最新のIBus (1.5.11)でサポートしたいくつかの機能を紹介します。
1. Appindicator/StatusNotifierのサポート
厳密にいえば、サポートされたのはIBus 1.5.10からですが。
右下を見ると、KDE PlasmaでAnthyのアイコンが表示されています。
Kubuntu 15.10のPlasmaはバージョン5.4.2 (今日現在)で、このバージョンではxembed(レガシーアイコン)サポートがないので、Appindicatorで表示していることがわかります。
とはいえ、Plasma 5.5ではxembedサポートが復活しているのですが。
ちなみに16.04 LTS開発版のIBusは1.5.11になっているのですが、Appindicatorサポートは有効になっていません。バグ報告するつもりですが、代わりにやってくださってもいいのよ。
15.10ではgconfにつまらんバグがあって、IBusのビルドができません。なのでこの環境作るだけで大変でしたよ。
2. アイコンでステータス表示のサポート
今まではopenSUSEのパッチを当てないとできませんでしたが、IBus 1.5.11でMozc 2.17.2313.102をビルドすると、この機能をサポートするようになります。私が知っている限り、現在これができるIMエンジンはMozcだけです。他でもできるようになるといいんですけど。
Xubuntuでももちろん行けるのですが、超見にくいです。どうすればいいんでしょうねこれ。
3. プロパティパネルの表示位置の変更
プロパティパネルを[常に表示する]にした場合、[自動的に隠す]と同じくカーソル(キャレット)の下に表示されていましたが、1.5.11からは右上に表示されるようになりました。ただしKDEとLXDEではスクリーンショットのとおり右下に表示されます(何故?)。
IBus 1.4.xにあった状態パネルが復活した、といえなくもなくもなくもない感じです。どっちやねん。
プロパティパネルの表示位置はソースコード決め打ちで、動かしても保存してくれるわけじゃないですし、復活したとはいえませんね。でも、IBusを使ってもいいかなと思わせる程度には便利だと思います。
あと、左側のハンドルに濃い灰色が付くようにもなりました。これでどこを掴めばいいかがわかりやすくなりました。
追記:
というわけで(?)、ibus-anthyもicon_prop_keyに対応していました。完全にチェックが漏れてました。
1. Appindicator/StatusNotifierのサポート
厳密にいえば、サポートされたのはIBus 1.5.10からですが。
右下を見ると、KDE PlasmaでAnthyのアイコンが表示されています。
Kubuntu 15.10のPlasmaはバージョン5.4.2 (今日現在)で、このバージョンではxembed(レガシーアイコン)サポートがないので、Appindicatorで表示していることがわかります。
とはいえ、Plasma 5.5ではxembedサポートが復活しているのですが。
ちなみに16.04 LTS開発版のIBusは1.5.11になっているのですが、Appindicatorサポートは有効になっていません。バグ報告するつもりですが、代わりにやってくださってもいいのよ。
15.10ではgconfにつまらんバグがあって、IBusのビルドができません。なのでこの環境作るだけで大変でしたよ。
2. アイコンでステータス表示のサポート
今まではopenSUSEのパッチを当てないとできませんでしたが、IBus 1.5.11でMozc 2.17.2313.102をビルドすると、この機能をサポートするようになります。私が知っている限り、現在これができるIMエンジンはMozcだけです。他でもできるようになるといいんですけど。
Xubuntuでももちろん行けるのですが、超見にくいです。どうすればいいんでしょうねこれ。
3. プロパティパネルの表示位置の変更
プロパティパネルを[常に表示する]にした場合、[自動的に隠す]と同じくカーソル(キャレット)の下に表示されていましたが、1.5.11からは右上に表示されるようになりました。ただしKDEとLXDEではスクリーンショットのとおり右下に表示されます(何故?)。
IBus 1.4.xにあった状態パネルが復活した、といえなくもなくもなくもない感じです。どっちやねん。
プロパティパネルの表示位置はソースコード決め打ちで、動かしても保存してくれるわけじゃないですし、復活したとはいえませんね。でも、IBusを使ってもいいかなと思わせる程度には便利だと思います。
あと、左側のハンドルに濃い灰色が付くようにもなりました。これでどこを掴めばいいかがわかりやすくなりました。
追記:
というわけで(?)、ibus-anthyもicon_prop_keyに対応していました。完全にチェックが漏れてました。
Anthy自体はこの機能は未サポートですが、ibus-anthy-1.5.7 でステータス表示が可能となる修正が入っているようです。
Added icon_prop_key in default.xml · ibus/ibus-anthy@b0249f4 · GitHub https://github.com/ibus/ibus-anthy/commit/b0249f499e3ff264d3b7c5ca43fba86a21b0084d
実際に手元の環境でも ibus-anthy-1.5.7 でステータス表示ができています。
> 超見にくいです。どうすればいいんでしょうねこれ。
私は下記の方法でステータス表示の色を変更して使っています。
(1) /usr/share/glib-2.0/schemas/org.freedesktop.ibus.gschema.xml
の145行目の <default>'#415099'</default> が表示色の設定になっているようなので、これを好みの色設定に変更し保存。
(2) # glib-compile-schemas /usr/share/glib-2.0/schemas
(3) ibusを再起動