いくやの斬鉄日記

オープンソースからハイスクールフリート、The Beatlesまで何でもありの自称エンターテインメント日記。

Call for testing: im-setup-helper

2013年10月07日 22時46分13秒 | Ubuntu
Ubuntu 13.10のリリースが近づいてきました。
13.10からはIBusのバージョンが1.5に上がり、1.4までとはかなり違ったものになっ
ています。
例えば、13.04の日本語RemixではMozcをデフォルトにしていますが、これをIBus
1.5でもやろうとするとなかなかにしんどいです。そして、いちいちMozcを使うために
設定するのも面倒です。
IBus 1.5はあまりに違いすぎるのでこれまでと同じような使い方をしたい、という場
合には、Fcitxというインプットメソッドがオススメです。

というわけで、IBus 1.5でMozcをデフォルトにするのと、Fcitxの設定を簡単にする
ためにim-setup-helperというパッケージを作成しました。
このパッケージにはふたつの設定スクリプトが含まれています。

インストール方法は次のとおりです。
$ sudo add-apt-repository ppa:japanese-testers/ppa
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install im-setup-helper ibus-mozc
インストール後、ログアウトして再ログインしてください。

mozc-setup-helperは、インストールしてログインすると自動的に起動しますので、
設定を行なってください。
MozcではなくAnthyを使い続けたいという場合には、「自動起動するアプリケーショ
ン」でチェックを外してください。
(まぁ現状Anthyも自動的に登録されないんですけど←次のgnome-settings-daemonのアップデートで修正されそうです)

fcitx-setup-helperは、Dashなりなんなりから起動してください。"fcitx"と入力すれば
Fcitxセットアップヘルパーという項目が出てくると思います。
こちらは初回実行時に必要なパッケージを示すので、それをインストールしてください。
(ここで示すパッケージを間違っている気もするんですよね……)

いちおうUbuntu/Ubuntu GNOME/Kubuntu/Xubuntu/Lubuntuには対応して
いるつもりですが、充分にテストを行なっているわけではありません。
(GNOME ClassicとGNOME Flashbackには対応しています)

というわけで、13.10のベータ版などをインストールしてみた方に、テストしていただけ
ればと思います。

また、個人的には日本語Remixに関連パッケージと共にインストールしてもらうのがい
いかなと考えていますが、それに対するご意見もお待ちしています。
私としても、こういうウィザード形式が本当にいいのかはやや疑問ですが、そのあたりは
労力やら時間やらでこういうふうになったとご理解いただければ。形式の変更はあると
したら次以降ですね。
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
励みになります。 (いくや)
2013-11-05 10:40:27
喜んでいただけてよかったです。
楽ですよ (makopi)
2013-11-03 20:06:58
今日、ubuntu13.10 を実環境にインストールしました。
im-setup-helper 便利です。
fcitx を使い始めました。入力しやすいです。
ありがとうございます。
ありがとうございます。 (いくや)
2013-11-03 16:45:22
そう言っていただけると、苦労して作った甲斐があるというものです。
im-setup-helperは便利 (スバル)
2013-11-02 18:29:08
ubuntu13.10を導入しました。
そこで、現在、im-setup-helperを利用しています。
大変に日本語入力が楽になりました。感謝します。

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