き込みは全て09年以前のもの。遍路地図では「左斜面、時折落石のおそれあり。頭上注意(自己責任で通行してください)」とあるけれど、2010年3月発行のものだから雪害前の状態で書かれたものと思われる。この道が歩けないと日の出橋から県道153号を民宿和佐路の方へ行くことになる。45分くらいの遠回りになる。
9月(9月13日~10月11日)の電気使用量は83kwh、電気料金は1615円だった。対前年同月比は-55.1%。
安野光雅さんは自分が子供の頃は今の何分の一しか電気を使わなかったけれど、それで不幸だとか不自由だとか思ったことはないと言われている。エアコンに慣れて30℃以下で熱中症になる今の子供たちの方が余程不幸というものだ。
もくせい
家の木犀が咲いた。
どういう訳か昨年は全く花をつけなかったし、今年も枯れかけた葉が目立っていたからどうかと思っていたけれど、気がついたら満開になっていた。花が咲くと、みすゞさんの詩を思い出して優しい気分になる。
28番札所大日寺の近くにある新しい遍路宿「遊庵」に泊まる計画だったけれど、翌日の歩行距離が50kmになってしまうので6km先の後免駅まで歩いて電車で高知駅に行くことにした。駅の近くにある高知さくらホテルはウェブ予約で素泊まり3400円、ロスイン高知は2食付きだと安いけれど素泊まりは安くない。5年前にお世話になった福城旅館を検索してみると,HPができていて素泊まり3000円になっていた。5年前は3500円だった。タウン駅前はウェブ予約で4200円。後免駅からごめんなはり線でのいち駅まで戻ると丸米旅館は素泊まり4200円、2食付き6510円。
来年の四国巡りまで半年を切ったのでぼつぼつ準備を始める。持っていく物などはすでに用意できているけれど、メモ用紙のデータはまだ全然できていない。前回までは100m単位で、地図に載っていない山道を除いて全ての遍路道の距離を計測していたけれど、今度は1m単位で計測し直すことにした。ここまで来ると、できるだけ正確なスピードを知りたくなってくる。
昨日は久々にウォーキングをお休みにして5日分の計測を済ませることができた。足摺を巡る13日目は52521m、8時間19分の道のり、いずれも経験したことのない最長の道のりになる。それが歩けるか、そこまで歩けるか、今のところ全く自信はない。