藤子ネタを色々と

 タイミングとしては少し遅くなってしまったが、最近の藤子ニュースを自分なりに取り上げておく。


「ミス・ドラキュラ」復刊決定

 前々から決まりそうな雰囲気があったので期待していたのだが、ようやく発表されて、一安心だ。
 私自身、「ミス・ドラキュラ」は奇想天外社版の単行本は持っておらず、「Neo Utopia」会誌に再録された分しか読んだ事がないので、来春の復刊が非常に楽しみだ。ぜひ、未収録分を含めた全話収録完全版として出版していただきたい。奇想天外社版収録分に、今回の復刊で漏れるエピソードが出ないことを祈りたい。

 また、せっかくだから「変身三部作」残り2作、「オヤジ坊太郎」「無名くん」も、いつかは復刊して欲しいものだ。「無名くん」が絶版であるのは言うまでもないし、「オヤジ坊太郎」は一応、藤子不二雄Aランドで読むことが出来るが、全2巻しかないので全体のごく一部のエピソードしか収録されていない。

 さらに欲を出すと、絶版作品の復刊だけでなく、Aランドで出版されている作品の未収録エピソードを収録した「補遺編」を出して欲しい。元本の「藤子不二雄ランド」同様に、Aランドで出された作品には、一部の話が未収録となったタイトルが多いのだ。この問題で特に有名なのは「魔太郎がくる!!」だろうか。「魔太郎」は内容的に外されたエピソードの復活は難しいだろうが、他の作品では収録可能な物もあるはずだ。Aランドをきちんとした全集にするために、ぜひ出して欲しい。

 …このように、希望を言いはじめるときりがない。「ミス・ドラキュラ」だけでも長い道のりだったのだから、復刊を素直に喜んで発売を待つとしよう。



今年も「ドラえもん」大晦日3時間スペシャル放映

 アニメリニューアル一年目の本年も、従来通り12月31日18時からの3時間スペシャル放映が決定した。
 個人的には、話のストックも少ない一年目は無理して放送しなくてもいいと思っていたが、放送されるのであれば、それはそれで嬉しい。
 月刊テレビ雑誌各誌を確認したところ、内容は、


 ○「竜宮城の八日間」(新作)
 ○「雪山のロマンス」(新作)
 ○「ラジコン大海戦」(新作)
 ○「どくさいスイッチ」(再放送)
 ○「のび太の恐竜2006」情報


と、なるようだ。
 ほぼ再放送のみだったこれまでの大晦日特番と違い、新作が三本もある非常に豪華な内容だ。原作の長さから考えると、「竜宮城の八日間」「ラジコン大海戦」の2本は、レギュラー放送より長尺となるのは間違いないだろう。「雪山のロマンス」は、特にアレンジしなければ11分でおさまると思う。いずれにしても、今頃アニメドラのスタッフが大忙しなのは間違いない。
 しかし、アニメが上記の4本だけならば、せいぜい2時間くらいだろう。残り1時間が映画情報となると長すぎるので、番組表に載っていないだけで短編アニメの再放送も1,2本あるのかもしれない。いずれにせよ、大晦日が楽しみだ。



・「ドラえもん プラス」第4巻収録作品判明

 25日発売のMy First BIG版「ドラえもん」の表紙裏広告に収録作品一覧が載っていた。このコンビニ本は買っていないので、ここで収録作品を紹介することは出来ないが、個人的にはこれと言って注目出来る作品が無く、ちょっと残念だった。3巻の「ばくはつこしょう」に続いて、「はなバルーン」を収録して欲しかったのだが。
 4巻にも「45年後…」は入らないので、この作品は「ぼく、ドラえもん」付録再録時と同様に、5巻の最後あたりに入りそうな気がする。他にも、完全な単行本未収録作品の中にまだまだ面白い話が残っているので、それらが5巻に収録されるのかどうか、気になっている。
 ともかく、「ドラえもん プラス」4巻、「もっと!ドラえもん」4号、「ウメ星デンカ」1巻は、12月1日発売。藤本先生の誕生日に、これだけ新刊が出るとは、嬉しい限りだ。
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11/25 ドラえもん「くろうみそ」ほか

 ここ2,3日で色々とネタがたまってしまったが、まずはアニメドラの感想から。


「くろうみそ」(脚本/高橋ナツコ、絵コンテ・演出/三家本泰美、作画監督/久保園誠)

 原作では、珍しくパパがのび太に「2ページほど」説教する姿が印象的だったエピソード。
 今回のアニメ版も、ほぼパパが主役と言える扱いだったが、原作と比べると声の演技・作画の両方が相まって、終始いらついていると言うか、興奮しているような印象を受けた。アニメリニューアル後、これまで描かれてきたパパのイメージとは、微妙にずれている感じだ。ただし、この話のノリを考えると、むしろこのパパの方がふさわしい気もする。いつもの、のんびりとしたパパでは、あの説教は成り立たないだろう。
 話全体では、パパとのび太のやりとりもテンポ良く進んでいたし、のび太&パパの苦労の描写も悪くなかった。特に、前者については、原作とは違ってパパの説教の合間にドラの合いの手やのび太の反応が挿入されていたが、アニメで延々とパパの話を続けると画面が単調になっただろうから、こちらで正解だったと思う。
 だから、パパの性格の変化を気にしなければ、まずまず楽しめた。ただ、前述した原作の名ゼリフ「2ページほどやる」が無くなったのは仕方ないにしても、それに変わるアニメならではのセリフがなかったのは残念だ。しかし、この部分は単純に「2分ほどやる」など時間に置き換えても面白くないし、「○カットほどやる」などとしてしまっては子供には意味不明だ。まさに原作のセリフは「マンガならでは」のもので、アニメ化が難しい部分だろう。また、個人的な事だが、太田さんの声がイメージしていたよりも高い声で、ちょっとショックだった。

 それにしても、コンビニ全盛の今時に、原作通りの「商店街の一斉休業」には、ちょっと無理を感じてしまった。本編でコンビニが出てきた事はないから、たまたま近くにコンビニがないのだろうと脳内補完する事は出来るが、今の子供は疑問を感じるだろう。「2ページほどやる」共々、アレンジで無理のない展開にして欲しかった。



「無敵コンチュー丹」(脚本/与口奈津江、絵コンテ・演出/安藤敏彦、作画監督/中村英一)

 基本的には原作通り。アニメならではのアレンジも、特に見あたらなかった。強いて言うならば、のび太が葉っぱを食べる描写が、野菜に変更されたくらいだろうか。また、ドラえもんがモハメッド・アリの事を説明していたが、時代を考えると当然だろう。この場面では、アリの事を知らないのび太が視聴者の代わりを務めていたわけだ。
 前述のように、内容はほぼ原作通りなのだが、オチのテンポが少し悪くなっていた気がした。虫とりあみと殺虫剤の部分は、原作のようにさらっと流したほうが面白かっただろう。殺虫剤については、実際にのび太に効いてしまう描写を避けた結果なのかも知れないが、逃げ回る場面はいらなかったし、ゴキブリホイホイを踏みつぶす部分は意味不明だった。全体として、あまりパッとしない出来だったと思う。

 ところで、これまで中村英一作監回は、大山ドラ末期に近い顔のドラえもんが描かれる事が多かったが、今回は大山ドラは大山ドラでも、顔のバランスが1980年代中盤風だった。あの顔のドラは個人的には非常に好きだが、やはり今のデザインに混ざると、浮いてしまっていると思う。
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昨日・今日のアニメネタ

 前回に続き、アニメネタをダラダラと書いておく。


・「ぱにぽにだっしゅ!」

 本日(月曜深夜)放送された第21話は、ほぼ完璧にベッキー声をトレースした沢城みゆきの演技がすごかった。しかも、ずっとベッキー声だけを出しているのではなく、芹沢声と切り替えながらの演技だったにもかかわらず、完全に演じ分けていた。もし、今回のような「代役」をネタにした話ではなく、はじめから沢城みゆきがベッキーの代役をしていたら、気が付かないかも知れない。
 しかも、今回はこれで終わらず、キャラ入れ替わりネタがもう一つ仕込まれており、こちらにも驚かされた。斎藤千和の**声マネ(一応、ネタばれ規制)も非常にレベルが高い。

 それにしても、このアニメは黒板ネタや色々なパロディなど画面上のネタ密度が非常に濃くて、一瞬たりとも目が離せない。人によって、かなりはっきりと好き嫌いが分かれるタイプの作品だと思うが、私は大好きだ。レトロゲームネタを多く仕込んでいる所も、個人的には嬉しい。しかし、原作の「ぱにぽに」は、何度読んでもあまり面白く感じないので、人の嗜好とは不思議なものだ。



・「舞-乙HiME」

 本編とは関係ないが、番組終了時の提供の終わり方が、絵が出ているままCMに進むか、画面がフェードアウトして暗くなるかの2種類存在する点が気になっている。今のところ、1・4話は絵が出たままで、それ以外の回はフェードアウトしており、1話は一瞬だけEDフリップも見えた。おそらく、これが見えてしまう事を防ぐためのフェードアウトだろう。
 「舞-HiME」の時は、テレビ東京では毎回フェードアウト処理されていたそうなので、今回はテレビ愛知もそうしたのだろうが、1・4話は処理を忘れていたのか。テレビ愛知なら「うっかり忘れた」と言われても、何となく納得してしまいそうだ。
 なお、「舞-HiME」では、テレビ愛知は24話のみフェードアウト有り。「レズ女」のセリフカットがあった回なので、この時のみテレビ東京と同じ放送素材を使ったと推測できる。
 それにしても、最初からEDフリップまで放送できるように作ればいいのに、なぜこの5秒分が足りなくなるような尺にするだろう。AT-Xでは当然EDフリップも流れているが、使い回しの絵なので、これだけのためにわさわざAT-Xで観る気にもならない。結局、地上派でカットされていると言う事だけが、妙に気になってしまう。



・「キン肉マンII世 ULTIMATE MUSCLE2」

 本日発売の「週刊プレイボーイ」に、アニメ放映決定の記事が載っていた。昨年13話で中断して以来気になっていたが、正直なところ、もうこのまま放置かと思いかけていたので、このタイミングでの放送再開は少々意外だ。
 ちなみに、昨年放映された前半最終話は単なる中断なので、当然ながら最終回とは思えない内容だった。そのせいか、テレビ愛知はわざわざ「今回で終了します」とのテロップを画面下部に出していたが、他局はどうだったのだろう。まあ、テレビ愛知は「こいこい7」でも終了テロップを出すような局なのだが、あの時は火山大噴火の画面とテロップが絶妙のタイミングで合わさって、効果的に笑いを誘われてしまったものだ。

 さて、EDテーマのページを見ると、テレビ愛知の放映時間は水曜深夜1時28分で、前回と同じだ。それはいいのだが、昨年は東京・大阪・愛知の3局のみだったのに対して、今回は6局に増えている。前半部分はまだCS・BS等でも放映されていないので、増えた3局の視聴者はワールドグランプリの前半を飛ばして準決勝以降から観る事になる。
 何期かに分かれるシリーズの途中から放映というパターンは割とよくあるが、本作のように途中の一部分のみが未放映になるケースは、あまり聞いた事がない。水曜深夜の読売広告社枠が今年から6局ネットになったせいだろうが、本作は地上派以外でのフォローも不可能なだけに、該当地域の視聴者にとっては有り難くない事だろう。このようなケースを目の当たりにすると、名古屋はアニメに関してまだまだ恵まれている方だとわかる。それでも、関東・関西に比べれば放映本数は少ないのだが。

 なお、今回のOPテーマはコロムビアから出る模様(来年1月18日発売予定)。昨年の前半部分はOPもEDも「キン肉マン」らしい熱さが全くないタイアップ曲でがっかりだったが、コロムビアならばまともなアニソンが期待できそうだ。逆に、上記リンク先を見る限り、EDは不安だが。
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今週のアニメ雑感

・「ブラック・ジャック」

 「ちぢむ!」以降、「ピノコ誕生」「笑い上戸の同級生」「雪原のヴァイオリン」と、結構いい出来の話が続いていたが、今週の「人面瘡の本音」は、ひどかった。原作で死ぬキャラクターが、アニメではブラック・ジャックによって助けられるパターンは今までにも何度もあったが、今回は更に、人面瘡が出ている状態で裁判を受けて「終身刑」となる超展開。
 むくれ顔のままで真面目に裁判を受けている場面はギャグにしか見えなかったし、そもそも日本では「無期懲役」はあっても「終身刑」は無いはずなのだが、どこの国の話だろう。患者が殺人嗜好症から殺し屋に設定変更されていた時点で嫌な予感はしたが、ここまでひどいアレンジになるとは思わなかった。

 こうなると、今後放映予定されている話も、どういじられてしまうのか再び不安になってきた。明日放送の「引き裂かれた兄弟」(原作「おとうと」)は元々ハッピーエンドだからそれほど変な事にはならないだろうが、12月5日予定の「一瞬の目撃者」は、原作ではブラック・ジャックの腕でも眼球移植は不可能だと言う話の根幹を成す部分が変更されそうで、今から心配だ。



・「地獄少女」

 最近、ようやくこのアニメの楽しみ方が分かってきた。第1話の時点ではシリアスな復讐話とばかり思っていたが、まるっきり逆で、ギャグアニメとして楽しむべき作品だろう。第6話・第7話を観て、それがよく分かった。
 実は、第3話まで観たところで、あまりに話がワンパターンなので、4話以降は録画したまま放置していた。しかし、ネット上で「第6話はすごい」「東京MXテレビは放映中止か?」などの評判を聞いて、4・5話を飛ばして6話を観たところ、あまりの話の重さと無理矢理さに、かえって笑いを誘われてしまい、そこでようやく、これはネタをネタとして楽しむギャグアニメなのだと理解できた。
 続いて、今週放映された7話は、あいの聞き込み調査や被害者→加害者への転換など、これまでのワンパターンにひねりを加えており、先の読めない展開で楽しめた。いずれにしても、うらみをはらす場面は、もはやギャグにしか見えないが。
 この調子ならば、今後もネタアニメとして楽しめそうだ。それにしても、全20話と言うのは1.5クールで中途半端だが、来年2月で放映終了なのだろうか。年末年始に特番で休止があるのならば、3月までずれ込むかも知れないが。



・「光と水のダフネ」

 AT-Xで最終話を放映。その最終話を観て気が付いたのだが、番組終了時の提供バック絵が、CBC本放送版と異なる。CBCではラストシーンのマイアの絵だったが、今回は水樹一家の集合写真になっている。別にどっちの絵でもいいのだが、どんな事情があるのか、ちょっと気になった。「ニニンがシノブ伝」の第1話OPのように、CBCと、関東U局やMBSで異なる放映素材が存在するのだろうか。いずれにしても本編の使い回しだから、シノブ伝のようにスケジュール的に間に合わなかったと言う理由ではないだろうが。



・「ゲゲゲの鬼太郎」

 DVDの公式サイトが18日にオープンした。
 DVDの仕様が明らかにされているが、個人的には「テレビ放映以外の激レア映像」「鬼太郎ワールド完全網羅ブックレット」の内容が気になる。また、東映アニメーションのサイトによると、東映アニメSHOPでしか付かない特典もあるそうだ。この東映アニメSHOP限定特典が大した物でなければ、スルーして25%引きのネット通販で買うので、内容を早く知りたいものだ。何しろ、25%引きなら税込みで2万円近くも値段が違ってくる。

 それにしても、「地獄編」が一部地域で放送されていない点が強調されているが、実際には未放映地域はどのくらいあるのだろう。当時、フジテレビ月曜19時台はローカル枠だったため、東海テレビでも本編最終話「鬼太郎ファミリーは永遠に」で一旦放映終了したが、新聞テレビ欄では(終)マークは付けられておらず、地獄編は夕方の再放送枠で本編最終話に続ける形で放映された。その後も鬼太郎第3作は何度も再放送されて、そのたびに地獄編は再放送されているはずだ。最低でも3回は観た記憶がある。
 おそらく、本放送で同時ネットしなかった他の地域でも、「地獄編」は同じパターンで放映されているのではないだろうか。そう考えると「地獄編」未放映地域は、これまで一度も鬼太郎第3作を再放送していない所に限られる事になる。第3作の人気・知名度を考えると、そんな地域はあまり多くないと思う。もし「自分は地上派で地獄編を観た事がない」と言う方がおられたら、ぜひ教えていただきたい。
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11/18 ドラえもん「Yロウ作戦」ほか

「オールシーズン・バッジ」(脚本/与口奈津江、絵コンテ・演出/宮本幸裕、作画監督/西本真弓)

 ドラえもんとのび太に振り回される骨川一家が印象的なエピソード。今回は、スネ夫&パパ・ママの反応がオチにも使われた事で、日常と非日常の間で翻弄される様が原作以上に強調されており、面白かった。逆に、のび太は単純に楽しんでいるだけなので、ドラえもん共々、あまり印象的な場面はない。
 作画面では、雪が降ってゲレンデが出来ていく場面は、雪の道が伸びて行くように描かれており、妙に印象に残った。スキーで遊ぶための雪である事を強調したかったのか、それとも全体に雪を降らせるような作画はスケジュール的に厳しかったのだろうか。

 原作では、オチにつながる部分でドラえもんがバッジを落としており、ちょっと無理があると思っていたら、今回はのび太のズボンのポケットに穴が空いていて、バッジが落ちてしまう展開に改変されていた。これはこれで、なぜのび太のポケットに入れたのかと言う別の疑問がわいてくる。いずれにせよ、そもそも原作から苦しい展開なので、無理が出てきてしまうのだろう。
 いっその事、バッジを山に置き忘れて、そのために季節がおかしいままで骨川一家が混乱するようなオチに変えてしまった方が、すっきりしたのではないだろうか。



「Yロウ作戦」(脚本/大野木寛、絵コンテ/荒川直樹、演出/渡辺温子、作画監督/西本真弓)

 原作が好きなので楽しみだったのだが、期待以上に面白かった。
 「きみのへたくそさは、なみたいていじゃないよ」や「そろそろなんか出るころだと思ってた」など、場面切り替えやセリフの掛け合いのテンポが非常に上手く、アニメであるのに原作を見ている気にさえさせられた。セリフや構図はともかく、F作品のテンポをアニメで再現する事は難しいと思っていたので、それをここまで実現出来た事には、驚きだ。

 テンポだけではなく、ドラとのび太の野球特訓のイメージ映像や、原作そのままの「良集書」、Yロウのせいで棒読みのママのセリフ「頭が痛くて、お会いできないそうです」、それに最後の目付きの怪しいジャイアンなど、細かい部分まで丁寧に作り込んでいる印象を受けた。のび太がジャイアンに対してYロウを使う前に、練習などの回想を挟んで、きちんと心の葛藤を描いていたのもよかった。大山版の出来のよい話と比べても、遜色のない出来だと思う。

 ただ、ママやジャイアンがYロウを受け取った時の反応は、ちょっとオーバー過ぎたと思う。特に、音楽はうるさく感じた。しかし、その後の「訳が分からないが、Yロウを貰って喜んでいる」描写は、感激している様が上手く描かれていた。

 ともかく、全体の出来がよくて、あっという間の11分だった。
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最近の個人的ゲーム事情

 ふと気が付くと、最近あまりゲームをやっていない。特に、ここ半年くらいはゲームから少し遠ざかっている。
 しかし、プレイするかどうかは別にして、ゲームソフトの所有本数は、どんどん増えている。BOOK OFFなどで安くて興味を持ったソフトがあると、つい購入してしまうからだ。私は主にファミコン(以下「FC」)とゲームボーイ(カラー含む、以下「GB」)のソフトを重点的にチェックしているので、これらのソフトばかりが増えてゆく。参考までに、今年に入ってから購入したFCソフトをリストアップしてみる。


・ドンキーコングJR.
・ミシピッピー殺人事件
・ドンキーコング
・ポパイ
・アーバンチャンピオン
・迷宮組曲 ミロンの大冒険
・もえろツインビー シナモン博士を救え!
・ディグダグII
・ゴルゴ13 第一章 神々の黄昏
・ボンバーマン
・パックランド
・いっき
・ゴルビーのパイプライン大作戦
・スペランカー
・ディグダグ
・グラディウスII
・マリオブラザーズ
・忍者龍剣伝
・バベルの塔
・闘将!!拉麺男
・クインティ


 ちなみに、値段は全て300~500円ほど。こうして見てみると、脈絡のないラインナップだ。誰でも知っているような有名作もあれば、「いっき」「ゴルゴ13」や「パイプライン大作戦」などのバカゲーまで入っている。見境無く買うからこういう事になるのだ。
 私はFC直撃世代なのだが、親の方針で、子供の頃はあまり触れる事が出来なかった。その反動で、現在はこんな事になっていると言う訳だ。きちんと数えた事はないが、現在所有するFCソフトは100本くらいだろう。本当のマニアに比べれば大したことのない本数だが、それでもだんだんと置き場所に困るようになってきた。

 このように、ソフトを買う事は買うのだが、あまりプレイしていない。その最大の原因は、セーブ機能のある近年(と言ってもせいぜいスーファミ)のゲームに慣れてしまったために、FCゲームを最後までクリアする気力と体力が失われているせいだろう。「ドンキーコング」や「いっき」程度なら普通にクリア出来るが、「迷宮組曲」レベルで根を上げているのだから、情けない。GB版の「ミロンの迷宮組曲」はクリアしたのだが、あれはパスワードでセーブが可能だった。

 そんな訳で、今年に入ってまともに続けてプレイしたゲームは、GC及びGBアドバンスのソフトばかりだ。3月にGBカラー「ドラクエIII」を入手したので、毎晩寝る前に少しずつ進めて神龍15ターン撃破までは進めた。更に隠しボスがいるようだが、条件が厳しいのでこれ以上は進める気にならない。
 続いて、6月には、今年に入ってずっと探していたGBアドバンス「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ ぴちぴちっとライブスタート!」を入手して、しばらくの間やり込んでいた。このゲームは、いわゆる「音ゲー」なのだが、ボタンを押すタイミングが悪いと歌声がずれてしまう「音痴機能」(勝手に命名)を搭載した、ある意味とんでもないゲームだ。収録曲は充実していて、無印第3クールまでに登場した曲のほとんどをプレイできる。つまり、音痴機能を使って意図的に「オーロラの風に乗って」を原曲以上にすごい曲にする事も出来るわけだ。それはともかく、細かいところまで凝っていて、アニメ版「ぴちぴちピッチ」のファンなら間違いなく楽しめるゲームだろう。いずれ、もっと詳しく紹介したい。
 そして、9月頃から携帯機のゲームすら、ほとんどプレイしなくなってしまっていた。アニメ視聴本数が増えてしまった結果、ゲームに回す時間が無くなってしまったようだ。途中まで進めてクリアしていないゲームがいくつかあるので、気にはなっていたのだが、趣味・娯楽の類は無理にやるものでもない。

 このような経過を辿って、現在はどうかと言うと、昨日からGBカラーの「ワリオランド2 盗まれた財宝」を始めてみた。アクションゲームだが、主人公のワリオが不死身で、敵にやられてゲームオーバーにはならないので、気軽に楽しめる。ゲームリハビリとして、当分はこれで遊ぶ事になりそうだ。
 しかし、考えてみたら「ワリオランド2」は、GBカラー本体と同時発売のソフトだったはずだ。それを今頃遊んでいるあたり相当に遅れているが、現在GBソフトは探せばかなり安く手に入る上に、きちんと遊べるソフトも多いので、お買い得だと思う。この「ワリオランド2」も、先週480円で購入した。

 ちなみに、現在所有している据え置き機の中で最新のハードは、友人からもらったNintendo64だ。「ゼルダの伝説」2作も一緒に貰ったので、いずれプレイしたいとは思っているが、こちらもなかなか手を出す時間が取れない。
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「ゲゲゲの鬼太郎」第3作DVD化決定

 「ゲゲゲの鬼太郎」(第3作)のDVD-BOX化が、ついに発表された。東映アニメーションの過去の作品が次々とDVD化されて行く中、東映アニメの看板作品の一つと言える鬼太郎がこれまで手つかずだったのが不思議なくらいだが、ようやく来たかという感じだ。

 第1作からではなく、いきなり第3作の発売となるのは、視聴者によく浸透しているシリーズを選んだと言うことか。そう言えば、タイムボカンシリーズのDVDも第6作目の「逆転イッパツマン」からリリースされた。LD時代は、タイムボカンシリーズのBOXは第3作「ゼンダマン」で止まっていたので、人気が高く全話ソフト化の希望が多かったイッパツマンを選んだのだろう。
 「鬼太郎」も事情は似ており、第2作と第4作は全話ビデオ化されているが、第3作は地獄編を合わせると全115話で最も長いシリーズだったせいか、ビデオは第10巻・第40話までで止まっていた。それに、第3作の高い知名度も考えると、DVD化第1弾に選ばれた事は理解できる。第1作もビデオ収録漏れ作品があるし、そもそもレンタルビデオ自体、現在ではなかなかお目にかかれないのだが、営業戦略的には第3作と言う事か。

 ただ、個人的にはアニメ「鬼太郎」で一番好きなシリーズは、1971年~72年放映の第2作だ。第3作放送開始以前の幼稚園~小学校低学年の時期に何度も再放送されており、第2作の怖さが心に刻み込まれてしまっている。今でもたまにビデオを見返すのだが、やはり何度観ても面白い。
 私にとってのアニメ「鬼太郎」は、この第2作の鬱&怪奇路線だったので、1985年に第3作が始まった時は、いきなり吉幾三の歌が流れて、ずいぶん面食らったものだ。今思えば、吉幾三版OPは東京プリン版「ドラえもんのうた」といい勝負の、大胆なアレンジだった。
 本編も、第2作と比べて明るい路線になっており、なかなか馴染めなかったが、作品としては悪くないアニメだと思う。近年のフジテレビ721の再放送で改めて観直してみたが、原作の秀逸なアレンジもあるし、シリーズ後半は鬼太郎以外の原作を使ったり、アニメオリジナルもあったりとバラエティ豊かで、ユニークな話も多い。

 肝心のDVD-BOXの内容だが、上のリンク先によると全話収録で税込78,750円と1話あたりの単価も安いし、「全話」なので、現在再放送で飛ばされる「韓国妖怪ぬっぺらぼう」も入るのだろう。それに、この第3作BOXが売れれば、第2作もDVD-BOX化されるかも知れない。ちょっときついお値段だが、購入を検討してみたい。
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11/11 ドラえもん「けん銃王コンテスト」ほか

 久々に、放映当日にアニメドラの感想を書くことが出来た。ちょっと嬉しい。しかし、本日も19時45分に帰宅したのでリアルタイムでは観られず。最後にリアルタイムで観たのは、いつだっただろう。金曜日は、なかなかさっさとは帰れない。



「けん銃王コンテスト」(脚本/与口奈津江、絵コンテ・演出/腰 繁男、作画監督/中村英一)

 いつもは冴えないのび太が、特技の射撃で大活躍。原作でものび太の勇姿に心躍らされたが、本日のアニメ版も、原作に劣らない出来だった。
 原作でも、のび太は十分に格好良かったのだが、動きが付いたアニメでは、相手に先に打たせて余裕満々の姿や、車のミラーでスネ夫達の襲撃を悟って素早く撃つ場面など、のび太が、より格好良く描写されていた。ジャイアンとの対決の場面は、犬をけしかける展開が原作と多少異なっており、ちょっと無理を感じたが、その後の直接対決は、(一時的に?)反射神経までよくなったのび太のアクションがたっぷり描かれており、見応えがあった。

 そして、個人的に一番注目していたオチの場面。原作では「晩ごはんまだ?」の次のコマが、すぐにオチになっており、無駄な描写を極力省いた展開が笑いを増幅させているのだが、アニメでこの笑いを描くのは難しいだろうと思っていたのだ。
 しかし、今回は「晩ごはん」のセリフでのび太の顔をアップにして、その後すぐにオチの場面に転換する演出でなされて、原作に迫るテンポのよさとなっており、かなり満足できた。ママに空気ピストルが当たる場面を描いていたら、台無しになっていただろう。

 さて、今回の原作との相違点として、空気ピストルの効果が「気絶」から「眠る」に変えられた事が挙げられる。もちろん射撃対決なので気を遣ったのだろうし、原作でも、後に描かれた「ガンファイターのび太」では、同様の効果を持つ「ドリームガン」が登場したので、それに合わせた意味もあるのかも知れない。
 これまで、原作からの設定変更では無理を感じることが多かったが、今回はオチの「ママはいつ目をさますんだね」に、きちんとつながっていたし、寝てしまったのび太が説明を聞いていないと言うギャグもあり、上手い変更だった。今後も、様々な事情で原作を改変せざるを得ない場合はあるだろうが、今回のような出来ならば、納得できるだろう。



「おおかみ男クリーム」(脚本/早川 正、絵コンテ/しぎのあきら、演出/腰 繁男、作画監督/志村隆行)

 どちらかというと地味な原作だが、結構大胆にアレンジされていた。
 最大のポイントは、「ドラえもんの丸い顔」が、話の中心になっていた事だろう。ドラえもんがクリームの効き目をテストする時も、鏡で自らの顔を見て変身したし、ママに至っては、ドラえもんが同行したばかりに、かえって変身しやすくなっていたくらいだ。
 さらに、そのネタにもう一捻り加えて、ママがドラえもんの顔を見そうになると、無理に顔を変形させるというギャグも入れられた。このネタ、最初のうちは笑えたが、お客の家に来ても繰り返されていて、ちょっとくどく感じだ。しかし、ドラの変形顔が後期大山ドラ(特に渡辺歩作監回)のような崩し顔ではなく、一貫して藤子・Fタッチを保った表情だった点は、素直に嬉しかった。だが、今のキャラ設計も渡辺歩なのだから、不思議なものだ。

 全体的に、ママのフォローをするためにドタバタしていたドラえもんの、コミカルな部分の印象が強かった。顔変形のアレンジなどには賛否両論あるだろうが、原作の雰囲気を残しつつ、新たな面白さを加えようと言う試みは、歓迎したい。個人的に大山時代で一番面白かったと思っている1980年代中盤も、原作を尊重しながらも、アニメならではの見せ方を加えて面白さを増していたのだから。
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アニメ10&11月新番組感想

 色々と、このブログのために用意しているネタはあるのだが、記事を書くためにはそれなりに時間がかかるものが多くて、なかなか公開できない。ブログだけでなくサイト本体も同様で、取り上げたいネタは色々と思いつくのだが、それを形にする時間が絶対的に足りない状態だ。
 しかし、更新が止まるのもどうかと思うので、放置していたアニメ秋新番組感想の続きを書いておく。ただし、第1話をチェックした全ての作品を取り上げると長くなるし、視聴停止した番組は正直なところコメントに困るので、観続けている作品に限る事にする。



「舞-乙HiME」(テレビ愛知、10/10~)

 世界観はまるで異なるが、スタッフ・キャストは、ほぼ「舞-HiME」と同じなので、作品のノリは共通している。シズルが変わらず京都弁を喋っているのには笑った。「舞-HiME」のラストがあんな事になってしまったので、シリアス展開には期待しない事にしているが、バカ話は「舞-HiME」同様に楽しめそうだ。
 一応、独立した作品として作られているが、次回予告のネタは完全に「舞-HiME」視聴済みの人間向け。特に、6話予告のトキハダケと、唐突に喋ったミコトなどは「舞-HiME」を知らないと何のことかさっぱり分からないだろう。私は、思いっきり笑わせてもらったが。


「灼眼のシャナ」(テレビ愛知、10/10~)

 原作未読なので、作品固有の用語になれるまでちょっと時間がかかったが、物語の中心となるキャラが既に死んでいる「トーチ」であると言う設定は面白い。平井さんが消えた第2話は、まわりの人間から存在を忘れられていくトーチの寂しさが心に残った。「スターシップオペレーターズ」の前科がある渡部高志監督とJ.C.STAFFなので心配だったが、今度は楽しめそうだ。釘宮理恵のシャナも、いい味を出している。


「IGPX -Immortal Grand Prix-」(名古屋テレビ、10/12~)

 監督が本郷みつるなので、期待して観ているのだが、いまいち期待ほどには面白くなってこない。かと言って、全くつまらないと言うわけでもない、どうも、肝心のIGPXのルールが分かりづらくて、観ていてあまりレースとバトルにはまり込めないのが問題のようだ。このあたり、テレビ版の「サイバーフォーミュラ」は上手かった。
 ともかく、もうちょっと観続けてみたい。


「銀盤カレイドスコープ」(AT-X、10/19~)

 この作品については、こちらで書いたので、今回は割愛する。なお、本日放送された第4話はネタ抜きで普通に面白かったので、かえって物足りない感じだった。後半の作画が崩れているあたりは、やっぱりと思ったが。


「蟲師」(東海テレビ、10/26~)

 原作未読だったが、gmさんが放映前から大プッシュしていたので気になっていた。観てみると、私の好みにも合う作品のようだ。落ち着いた雰囲気の演出・作画と、意外なほどに鮮やかに描かれた「蟲」の画が好対照で、印象的だ。原作も、読んでみたくなった。


「ラムネ」(東海テレビ、10/27~)

 主人公の健次と、ちょっと頭悪そうなメインヒロインの七海が、第1話で既に完全にベタベタ状態。これこそ観ている方が恥ずかしくなる作品だが、その恥ずかしさがくせになってきた。第2話で、試しにお互いを名字で呼ぶ場面など、観て(聞いて)いて、ムズムズしてくる。このまま観続けると頭がとろけそうだが、妙にはまってしまったので、抜け出すことは出来ないだろう。


「かりん」(WOWOW、11/3~)

 原作ファンなので、期待と不安とが半々の状態。開始前に一番の不安要素だった、かりん役の新人・矢作紗友里の演技は特に問題はなかったが、1話でいきなり鼻血ブーまで描いたために、ストーリー構成が原作と変わっており、重要な場面を飛ばしてしまっているので、今後どうなるか気になるところだ。また、キャラクターデザインも原作絵とはかなり異なるので心配だったが、実際に動いてみると、思ったより違和感はなかった。
 木村真一郎監督作品なので、またしても予告では次回の絵は見られず。ただ「まほらば」は予告のネタが毎回楽しめたが、本作の予告は短いし、止め絵ばかりなので面白味には欠ける。ともかく、まだ1話を観たのみなので、今後に期待したい。


「ローゼンメイデン トロイメント」(CBC、11/4~)

 CBCでは、いきなり本作「トロイメント」から放送しているが、内容的には完全に1作目の続き。私はCSで観ていたからいいが、未見の人は完全に置いてけぼりだろう。異常に人気が出ている水銀燈にしても、あのような登場の仕方では、どんなキャラなのか全くわからないだろう。
 しかし、前作の続きの第13話として評価するならば、待望の続編だったこともあり、普通に楽しめた。相変わらずALI PROJECTの主題歌及びOPアニメーションもいい感じだ。本編では、提供ににも使われた場面で、くんくん探偵のDVDが置いてあったのには笑った。
 CBCでの放送は年末年始に休止を挟むだろうから、終了は来年2月頃か。全12話にしては時間がかかる。まあ、12月スタートのMBSに比べたら、CBCは今のところ15日遅れなので、ましな方だが。とは言え、MBSはちゃんと1作目も放送しているし、一概にどちらがいいとは言いにくい。


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11/4 ドラえもん「正直太郎」ほか

 今週も、アニメドラの感想が遅くなってしまった。10月21日の放映再開後は毎回こんな感じだ。
 他人の感想を読まずに、可能な限りまっさらな状態で書きたいので、出来る限り金曜日中に書いて公開したいのだが、最近はなかなか都合が合わない。ともかく、今週も感想にいってみたい。


「正直太郎」(脚本/大野木寛、絵コンテ・演出/三宅綱太郎、作画監督/嶋津郁雄)

 正直太郎がなんでもベラベラと正直にしゃべり、まわりの人間が反応する部分はテンポよく描かれていた。「あだ名はハゲゴリラ」がなかったのが、ちょっと残念だが、それでも、正直太郎を隠すまでの流れはよかった。しかし、正直太郎にOFFスイッチが付いていないのはどう考えても問題だ。この道具の制作者は不都合を感じなかったのだろうか。
 後半の告白シーンは、うってかわって落ち着いた雰囲気でしっとりと描かれており、よいムードだった。この場面で流れていた音楽も、なかなかよかったが、明らかに菊池俊輔の曲を意識している感じが気になる。やはり菊池メロディーを意識せざるを得ないのか、それとも、同じ原作だと似たような曲が出来てしまうのだろうか。
 そして、ラストシーンは公園のブランコで語り合う二人。それまで思いを伝えられなかったもどかしさが解消されて、一気にいい雰囲気になり、お互いのいいところを言い合う二人。この場面、夕陽の風景が美しくて効果的にラストを盛り上げていたと思う。
 また、今回の玉夫おじさんの恋人の名前が「幸子」で、声が江森浩子。原作にはこの女性の名は出てこないので、スタッフが「エスパー魔美」を意識してやったとしか思えない。そう言えば「家がどんどん遠くなる」では、ノンちゃん似の女の子も出ていた。そのうちまた魔美ネタを仕込むかも知れないので、要注意だ。



「ゴルゴンの首」(脚本/大野木寛、絵コンテ/前田康成、演出/三宅綱太郎、作画監督/嶋津郁雄)

 原作からは伝わってきた「ゴルゴンの首」の恐ろしさが、描ききれていなかった。
 これは、先生・ドラえもん・スネ夫がやられる場面などで、一部分とは言え、箱に隠されていたゴルゴンの首の本体を描いてしまったせいだろう。原作では、ジャイアンの前に現れるまでは本体は全く描かれておらず、それが得体の知れない不気味さを醸し出している。
 その恐ろしいゴルゴンの首本体が、実はいかにも機械的な姿をしていると言うギャップに意外性があるのだから、原作通りにラストシーンまでは隠しておくべきだったと思う。ジャイアンが落ちてくる時の、ゴルゴンの首が慌てる描写も余計だった。
 しかし、ゴルゴンの首の「ウオーン」と言ううなり声は、見事に不気味さを表現しており、効果を上げていたと思う。高戸靖広がこのような太めの声も出せるとは、知らなかった。
 ともかく、演出で損をした作品だろう。


 ところで、先週・今週と、静香=かかずゆみの出番が無かった。先週はキャラとして出ていたがセリフはなく、今週は静香自体が出てこなかった。これは、やはり産休に伴う措置だろう。せっかくOPが新しくなったのに静香だけセリフが無いというのも寂しいが、下手に代役を立てられてイメージがおかしくなるよりはいい。
 10月21日の特番では静香の出番はあったが、これは産休前の録音だろうか。それとも、復帰後に録音したものを、放映順を入れ替えたのだろうか。ちょっと、気になってしまった。
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