事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「名セリフ!」 鴻上尚史著 文藝春秋

2011-01-26 | 本と雑誌

51pxvm2r0bl_2 「例えばおまえ、わかんないものでも受け入れるだろ。ビッグコミック・スペリオールの、スペリオールの、スペリオールの部分をわからないなりに受け入れるだろ、おまえ。そこが芸術だっていうの。俺、読めないもの、あれ。スペリオール?意味わかるまで気になって読めないもの。この事実が証明するようにいつも損する側だよ。当たり前の人間というものは」

松尾スズキ「マシーン日記」

古今東西の名戯曲から鴻上がセレクトした名セリフ集。シェイクスピアからチェーホフから何でもあり。

うーん、演劇と向き合うと鴻上はどうしてこんなに教条的、常識的にならざるをえないのだろう。鴻上が松尾の戯曲に距離を置いていることでもそれは感じられる。

それどころか、彼は正直に唐十郎、野田秀樹、渡辺えり子(現えり)などの作品はわからないとしている。

演劇観の相違、というだけでは片づかないなにかがここにあるような気が。

わかったふりをするわたしなんかよりもずっとマシだとは思うが、一冊読み終えてしかし最も印象に残ったセリフが松尾のだと告白するのも勇気いります。

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タミフル服用中。

2011-01-26 | 日記・エッセイ・コラム

Tamiflu75 ふううう。
やっと熱が下がりましたー。

ことの始まりは土曜日。
例によって酔っぱらって代行でウチに帰るときに、なじみの運転手がウチに着いた途端、

「いやー、まいっちゃったよ。相方が実はインフルエンザでよ」

「え……」

そして朝方、ゾワワッと震えが……
しまった。来ちゃった?来ちゃったのか?

日曜日はそれでもなんとか動けて、でも次第にボーッとしてくる。
よせばいいのに体温計でチェック。

38℃超してる(T_T)。平熱が36℃ない人間にはつらいっす。

月曜日、娘を送った足で医者へ。

診察開始が9:00なのでちょっと時間がある、とコンビニなどで時間をつぶしていたらそのすきに駐車場はほぼ満杯。

それでも強引にはじっこに駐車したら、切り返しているときに向かいの雪山の雪を抱いてしまい、ガリガリガリっと音がして……気がついたらバンパー下の、あれはなんて言うのかな、カウル?
それがポツンと向かいの道路に落っこっているのでした。ううう。

夏の検診のときに、「男らしいなあ」と喫煙癖と飲酒癖をほめてくれた医者。今回もアバウトです。

「っかしいなあ。原因は何かなあ。あれだろ?何年か前みたいな身体中の痛みはないんだろ?」

「はあ」

そうだ。そんなこともあったっけ。

「とりあえずインフルエンザの検査しとくか」

10分後。

「尿もきれいなもんだし、インフルエンザでもないみたいだな」

「そうですか(^o^)」

「あの、センセ」

看護師のチェック。

「ここ、よーく見ると……」

「おおお、そうだな!そう言われてみればうっすら出てるね!インフルエンザだこりゃ。あぶないあぶない、誤診するとこだった」

そこまで正直に言わなくても。

「じゃあ、そっちで注意とか聞いてくれ」

「あのね、5日間は絶対に学校に行っちゃダメですよ」看護師の厳命。

「えっ!」

「あたりまえでしょう?」と女性看護師たちに総掛かりで責められる。

「はい……」代行のオッサンにも言ってくれよマジで。

「家族とはなるべく離れてね。マスクもみんな着用!」

ということでかの有名なタミフル服用中でございます。調子が出るまでもうちょっとかかるみたい。やれやれ。

コメント (2)
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