はなバルーンblog

藤子不二雄や、好きな漫画・アニメの話がメイン(ネタバレもあるので要注意)

2009年夏の東海地区アニメ事情

2009-07-20 01:43:34 | 東海地区アニメ事情
 昨日、一日かけてRDのハードディスク初期化作業を行った。使い始めてから2年以上経つので、一度きれいにしておきたかったのだ。
 保存する番組と未見の番組をDVD-RAMに移して、HDD上には消していい番組だけにした上で初期化したのだが、DVD-RAMへの待避に丸一日かかってしまった。これで、かなり進んでいたであろうHDDの断片化も解消されたから、また安心して使う事が出来る。あとの問題は、DVDドライブがいつまで保つかだな。一応、予備が一台あるが、今のドライブを出来るだけ長く使いたい。2011年、アナログ停波のギリギリまでは使うのだから。



 さて、ここのところ東海地区のアニメ放映事情について書いていなかった。画面に「アナログ」表示が出るようになった時以来だ。今回は、久しぶりに東海地区アニメ放映の現状を取り上げる。

 まずは、各局の放映状況と曜日ごとの本数だが、7月に入って久々にテレビ愛知が勢いを取り戻してきた。4月期には1本しかなかった火曜深夜にアニメ枠が2本増えて、1時間半の3本立てとなり、深夜アニメ放映本数の合計も12本に増えた。
 火曜日は三重テレビもアニメ枠を新設(厳密に言えば、今年3月まであった『空を見上げる(以下略)』枠の復活)したので、火曜日が水・木曜日に次ぐアニメ過密曜日になった。

 テレビ愛知の火曜深夜枠は『【懺・】さよなら絶望先生』『宙のまにまに』『化物語』の3本なので、間に30分挟んでシャフト制作・新房昭之監督作品が立て続けに放映されている。メインスタッフが共通している上に主演声優も同じなので、リアルタイムで観ると胸焼けを起こしそうだ。
 さすがにこんな編成をしているのはテレビ愛知だけだろう…と思って調べてみたら、テレビ埼玉が日曜24時から『化物語』、25時から『懺・絶望』なので、順番は逆だがテレビ愛知とほぼ同じ状況だ。何とかならなかったのか。

 月曜日は、3月まではテレビ愛知に3枠あったのだが、そのうちスタチャの2本を火曜日と水曜日に分散させて、その後にスポンサー付きの非アニメ番組が入った。7月になっても状況は変わらず、月曜の深夜アニメはテレビ愛知『咲 -saki-』と中京テレビ『プリンセスラバー!』の2本のみだ。
 その反面、水・木曜は各7本と、過密状況が続いている。以前から何度もしつこく書いているが、明らかに水・木曜日に深夜アニメが偏りすぎだ。一番ひどい時には、おなじ会社が製作した(=スポンサーも同じ)作品同士が裏番組になっていた事さえあった。全く深夜アニメのない土・日曜日に分散させればいいのに、なぜ東海地方の局は水・木曜にこだわるのだろう。

 世の中は不景気で、深夜アニメの本数もピークの2006~2007年あたりと比べると減っているが、それでも週に20本以上やっているのだから、まだまだメーカーはアニメで儲ける気が満々なのだろう。
 ただ、DVD売り上げ状況などを見ていると、商売としてペイしたのかどうか心配になるような売れ行きの作品も多い。私も「ぜひDVD(今後はBDか)を買いたい!」と思うような作品は、1クールに1本あるかないかだ。
 今期は『涼宮ハルヒの憂鬱』が、そうなりそうだったのだが、「エンドレスエイト」のあまりのエンドレスっぷりにDVDを買う気はなくなってしまった。私は原作既読なので覚悟は出来ているが、あそこまで引っ張って原作通りのオチでは、原作未読の視聴者が怒り出さないかと心配だ。



 ここで、今期の視聴リストを載せておこう。
 思えば、これも最近はご無沙汰だった。


(日曜日)
 ・しゅごキャラ!!どきっ(テレビ愛知)
 ・DRAGON BALL KAI(東海テレビ)
 ・ジュエルペット(テレビ愛知)

(月曜日)

 ・咲 -saki-(テレビ愛知)
 ・プリンセスラバー!(中京テレビ)

(火曜日)

 ・【懺・】さよなら絶望先生(テレビ愛知)
 ・宙のまにまに(テレビ愛知)
 ・化物語(テレビ愛知)
 ・涼宮ハルヒの憂鬱(名古屋テレビ)

(水曜日)
 ・かなめも(テレビ愛知)
 ・狼と香辛料II(テレビ愛知)
 ・バスカッシュ!(CBC)

(木曜日)
 ・ファイト一発! 充電ちゃん!!(AT-X)
 ・大正野球娘。(CBC)
 ・東京マグニチュード8.0(東海テレビ)

(金曜日)
 ・ドラえもん(名古屋テレビ)
 ・戦場のヴァルキュリア(CBC)

(土曜日)
 ・真マジンガー 衝撃!Z編(テレビ愛知)



 以上、18本。4月期に比べると幾分増えた。今年は、4月期よりむしろ7月期に面白くなりそうな作品が多い気がする。

 『大正野球娘。』は『光と水のダフネ』の池端隆史監督作品なので期待していたが、第1話はいい感じだった。小梅の東京節がくせになって、何度も繰り返し観て(聴いて)しまう。2話以降が楽しみだ。そう言えば、『ダフネ』もCBCの木曜深夜放送だった。ただ、『ダフネ』が最速だったのに対して、『大正野球娘。』は2週遅れで地上波で一番遅いと言う違いがあるが。
 『【懺・】さよなら絶望先生』『狼と香辛料II』などの続編物も、これまで同様に楽しめる。『絶望』は、1話の絵描き歌でいきなり画伯を使ってしまうのはもったいない…と思ったら、2話ではまさかのアスミス登場。マ太郎の友達役とは予想外だった。ひだまりの「らすちゃん画伯」は健在ですな。
 全くの新番組では『化物語』の独特の雰囲気がなかなかいい。はたして戦場ヶ原ひたぎは「ツンデレ」と呼んでいいものだろうか。『東京マグニチュード8.0』は、東京での大震災と言う設定でどんな話が展開するのかが楽しみだ。不謹慎かも知れないが、このような「災害もの」での、パニック状況や人間の心理描写は、画面越しの「他人事」であるだけに面白い。


 新作アニメの視聴本数が増えたが、旧作については『ミクロイドS』の終了で東映チャンネルに観たい作品がなくなり、7月でひとまず解約したので、一週間のアニメ視聴時間はそんなに変わらない。
 『鉄腕アトム』カラー版は、週1話のペースで現在も視聴続行中。第37話まで観終わった。このあとに控えているエピソードでは、「ブラックルックス」が楽しみだ。「世の中にただひとついこいの場所があるとすれば…」のナレーションが、ちゃんと入っているといいのだが。



 と、このように、このブログでは最近あまり触れていなかったが、新作アニメもきちんと楽しんで観ているので、ご心配なく(?)。

 最後に、今期登場したテレビ愛知の新規制について触れておこう。
 『宙のまにまに』『化物語』では、自転車二人乗りのシーンで「法律違反ですが、原作を尊重しています」とのテロップが出る。『化物語』は2話連続だし、『宙のまにまに』では第2話の中だけで4回もテロップを出す徹底ぶり。



こんなテロップが4回も出た


 この2作品は製作会社が異なるから、おそらくテレビ愛知の要請でテロップが入れられたのだろう。いくら何でも過敏すぎはしないか。二人乗りでいちいちお断りを出すのなら、「エンドレスエイト」でも毎回テロップを入れなくてはいけないだろう。さすがに名古屋テレビは気にしてはいないらしく、そんな事にはなっていないが。
 『化物語』2話でお色気関係の規制はなくなったと思って安心していたのに、まさかこんな落とし穴があるとは。どうも、テレビ愛知は規制からは逃れられないようだ。

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