WALKER’S 

歩く男の日日

その他の初めての宿 (2)

2016-06-30 | 16年四国の旅


 前期の19日目はいよいよ歩くのが辛くなって松山から今治まで一気に電車で飛んでしまいました。石手寺までは曲がりなりにも写経を納めてきたのですが、太龍寺には行けず途中断念を受け入れました。
 ほとんど歩けなかった日ではありましたが、いろんな思わぬ出来事がありました。朝ユースホステルを出て道後温泉本館のところで撮影をしていたら、北の方から見慣れた二人連れがやってきます。下ノ加江、延光寺の手前、宇和島駅、そして明石寺の手前でも会ったウォーキング協会の役員とその奥さん。常磐荘に泊まって素泊まり3500円だったそうです。1室2人だから普通より安くなったのでしょう。今日は太龍寺と円明寺にお参りして、もう1泊道後で泊まって明日帰途につくそうです。
 そのあとは時間がたっぷりあるので道後温泉の観光案内所で休んでいたら、ボランティアのガイドの人が声をかけてくれてしばらくお話ししました。
 その後はからくり時計の広場にある足湯でくつろぎます。最初この前に来たときは本当に余裕など全くなくて、もちろん足湯など目に入らなかった。
 駅に行くとちょうどいい時間に坊っちゃん列車がJR松山駅まで行くので予約券を購入します。
 松山駅に到着したのは11時15分、1時間以上待合室でのんびり、そうして乗り込んだ電車に、5日前三好旅館で同宿だった愛知県春日井市から来られた川口さんがいるではありませんか。彼とも明石寺の手前で再会していたのでした。彼は久万高原の宿がラグビー大会で取れなかったのでその日はバスで松山の宿に入ったとか。今日も延命寺の手前、大西駅まで電車に乗る。それでその後の宿のことを聞かれたので、駅が近づくまで紙に書きながら教えてあげました。今年はこういうことが本当に多くてありがたいことだと思います。特にこの日は全く歩けなかったので少しでも人の役に立ててなによりです。川口さんは香川県に住んでいたことがあって、このあたりの道は仕事でよく通ったのだそうです。

 今治駅を北に出てすぐ右の所にあるのがこのシクロの家、シクロとは自転車のこと、主にしまなみ海道を渡ってくるサイクリストのためのゲストハウスです。もちろん、普通の観光客や、商用で来る人、お遍路さんもたまに来るそうです。
 ぼくが入ったすぐ後、外国の若い女性が来て、応対の女性が英語で流ちょうに説明していきます。その解説を聞いていて、やっぱりこれからの宿はこうでなくてはと思いました。ロッジカメリアのご主人は英語が通じなくてイギリスの男性を怒らせてしまった、と言っていたし、うたんぐらでもかなり苦労していた。増えたといっても外国人のお遍路さんは1年に100~200人、歩き遍路が4千人、車、ツアー遍路が20万人と言われることからすれば微々たる数字かもしれないけれど、もうちょっと何とかできたらいいのになと思います。今年は4人の外国の人と話ができたけれど、自分自身ももうちょっと何とかしたいと本当に思います。
 シクロの家は相部屋2500円、風呂はなくてシャワーは別料金ですが、駅の反対側にあるスーパー銭湯を紹介してもらえます。すぐ近くにローソンがあるし駅の中にもコンビニがあります。今治名物のてっぱん焼き鳥の店も詳しく教えてもらえます。普通の2食付きの宿に泊まっているお遍路さんには無用ですが、野宿でまわっている人や倹約したい人にはとてもいい宿だといえるでしょう。今治駅の近くにはホテルはいっぱいありますが旅館民宿はない。ホテルは大体5000円以上だから、距離がこのあたりまでの人には格好の宿だといえるかもしれません、個室もあります。

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その他の初めての宿

2016-06-28 | 16年四国の旅

 ここまで書いてきた17の宿と22日目に詳しく書いた雲辺寺の手前の民宿岡田がぼくのHPでおすすめの宿としてリストアップされているものです。実際に泊まってみて、やはり評判通りかそれ以上で、ほとんどのお遍路さんが何の不満も感じることなく満足して泊まれることを確認できました。でも人それぞれだから、気に入らないところを感じる人もまれにいるかもしれないので、そういうことがあった場合はご容赦いただきたい。

 残りの5つの初めての宿の中で、おすすめ宿に入れてもいいと思ったのは、久万高原の手前、砥部町のゑびす屋です。

 たちばな旅館の600mくらい手前にあります。部屋やお風呂はこちらの方が少しよかったという感じです。たちばな旅館ではぼくの部屋は大きな宴会場だったので比較はしにくいですが。

 これに加えておつゆも出てきました。今まで一番手強かったです。一つ一つを味わっている余裕もなく、ただただ完食を目指して片づけていくという感じ。丸々1時間かかって何とか平らげました。玄関の横が居酒屋さんになっていて夕食はそこでいただく、お酒を飲む人なら、いいあてがいっぱいあって楽しめそうな感じです。ぼくの前日に泊まった人が逆打ちでときわ旅館で同宿、その人もすごく満足していました。ただ朝食はお弁当です。女将さんはご両親の介護があって朝はちょっと忙しい。だから朝は車で送ってもらえません。迎えには来てもらえます。2食付きで6800円。たちばな旅館が7500円だからかなりいい勝負です。好みは本当に分かれると思います。ぼくはこれを全部食べるのがしんどかったからたちばなの方がいいかも、でもやっぱり迷う、

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初めての宿坊

2016-06-27 | 16年四国の旅


 75番善通寺、今年も南門から入ります。2年前まではずっと御影堂を先にお参りして南門はくぐらなかった。昨年は納経帳を持っていたし、今年も写経を納めるし宿坊にも泊まるので、きっちり本堂を先にお参りします。雨が降っていたので捨身ヶ嶽禅定に登れなくて時間もたっぷりあります。

 善通寺宿坊いろは会館にようやくのことで宿泊です。ここも初めてですが、宿坊と名のつくものに泊まること自体初めてです。意識して避けてきた訳ではありませんが、距離や料金のことを考えるとどうしても合うことがなかった。善通寺に関しては距離が合わない。いつもは観音寺の宿からなので、宇多津か坂出まで行ってしまうし、108ヶ所巡りで大興寺横のおおひらに泊まったときは琴平まで行ってしまいました。
 ほかの宿坊はともかく、なにはともあれ善通寺だけは一度は泊まっておかないと話にならないし、これだけ巡っていて知らないというのは恥ずかしい、いろんな人の話を聞いてそういう思いが強くなってきたので、やり直しでまたとない機会を得ることになりました。今回やり直していなかったら、来年また交通機関を使うことになったか、あるいはもう諦めてしまうかのどちらかだったので、今回のやり直しは本当に良かったとあらためて思います。失敗したとか挫折したという感じは全くなくて1.3倍多く味わえたと思っています。偶然とはいえこれも大師の思し召しだったのかとそんなことも考えたりします。

 夕食は鶏のお鍋にうどんも入ります、全体にまあまあという感じ、団体の人が異様な声を張り上げて騒いでいて、8人ぐらいいたお遍路の皆さんはその声にかき消される格好で話が弾みません。ぼくも一言も喋ることはできなかったけれど、その分、大浴場に1時間くらいいて代わる代わる3人と話ができたので満足しています。3人のうち2人は初めてのお遍路で、明日の宿は、一人は国分寺の近くのせと国民旅館、もう一人は先輩たちの話を参考にして国分寺から電車に乗って高松駅前のホテルに蓮泊、賢明な選択だと後の人には言いました。先達はあらまほしきかな、ですね。

 善通寺は何といっても朝の勤行が値打ち、5時半からたっぷり1時間以上、法話も判りやすくて時間も長すぎずしっくり腹に収まります。ぼくが感動したのは、国宝の錫杖(レプリカ)を目の前で降ってもらったこと、やはり大師の存在感を身近に強く意識するものでした。戒壇巡りも経験しておかないと、この善通寺を味わったことにはならないと、それは思いました。
 2食付き6100円、食事なしで泊まることも可能です。外国人女性2人は素泊まりで勤行にもちゃんと参加していました。

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今年初めての宿 (16)

2016-06-26 | 16年四国の旅


 初めてお遍路に出たなら、多くの人が道後温泉の近くに宿をとって本館には入りたいと思うでしょう。でも道後には高級なホテルや旅館がいくつもあって、下調べをしていないと迷ってしまう。価格にさほど頓着しないという人もいるでしょうが、40日も50日も続けて宿に泊まるとなるとなるべく安価な宿に泊まりたいというのが普通の考え方。
 今年2回お世話になった写真の松山ユースホステルは、会員証なしのお遍路割引で個室3460円、相部屋2160円。夕食が1080円、朝食が540円です。
 道後温泉の近くで安いのは、ビジネスホテルさくら=3980円、ホテル中川=4130円、夏目旅館=4300円、愛媛文教会館=4500円、泉ゲストハウス=4500円、友輪荘=4550円、常磐荘=4500円(平日遍路割引)、いずれも個室食事なしの料金。
 相部屋、ドミトリーで安いのは、ホテルエコ道後=2500円、泉ゲストハウス=2800円、道後ドミトリーホテル=3000円、温泉旅館どうごや=3500円、といったところです。
 ぼくは長珍屋に泊まることが多かったので、道後に泊まるのは今年で2回目、前回2年前に泊まったのは泉ゲストハウス、相部屋は遅くまで灯りがついていて畳の部屋だったので仕切りのカーテンもなくよく眠れませんでした。完全な失敗。それで今回は2回とも個室にしました。

 夕食はなかなかのもので大満足、食後のコーヒーもセルフで飲み放題。漬け物やサラダもバイキング方式、外人の人も何人か泊まっていたけど、そのほとんどが朝食だけ、食事代も倹約したいのでしょう。

 朝食は全てバイキング、朝7時からなので、今回のように電車に乗るスケジュールでなければ断っていたかもしれません。

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今年初めての宿 (15)

2016-06-24 | 16年四国の旅


 須崎市浦ノ内のみっちゃん民宿から11km、⑰須崎のヘンロ小屋を発つ、赤札のベテラン、横浜から来られた高橋さんです。回数からいえば岡田で同宿だった先達山口さんの18回が、ぼくの出会った最高の人ですが。彼ほどいろんな所を歩いている人は初めてでした。関東の人だから当然、秩父34観音は歩いているし、板東33観音も一部交通機関は使ったけれど大体歩いている。西国33観音は車で全部巡ったし、熊野古道は伊勢路から中辺路、大辺路など一部を除いてほとんど踏破、高野七口も全部歩いている。それぞれの様子を聞けて本当に刺激を受けました。それだけ歩いた彼が言うのは、歩くのならやっぱり四国しかない、四国ほど魅力のあるところはほかにはない。逆打ちで土佐の方へ向かいました、今日は土佐までだから楽な日、といっても35kmはある、彼も1日に40km歩く人なのでした。

 須崎のヘンロ小屋から11km、安和駅までやってきました。ホームの目の前がご覧のような海岸です。この日は安和から窪川まで25kmも電車で飛んでしまいました。お気に入りの内田屋に泊まるためでしたが、内田屋は廃業になっていたのでその8km先まで歩くことになってしまいました。

 49km、7時間52分歩いて、16時50分、黒潮町、有井川駅の近くにある民宿たかはまに到着しました。
 37番岩本寺から30km前後の所にはいろいろ宿があって初めての人はちょっと迷うかもしれません。以前は31kmの所にある宿が評判が良くてぼくもおすすめ宿に入れていたけれど、代替わりしてかなりひどい宿になってしまいました。問題のある宿20軒の中に見事に入ってしまいました。32km歩ける人なら道の駅ビオスおおがたまで歩いて、土佐ユートピアカントリークラブに迎えに来てもらうのがなんといってもベスト、2食付き5400円だからいうことありません。コストパフォーマンスを考えれば四国でベスト5には楽に入ってしまうかもしれません。ぼくは今回はとてもそこまで歩けないので、この宿にしました。佐藤さんもかなりいいと言っていたし、ずいぶん前に八十窪で同宿だった女性が、ゴールデンウィークでどこにかけても断られて、この宿だけが布団部屋みたいな所でよければ、と救ってくれたそうです。そういう宿が悪いわけはないと安心して予約を入れました。1kmほど先にある海坊主もかなりいいと三好旅館で同宿になった宍戸君が言っていました。

 海老フライは残念ながら温かくなかった、でもカツオの刺身は、さすが刺身で出すだけあって、今年食べたカツオの中では一番美味しかった。本当に新しくて活きのいいカツオはタタキなんかにしない、刺身で食うもんだと地元の人は言うようです。
 同宿は仙台から来たご夫婦と女性の3人、遍路宿情報が2枚しかないので、1枚は女性に渡して、ご夫婦は明後日の宿が同じロッジカメリアだというのでその時までにコピーをしてきますと約束しました。奥さんの方は一昨日泊まった久礼の宿がすごく気に入らなくて愚痴ばっかり言っています。久礼の宿は2軒ともちょっと問題ありなのですよ、と今更ながらのことを教えます。料理はすごくいいんだけど応対の方がひどい、お遍路は料理よりも最初の応対が大きいですからね。昨日はこぶしの里(佐賀温泉)で今日は四万十川の近くまで歩いて車で迎えに来てもらったそうです。もちろん明日はそこまで送ってもらう。やっぱりいい宿、

 2食付き6500円、ご主人の出迎えもいい感じだったし、何の不満もありません。納得のおすすめ宿です。

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今年初めての宿 (14)

2016-06-23 | 16年四国の旅


 久万高原の中心から三坂峠の方へ4km、国道をちょっと右に入ったところに桃李庵があります。この日はラグビー大会があってずいぶん前に予約を入れたのに、八丁坂も和佐路も満室、後から分かったのですが一里木はラグビーの予約を入れていなくて、直前でも泊まることができた。でもぼくはこちらの方の宿にも一度は泊まりたかったので、距離は大分きつくなるけどお願いしました。予約の時たちばなからは無理だと言って危うく断られそうになりましたが、ほかに頼るところがないので必死に頼み込みました。近すぎたりしても、一応は断られそうになることもあるそうです。お遍路は直前でもすぐキャンセルを入れて、それが当たり前だと思っているような人もたくさんいるから、そういうことがないようにしっかり確約を取りたいということなのだと思います。それくらいしっかりお遍路と向き合ってしっかりともてなしたいということの裏返しでもあるようです。ぼくはしっかり15時42分に到着、奥さん共々大層びっくりしていただきました。足の調子が良ければもう30分は早く着けたのにと思うと少し残念。

 中央がポークがたっぷりの野菜炒め、お米は久万高原のスーパーで一番高いというだけあって、本当に違いました。そして、玉子がどういう調理法かはっきり判らないけれど、めちゃくちゃ美味かった。黄身の柔らかさの中にはっきりした味が付いていてなんともいえない。こういう美味しい玉子は本当に初めてでした。無理して頼んで良かったとしみじみ思いました。
 同宿の小金井の青木さんと浜松の市橋さんは翌日の松山ユースでも同宿で話も弾んだのですが、もう一人の比較的若い男性は食事中一言も喋りませんでした。

 今年はじゃこてんは4回いただきました。2食付き6800円。

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今年初めての宿 (13)

2016-06-22 | 16年四国の旅


 久万高原の44番大宝寺の15km手前、砥部町のたちばな旅館です。
 初めの予定では43番明石寺をお参りした後、卯之町から伊予大洲まで電車に乗って、伊予大洲からここまで35kmほど歩くつもりでした。でもいよいよ足の調子が悪くなって内子まで電車に乗って、内子から突合までバスにも乗りました。突合からここまで8kmほどです。
 大洲のときわ旅館から送迎ポイントの落合トンネルの出口まで34km、微妙な距離です。30km歩ける人でもちょっと躊躇する距離かもしれません。突合までが27kmなのでどうしても引っかかる人が多くなってしまう。

 この後におつゆも出てきて全部食卓に乗り切らない。こんなの初めてです。右下のグラタンは熱々、サンマも熱々でめちゃくちゃ美味かった。今年四国で食べた魚の中で青空屋のシャケと並んで一番美味しかった。
 2食付き7500円、今年泊まった宿の中で一番高額ではあったのですが、十分納得できます。

 朝食もなかなかのバラエティ。かがみ宿の方がインパクトは大きかったですが、

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今年初めての宿 (12)

2016-06-22 | 16年四国の旅


 21番太龍寺の下り、古い遍路道が復元整備されました。いわや道と平等寺道、ここを歩いたという人に聞くと、おおむね好評でまた歩きたいという人もいましたが、ぼくはちょっとしんどかったです。確かに前半のいわや道は勾配も緩やかで足場も優しいし雰囲気もいいし、これぞ昔の遍路道だけど、後半がほとんど道でなくなっているような箇所があってきびしかった。太いロープがあってそれにつかまって注意深く下りればまあだいじょうぶだけど、この日は恩山寺の手前3kmの所から歩いているので後半に来てこのがけ下りは辛いものがありました。しかも、いつもの道に比べて15分ほど遠回りだったので、ぼくとしては1回で十分かなという感じです。

 大根峠もいつも以上に苦労してやっと22番平等寺に到着したのは16時48分、いつもの道なら16時30分には着いていた。山門のすぐ右隣にあるのがこの日の宿山茶花です。この有名な宿にも10回目にして初めて泊まる、これまでは金子や2回、龍山荘2回、坂口屋3回、ふれあいの里さかもと1回、鶴風亭1回。金子やの前からここまでという人も多いけれどぼくは由岐か薬王寺まで行ってしまいます。
 山茶花の新館の正体を見てくるように言われていたのですが、夕食の時は変に盛り上がってしまってそちらに泊まった人の話も聞けず、そのままになってしまったのですが、翌日民宿えびすで同宿だった土井さん(2年前八十窪で同宿だった)がこの前の日に新館の方に泊まっていたので様子を聞くと、部屋は4つあって各部屋にバストイレが付いているとのことでした。洋室か和室かは聞き忘れてしまいました。本館の方は確か部屋が4つか5つ、8組か9組が泊まれるようです。この宿も人気が高くて新館をということになったのでしょう、それでも泊まれない人は民宿ゆき荘とグリーンハウス樹園がここまで送迎してくれます。シーズンにはゆき荘も満室になることがあるとか。

 遍路宿情報が2枚しか残っていなくて、二人分足りないので女将さんにコピーをお願い、ぼくの隣の人がコピー代を払おうとしたら、お接待ですと言って受け取りませんでした。ぼくの前にいた伊藤さんがそれを見て見覚えがあると言い出しました。ぼくのHPもブログもよく見てくれていて、その本人に会えたことで異常に感激してくれました。こちらは気恥ずかしいばかりでしたが。ぼくのページを見ているという人に会うのは彼で9人目です。今年はその後3人に会ったから合計12人。
 隣の佐藤さんは、久しぶりに来たけれどやっぱりこの宿はいいなあと、感心しています。ぼくは初めてだけど、もちろん同感です。
 右隣の人はぼくよりかなり年上という感じだったのですが、4日後かがみ宿で同宿、彼も40km歩く人でした。今年は彼以外にも3人40km歩く人に出会いました。

 2食付き6500円、ふれあいの里さかもとが大繁盛だからここも当然一番に満室になる。龍山荘と坂口屋がなくなったからなおのことです。

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今年初めての宿 (11)

2016-06-21 | 16年四国の旅


 宇和島駅の14km手前、前は津島町今は宇和島市、有名な遍路宿三好旅館です。今からすればもっと早く来ておくべきだったとちょっと後悔しています。でもぼくは観自在寺の近くか柏の宿に泊まるからどうしても距離が合わなかった。今回でも宿毛からバスで40番まで来て、中道を歩いて無理矢理合わせたという感じ。でも観自在寺の近くに泊まればここまで25kmだから、多くのお遍路さんが津島に宿をとることになります。
 ぼくの部屋は本館の奥の方で、建て増しした部分のせいか天井が異常に低くて電灯が普通に頭にぶつかる。圧迫感を感じるほどではありませんが。

 伊勢エビが出ることは聞いていたけれど、それに加えてウナギ、刺身も3種類、判っていたつもりでもちょっとびっくり。◎がいっぱい付くのも納得。
 食事の後、女将から先達さんから連絡があったと知らせてもらいました。とても人当たりのいい感じのいい女将さんです。

 朝食にはじゃこてん、2食付き7000円、前はちょっと高いかと思ったけれど、もう今は普通、十分納得できるし安心しておすすめできる宿です。

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今年初めての宿 (10)

2016-06-21 | 16年四国の旅


 100mほど前の歯長トンネルの入口がはっきり見えません。雨もひどいし霧もひどくて15時過ぎなのに夕暮れが近いと思わせるような暗さ。この手前の山道ではちょっと怖かったくらいです。
 トンネルを抜けて山道を下って肱川を渡れば、まもなく民宿兵頭があります。43番明石寺の5km手前、

 この日は前日の宿毛街道中道、大岩道、小岩道越えがこたえて、バスと電車で移動、歩いたのは務田からの10kmほどだけだったのに、その間ほとんど降られてずぶぬれでした。今年の旅40日で雨に降られた日は12日あったのですが靴の中までぐっしょり濡れたのはこの日だけでした。したがって。宿に到着しても靴の中に新聞を詰め込む手間でしばらく部屋に入れません。そしてすぐ同宿の人も到着して玄関でてんやわんや。もちろん洗濯もしなくてはならない。宿泊者はぼくを含めて4組、5人。時間的には余裕があったのですがお風呂は先着の人が使っていたので、奥さんが母屋の方のお風呂も入れてくれて待ち時間なしで入ることができました。
 この宿は最初は2部屋で、後に3部屋になったと聞いていましたが、さらに増えて4部屋になっていました。それほど人気があって断るのが忍びないということで増やしていったと思われます。ということで、食卓は珍しく5人になったのでちょっときちきちになってしまいました。徳島のベテランの女性がとにかく喋りまくって、その印象がきつくてこの宿の良さがあまり残りませんでした。もっと落ち着いてしっかり味わいたかった。全てのメニューが墨書されていて食材は地元のものをふんだんに使ったもの、その写真も撮りたかったのですが、わさわさしていて撮り損ねてしまいました。

 2食付き6000円、洗濯無料、乾燥有料。もう一度晴れた日にゆっくり味わってみたい宿です。

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今年初めての宿 (9)

2016-06-20 | 16年四国の旅


 久万高原の八丁坂です。今更ながら空が青い。この日の暑さは本当にこたえました。八丁坂は前期に予約を入れたらラグビー大会で満室、この先いつ泊まれるだろうと思っていたら、やり直しですぐ泊まることができてしまいました。
 評判は聞いていたし、八十八歩記でもきっちり紹介されていたのを見たけれど、想像以上にいい宿でした。部屋にトイレと洗面があるのがなんといっても大きいし、そのトイレはもちろんウォシュレット、部屋にトイレがある八十窪と笛ヶ滝はウォシュレットではありません。シーパMAKOTOは付いています。もちろん鍵もあるし、食事も最高といってもいいくらいだったし。
 ぼくは昨年まで泊まった宿のなかで笛ヶ滝は5番目に好きな宿といってきました。おそらく、笛ヶ滝と八丁坂の両方の宿に泊まった人の10人に8人までは八丁坂の方がいいというでしょう、客観的に見ればそれが普通、でもぼくはやっぱり笛ヶ滝の方が好き。笛ヶ滝は部屋にお風呂があってユニットバスだけどトイレは別で洗い場が十分の広さ、お湯は自分で入れるけれど好きなだけ自由に入っていられるというのは、ぼくにとってはポイントが高い。かといってトイレが横にあるのは大嫌いだからビジネスホテルなどは論外。おにぎりもお接待でつけてくれるし、キャンディやチョコも食堂に山盛りで置いてくれているし、本当にお接待の宿だとぴいのがすぐ判ったし、絶対戻ってきたいと心底思わせてくれました。

 トンカツの出る宿は吉野、松本屋、松屋、とあったけれど正直ここのが一番美味い、食べていて笑みがこぼれるくらい本当においしかった。それに加えてうどん鍋、うどんすきではなくてあくまでうどんだけなのですが、これも手を叩きたくなるくらいおいしかった。本当ならもっと早い段階で登場していてもいい宿なのですが、まあいろいろな要素、雰囲気もありますからね。でも、特に女性には四国でベスト5の宿だと強く勧めることにはしています。
 2食付き6800円、笛ヶ滝は6500円です。

 朝食もバラエティ豊か、網の上はじゃこてんです。

 大洲のときわ旅館に泊まると、次は来楽苦までが25km(来楽苦が休業の時は突合まで歩いて小田のふじや旅館に送迎をお願いする)、次が笛ヶ滝まで22km、次が八丁坂まで18km、そしてその次が長珍屋まで。かなりゆっくりな歩きの人でも無理のないプランだと思います。ベスト5の宿に続けて泊まれるのだからいうことありません。
 小田のふじやが送迎してくれるというのは、今回もらったパンフレットにたまたま出ていました。ふじやの評判は聞いたことはありませんが、少なくとも突合の宿のような悲惨な目に遭うことはないでしょう。今回の旅では、突合の宿に泊まったという人二人に会いました。先達の山口さんは知っていながらどれほどのものかあえて泊まりにいったそうです。叶崎で同宿だった10回目のベテランさんは3回も泊まったそうです。最初に泊まった14年前は先代の女将がいて食事も普通でそんなに悪い感じはしなかった、代が変わってだんだんおかしくなった。3回目に泊まったときは同宿の女性はお風呂に入ることができなかった、それほどひどい状態で、もう泊まるのは止めにしたということでした。入るのを拒否したくなるようなお風呂、しかも1日中歩いて汗まみれになっているはずなのに、そういうお宿だということです。ふじやは普通にお風呂には入れるでしょうから送迎をお願いすることにしましょう。小田の方まで行かなくてもいいから遠回りにもなりません。

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今年初めての宿 (8)

2016-06-20 | 16年四国の旅


 今まで10回もこの前を通っておきながら1度も泊まることのなかった松屋旅館(四国中央市、伊予土居駅の近く)ですが、今年は2回もお世話になってしまいました。とてもきっちりしっかりした旅館らしい旅館です。四国では民宿に泊まることの方が多いけれど、旅館のなかでは一番きっちりしていて気持ちがいい。しかもこれだけの旅館で2食付き6500円のままというのも、今や少数派と言えるでしょう。この近くにあるつたの屋は7300円、こちらの評判も悪くないと思いますが、値段を見るとどうしても松屋をお薦めすることになってしまいます。
 ビジネス旅館こまつから31km、民宿岡田まで31kmだからこの宿に泊まるお遍路さんは圧倒的に多いと思っていたのですが、実際に泊まって同宿の人や、延命寺で出会った人たちの話を聞くと、そんなに大多数でもないようです。岡田で同宿になった落合さんも伊藤さんも、女性も、もう一人の男性も、みんな伊予三島の宿に泊まっていました。松屋で同宿だったご夫婦も伊予三島まで電車に乗って歩いたのは20km、逆打ちの山口さんを除いて6人とも20kmの歩きでした。小松で同宿だった男性は白地荘だったのですが、やはり三島からでした。小松からMISORA、伊予三島、民宿岡田という人が、この日に限っては多数派なのでした。電車が並行して走っているから部分的に使う人も少なくないようです。

 これは前期の時の夕食、後期はまた全く違うメニューでトンカツは出ませんでした。前期の時は同宿が10人以上いてあまりお話はできなかったのですが、後期の時は愛知県の谷澤さんと二人でしっかりたっぷりお話しできてとても満足でした。

 安心しておすすめできるいい旅館、何の問題もありません。

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今年初めての宿 (7)

2016-06-19 | 16年四国の旅


 伊予亀岡駅から電車に乗って伊予北条駅まで引き返しました。
 伊予北条駅からみなとの方へ700m、海岸ぺりにシーパMAKOTOがあります。この宿の情報を見つけたのは5~6年前のこと、その時は値段がかなり高くて遍路宿ではないと即座に切り捨てたのですが、2年ほど前、知り合いのお遍路さんから遍路プランがある、しかも5950円という値段で内容もすごくいい、と聞かされて、いつかはと思っていたのが、今回のやり直しで思ったより早く来ることができたのでした。久万高原の桃李庵のご主人も宿泊したお遍路さん(たぶんぼくが聞いた人と同じ人)にこの宿のことを聞いて一度泊まってみたらそれは素晴らしくて、昨年そのことを話したお客さんが今年も来ていてぼくと同宿で、すすめてもらって行ったら本当に良かったと感激していました。桃李庵でのそのやりとりを聞いていたので、もうやり直しの時にははずす訳にはいかなくなっていたのでした。

 この写真ではよく判らないと思いますが、これは各室に付いているかけ流しの温泉です。小さく見えますが楽に3人が湯船に浸かれる中浴場です。正面はガラス張りで瀬戸の海が一望です。気になる人のためにカーテンが付いていますが全く必要ありません。ゆき荘のお風呂もこんな感じでしたが、これはぼく一人ためのものです、しかもいつ入っても何回入ってもいい。それだけで、おへんろしている気分ではなく、どこかのリゾートに来た気分でくつろぎ方が全然違ってきました。

 夕食はまず唐揚げが本当に熱々ですごくうれしい。その隣はコロッケ、右の上はじゃこてんです。

 朝食は7時から、早く出たい人は朝食なしでも同じ5950円です。これが一つのネックでぼくなどは距離を歩くので、今回のように電車を使ってワープしたので朝食もとれたけど普通の時にはちょっと泊まりにくい感じではあります。夕食の時にはよく判らなかったけどもう一組のお遍路はご夫婦でした。道中では会わなかったからぼくより遅く道後温泉を発ったようです。
 道後温泉から21kmなので普通の人からすれば距離は大分短いのですが、浅海まで歩いて電車で往復すれば、翌日は仙遊寺まで30kmだからちょうどいい感じです。菊間まで歩いてマリーナシーガルに泊まるよりはかなりいい、というより断然おすすめです。平日歩き遍路2組限定プラン、予約の時にはっきり申し出てください。本来の値段は一番安いものでも9100円でした。

 海岸沿いの道が古い遍路道だと初めて知りました。このところずっとバイパスの方を歩いているし、国道を歩いたときには北条の町の中だけ国道を外れる道があるとは全く気づきませんでした。今回はその一部だけ歩けたけれど、一度はちゃんと歩いておかねばなりません。

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今年初めての宿 (6)

2016-06-18 | 16年四国の旅


 3階建ての普通の住宅ですが、これがかがみ宿、玄関は2階で玄関のすぐ右がぼくの通された部屋で和室、廊下を挟んでもう一つの客室はベッドの部屋だということでした。廊下を挟んではいるのですがこちらは障子、向こうはアコーディオンカーテンで仕切られているので音はほぼ筒抜けですが、ぼくも静かにしていたし、同宿の人も静かだったので全く問題ありませんでした。お遍路さんは大体そこら辺のことはわきまえている人が多いけれど、なかにはそんなことは意に介さず平気で迷惑を振りまく人もいるようです。
 場所は香南市香我美駅から300mほど東の国道沿いにあります。へんろ地図のヘンロ小屋の下のGマークの向かいにあります。この春に出たへんろ地図には出ているかもしれないけれどそれまでの地図には載っていないので、民宿岡田で同宿だった18回巡った先達の山口さんもこの宿のことを知らなかった。

 先ず驚いたのは左の焼きそば、ご当地グルメのニラ焼きそばです。おへんろ。八十八歩記でも紹介されていました。熱々だったので先ず平らげます。もうこれだけで大満足という感じ、焼き魚も熱々。奥さんは数年前まで高知市内で飲食業を営まれていた、お母さんが一人になったのでこちらに戻って、何かできることはないかと、そんなに自宅をいじらなくてもできる民宿を始めたということです。宿泊者のためのトイレと洗面だけは改装したようですが。
 本職だったので一つ一つの料理が手がかかっているというかひと味違うというか、本当におもてなしの料理という感じがしてうれしい。

 かなりピンぼけになってしまいましたが、これが朝食、びっくりです。左上の白いお椀はトロロ、麦トロご飯に先ず度肝を抜かれました。左のおでんも熱々、焼き魚も熱々、感動的な朝食といえば磯屋ですが、それにも勝るような手の込んだ朝食。本当にありがたいと思いました。
 2食付き6500円、龍馬パスポートでペットボトルのお茶がもらえます。絶対戻ってきたい宿です。メニューは毎回変わるようなので、

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今年初めての宿 (5)

2016-06-17 | 16年四国の旅


 よく判らない写真ですが、17番井戸寺門前のおんやど松本屋の部屋の中から井戸寺の境内を眺めたものです。ぼくの部屋からは本堂も大師堂もすぐ目の前です。隣の部屋とはふすま1枚という情報を聞いたことがあったのですが、ぼくの部屋はそんなことはなくちゃんと壁で仕切られていました、両隣共客室でもないような感じでした。だからすごく落ち着けて雰囲気のいい部屋です。以前は3室だったはずですが、ぼくを含めて4人(4組)だったのでもう1室泊まれるようにしたようです。それくらい人気の高い宿だといえるでしょう。

 ボリュームたっぷりのトンカツは熱々です。写真には写っていませんが少し遅れておつゆも出てきました。デザートは桜餅にメロン、甘いものがあるとちょっとテンションが上がります。
 同宿は植村旅館から来た男性二人とすだち館から来た女性。3人ともその前は吉野で同宿だったようで話が弾みます。女性は焼山寺は本当に苦労してやっとこさという感じだったのに、今日は玉ヶ峠を越えての28km、ぼくよりちょっとだけ早く16時過ぎに到着したそうです。
 2食付き7000円、ぼくは朝食はなしだったので6500円、全く文句のないほぼ完璧といってもいい遍路宿です。名西旅館花も全く悪くはないけれど、少し無理してもこちらに泊まりたくなるような引きつけられる何かがあります。

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