その1はこちら。
坪内祐三の収集はとまらない。今回は「文庫本福袋」から。
♯122 小松崎茂 & あの人
「異能の画家 小松崎茂」に載っていたエピソード。
原稿を争奪する編集者たちの姿も活き活きと描かれているが、その一人に、『冒険少年』という「紙質も印刷も悪い」雑誌の、「折り目正しくおとなしい」、「ハンサムな若者」がいた。名前は池田大作といった。
おとなしくてハンサムだったんですね。あおい輝彦が演じたのもむべなるかな。
他にも文庫本福袋には
「日本風景論」加藤典洋
その頃の文学サークル仲間に若森栄樹、藤原利一(伊織)、平石貴樹、そして芝山幹郎がいた。
「ジョン・レノン ラスト・インタビュー」ジョン・レノン、オノ・ヨーコ/池澤夏樹訳
「ぎんざNOW!」に元ディープ・パープルのボーカリスト、イアン・ギランが出演してビートルズの「ゲット・バック」のカバーを披露し、その番組が終了する直前、司会のせんだみつおが「今ジョン・レノンさんから局あてに電話がかかってきて『ゲット・バック』の歌詞に間違いがあったそうです」と興奮しながら語っていたのを憶えている。
などのエピソードが満載。芝山幹郎はわたしが信頼する評論家。彼が藤原伊織とサークルを組んでいたとは。レノンの話は、いかにもですね(笑)
「その高校に行ってみたい。」につづく。
文庫本福袋 (文春文庫) 価格:¥ 900(税込) 発売日:2007-12-06 |