コメントについてご連絡

 非常に遅くなってしまって恐縮ではありますが、当ブログにいただいていたコメントにつきまして、先ほどすべてお返事を投稿しました。

 一番古いもので昨年の5月にいただいていたコメントですので、もう放置していたにもほどがあって大変お恥ずかしい限りです。今後は、このような事がないように、できるだけ早くお返事を返すようにしますので、またお気軽にコメントをいただければ、幸いです。

 と、言う事で、よろしくお願いします。
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2016年の関西&東海地区アニメ事情

 このブログで、以前は「東海地区アニメ事情」について書いていたのだが、大阪に引っ越したせいで2016年1月期を最後に途切れてしまっていた。
 何事も中途半端なのはよくないので、一年が終わりに近づくこの時期に、改めて今年の東海地区および、関西地区のテレビアニメ事情について、まとめておきたい。


 まず、4月期以降の東海地区のアニメ事情だが、テレビ愛知は現状維持という感じだ。最低限度は深夜アニメが週に10本と言ったところか。10月期はぎりぎり10本なので、減少傾向にあるのかもしれない。
 「トワイライト★アニメ」枠は、『ゲゲゲの鬼太郎 [第5作]』に代わって、9月より『テニスの王子様』がスタート。この枠では初めての、テレビ愛知で本放送を行った作品の再放送という事になる。これも、話数が多いから、来年まで続く事になるな。
 テレビ愛知の次に深夜アニメが多かったCBCは、10月より木曜深夜TBSアニメ枠と金曜深夜アニメイズム枠が、従来の2枠から1枠に削減されてしまった。これは、けっこう危機的な状況なんじゃないかと思う。さらに、三重テレビ&岐阜放送で放送されていた角川アニメ枠も、4月期をもって消滅(今のところ、分割2クールの『文豪ストレイドッグス』2期のみは放送)しており、なんだか東海地区のアニメ枠減少に拍車がかかっている感じがする。これで、テレビ愛知の深夜アニメが一桁になったりすれば、いよいよ末期的状態と言えるだろう。正直、ちょっと心配だ。


 ここで、話は関西地区に移る。5月に大阪に引っ越してきて、今は関西準キー局4局+テレビ大阪+サンテレビ+KBS京都が映る環境で暮らしている。
 これだけ映れば、関西で放映されるアニメのほぼすべてをフォローできるので、視聴環境的には申し分ないのだが、一つ問題はある。それは、地上波関東ローカルの作品がじわじわと増えてきている事だ。
 関東ローカル枠は、現在はテレビ東京に1枠ある他に、MXのみの作品もいくつかある。もちろん、そういった作品でもBSやCSでも放映される事がほとんどなので、関西にいようが視聴は可能なのだが、前々から言っているように、BS・CSは視聴環境が天気に影響されまくるのが難点だ。受信できないほどのひどい天気は、滅多にはないが。

 また、最近は、関東ではキー局で放映されている作品のサンテレビ送りが多い。具体的にタイトルを挙げると、10月期ではTBSの2本ともと、日テレの『うどんの国の金色毛鞠』、テレ朝の『ユーリ!!! on ICE』と、4本もある。中でも『ユーリ!!! on ICE』は11月スタートなので、関西でやりたいが、準キー局のABCが買わないとかの問題があったんだろうなと想像したくなってしまう。
 本来、サンテレビは兵庫県のテレビ局であるが、大阪府のほとんどで視聴可能なので、大阪府民的には文句はないのだが、滋賀・奈良・和歌山・京都あたりのサンテレビが入らない人にとっては、これらの作品を準キー局でやらない事に納得いかないのではないだろうか。
 そう考えると、『タイガーマスクW』は、よくテレ朝系全24局ネットにできたもんだ。深夜の時間帯である事を残念がる声も聞くが、そもそも地元で放送すらしていないというのが一番痛いので、個人的には全国ネットだけで十分に評価したいところだ。
 このままでは、さらに関東ローカル作品が増えて、東海地区だけでなく関西地区からもアニメが減っていく事になるかもしれない。その危機感はある。かと言って、一個人でどうこうできる事ではないが。とりあえずは、BS・CSの受信環境を整えるくらいしか、個人でできる事はない。

 ついでに、関西地区のアニメ再放送事情についても触れておこう。
 残念ながら東京MXほどに再放送が多い局というのは存在しないが、関西でもそれなりに再放送はやっており、サンテレビとKBS京都が月~金の7時30分~8時に帯で枠を設置しているほか、テレビ大阪が平日朝と夕方に15分枠(後者は、正確には18分枠)を設けている。
 深夜枠での再放送は、サンテレビの『装甲騎兵ボトムズ』と『高橋留美子劇場』くらいか。もっと色々やってほしいところだが、あまり多すぎても観きれないので、贅沢は言うまい。東海地区なんか、まともな再放送枠は「トワイライト★アニメ」くらいしか、ないもんな。

 今期は、「サンテレビでしかやらないアニメ」に加えて、「KBS京都でしかやらないアニメ」や「サンよりKBSが圧倒的に放送が早いアニメ」があるので、KBS京都が重宝する。特に、KBSでしかやらないアニメの存在は、一体いつ以来なんだろう。
 ただ、地元ケーブルテレビでKBS京都の再送信は2017年までの暫定措置となっているので、今後観られなくなる可能性も大いにある。そうなった時に、困らなければいいのだが。


 今は、深夜アニメの放映本数は、完全に関東>関西>東海になってしまっている。ほんの数年前までは、ほとんどの作品が三大都市圏で放送されていた事を考えると、惨憺たる状況と言える。
 最近は、深夜アニメは大都市を重点的に取る方向からBSで全国放送を行う方向に変わってきているので、致し方ない。その代わりと言えるのか、CSではAT-Xで最速放送作品がいくつかあるので、加入さえしていれば関西でも関東にあまり引けを取らない状況でアニメが観られる。

 結局、今の関西・東海地区のアニメ事情では、BS・CSが必須と言う事になるのかな。来年は、どうなる事だろう。
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アニメ本放送途中の再放送事情

 10月期のテレビアニメも始まってから一ヶ月ほどが経ったが、はやくも放送を「落として」しまい、再放送やら旧作OVAやらで穴埋めする作品が複数出てきており、もうアニメ業界は限界じゃないかという声も聞かれる。

 それでは、昔はどうだったのだろうか。
 昔はよかった、放送できないから再放送で穴埋めなんてことはなかった、と言いたいところだが、事実はそうではない。実際には、大昔から本放送途中での再放送というのはあったのだ。その理由が「制作が間に合わないから」なのかどうかは、今となっては確かめようがない。しかし、「再放送を挟んでいた」という事実は、はっきり残っている。

 実際に、どのアニメでどれだけ再放送を挟んだのか、『TVアニメ25年史』(徳間書店)と『虫プロダクション資料集 1962~1973』(虫プロダクション資料集編集室)のデータを元にして、制作会社別にまとめてみた。



●虫プロ

『鉄腕アトム [第1作]』全210回中、17回が再放送
『W3(ワンダースリー)』全56回中、4回が再放送
『国松さまのお通りだい』全52回中、6回が再放送


●東映動画(現・東映アニメーション)

『狼少年ケン』全91回中、5回が再放送
『ゲゲゲの鬼太郎 [第2作]』全52回中、7回が再放送
『魔女っ子メグちゃん』全78回中、6回が再放送
『ゲッターロボ』全57回中、6回が再放送
『カリメロ』全51回中、2回が再放送
『ゲッターロボG』全45回中、6回が再放送
『鋼鉄ジーグ』全48回中、2回が再放送
『マシンハヤブサ』全22回中、1回が再放送
『マグネロボ ガ・キーン』全42回中、3回が再放送
『超人戦隊バラタック』全37回中、6回が再放送
『ゲゲゲの鬼太郎 [第3作]』全111回中、3回が再放送


●東映(本社テレビ部)

『超電磁ロボ コン・バトラーV』全58回中、4回が再放送
『超電磁マシーン ボルテスV(ファイブ)』全43回中、3回が再放送
『とびだせ!マシーン飛竜』全26回中、5回が再放送


●エイケン(旧・TCJ)

『仙人部落』全24回中、1回が再放送
『エイトマン』全59回中、3回が再放送
『遊星仮面』全44回中、5回が再放送


●タツノコプロ

『新造人間キャシャーン』全38回中、3回が再放送
『タイムボカン』全65回中、4回が再放送
『タイムボカンシリーズ ヤッターマン』全109回中、1回が再放送


●サンライズ(旧・日本サンライズ)

『無敵超人ザンボット3』全25回中、2回が再放送



 以上、資料をザッと確認してまとめてみた。ここで挙げた以外に、『UFO戦士ダイアポロンII』のように、ちょっとややこしいケースで再放送が混じった作品もあったが、今回は省略した。どういう事情かは、ご自分で調べてください。さらに、『ドラえもん』など、帯番組で放送後半に再放送が混じるケースも多いが、多くは詳細不明のため省いた。
 また、『レインボー戦隊ロビン』のように、ひととおり最終回まで放送した後に、枠が余って何度か再放送で埋めたというケースもあるが、それも今回は省いた。

 こうやって見てみると、『鉄腕アトム [第1作]』『狼少年ケン』『仙人部落』『無敵超人ザンボット3』と、各制作会社の第一作が軒並み再放送を挟んでいるのは面白い。会社ができたてで、制作体制がしっかりしていなかったと言う事なのだろうか。
 中でも、『鉄腕アトム [第1作]』は、最後の半年間は4回に1回が再放送(一ヶ月に一回)となったが、これなどはおそらく『W3』『ジャングル大帝』と3本立て制作体制で大変だったのだろう。

 また、東映動画の作品数が多いが、元々手がけている作品数が多いから、当然なのかもしれない。
 個人的に気になるのは『ゲゲゲの鬼太郎』だ。どういう事情だったのか、第2作のDVD-BOXブックレットなどを読んでみたが、再放送についての記載は視聴率くらいしか載っていなかった。もしかしたら、東映動画でおきたロックアウト事件(『デビルマン』が大いに影響を受けて、謎の演出家「鈴木実」が大活躍した)の影響があったのかと思ったが、どうやらそれは最終話「死神のノルマ」だけのようなので、全体として7本の再放送を挟んだ理由は、よくわからない。
 第3作についても理由はよくわからないのだが、この頃になるとアニメ雑誌も複数出ていたので、それらのバックナンバーを調べれば、あらかじめ予定に組み込まれていた再放送なのかどうかは、わかるかもしれない。今度、機会があったら、実際に調べてみたい。
 『ゲゲゲの鬼太郎』以外で気になるのは『ゲッターロボ』で、5回連続で再放送をおこなっており、まる一ヶ月半新作の放送を休んでいたことになる。どんな事情があったのか、ぜひ知りたいものだ。

 他の制作会社も含めて、『ゲゲゲの鬼太郎 [第3作]』以外は1970年代までの作品なので、1980年代に入ると、さすがに制作体制が安定して再放送を挟む必要はなくなった、と言うことなのかもしれない。
 いずれにせよ事情はわからないので、ここに書いたことは「再放送があった」という事実以外は、すべて私の憶測になる。その点、ご注意いただきたい。

 しかし、昔は昔で結構酷かったのだな。特に、昔は子供向けアニメがほとんどだから、楽しみにして観てみたら再放送だったときのがっかり感は、想像するにあまりある。
 だからと言って、現在のアニメで放送を落としまくることを肯定する意図は、一切ない。スケジュールはきついんだろうが、仕事でやっているんだから「できませんでした」は、ダメだと思う。まあ、どう考えてもいまのテレビアニメの本数は異常なので、その点では根本的に制作体制に無理があると言えるのかもしれないが。

 最後に、放送を「落とした」あの作品やこの作品が、ぶじに最終回まで放送される事を願って、このエントリを終わりにしたい。
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追悼・肝付兼太さん

 10月20日に、肝付兼太さんが亡くなった。80歳だった。

 そのニュースを聞いてから10日ほど経ってしまったが、気持ちも落ち着いたので、ここで肝付さんの思い出について、まとめておきたい。


 私が、肝付さんの声を初めて聴いたキャラは誰だったかとなると、やはり『ドラえもん』(シンエイ動画版・第1期)のスネ夫と言うことになると思う。時期的には『ジャングル黒べえ』の黒べえ、『新 オバケのQ太郎』のゴジラ(いずれも、再放送)あたりの可能性もあるが、幼少時に観た藤子アニメで一番インパクトが強いのは、やはり『ドラえもん』なのだ。

 そして、最初に「声優・肝付兼太」を意識したのは、『怪物くん』(シンエイ動画版)のドラキュラだと思う。
 まだ私が幼稚園児の頃に放映されていたのだが、「この声はあのアニメのあのキャラと同じ人だな」と、声優について意識した初めての作品だったのだ。今考えてみると、早熟な幼稚園児だな。
 肝付さんの声は、もちろん『ドラえもん』のスネ夫ですでに知っていたので、スネ夫とはまた違うキザっぽい演技が面白くて、こんな声も出せるのかと思ったことを覚えている。

 それから、いや、それ以前も含めての、肝付さんの藤子アニメにおける活躍は、もはや私がここに記すまでもないが、念のためテレビアニメにおける肝付さんの出演作を、わかる範囲で挙げておこう。



◆レギュラーキャラ

・『オバケのQ太郎』(東京ムービー版)ゴジラ
・『パーマン』(東京ムービー版)カバ夫
・『怪物くん』(東京ムービー版)番野
・『新 オバケのQ太郎』ゴジラ
・『ドラえもん』(日本テレビ動画版)ジャイアン
・『ジャングル黒べえ』黒べえ
・『ドラえもん』(シンエイ動画版・第1期)スネ夫
・『怪物くん』(シンエイ動画版)ドラキュラ
・『忍者ハットリくん』ケムマキ
・『パーマン』(シンエイ動画版)パーやん
・『オバケのQ太郎』(シンエイ動画版)ハカセ
・『ウルトラB』パパ
・『キテレツ大百科』刈野勉三
・『ビリ犬』鳥野博士
・『21エモン』オナベ


◆ゲストキャラ

・『ウメ星デンカ』
・『プロゴルファー猿』
・『エスパー魔美』
・『藤子不二雄のキテレツ大百科』
・『SFアドベンチャー T・Pぼん』
・『パラソルヘンべえ』
・『笑ゥせぇるすまん』



 こんなところか。鳥野博士あたりは、レギュラーと言えるかどうか微妙かな。それなりに出番はあったと思うが。他に、『ポコニャン!』のおじいちゃん役と言うのもあるが、この作品をまともに観ていないので、レギュラーキャラなのかゲスト扱いか、どちらなのかよくわからない。テレビアニメ以外では劇場版の「21エモン 宇宙へいらっしゃい!」「ドラミちゃん ミニドラSOS!!!」でのゴンスケ役もある。
 逆に、肝付さんの出ていない藤子アニメ(テレビシリーズ)を挙げると、『チンプイ』『モジャ公』『ドラえもん』(シンエイ動画版・第2期)『忍者ハットリくん』(インド制作版)といったところになるのかな。他はともかく、『チンプイ』に出演されていないというのは、時期的に少々意外だ。


 このように、藤子アニメに欠かせない存在と言われた肝付さんだが、もちろん藤子アニメ以外にも多くの作品に出演されている。
 そんな中でも特に印象的なキャラクターを挙げると、『タイムボカンシリーズ 逆転イッパツマン』のコン・コルドー会長は、スネ夫声の老婆と言うのが面白かった。おなじみの三悪であるのび太・ジャイアンの上にスネ夫がいるという構図も面白い。
 初期『ドラえもん』でも、肝付さんは老人のゲストキャラを多く演じていたし、コルドー会長のルーツとも言うべき『男一匹ガキ大将』の水戸のババアなどは、30代の頃の役なのだから、よっぽど昔から老人役が向いている声だったのだろう。

 他には、ややマイナーな作品であるが、『緊急発進セイバーキッズ』のDr.バグ役もユニークだった。コルドー会長と同様に純粋な悪役だが、コミカルな面もシリアスな面もこなせる貴重なキャラだったと思う。
 最終回(正確に言うと、その後に総集編が3本あったが)「さらばセイバーキッズ」でのすごみのある演技は、ちょっと忘れられないものだった。特に、おまえは何者だと問われた時に答えた「夢を食べるバグだよ」というセリフが、よかった。

 さらに、肝付さんの印象的な役はまだまだあるが、書いていくときりがないので、これくらいにしておこう。


 藤子アニメに話を戻すと、肝付さんの日本製アニメでの唯一の主演作品『ジャングル黒べえ』の話題は、外せないところだ。

 黒人差別問題で、長い間事実上の封印状態に置かれてきたが、2010年になって藤子・F・不二雄大全集で原作単行本が復活し、さらには2015年にアニメ版がDVD-BOX化、今年にはアニメ版のサウンドトラックCDも出るなど、肝付さんがお元気だったうちに作品を取り巻く状況が改善されて、作品が陽の目を見たのは本当によかった。
 私自身、諸般の都合でDVD-BOXは購入を先送りしていたのだが、肝付さんの訃報を聞いて、ほぼ勢いで購入してしまった。藤子アニメの中でも名作と言われる作品だし、購入したことに後悔はない。付属のブックレットでは肝付さんと杉山佳寿子さんの対談も掲載されており、DVD化で肝付さんが本当に喜んでいるのが、今となっては「間に合ってよかった」という気持ちにさせられる。

 なんにせよ、原作もアニメも完全な形でパッケージ化されており、今や『ジャングル黒べえ』は、藤子作品の中でも恵まれた立場と言えるのではないだろうか。


 あとは、個人的な話になるが、実は一度だけ肝付さんからメールをいただいたことがある。
 私のサイト「ドラちゃんのおへや」の中の「アニメ・旧『ドラえもん』大研究」をご覧になった肝付さんから、自分がジャイアンであったことは忘れていたという旨のメールが来たのだ。

 最初は、署名もなかったので、まさか本物の肝付さんとは思わなかったのだが、後から肝付さんご自身がインターネット上で旧ジャイアンのことを見たと語っており、それを聞いて調べたところ「suneo」で始まるメールアドレスは紛れもなく肝付さんご自身のものだったのだ。
 残念ながら、私は肝付さんと直接お話ししたことはないが、唯一肝付さんと関わりがあったとすれば、このメールなのだ。当然、今でも大事に保存してある。


 以上、肝付兼太さんについて、思うところをまとめて書かせていただいた。スネ夫をはじめとして、数多くのキャラで藤子アニメを彩ってくださった肝付さんには、藤子ファンとして感謝するばかりだ。
 長い間、本当にありがとうございました。
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Fミュージアム展示室IIで原画を撮影

 9月24日のロコドルフェスタに続き、翌25日は約1年ぶりに藤子・F・不二雄ミュージアムを訪れた。
 展示室IIの展示企画は見たいものが多くて、本当はもっと頻繁に行きたいところなのだが、なかなかミュージアムだけのために上京するというのも時間的・予算的につらいところがあるので、どうしても何かで上京したときに、ついでにミュージアムに行くと言う形をとることが多い。


 そんなわけで、久しぶりのミュージアム。現在の展示室IIは、5周年特別企画「ドラえもん名作原画展」だ。
 個人的には、ミュージアム以外でも藤子・F・不二雄展など、色々な機会で原画が展示されることの多い『ドラえもん』よりは、それ以外の作品をもっと積極的に展示して欲しいという気持ちはあるが、それはそれとして、『ドラえもん』でも、いままで展示されていないエピソードの原画が見られるとなれば、興味深いところではある。

 しかも、今回は5周年記念の特別企画として、展示室IIのみ原画の写真撮影が解禁されていた。これは、写真を撮らない手はない。

 と、言うわけで、いくつか面白いと思った原画を撮影してきた。





 一つ目は、「アパートの木」より。ドラえもんとのび太を切り貼りして、大きく描き直していることがわかり、実に面白い。
 この原画に限らず、私がミュージアムを訪れる大きな動機の一つは、切り貼りの激しい原画を見られることだ。展示室IIにはないので撮影はできないが、『パーマン』の第1話「パーマン誕生」の原画などは、数度の単行本収録時における描き足し・描き換えの繰り返しで非常に切り貼りが激しい。藤本先生の試行錯誤の後が見られて、非常に面白い。
 今後も、ミュージアムでは描き換えの激しい作品の原画を、どんどん展示していただきたいものだ。『パーマン』なら、「バード星への道」の後半なんかも見たいが、これは、ヒーロー特集の時に展示済みだったんだっけ。見逃してしまった。
 単行本未収録作品(正確に言うと、全集のみに収録されている作品)などは、基本的に描き足しはない(例外は『T・Pぼん』の「ローマの軍道」)ので、あまり面白みはないかな。





 二つ目に撮影したのは、「ゆめの町ノビタランド」の扉絵。
 原稿上部に『ドラえもん』のタイトルロゴがあったのを、ホワイトで消していることが見て取れる。普通、作品のタイトルロゴは編集で入れるはずだし、実際にこの話以外の扉絵ではタイトルロゴは入っていないので、この話のみ何らかの事情があって、直接原稿上にタイトルロゴを描き加えたことになる。どういった事情なのかはわからないが、これもまた興味深い。

 他にも、合計で『ドラえもん』15話と『ポコニャン』より1話、そしてSF短編「コマーさる」から原画が展示されていた。


 展示室IIの観覧後は、Fシアターで新作アニメ「ポコニャン&ドラえもん『ポンポコニャンでここほれニャンニャン!?』」を鑑賞。
 初めて原作通りのカラーリングでアニメ化されたポコニャンが可愛らしかった。「すてポコニャン」が、特に印象的。声は、当然ながらテレビアニメ『ポコニャン!』でポコニャン役を務めた三田ゆう子さん。律儀にオリジナルキャストを連れてくる姿勢は支持したい。『ポコニャン!』は、ほぼ原作とは別物でしたが。
 ミュージアムの新作アニメは、この調子だと一年に一本というペースなのか。次は何の作品が選ばれるのだろう。そろそろ『ウメ星デンカ』あたりかな。


 最後に、ミュージアムショップでお買い物。





 今回は、「ドラえもんだらけ」クリアファイルと、「ドラえもん名作原画展」図録を購入した。
 図録には、第1期から第3期までの展示作品リストも掲載されており、今後第2期と第3期でどの話が展示されるのかもわかる。1期では展示のなかった「ドラえもんだらけ」も、今後の予定に入っている。個人的には「ばくはつこしょう」と「はなバルーン」の展示予定がないのが、残念だ。


 そんなわけで、ミュージアム訪問は終わり。
 最近は、16時入館での短い滞在ですますことが増えているが、たまにはたっぷりと時間をとって、ゆったりと展示を楽しみたい。いつになるかは、わからないが。
 そして、まだ行ったことのない高岡市の「藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー」も、一度は訪れたいところではある。数年間、高岡・氷見には行っていないし、そろそろ一度行きたいものだ。
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