ICT工夫
全ての自由を奪えても、自由を求める自由だけは奪えない
  だからネットの使い方も 工夫 したい こうふ のブログ




水島朝穂さんの平和憲法のメッセージに2012年7月16日付け記事、「日米安保を揺るがすオスプレイ」 が掲載されました。
私は「オスプレイの沖縄配備」で触れましたが、水島さんの「魚を食う鷹――オスプレイ沖縄配備の思想 2012年5月21日」も拝読しています。

JCJ(日本ジャーナリスト会議)のメールマガジンでは、2012/07/16 2144号で、水島さんの論考を丁寧に紹介して、次のように締めくくられています。
 『ぜひ今週の「今週の直言」には目を通しておいていただきたいと思う。
  今回も本文には、過去の提言や関連記事などへの豊富なリンクが付され、オスプレイの問題が私たちに投げかけている問題の深刻さと、問題そのものが示している在日米軍基地の問題、米国の日本のこれまでの関係と、オスプレイの問題が抱え込む問題の奥深さ、いまその解決に取り組む意味と、いかに解決していくべきかの道筋を、それぞれがそれぞれに検討を深めていくための材料が、おしみなく多様に提示されている。』

私が水島さんの記事を拝読する時に思うことが、まさにこの点です-「考える材料が豊富に提示されている」

「日米安保を揺るがすオスプレイ」を読みながら、文中の言葉を置き換えて考えると、原子力発電、震災がれき広域処理、最終処分場、八ッ場ダム、大規模道路計画・・・色々なことが思い浮かびました。

「接受国通報」という言葉を初めて知りました、基地問題にも私は「これまで無関心でスミマセン」なのですが、お国に対して地方政府は常に「接受国」の立場に置かれていて、それに徹しているのだろう、とも思いました。そう考えれば山梨県など地方行政のあり方も理解できるように感じました。

だが、少なくとも3.11以後、「接受国通報」を鵜呑みにしない地方行政の姿も見えて来ました。独自の基準に基づいて市民、県民、子供たちを守ろうとする姿は、自立・独立国の姿と重なります。
中央政府と地方政府の「安保体制」がいつまで続くか、そのあたりが日本国の将来を決めることになるのだと思いながら水島さんのページを閉じました。

賢明な読者諸氏には言わずもがなの蛇足--“中央政府と地方政府の「安保体制」” : 公務員の安全だけは常に保障されているように動作するシステム

追加情報です-2012年7月19日、「内部被ばくを生き抜く」上映会が、再び「花国」で開催されます。開場10時/上映10時半で、参加費 1000円
今回は甲府市民の方がDVDをご覧になって、皆さんにぜひ観ていただきたいという思いから上映会として開催されるとのことです。お問い合わせは 花国 TEL: 080-5003-7753(タシロさん)まで。
ちなみに、公式サイトには「購入したDVDで自主上映会を開いてみませんか?」というページがあります。
また、学校・図書館向けの案内として、「一定の条件を満たした上映・貸出に自由に使っていただけるため、一般用よりも高価となりますが、・・・」 とのページが用意されています。地域の図書館が購入済みなら借り出してご覧になることもできます。「考える材料が豊富に提示されています」、食わず嫌いだと悔いを残すかも知れません。


別記事にしようと思っていたのですが、ここで書いておくだけにします-- 【論説】オスプレイ配備は何をもたらすか(下)――オスプレイの低空飛行訓練は日本全国で、2012年06月23日付け、上中下3本の最後の記事です。

キャンプ富士(静岡県)や米海軍厚木基地(神奈川県)にも配備されるということで、掲載された低空飛行訓練のルート図から考えれば、北信越の「ブルー」ルートに沖縄や岩国から入るだけだと考えるのはおかしいと思えました。キャンプ富士から飛び立っても山梨県は避けて飛ぶのでしょうか。
情報は国に頼るだけの人々(接受国モード)に任せていても安心だと思っていたら、とんでもないことになっていく、そういう学習はこれまでに、3.11以後は特に、たくさん積み重ねて来たはずだと私は思っています。

しかしこの際、「NOだ!」などと言わずに、オスプレイ配備賛成です!という「おもてなし」の心を山梨県から発信してみたらどうでしょう。B-1グルメ大会や国民文化祭では150m頭上を通過していくオスプレイを見られるポイント!ご案内・・・とか・・・



コメント ( 0 ) | Trackback ( )