WALKER’S 

歩く男の日日

エコーウォーカー9676

2019-12-29 | 日記



 田尾さんのお遍路シューズです。製造中止になって在庫もはけたので現在は入手不能です。2年前田尾さんに会って、彼はもちろんこのシューズで歩いていたのですが、この秋またこのシューズを履いている人に中筋川ダムで出会いました。彼は3巡目か4巡目、ハイカットで足首が安定するので山道はとても具合がよい、この靴が駄目になったらとても困る。ミズノからも同じようなのが出ていますが、と言うと、あれはミッドカットだからね、大分違うみたいです。 


ロッジカメリア

2019-12-29 | 日記

  
 宿毛のお遍路ハウスゲストハウスさくらから下ノ加江川沿いの道を経由してロッジカメリアまで41km、7時間11分かかったので平均時速は5.7kmでした。三原村への登りは大したことがないのにこの時速はかなり不調といえるでしょう。ただ前日とその前の日もバスを使うほどで筋肉の痛みが大分気になっていたので、この距離を普通に踏破できただけで満足でした。一時は最後まで歩けるかも不安な感じがしたくらいで、これでなんとかもうバス電車は使わなくて大丈夫という確信が持てました。
 愛媛から高知に入って急に歩き遍路さんが減った、この日は11月8日、10月下旬出発ならまだまだちょうどよい時候だと思えますが、いろいろ聞いたところ秋遍路のピークは10月の初頭前後がこの秋のピークだったようです。でも10月27日から歩き始めたぼくはここまですごく暑かった、普通に暮らしていると過ごしやすい秋晴れの日が多かったようですが、1日中、しかも僕のように時速6kmで歩くと暑くてつらい日が多かった。半月以上後ろにずらすのがより良いお遍路ができるはずですが、なかなか一人一人の感覚や事情にまで訴えることはできない。おかげでロッジカメリアの同宿はなしでした。翌日の民宿大岐の浜では1人、その次の民宿ニュー白浜はなしでした。
 松尾大師の側の休憩小屋で出会った沖縄の吉田さんもカメリアに泊まって最高だったと熱を込めて語られたように、日本人のほとんどがこの宿をとてもよかったという。でも外国人にはそうでもないようで、今回間接的に二人の外国人があまり気に入らなかったという話を聞きました。カメリアのご主人も前に泊まった時にイギリス人の男性を怒らせてしまったと自ら話していました。もちろん悪気などはないけれど、言葉が伝わらなくて対応がぞんざいな感じにとられてしまうのかもしれません。外国人におすすめするのは遠慮した方がいいのかなと思い直しているところです。


エリーさんは三原村

2019-12-25 | 日記


 左下の片島郵便局の下の白ポイントが11月7日に泊まったお遍路ハウスさくらです。へんろ道から2kmほど離れていてこの宿を使う機会はないと決めつけていたのですが、逆打ちだと宿毛でこの宿が一番近いところにある、この日は45kmで一番距離が長い日だったので、この宿が一番都合がよいことになった。もちろん次の日は2km長くなりますが長くない日だったので問題なかった。1組1棟貸しで2500円、お風呂もあるしテレビもWi-Fiもある。2km遠回りする価値は十分あります。オーナーの量子さんはお遍路さんの映像作品を制作中、クリスマスイブは三原村のお遍路ハウスでエリーさんに協力してもらったようです。
 エリーさんは土佐の札所の多くは先に巡っていたので、21日に日和佐かと思えば24日は三原村。お正月は大洲か久万か松山か。


逆打ち談義

2019-12-23 | 日記


 11月4日、内子町のいかだ屋に宿泊しました。ぼくの宿案内では大洲のときわ旅館の次にこのいかだ屋を推奨しているので一度は泊っておかねばと思っていながらも、一人で泊ると2食付き8700円なのでなかなか踏ん切りがつかなかった。


 想像していたとおりの御馳走、ご飯のお替りをひかえても全部食べ切るのに大分苦労しました。同宿は東京都北区のYさん、2巡目で逆打ち、この秋出会った逆打ちの人は彼だけでした。62番のこととかうるう年と逆打ちのことなど疑問がいっぱいで沢山質問されました。トコトコでも話題になっていましたが、江戸時代は太陰暦だからうるう年はなかった、なのにうるう年に逆打ちするのはどういうことか、直接札所でも尋ねたりしたそうです。衛門三郎の話はぼくなど最初聞いた時にはあまり納得できない嫌な話だった、でも6巡目の時に実際に衛門三郎に出会って、ああそういうことだったのかと、少しは理解できるようにはなったのですが、うるう年の逆打ちについては全く信じてはいない、御利益3倍というのもおかしな話だと思っている。四国を歩けるだけで十分なご利益でそれ以上の御利益など無用の話。ぼくが逆打ちをするのはたくさんのお遍路さんに出会うことが目的、順打ちでも300人くらいの歩き遍路さんに出会うのですが、逆だとその3倍(春の場合)ほとんどが通りすがりの挨拶だけですが、それでも歩いている人がいるだけで楽しくなります。


 朝食です、一人だとさびしかったけれど、Yさんのおかげでいっぱい喋れて大満足でした。客室は2階の2部屋だけ?それぞれの部屋の向かいに洗面とお風呂が2組あってそれぞれ勝手にお湯を入れる、二人1室だと7700円なので十分納得満足できると思います。
 余談ですが、この少し手前にある民宿来楽苦は少し前に廃業したと聞いていたのですが、前を通りかかると玄関が開いていてたくさんの靴が見えました、2階の窓にはハンガーにかかったシャツも、連休だったから何かの集会があったのでしょうか、あるいは再開したとか、いかだ屋の人に訊いたら辞めたのは知ってるけど再開したのは知らないと、


高知屋にて

2019-12-21 | 日記


 高知屋には11月13日に泊まりました、チェックインの時間より少し早かったので新しくできた接待所まで足を延ばしてみました。風自遊庵の石坂さんは訪ねた時開いていなかった、と言っていましたがちゃんとやっていました。世話をしている女性に尋ねたら不定休だということでした、今年の春にぼくが来たことを覚えていてくれました。お遍路さんの数も本当に少なくて今日も数人だけということでした。昨日は高知屋には6人ほど歩き遍路さんは居たということでしたが、この時期にこの地ではもうほとんどオフシーズンということかもしれません。
 高知屋では玄関に8足ほどのスリッパが並べてあって女将に訊くとそれだけの予約は入っている、でも歩き遍路さんはぼくともう一人の男性だけで、あとは観光客と車の人で全部素泊まり、食事は二人だけのさびしいものでした。女将がお遍路さんは少なったとやや嘆き気味、でも秋は元々春より少ないし11月も半ばも過ぎれば仕方のないところ、実際のところは例年とあまり変わらないのかもしれない。本当に減っているのだとしたら36番の近くの国民宿舎が閉館になったことが大きいはず、高知屋に泊まると多くの人が国民宿舎に泊まっていた。2年前など8人泊まった内の6人が国民宿舎だったことを確認したくらい。そして今唯一残った三陽荘が最低料金12000円、2年前ぼくの知り合いが泊まった時は9720円だった。足元を見て値上げしたと普通は思う、本当のところは知らない。この春なずなで一緒だった男性は土佐から宇佐までバスに乗ったけれど、歩きにこだわれば2日分の宿賃を払うしかなくなった。それで前後に宿をずらして高知屋に泊まる人が少なくなったというのは考えすぎでしょうか。
 でもうれしいことに宇佐大橋を渡ったところに民泊汐風が開業、新しい遍路地図にも掲載されていました、橋の手前700mのところにはホステル宇楽家も開業、選択肢が増えてまた高知屋にも予約しやすくなった。


お遍路ハウス美園にて

2019-12-20 | 日記


 美園には15年と16年に泊まって、この秋3回目の宿泊です。27番神峯寺から8.3kmを87分もかかってしまった。1日の最後だからあまり力を入れずのんびり下ろうと決めていたこともあったけど、それでももう少し早いと思っていた。到着すると美園さんが玄関前の柿の木から果実を採取中、後ろから声をかけたので驚かしてしまうことになった。相変わらず忙しく動きや声がとどまることは一切ない感じ、取りたての柿と果物ナイフをまず渡される、自分で剥いていただく。同宿は数日前から連泊している工事関係の3人の男性とイギリスからの青年、工事の人は素泊まりなので食事は青年と二人。青年は納豆も大丈夫と普通に食べていました。彼は野宿はしないようで、次の宿は紹介してもらって予約も宿の人に頼むというスタイル、でもこの宿に泊まると次と次の宿の選定が難しい。彼は30kmは歩けるといったのですが、安芸の宿だと21km、その先の住吉荘だと35km、この間に宿がないというのはちょっとしんどいし、安芸の宿が押しなべてあまり評判がよくない。そういうことが浸透しているからかどうか電車に乗ってしまう人が少なくない。美園さんと相談して萩森さんのところに電話することになった、ちょうど今朝直接本人から名刺をもらっていた。萩森さんのところまでここから32kmほどですが、その後がまた難しい、大日寺まで14kmしかないし、その先は善楽寺の近くまで宿がない、その宿がまたかなり評判の良くない宿。29番の前後にお遍路ハウスができたら絶対重宝されるのになぁ、と改めて慨嘆します。


 美園の夕食、


 美園の朝食、2食付き個室で4500円、相部屋だともう少し安くなるかもしれません、お風呂あり、タオルなし、Wi-Fiなし。


仁庵にて

2019-12-19 | 日記


 仁庵は85番八栗寺の手前にあるお遍路接待所です。2年前八栗寺門前の岡田屋旅館で同宿になった玉井さんに教えてもらってはじめて気づきました。というのもぼくがこの前を通るのはいつも9時前後で開いていないことが多かったからのようでした。教えてもらってからは昨年と今年の春ちゃんと立ち寄ってしっかりお話しさせてもらいました。もちろんこの秋も寄って来ました。最初に聞いたのはこの秋玉井さんが来られたかどうか、玉井さんは今年の春伊予西条まで歩いて区切ったので、11月か12月にその続きを必ず歩かれると決めつけていました。奥さんの答えは意外なものでした、玉井さんは来られなかったけれどご主人が一人で来られたと。逆に歩いても会えなかったはずです。この春は順打ちであれだけ多くの人と再会できたのに秋の逆打ちでは思ったほど会えなかったのはやはり秋に歩く人は特にベテランの人は多くないということでしょう。春と秋の両方歩く人もいますが、山口さんも金子さんも見事な行き違いでした。でも山口さんは風自遊庵に来られたと聞いたし、金子さんはビジネスホテルつよしにぼくの2日前泊まられたし風自遊庵にもよられたと聞きました。
 仁庵の奥さんからは一宮寺の3km北にある林さんの善根宿が復活したと教えてもらいました。でも、根香寺の近くのヘンロ小屋に泊まった人は距離的にはお遍路ハウス高松中央インター(外国人のみですが)の方が都合はよい。


1番 大山寺

2019-12-18 | 四国36不動


 お遍路ハウス1番門前通りの高原さんの車が停まっている。ドイツ人を送ってきた高原さんが中で待っていたので今日お世話になりますと声をかける。


 山門の左手前にお迎え童子、


 童子の教えも36種類あります、


 最初来たときは、あっと言ってしばし立ち止まってしまったものでした。


 本堂です、本尊は千手観音、お不動さんは本尊とともに本堂に祀られています、




 本堂と右が大師堂、今日は大事な行事があるようです、


 大師堂の前はミニ西国です、


 大山無動という名のお不動さんです。
              2019年11月23日 参拝



11番 童学寺

2019-12-18 | 四国36不動


 別格2番童学寺は四国36不動の11番でもあります。ほかにも別格の1番、10番、13番、14番、15番、16番が36不動に含まれています。番外では赤野の極楽寺、横峰の近くの極楽寺、建治寺、妙音寺が36不動に含まれています。
 36不動はほとんどの人が車で巡るようですが、ぼくは四国と新四国で2巡する間にいっしょに巡ることにします、その2巡で場所的に行きにくい童学寺と大
山寺だけ一年早くお参りしました。


 山門を抜けたところ、童学寺は4回目の参拝です。1回目は御朱印、2回目は念珠、3回目は散華、もう一度来るとは思わなかった。


 ちょっと珍しい大師像、


 ミニ西国です、


 ミニ別格です、


 大師堂です、


 ミニ四国です、ここに来ると四国と西国が全部お参りできます。4回目にして初めて知りました。


 出世聖天堂が仮の本堂になっています、


 本堂は火災によって消失、


 36不動は36童子が出迎えてくれます、11番は羅多羅童子。童子の教えは「腹を立てないようにしましょう」


 こちらがお不動さんです。お不動さんは各寺の本尊とは限りません、御本尊と一緒に本堂に祀られている場合もありますし、別に不動堂がある場合、屋外に不動像があるだけというお寺もあります。


 納経はあらかじめ書かれたものが用意されています。墨書は脳天不動。納経帳はバインダー形式なので後で買ってもいいというわけです、


 重ね印用のページも用意されています。10回、20回、36回で記念贈答品があります。


 今回は胸飾珠を集めて巡ることにしました、300円です。
                2019年11月21日 参拝


室戸市 不動岩

2019-12-16 | 四国 番外霊場


 26番金剛頂寺を出て300m、突き当たって左の矢印、


 左折してすぐ右折の矢印、27番も不動岩も右折の矢印ですが5~6年前までは不動岩はここを直進の矢印があった。なぜ変更になったか、まっすぐ行くとヘアピンカーブがあってそこに矢印がないから間違ってまっすぐ行ってしまう人が多いのでそれを避けるために先に曲がってしまう方がいいと住職の奥さんが考えたようです。実際僕が初めて不動岩に行こうとしたとき迷いに迷ってずいぶん時間を無駄にした。


 こちらの方が少し近道にもなっています、




 後半、国道が近くなってくるとキラメッセへ降りていく道と同様険しく急な山道になる、


 国道に下りてくるとすぐ目の前に不動岩の本堂、結構新しい建物です。26番が女人禁制だったときは女性はここでお参りした、26番の奥の院でもありますが御朱印はありません。






 いろんなものがあります、










羽根岬、さらに神峯を望む。
                1916年3月29日 参拝


牟岐町 草鞋大師

2019-12-15 | 四国 番外霊場


 牟岐の街から旧道に入って大坂峠を越える、


 峠を下って舗装道(旧国道)に下りたところから左へ10mほどのところにお地蔵さまがおられます、


                  2019年11月18日 参拝


ブラタモリ in 姫路(飾磨)

2019-12-14 | 日記

 今日のブラタモリを見てびっくり、姫路城でテレビのロケをすることなど全く珍しくない、ドキュメンタリーやバラエティや情報番組で数えきれないくらいの多くのタレントさんがやってきたに違いないし、それらを見ても何も感じない、ごく普通の出来事にすぎない。でも今日のはさすがに腰を抜かしそうになった。ぼくが毎日歩いているウォーキングコースにタモリさんがいる、姫路城から飾磨に来て最初のシーンがイオンに到着するすぐ手前の交差点でした、今日も数時間前に歩いてきたところ、その後の運河と水門、工場も郵便局や駅や歯医者に行くときには必ずその前を通る、普段目の前にある場所が取り上げられるなんてとても不思議な感じです。あそこが人口島だったということはぼくの住んでるところは完全に海の中。


勝浦町 仏陀石

2019-12-12 | 四国 番外霊場


 星の岩屋から11分ほど山道を登ってくると中津峰と仏陀石の分岐が見えてきました、


 400mを11分半かかったから時速は2kmほど、かなりきつい山道です。仏陀石へは目の前の階段を上りますがすぐ先で下りになっています。距離は200m、


 しばらく下るとすぐ舗装道が見えます、


 舗装道を行く、


 50mほどで右手にお堂、


 左手に仏陀石の入り口、




 階段を下ります、分岐から5分、道の駅ひなの里から51分でした。





                  2019年11月20日 参拝


西予市 送迎庵 見送り大師

2019-12-11 | 四国 番外霊場


 逆打ち側から歯長峠に到着、




 峠に送迎庵があります、今まで6回はこの前を通っているはずなのに全く覚えていなかった。


 見送り大師の由来は書かれていません、


 峠から宇和の海が見えていますが写真ではほとんど分かりません。


ネットのへんろ地図

2019-12-09 | 日記

 日和佐のゲストハウスですごいネットの地図があることを教えてもらいました。民宿、旅館、ホテル、宿坊、お遍路ハウス、へんろ地図に載っているほとんどの宿泊施設が網羅されていてそれぞれのポイントをクリックするとその宿の電話番号、料金、洗濯乾燥の料金、Wi-Fiのあるなしなどの説明が出てくる。おもわずスゲェーと声をあげてしまいました。
 そのサイトがFacebookの公開グループ「お遍路さん」でシェアされていました。
 https://www.google.com/maps/d/viewer?fbclid=IwAR1xKFk9-D3jruL4iRpqev0Ss-zLuEWv_95p8O73JbF2gkJIqgfV6CK0RWI&mid=1b3xNtlumdQB4LxtJQzp3wIIt_uskgNeY&ll=33.545875396038696%2C133.5671438500001&z=8
 日本語のへんろ地図よりはだいぶ役に立ちそうな感じもします。ただし、宿泊料金は変更になっているところが多いのでうのみにしない方がいいと思います。