今更「コードギアス」2代目OPについて

 現在放映中の「コードギアス 反逆のルルーシュ」のOP・ED曲が第13話から変更されたが、ネット上では2代目OPの「解読不能」(歌:ジン)が、かなり不評を買っている。この件について、今更ながら思うところを書いてみたい。


 まず、最初に新OPの個人的感想を書いておくと、私は「嫌い」だ。何を言っているかよく判らないボーカルは、聴いていて気持ち悪いし、問題はそれだけではない。詳しくは、後述する。
 本作では、初代OPの「COLORS」も、新EDの「モザイクカケラ」も、「解読不能」と同様にタイアップ曲だ。きちんと作品世界に沿った歌詞の「主題歌」は、初代EDの「勇侠青春謳」くらいだろう。しかし、初代OPや新EDに対しての批判は、あまり聞かない。タイアップであっても作品のイメージからかけ離れていなければ、それほど気にはならないものだ。
 今回、「解読不能」を歌うジンがかなり叩かれているが、責められるべきはアーティストではなく、この曲を「コードギアス」のOPに決めた人間だと思う。「解読不能」がギアスのOPでさえなければ、おそらく私はジンの曲を聴く事は無かっただろう。ただ、歌を聴いてしまった以上、どうしても歌に対する不満も感じてしまう。


 さて、新OPの問題は歌だけではないと書いたが、その点について詳しく述べる。
 「コードギアス 反逆のルルーシュ」は、谷口悟朗監督の最新作。谷口監督がこれまで手がけた「無限のリヴァイアス」「スクライド」「プラネテス」「ガン×ソード」では、OPアニメはストーリー展開に合わせてマイナーチェンジを重ねる趣向が取られており、細かいところまで目が離せず、毎回OPを観るのが楽しみだった。
 また、歌は全てビクターエンタテインメントより、作品内容に合った「主題歌」(「ガン×ソード」は「主題曲」だが)がリリースされており、OPに対する監督とスタッフのこだわりが非常に強く感じられた。

 それに対して、今回の「解読不能」に付けられたOPアニメは、どう見ても初代OPを曲に合わせて適当につなぎかえたとしか思えないもので、谷口監督作品とは思えないやる気の無さだ。
 これが、スケジュールの都合でツギハギにせざるを得なかったのか、それともタイアップで突っ込まれた曲が気に入らず、OPアニメに対してやる気が起きなかったのかは判らないが、いずれにしても、過去の谷口監督作品のOPとの落差があまりにも激しく、失望せざるを得なかった。
 つまり、歌とアニメを合わせた「OPアニメーション」として、今回の「コードギアス」新OPは並以下の出来であり、それ故に「嫌い」なのだ。


 しかし、このような事態は、Sony MusicがOP曲を提供する以上、予想できた事ではある。
 現在、テレビアニメにOP・ED曲を提供している主なレコード会社の中では、Sony Musicは最もタイアップに熱心な会社だろう。もちろん、タイアップであっても、初代OP「COLORS」のように作品イメージとかけ離れていなければそんなに気にならないのだが、Sony Musicが手がける曲には、作品イメージを考慮しているとは思えないものも多い。
 今回の件以外では、「ケロロ軍曹」が放映2年目に入った時のOP曲変更が、記憶に新しい。
 正統派主題歌だった「ケロッ!とマーチ」から、「どこがケロロの曲?」としか言いようのない「全国無責任時代」に変わってしまい、かなりショックを受けた。OPだけが原因ではないが、程なくして番組自体の視聴を止めてしまった。

 コロムビア、スターチャイルド、ランティス、ビクターなど他の会社は、最低限タイアップであっても作品からかけ離れた曲をねじ込む事はあまりないし、タイアップでない堂々たる主題歌も、しっかり作っている。
 これらの会社と比べると、Sony Musicはテレビアニメをタイアップ曲の宣伝場所としてしか考えていない印象を受ける。好きな作品や期待の新作にこの会社が関わると聞いて「これで主題歌には期待が出来ない」と、醒めてしまう事も多い。今回の「解読不能」の件も、起こるべくして起こったと言えるだろう。正直言って、アニメの曲にはあまり関わって欲しくない会社だ。


 少し長くなってしまったので、今回はここで終わるが、現代のテレビアニメにおける「主題歌」については、他にも色々と思うところがあるので、近いうちにもう少し突っ込んで考察してみたい。
コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )

「涼宮ハルヒの激奏」チケット到着

 表題の通り。無事に「涼宮ハルヒの激奏」のチケットを、手にする事が出来た。本当は、昨日も配達に来ていたのだが、たまたま帰宅が遅くなったため受け取れず、今日になってしまった。
 延々と続いた争奪戦から4日経ったが、実物をようやくチケットを入手した実感が沸いた。


 特定されると困るので詳しくは書かないが、席がかなり前の方(とりあえず、10列目よりは前)の中央寄りと言ういい場所だった。良席はアニメイト店頭購入組に持っていかれたと勝手に思い込んでいたので、嬉しく思う一方で、ちょっと困惑している。
 アニメイト通販注文組の座席が、前から順番に埋まったとすれば、日付が変わって21時午前1時前にようやく注文完了した私でも前の方の席を取れたのだから、20日中にアニメイト通販で申し込みが成功した人は、ほとんどいないと思われる。
 販売開始前は、ハルヒほどの人気作品で出演者も豪華なのだから、ネット通販が混雑することはあっても、つながる人は普通につながって、あっと言う間に売れてしまうのだろうと想像していた。チケット入手の鍵は「運と素早さ」だろうと思っていたのだ。
 しかし、実際にはアニメイト通販のサイトがあまりに混雑し過ぎててエラーが頻発したため、チケット入手に必要な要素は「運と根気」になってしまった。いずれにしても必勝法などはなく運だよりなのだが、土・日曜日の両日に挑戦可能だったため、一日中粘っていた人も少なくなかったと思う。特に、発売当日の午後はアニメイト店頭販売で入手できなかった人も流入して、サイトが更に重くなったのだろう。


 さて、私自身はチケットを確保したので、すでにライブ当日に思いを馳せて、「恋のミクル伝説」を生で聴けたらいいなあ、などと期待しているのだが、まだチケットを手にしていない人にとっては、二日後の27日に第二戦・一般販売が控えている。
 一般販売はチケットぴあ・ローソンでの発売となるが、両方とも全国規模で店舗があるため、アニメイト通販とは違って、今度こそ一瞬で売り切れる可能性が高いだろう。個人的には、2003年のドラえもんオールナイトのチケットが30分ほどで売り切れてしまった事がまだ記憶に新しいが、ハルヒとなるともっと早いのではないだろうか。ともかく、本気でこのイベントに参加したいと思っている人が、一人でも多くチケットを入手できるように祈るばかりだ。

 それにしても、チケットが取れただけでなく席もいいとなると、早くも今年の運を使い果たしていないか、ちょっと不安だ。「今年度の運」なら、あと2ヶ月ほどでリセットされるのだが。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 1 )

「涼宮ハルヒの激奏」チケット確保?

 昨日は、3月18日開催予定のイベント「涼宮ハルヒの激奏」のチケット先行発売日だった。出演者が、メインキャラほぼ全員集合のなかなか豪華な顔ぶれなので、せっかくだから参加してみようかと軽い気持ちで考えて、10時からのアニメイト通販でのネット販売によるチケット確保に挑戦した。


 まず、10時になると同時に「商品詳細」のページをリロード。いきなり、混雑していて全然つながらない。
 何度か挑戦して、ようやくページを読み込む事が出来た。続いて「カートに入れる」をクリックしたが、またもなかなか反応がない。こちらも、しばらくクリックを繰り返して、ようやく次へと進む事が出来た。
 ここまでで、10分くらい経っていたが、まだほんの入り口。この後、泥沼が待ち構えていたのだ。

 アニメイト通販のシステムでは、事前に会員登録だけを済ませる事が出来ず、初回の商品購入時に登録するようになっている。私は、これまでここで買い物をした事がなかったので、カートに商品を入れた後に、情報入力のページに進む事となった。
 住所氏名・電話番号・メールアドレス等を入力して登録しようとしたが、ここからが進まない。何度やっても「サーバーが混雑」「想定外のエラー」「接続タイムアウト」のいずれかが出るばかり。たまに、入力情報確認画面まで進んだが、その後は、きまって情報入力画面に戻されてしまう。そうこうしているうちに、いつのまにかカートに入れたはずの商品がなくなってしまっていた。
 注文が無くなってしまうと、情報入力をやり直すしかないのだが、全体的にサーバーが重いため、一回やり直すたびにかなりの時間がかかってしまい、気が付いたら15時を過ぎていた。本当に、あっという間、いつの間にか時間が経ってしまっていた。この5時間の成果は、何とか会員登録が終わった事だけだった。


 「涼宮ハルヒの憂鬱」は好きな作品だし、出演声優による生歌は聴きたいが、せっかくの休日に5時間もかけて確保できないなら駄目だろうと、ここでようやく我に返った。
 一旦は、チケット確保を諦めてPCから離れたのだが、その後2回ほど、2~3時間の間隔を空けてアクセスしてみると、未だに完売の知らせは出ておらず、「商品詳細」からカートに商品を入れる事が出来る。そのため、諦める事が出来ず、18時台と21時台に各30分ずつ挑戦してみたが、やはり駄目だった。
 今度は、購入確定の一つ前である「最終確認」のページまでは行くのだが、何度やっても購入完了画面が出ず、一つ前のページに戻されてしまうのだ。

 バカバカしいので、さっさと寝ようと思う一方で、諦めたら今日一日が無駄になってしまい、勿体ないと思う気持ちもあり、23時から最後の挑戦をした。
 ここまで来ると、やっている事はほぼ「F5」と「BackSpace」キーの連打のみ。もう、チケットが取れるかどうかは二の次で、何とか最後の購入完了画面を見てやりたいう気持ちの方が大きかった気がする。
 そして、そろそろ午前1時を迎えようとする頃、ようやく戦いは終わった。レジから30分ほどかかって、ついに購入完了画面にたどり着いたのだ。その前に、3回ほど「最終確認」で前のページに戻されていたので、ほぼ諦めていたところだ。スゴロクの「上がり」の手前で「一つ戻る」を連発されたような気分だった。


 その後、確認のメールも来たので、ようやく安心して眠りについたのだが、今日になってから昔、こんな事があったと知ってしまった(ただし、これは「アニメイトTV通販」だが)。今回は大丈夫なのか、少し不安だ。21日18時現在、まだ商品詳細に「カートに入れる」が出ているのも気になる。本当にまだ残っているのだろうか。
 それにしても、昨日アニメイト大宮店・町田店・吉祥寺店・渋谷店・横浜店及びアニメイト通販・アニメイトTV通販でチケットが先行発売されたわけだが、一体何人分が割り振られているのだろう。昨日発売分のチケット枚数によっては、27日の一般販売は昨日以上に購入が厳しい状況になる可能性もある。

 ともかく、今は注文がキャンセルされない事を祈るばかりだ。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 1 )

「RGBアドベンチャー」打ち切り

 表題のとおり、BS-iで「GUN道 MUSASHI」の後番組として放送中の「RGBアドベンチャー」が、予定していた4月までの放映を全うすることなく、次回21日放送分の総集編をもって終了することになった。
 こちらがBS-iの番組表。すでに「終」の文字が付いている。さらに、トップページにもお知らせが。また、こちらは次回分のEPG画面。「制作会社の都合により、放送を続ける事が不可能となりました」と、ズバリ書かれてしまっており、身も蓋もない。

 結局、放送回数は次回を含めて10回で、内訳は事前特番2回+本編6回+番外編1回+総集編1回となる。
 本編6話は「パピヨンローゼ New Season」やWOWOWの「半分の月がのぼる空」「しにがみのバラッド。」と同じだが、これらの作品は最初から全6話として作られており、放映途中での打ち切りとなると、キー局では4回で打ち切られた「手塚治虫のドン・ドラキュラ」に次ぐ短さだ。
 ただ、「ドン・ドラキュラ」は8話まで制作されており、地方によっては全話放映されているし、DVDにも収録されている。「RGBアドベンチャー」の場合、今月発売のアニメ雑誌には11話までのあらすじが掲載されていたが、7話以降が1本も完成しておらずストックが無いのであれば(「制作会社の都合」で打ち切りになるくらいだから、無いのだろうが)、実質的に「ドン・ドラキュラ」を越える打ち切り最短話数の記録更新となる。


 私は今のところBSデジタルの受信環境を備えていないが、「MUSASHI」スタッフ・制作会社の新作だったので、とりあえず情報はチェックしていた。それが、こんな形で終わりが訪れるとは思わなかった。曲がりなりにも「MUSASHI」を全話放送しきったのだから、今回も色々な手を使って半年間を乗りきるだろうと期待していたのだが、どうやらACCプロダクションの制作能力は「MUSASHI」で既に限界だったようだ。
 今回のような、完全にシリーズ途中での打ち切りでは、「MUSASHI」のようなネット配信やCSでの放送も期待できないし、DVD化もないだろう。評判を聞いた限りでは、「MUSASHI」とは違って単なる駄作と言う評価が多かったが、一度くらいは自分で現物を観て、どんな作品であるか見極めたかった。放送時間がもっと遅ければ、電機店で観る手もあるが、さすがに9時30分では開いていない。

 本作の打ち切りは、アニメ放送本数の異常増加による制作体制の破綻が、完全に番組に引導を渡すような形で、はっきり表に出たと言えるだろう。
 昨年は「MUSASHI」以外にも、某キャベツをはじめとして作画が破綻したアニメは多かったし、今は落ち着いているものの、4月からはまた多くの新番組が予定されている。いつ第二、第三のACCプロダクションが現れても不思議ではない。無理しなくても、アニメの本数は1月期くらいで十分だと思う。


 とりあえず、「RGBアドベンチャー」は仕方ないとして、ANIMAXで放映中の「MUSASHI」が、このまま続くのかどうか、気になるところだ。ANIMAX版は修正が入っているので、このままACCプロダクションが完全に倒産・崩壊でもしてしまったら、修正が入れられず放映不可能となって、こちらも打ち切られるかもしれない。
 ANIMAXとの契約がどうなっているのかわからないので、現時点では状況の推移を見守るしかないが、個人的には修正が無理ならば開き直って無修正で放送してほしい。特に、14話の信玄餅は、ぜひ多くの人に見て欲しいものだ。



(関連リンク)

BS-i内の作品紹介
RGBアドベンチャー まとめwiki(仮)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

ゲゲゲの鬼太郎[第1作] 感想(2)

・第3話「妖怪城」
(脚本/若井基成、演出/白根徳重、作画監督/落合道正)

 鬼太郎の一人称が「俺」で、かなり違和感があった。製作1話の「夜叉」では、ちゃんと「ぼく」と言っているだけに不思議だ。「妖怪城」の原作でも一人称は「ぼく」なのだが、私が参照したのは中央公論社の愛蔵版なので、もしかしたら初出や昔の単行本では「俺」なのかもしれない。
 いずれにせよ、このような不統一は、総監督を立てない東映動画ならではの現象だろう。

 本話では、原作では出番の無かった目玉親父も登場しているが、鬼太郎の本体共々たいした活躍はなく、チャンチャンコに脅迫されて妖怪城を封印するねずみ男の方が、よほど役に立っているように見えてしまう。
 ちょっと驚いたのは、山彦じいさんの孫娘をおとりにする作戦が、鬼太郎からの提案だった事。鬼太郎は、あくまで妖怪の一員として人間に味方しており、2作目以降と比べると、鬼太郎の持つ妖怪としての不気味さが強調されている。



・第4話「吸血鬼ラ・セーヌ」
(脚本/雪室俊一、演出/高見義雄、作画監督/高橋信也)

 ラ・セーヌが原作以上に情けなく描かれていて笑えた。
 冒頭で、アニメオリジナルの場面としてフランスで暗躍するラ・セーヌが描かれており、そこだけだと手強い相手のように見えるだけに、日本に来てからは、原作通りにマシンガンで鬼太郎を倒そうとする姿が笑える。妖怪のくせに、妖術で戦おうと思わないのだろうか。
 話の展開は、ラ・セーヌを追いつめるのが鬼太郎の「手」から「ゲタ」に変更されている以外は、ほぼ原作通り。「山小屋に閉じこめて焼き殺す」と言う極めて現実的な倒し方も、ほぼそのまま。

 この話を実際に観て、この後一切リメイクされていない理由が何となくわかった。第3作以降でリメイクするとなるとバトル要素を入れる事になるが、こんな情けない奴がまともに自分で鬼太郎と戦うところが想像できない。それに、吸血鬼はエリートやピーなど他にもたくさんいるので、わざわざラ・セーヌまで出す必要もなかったのだろう。



・第12話「妖怪ぬらりひょん」
(脚本/安藤豊弘、演出/西沢信孝、作画監督/高橋信也)

 原作通り、しょぼくれた爺さんのぬらりひょんが、堪能できる。
 個人的には、第3作の「妖怪総大将」と言う設定は、あまり好きではない。第4作では、しょぼくれた外見に戻って安心していたのだが、妖怪王シリーズでまた変な格好になってしまった。
 それはともかく、ぬらりひょんも人間と偽って人間界に暮らして悪事を働いており、せこさはラ・セーヌとあまり変わらないが、もともとしょぼくれた爺さんであるせいか、特に情けなくは感じない。一応、自力で鬼太郎を倒そうとしている分、ラ・セーヌよりは妖怪らしい。

 本話でも、第4話同様に「リモコン手」の設定は使われず、鬼太郎の手を握ったぬらりひょんの手に、鬼太郎の手形が残ってぬらりひょんを操る展開にアレンジされている。そのため、鬼太郎がいつの間にかコンクリート詰めから脱出しており、少々無理を感じてしまった。



・第27話「おどろおどろ」
(脚本/鈴樹三千夫、演出/白根徳重、作画監督/落合道正)

 鬼太郎の乗ったラジコン飛行機が三日も飛び続けていたので、無茶だなあと思っていたら、原作通りにホウキ元素で飛んでいたようだ。本話では、原作にはない妖怪化する前の博士が登場しているが、かなりハンサムな顔で、おどろおどろとのギャップが激しかった。

 一番気になったのはラストシーンで、父親(おどろおどろ)が倒されて正太郎が悲しんでいる場面なのに、思いっきり明るい曲がBGMとして流れており、曲が完全に浮いていた。もう少し場面に合った選曲は出来なかったのだろうか。



・第58話「おぼろぐるま」(ビデオ版未収録)
(脚本/辻 真先、演出/勝間田具治、作画監督/落合道正)

 漫画家「水木しげる」登場回。前編にわたって水木しげるの視点から描かれており、その意味で番外編的存在であり、また何となく最終回のような雰囲気も漂っていた。
 現実の世界に鬼太郎達が現れて、怪気象の終わりと共に去っていく。妖怪達や鬼太郎が現実に存在したのか、それとも別の世界へ足を踏み込んでしまったのか、水木しげるが考察する場面は、異次元を思わせるイメージで描かれており、インパクトがある。
 なお、名前がまずかったのか、それとも単なる尺の都合か、高僧チンポ氏の出番は無し。ちょっと期待していたので、残念だった。しかし、異色編であり、かつ目玉親父の活躍が見られる貴重なエピソードだ。「なりは小さくても、一流の妖怪じゃ」のセリフは、印象深い。



・第63話「なまはげ」
(脚本/辻 真先、演出/西沢信孝、作画監督/岡田敏晴)

 第1作では2本存在する、鬼太郎以外の水木作品をアレンジしたエピソードの内の1本。
 本話の原作は未読なのだが、DVD-BOXブックレットによると、青年(アニメ版では東大助)の顔がなまはげ化するところがオチになっているようなので、アニメ中盤以降の展開はオリジナルだろう。なまはげを「面使い」の妖怪とした設定は秀逸で、鬼太郎との戦いも違和感なく描かれている。
 また、人間ゲストの東大助がユニークなキャラだ。彼のような妖怪を認めない現実主義者は後のシリーズでも登場するが、大抵は「私が間違っていた。やはり妖怪はいたのか」と考えを改めている。それに対して、東大助は、あくまで最後まで自説を曲げていない点で、一線を画している。一見、考えを改めて、去っていく鬼太郎に手を振っているように見えるのも、実はハプニングであり、鬼太郎が勘違いしてしまうところも面白い。
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )

2006年12月終了アニメ感想

 年が明けて半月が経ってしまい、今更という気もするが、昨年12月で終了したアニメの感想を書いておく。

 今月スタートした新番組の感想については、まだ東海地方では作品が出揃っていないので、機会を見てそのうち書きたい。
 また、「わさドラ」に関しては、大晦日から色々とまた「燃料」が投下されているので、こちらについても近いうちに思うところを書くことになるだろう。



・ProjectBLUE 地球SOS(AT-X・12/3終了)

 月一回の放送で、商業的にはOVAの先行版と言う位置づけだったが、一応「AT-Xで放送されたテレビアニメ」として、ここで取り上げておく。ネタバレがあるので、これから地上波版を観るつもりの人はご注意を。

 さて、本作に対しては、1時間枠(実際の尺は45分)ならではの、30分アニメとは異なる構成の作品を期待していたのだが、実際には全話にわたって半分のところで話に区切りが付けられており、30分アニメの本編を2話連続で観るのと違わない感じだった。1月からは地上波30分枠での放送が始まっており、おそらく初めから分割放映を想定して作っていたのだろうが、せっかくの1時間枠だったのに勿体ない。

 本編については、3・4話あたりはゾンビ兵の扱いなど、バグア遊星人の恐ろしさ・非情さが効果的に描かれており、後半の展開を楽しみにさせられたのだが、最後まで観てみると、どうも尻つぼみな感じだった。特に「謎の怪宇宙人」の正体が、地球人の学者が生み出した生命体であり、本当の宇宙人ではなかったと言う真相で、これまでの戦い全てが人類の自業自得と言う印象を受けてしまい、「侵略SF」としては最後で失速したと思う。
 「レトロフューチャー」を描いた作品世界の雰囲気は悪くなかったし、キャラクターも魅力的だったので、全体としては、まあまあ楽しめたのだが、その一方で、どこか物足りなさを感じた作品だった。



・BLACK LAGOON The Second Barrage(名古屋テレビ・12/19終了)

 全話通して、難しい事を考えずにアクションが楽しめた作品だった。23話は監督自身がブログで出来について否定的に語っているが、最近はひどい作画の作品を観すぎたせいか、いたって普通の出来に見えた。これでダメだと言っていたら、「MUSASHI」なんて全話放送不能だろう。比較対象が間違っている気もするが、「浪川大輔」と言う共通点があるので、ご容赦いただきたい。

 それにしても、第1期シリーズと比べると、ダッチとペニーの出番が少なくて、その点は物足りなかった。その代わりなのか、暴力協会のシスター・エダはいいキャラクターだったが。
 また、制作側の判断によるセリフカットが入ってしまい、残念だ。これに関しては、名古屋テレビがわざわざ「放送事故ではありません」と断りのテロップを出していたが、確かに新作アニメの本放送でセリフが途切れたら、事故と思う人もいるだろう。
 ともかく、本作は色々な意味でテレビアニメの表現の限界を見せてくれた作品だったと思う。



・N・H・Kにようこそ!(三重テレビ・12/19終了)

 観ていてつまらないわけではないが、積極的に「面白い」と言う気にもならない、微妙な作品だった。
 題材が「引きこもり」なのだから、話があまり明るくならないのは当然と言えば当然だが、その点を差し引いても、話のメリハリが弱かったと思う。
 とりあえず、地上波放送で「N・H・K=日本ひきこもり協会」と、はっきり言わせた点については、評価したい。NHKで放送されていたら大笑いだったのだが、さすがにそれは無いか。



・ちょこッとSister(テレビ愛知・12/19終了)

 第1話を観た時は、「サンタのプレゼントが妹」などと、随分あざとい設定の作品が始まったと思ったが、続けて観ていくうちに、作品に流れる暖かい雰囲気が好きになった。
 その意味では、1クール目は花屋さん関係で少しドロドロとしているので、ゆりぴょんやオダエリも加わって賑やかになった2クール目の方が、より好きだ。クリスマスで始まった作品が、1年後のクリスマスで締めくくられる最終話も、観ていて幸せな気分になれる、いい話だった。

 また、絵日記や「ねこにゃんダンス」振り付けなど、「主演声優」の域を超えた斎藤桃子の活躍ぶりが目立っていた。もちろん、声優としても、無邪気なちょこの声にはよく合っていたと思う。
 他に、声優ネタでは、松岡由貴の演じた珠美先輩が印象的だった。声と性格のせいで「マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ」のエリルと「涼宮ハルヒの憂鬱」の鶴屋さんがフュージョンしたようにしか見えなかった。

 本作をもって、「まじぽか」から続いた火曜深夜の「斎藤桃子アワー」は、終了。1月からは、斎藤桃子主演作も無く、ちょっと寂しい。



・乙女はお姉さまに恋してる(テレビ愛知・12/25終了)

 今期は、某キャベツや「Gift」「はぴねす!」などエロゲ原作物が多かったが、最終話まで付き合う気になったのは、本作だけだった(BS-iの視聴環境がないので「Kanon」は除外)。
 放映開始前は、スターチャイルドによるキャストねじ込み騒動のせいで、作品に対していい印象はなかったのだが、そもそも原作ゲームをプレイしていないので、実際に観てみるとアニメ版キャストに違和感はなく、アニメ版に限って言えば、キャラに合った配役だったと思う。

 全体的に、キャラの心情が丁寧に描かれていて、気持ちよく観る事が出来た。
 ただ、中盤のエピソードは瑞穂が男である必然性が見あたらず、その点で疑問を感じた。もちろん、原作ゲームではHシーンが「男である必然性」なのだろう。それを削ったために、単なる女子高を舞台とした話になってしまってしまっている。まあ、話自体は悪くなかったのだが。
 結末は「ハーレムエンド」の一歩手前で上手くぼかされてしまった感じで、その点は物足りない。あの展開なら、貴子とくっつけた方が、すっきりしたのではないだろうか。



・ギャラクシーエンジェる~ん(テレビ愛知・12/25終了)

 「全話視聴した作品」の中では、個人的には本作が2006年のワースト1。

 以前、第7話について旧キャラの扱いなどを批判したが、旧作キャラがどうこうと言う以前に、ほぼ全話にわたってルーンエンジェル隊5人の描写が弱すぎた。
 アプリコットの「男に触れると怪力化」、テキーラ&カルーアの二重人格、ナノナノの「ナノマシンの集合体」など、上手くいじれば面白くなるかも知れない設定があるのに、本編中でほとんど活かされていない。リリィの「剣の道に反する」も、ただそのセリフを言わせているだけと言う感じで笑えないし、アニスだけはやたらと目立っていたが、リリィ共々声優の演技がイマイチで、どうも好きになれなかった。

 私にとって、そこそこ楽しめたのは、ナノナノ&ナツメの歌(だけ)が印象に残った6話と、終盤でようやく、主要キャラの性格が(それなりに)描けていた12話の2本くらい。最終話については、7話共々記憶の奥底に
沈めてしまいたいので、あえて語りません。



・ワンワンセレプー それゆけ!徹之進(テレビ愛知・12/30終了)

 メインテーマだったはずの「お金儲け」については3クール目で決着してしまい、4クール目は犬同士の殺し合い。まさか、こんな展開になるとは全く予想外だった。しかも、味方キャラは生死不明にしておいて、最終回では実は生きていましたとフォローが入るのに、敵キャラは戦死したままと言う扱いも、実にシビアだ。
 終盤は全く先が読めず、観ている分には確かに面白かったのだが、中盤に多かった人間の絡まないバカ話が面白かったので、あらためて振り返ると、終盤をあそこまでハードな展開にしなくてもよかったのではないかと思う。

 全体としては、お金儲けを中心としながら、何でもありでゴッタ煮的に色々なネタが入っていて、1年間飽きずに楽しむ事が出来た。本作で、長年続いたテレビ愛知のウィーヴ枠が無くなってしまい、寂しい限りだ(後番組の「デルトラクエスト」は電通の担当)。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

奏光のストレイン「STEP 10 未来の記憶」

 ようやく第10話放送。長い三週間だった。他にも、年末年始特番で2回休みが入ったアニメはあったが、いい所でお預けになっていた本作が、一番待ち遠しかった。


 今回の感想としては、とりあえずミミックの中身はグロすぎ。ミミックがリーズナーの「双子の脳」だと言う事はわかっていたから、脳髄が入っているところまでは想定の範囲内だが、なぜ眼球まで付けておく必要があるのだろう。蓋を閉めてしまったら、目が付いていても意味がないのでは。エミリィの場合は人形の外見とのギャップで、余計に気持ち悪く感じた。

 続いては、ラルフの更なる虐殺。シャワーシーンが始まった時は「またサービスシーンか」と思ってしまい、それだけに、続く展開には意表を突かれた。まあ、ラルフが完全にディーグ側の人間になっているとは思っていなかったが、だからと言ってあんな行動に出るとは予測できなかった。

 そして、ついに明らかにされたエミリィの正体。話が「亜光速」から、一気に「超光速」まで飛んでしまった。人形エミリィを通じてセーラの行動が筒抜けだったのは、こんな訳だったのか。幼女の姿で、全員の間で即時通信が出来る異星人とは、凄い設定だ。エミリィ(人間体)は、特別な能力は持っていても、あくまで人間だと思っていた。ラルフの虐殺と言い、エミリィの正体と言い、いい意味で予想の斜め上を行く展開になっている。
 しかし、思考だけでなく感覚まで共有しているとなると、全員で一つの人格と考えても差し支えない訳で、こんなエミリィ星人(勝手に命名)が、どんな社会を築いているのか、非常に気になる。個々の人格はあるのだろうか。

 それにしても、ミミックの中身もグロかったが、エミリィ解剖(生体実験)シーンもえげつない描写だった。エミリィの研究スタッフが、全く罪悪感無しに心の底から楽しそうにしているので、余計に残酷に感じる。
 また、今回は作画にクセがあって、全体的にキャラの顔が「濃いめ」だったため、驚愕や悲しみの表情に迫力があった。前述のラルフによる虐殺場面でも、凄惨さが際だっている。藤田まり子のキャラデザインからは少し離れているが、今回の話にはよく合った作画だと思う。


 今回、セーラとエミリィとのリンクによって600年前の出来事が描かれて、これまで謎だった部分がかなり明らかにされたが、まだ全ては語られていないようだ。たとえば、ラルフが変わってしまった理由は、今回だけでは少し弱い気がする。本当に、幼女異星人の虐殺だけで、ああなってしまったのだろうか。それに、いつ顔の傷が付いたのかも、まだわからない。
 それらは、次回以降に描かれる事を期待しよう。と言ったところで、次はまた三週間後。またしても、いいところでお預け。予告では元気になったらしいロッティが描かれていたが、出撃してそのまま散ってしまわない事を祈りたい。何しろサブタイトルが「狂宴の幕開け」だから、何が起こるか想像しただけで恐ろしい。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 10 )

MUSASHI脳の恐怖

 アニメ「GUN道 MUSASHI」については当ブログで何度か取り上げたが、深みにはまると恐ろしい作品だと、改めて思うようになった。他のアニメを観ていても、何かと「MUSASHI」と関連づけて考えてしまうのだ。いわば「MUSASHI脳」とでも言ったところか。


 例えば、三日前に観た「カレイドスター スペシャルセレクション」第1話。
 カロスがそらに初めて会って、いきなり太腿をさわって「しまったいい筋肉だ」と言い出す場面がある。これまでなら「カロス、変態みたいだな」で済んでいたのだが、今回は「MUSASHI」第3話の、デスペラードの足を見てタクアン和尚が「長さといい、細さといい、足首の締り具合…最高じゃあ」と言う場面を、真っ先に連想してしまった。まさか「カレイドスター」から「MUSASHI」の事を考えようとは、夢にも思わなかった事だ。

 また、6日から新番組「デルトラクエスト」が始まったが、この作品では、登場人物が「うおっ、まぶしっ」と言う場面がある。これを聞いて「MUSASHI」第2話を思い出すなと言う方が無茶だろう。この場面、本当にまぶしがっているので、スタッフが狙ってやっているのか、判断に困る。「ネギま!?」の黒板ネタくらいに露骨なら、わかりやすいのだが。


 と、ここまでなら、はっきりと作中のセリフ等に関連して「MUSASHI」を連想するのだから、まだ初期症状だ。
 さらに症状が進むと「MUSASHI」に関わる人名や会社名を見ただけで、反応するようになってしまう。他のアニメで「MUSASHI」声優の演技を聴いて「MUSASHI」のキャラを連想する程度なら、まだましだが、重症になるとスタッフ名のクレジットだけで反応してしまうのだ。
 例えば、この前観た「ゲゲゲの鬼太郎」第4作の第19話では、EDで「撮影 ACCプロダクション」(「MUSASHI」の制作会社)のクレジットが出て、思わず笑ってしまった。また、昨年DVD-BOXを購入した「じゃりン子チエ」では作画監督として「MUSASHI」の木下ゆうき監督が参加しており、担当回を観る時は、作画崩れがないかどうか他の話数よりチェックが厳しくなってしまう。
 自分でこんな事を書くのもどうかと思うが、完全にMUSASHI脳の末期的症状だ。それだけ、私にとって「MUSASHI」は、強烈な印象を与えた作品だったわけだが、この作品からこんなに影響を受けてしまうと、何となくくやしい気分だ。


 現在、「MUSASHI」はCSのANIMAXにて放映中。
 昨年末に放映された第11話では、作画ミスの修正で余計なところまでいじって、新たな矛盾を生み出すと言う信じられない事をやってくれた。修正が修正として働いていないところが、恐ろしい。
 今後も、どのような修正を行ってくれるか、楽しみだ。まずは、今週放映の第12話における「小早川撃ち」あたりが見所だろうか。その次は、第14話の信玄餅も気になる。

 こんな状態では、しばらくMUSASHI脳は治りそうにない。本当に、困ったものだ。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

「カレイドスター スペシャルセレクション」開始

 「カレイドスター スペシャルセレクション」が、昨日(=1/4深夜)から、テレビ愛知でもはじまった。

 本編はもちろん再放送だが、苗木野そら役・広橋涼による新録の次回予告目当てに、とりあえず録画しておいた。昨日さっそく観たのだが、予告以外にも本放送と異なる部分が結構あったので、どう変わったかチェックしてみた。せっくだから、それをここで取り上げたい。なお、私はDVDを持っていないので、あくまで本放送版(AT-X放映分)との比較となる。



・本放送第1話の放映フォーマット

 カレイドスターニュース・OP・提供(→CM→)Aパート(→CM→)Bパート・ED(→CM→)次回予告・提供・EDフリップ


・セレクション第1話の放映フォーマット

 視聴注意・OP・提供(→CM→)Aパート(→CM→)Bパート・ED(→CM→)DVD版アバンタイトルの冒頭?・次回予告・提供・EDフリップ



 このように、両者の放映フォーマットは、異なっている。

 まず、Sugerの顔出しで物議を醸した「カレイドスターニュース」は、今回は当然カット。代わりに、本放送1話には無かった視聴注意(第7話以降でお馴染みの「みんなー、カレイドスターが始まるよー!」で始まるメッセージ)が、付いた。
 次に、OPではタイトルの下に「スペシャルセレクション」の文字が追加。映像は、完成版に差しかえ(本放送では一部の映像が本編からの流用)られた上、「製作」クレジットから「テレビ東京」が外されて、代わりに「GDH」が入っている。今回、独立U局やTBS系列局で放映される事への配慮だろうか。一応、テレ東のプロデューサー名は残っているが、ここからも「(テレビ東京)」は、外されている。
 本編は、私が観た限りでは、特に変更点はない(と、思う)。
 EDは、映像が画面いっぱいに表示される初期版ではなく、右側にスタッフ・キャスト表示スペースを空けた完成版。テレビ東京の名前が全て消されている点は、OPと同じ。

 EDの後は、CMをはさんで次回予告と思いきや、本放送の第7話以降で「カレイドスターニュース」に代わって流れたアバンタイトルと同じ形式の映像が15秒ほど流れた。おそらく、DVD版の第1話ではアバンタイトルとして付いたものだと思うが、DVDを持っていないので確認できない。このパートは途中で終わって、次回予告に切り替わる。単なる尺の調整だろうか。
 次回予告は、アナウンス通りに新録となっていた。本放送の2話に付いた3話の予告は、そらのナレーションに加えてカロス・ミア・アンナのセリフも入ったが、今回は、そらの一人喋り。ここでもしっかり「次回、カレイドスター スペシャルセレクション」と、あくまで今回の放送は「セレクション」である事をアピールしている。ちなみに、映像は全く同じ。

 次回予告の後は提供だが、ここで、飛ばされる第2話の映像(そらがゴールデンフェニックスに挑戦する場面)が流れた。しかし、説明は一切無いので、初見の人は飛ばされる話数だとはわからないだろう。少しでも第2話の映像を見せようとした努力は買いたい。
 最後は、提供から第2話の映像が続いたまま「カレイドスター スペシャルセレクション 次回お楽しみに」の文字が出て、番組終了。


 と言った具合で、本編以外の部分は「スペシャルセレクション」用として、かなり手が加えられている。本放送マニアとしては、どう変わっているか調べるだけでも、結構面白かった。個人的には、Sugerの初代OP・EDがそのまま使われた点は、意外だった。黒歴史として、2代目OP・EDに差しかえられるとばかり思っていた。
 しかし、今回久しぶりに第1話を観たのだが、「セレクション」用に手が加えられていると言った些末な事とは別次元で、やはり「カレイドスター」は素晴らしい作品だと、改めて思った。そらの元気な動きを観ていると、自然に作品へと引き込まれていく。

 とりあえず、作品のファンとしては、曲がりなりにも地上波で再放送が行われる事で、より多くの人に「カレイドスター」を知ってもらう機会になって欲しいと思う。そして、もしこの作品を気に入ったなら、ぜひ全話通して観ていただきたい。この作品に「飛ばしてもいい話」など、存在しないのだ。
 手近(?)な所では、AT-Xで9日より再放送が始まるので、視聴可能な方はぜひご覧いただきたい。



(1/10追記)

 9日から始まったAT-Xの再放送がDVD版だったので、「スペシャルセレクション」で気になっていた部分について、確認する事が出来た。ここで、補足しておく。

・「スペシャルセレクション」次回予告の前に付いていた「アバンタイトルらしき映像」は、DVD版第2話アバンタイトルの前半15秒。DVD版第1話にはアバンタイトルがなく、いきなりOPから始まる。
・DVD版OP・EDでは「テレビ東京」の名前は消されてはいない。よって、「スペシャルセレクション」用にOP・EDクレジットをいじった事が確定した。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

「鬼太郎」第4作と、来るべき第5作

 今日で、とりあえず正月休みは終わり。年末東京遠征での収穫物を整理したり、HDDに溜まった録画をDVDに移したりで、一日が過ぎてしまった。

 当ブログでは特に触れていなかったが、年末はコミケの同人誌だけでなく、新刊の本も結構買った。その中には、当然「アニメ版 ゲゲゲの鬼太郎 完全読本」(講談社)も、入っている。東京で買うと荷物になるので、12月31日に名古屋に帰ってきてから購入した。と言っても、「ミス・ドラキュラ」5巻や「奏光のストレイン」コミック版などは、東京で見かけてつい買ってしまったので、結局色々と荷物は増えてしまったのだが。

 さて、「アニメ版 ゲゲゲの鬼太郎 完全読本」は、主に妖怪紹介・各話ストーリー紹介・声優インタビューから構成されており、さすがに全4シリーズ・339話にも及ぶ作品だけに、かなり読み応えがある。
 妖怪紹介は、各シリーズにおける性質の違いが解説されているし、声優インタビューでは、声優諸氏の自ら演じたシリーズだけでなく、他のシリーズへの思いについても語られており興味深い。
 ただ、各話ストーリー紹介は、1話当たりの文章量が少ないせいか、説明不足な感は否めない。原作の紹介も、大幅なアレンジとテレビオリジナルとの区別が曖昧なところがあり、少し残念だ。また、巻末の「原作完全リスト」は、完全に発表順になっていたせいで、かえって読みにくかった。掲載誌別に分けて欲しかったところだ。
 と、気になる点はあったが、全体的にはアニメ鬼太郎の集大成として、ファンなら読む価値のある本だと思う。


 この「アニメ版 ゲゲゲの鬼太郎 完全読本」の各話紹介を読んでいて、ふと第4作の第19話「恐怖!妖怪くびれ鬼」が気になったので、ビデオを久しぶりに観返してみた。
 本話は、人生に疲れたサラリーマンが「黄泉の世界」で少年時代に戻って遊ぶが、その世界の食べ物を口にする度に、魂が削られていき、命を落とす寸前まで行くというストーリー。敵妖怪の「くびれ鬼」は、人間形態で黄泉の世界への案内役をしている前半の方が、不気味で正体不明という感じで、妖怪として魅力的だ。今回、観返してみる気になったのも、前半の印象が強かったせいだ。後半、正体を現してしまうと、それほど強い妖怪ではなく、やられ方はあっけない。
 改めて観てみると、本話で登場したサラリーマン・筒井が「理想の世界」として心に望んだ子供時代は、昭和30年代のようだ。作中で「墓場鬼太郎」の紙芝居も上演されている。1996年放映の時点で、中年男性の子供時代が昭和30年代なのだから、今同じ話を作ったとしたら、子供時代はアニメ「鬼太郎」第1作・第2作の放映されていた昭和40年代になる。それを考えると「鬼太郎」が、いかに息の長い作品であるか、よくわかる。
 そして、現実に今年はアニメの第5作が放映される事が決まった。新作では、「過去」の描写だけでなく、作中での「現在」がどう扱われるか。そもそも、時代設定として現代が舞台になるのか、など興味は尽きない。
 そう言えば、この「くびれ鬼」の話では、砂かけ婆が「激ヤセ」なんて言葉を使っていて、今観ると時代を感じる。そんな時代性も取り込んでこその「鬼太郎」だろうか。


 それにしても、第5作の放映局・制作会社はどうなるのだろう。もし、これまで通りフジテレビ・東映アニメーションのコンビだとすると、既存の枠では「デジモン」と「ワンピース」の時間しかない。だが、この枠に来ると東海テレビでは、ほぼ間違いなく平日夕方の放映になってしまうので、出来れば避けて欲しい。
 参考までに、第4作の東海テレビにおける放映上の問題点を、挙げておこう。


 ・放映枠が金曜16時(変更多し)
 ・第1話の時点でキー局から2ヶ月遅れ
 ・第1・2話の提供がブルーバック
 ・第22話「蜂起!妖怪泥田坊」本編がニュース速報で中断
 ・第75話「妖術・鏡合戦!」OP・ED・次回予告カット
 ・第101話「言霊使いの罠!」放映無し
 ・第110話以降は火曜19時に移動、特番と野球のため5話を2ヶ月かけて放映


 改めて振り返ると、色々とあったものだ。
 まあ、キー局のフジテレビで観ていた人は、時刻表示と天気予報が鬱陶しかったと聞くし、関西では109話で打ち切られているのだから、一概に東海テレビの放映形態が一番悪いとは言えないが、キー局からあまりに遅れていた点だけは、何とかして欲しかった。おかげで、第3話「ギターの戦慄・夜叉!」は、放送を観る前に「アニメージュ」の記事で先に内容を知ってしまったくらいだ。
 これらの問題点は、キー局同時ネットならば起こらないはずだから、第5作は全国どこでも一緒に観られる枠で、放映して欲しい。それが無理なら、いっその事深夜枠にしてくれた方が、はじめから諦めがつく。

 ともかく、第5作の放送が楽しみだ。あえて今「鬼太郎」をアニメでやる以上、これまで出来なかった事に挑戦して欲しい。あと、第4作のDVD-BOXも、じわじわと欲しくなってきた。やっぱりこれも買うか。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 1 )
« 前ページ