渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

グローブ ~クシタニ~

2024年05月16日 | open



盟友であり剣友でもある奴が
クシタニのグローブを使って
いた。
「これいいよー」と言って。
私も着用させてもらってみた。
至高のフィット感だった。
すると私の心中言い当てるよ
うに彼は言った。
「懐かしいでしょう?」
そう、とても懐かしい感触だ。
私の大昔の革ツナギ、グロー
ブ、ブー
ツはクシタニだった
からだ。福田照男さんと同じ
デザインのKの字(くの字)の

ブルーに白の革ツナギ。クシ
タニのフルオーダー品。袖と
脚横の文字は白に黄色の革の

文字だった。羽田店でオーダー。
それ以前は、クシタニ以外の

物を使っていた。
クシタニのレーシングウエア
は最高の出来だった。
また、グローブも至高の物。
グローブはクシタニもしくは
プロショップ高井が最高の出
来だった。
プロショップ高井のグローブ
は1986年250世界チャンピオン
のカルロス・ラバードも使用
していた。ヤマハのワークス
系のライダーは高井が多かっ
た。

クシタニの製品が良いのは
最高の革と最高の縫製、型紙
のパターンがこの上なく良い
点だ。
世界トップクラスを走るライ
ダーが選ぶだけある。
私は今でも公道用にはクシタ
ニのレザーパンツを使ってい
るが、物が違う。


なお、1980年代の一時期、
売プロデュースが成功して、

世界グランプリでは南海部品
のレーシングウエア一式が
かなり多くの世界トップライ
ダーに使用された事があった。

フレディ・スペンサー他多く
のライダーたちが使用した。
だが、あれは南海部品が革製
を作っているのではない。
南海部品が自社ブランドを冠
して製品をリリースしただけ
だ。製造は某有名メーカーが
作っ
ていた。
現在、東京の上質レザーウエア
メーカーのペアスロープがリリ
ースしているライディングブー
ツやカドヤのブーツはリーガル
が手掛けている、というように。

リーガルのライディングブーツ。
東京ペアスロープオリジナル。


目に見えない細かい部分の
作り込みが非常に良い。


 

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