いくやの斬鉄日記

オープンソースからハイスクールフリート、The Beatlesまで何でもありの自称エンターテインメント日記。

LibreOfficeで実際にあった、寄付をするからバグを修正してよという話。

2012年09月23日 21時44分17秒 | LibreOffice/AOO
Bug 48729 - autocorrect limit. acor.dat with entry 65535: Loop and/or loss of acor data

私もよく知らないのですが、オートコレクトは65534個までしか登録できないんだそうです。
もともと4年前にOOoにバグ報告をし、AOOになっても梨の礫なのでLibreOfficeにしたということみたいです。

LibreOfficeでもしばらくは放置されていたのですが、Michael Meeksが「直すのはたぶんそんなに難しくない」というコメントをつけてから話が一気に進みました。
報告者は直して欲しいけど開発者ではないので、TDFに50ユーロを寄付し、このバグを直してくれた人の口座にも50ユーロを振り込むという宣言をします。
そして、直すという宣言をした人が出てきますが、寄付は要らないといいつつも颯爽と直していきました
uInt16だったのをuInt32にしたのですね。バグというよりは仕様というほうが妥当でしょう。

これは単なるいい話ではなく、なかなか教唆に富んでいると思います。
特に日本では顕著だと思うのですが、ただだから使ってるけどお金払ってまでバグを修正したり新機能を追加してほしくない、という状態だと、発展にも限界があります。
お金を出しても修正したいという人(法人)と、それを引き受けて実際に作業する人(法人)をマッチングすることができればいいのですが。
日本語関連の機能はバグも多く、足りない機能もたくさんあります。LibreOfficeが継続的に発展していくには、こういうことが必要なのだなと思いました。
かといって私ができることは何もないのはもどかしいのですが。
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1 コメント

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Unknown (makopi)
2012-10-11 21:24:42
こんな事にもなってますし、
自分的にはこういうのは肯定的です。
手間とか自分のスキルとかを考えて
小額で希望がかなうならそれにこした事はないです。
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