ICT工夫
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山梨日日新聞が 公共交通を利用 “歩く”まちづくりを 甲府でシンポ と報じました。 2010030304
佐々木邦明さんの基調講演を拝聴しながら、2月末と3月2日、合計3回出かけた新環状道路北部区間の説明会のことを考えていました。同じ説明会に3回も出かけたのは説明の内容より地域の方々のご意見を直に聞きたかったからです。相川での説明会は時間が無くてパスでしたが、羽黒、東部、双葉は往復時間を入れても2時間なので仕事中のパソコンをそのままにして出かけたのです。

三か所とも反対を表明されるご意見が多かったと思います。その中で双葉では賛成意見を表明された方がおられました。
環状道路北部区間については国道20号線の通過交通に対するバイパスとして渋滞解消の意味が強調された説明のように感じました。これに対して双葉での説明会では「当初の話は山の手通りの渋滞対策だった」との意見が出て、私はそんな昔の話は知らなかったのでびっくりしました。
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「新山梨環状道路」を読んでみると「新山梨環状道路の整備効果4(PDF:731KB)」の「産業振興(企業立地)に貢献」が賛成意見を述べられた方の根拠にあると思います。ちなみに甲府盆地内の工業団地の位置を示したこの図こそ、私が探していたものでした(^o^)
「新山梨環状道路の整備効果7」には山の手通り(甲府韮崎線)についても、現在の4車線+歩道は交通量の減少により2車線+歩道+自転車道に整備され、沿道の緑化推進などの計画があることが描かれています。

掲載画像と記事本文がずれていますが、この佐々木さんのお話の内容が私にとって「都市計画」と「交通計画」の関連がどこにあるのかを考えさせられるものだったのです。

新山梨環状道路計画がいつ頃から始まったのか経緯を知りませんが、反対意見の中で多かったのは交通量の将来予測の見直しだったように思います。そのことを佐々木さんの図は明確に示しているように思いましたので緊張してお話を伺っていました。

今回のシンポジウムでは「コンパクトシティ」という言葉は出なかったように思いますが、皆さんのご意見はその方向を示していると感じました。歩いて楽しい街、歩くことで見えてくる街の姿、歩けるように計画された街、NPOつなぐの活動の意味・・・いろいろと想いがふくらみます。昔のように地域内公共交通が復権することはないかも知れませんが、これまでも甲府市で実験された街バスの発想を育てていければよいと思っています。

その他のご発表などについては時間があれば別記事にしたいと思います。

ちなみに、今日3月4日のアクセス記録で見ると「2010.01.30 富士見大橋完成で山手通りは渋滞解消」をお読みになった読者がおられました。検索エンジンから来られたのが分かりましたので私も同じ検索をしてみました・・・Google検索で「富士見大橋 完成予定」・・・「都市計画道路※※線の富士見大橋が開通します」(^o^)・・・こちらも間もなく発表かな
この新着情報ページを見ていたらセミナー | 3月9日 「実践  まちづくり」  ~魅力的な都市空間がまちを再生する~に気が付きました。パン屑ナビを逆に辿ると広報の難しさも見えるようです。この事を山梨大学のプロジェクト、「新入生ウエルカムバスパス山梨」の報告でも語られていました。


【追録】2011/02/17 第21回ふるさとまちなみデザインセミナー、平成22年3月9日に開催(平成21年度事業)の報告書が公開されています。
http://www.pref.yamanashi.jp/event/toshikei/2102/21machinamisemi.html
2011年2月4日、PDFファイル2本です。全38ページの報告を2分割してあります。


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