9月終了アニメの感想

 今日で9月も終わり。今週はこれまで観ていたテレビアニメが、次々と最終回を迎えた。久々に、作品感想を書いてみる。基本的に、あまりネタばれは書いていないはずだが、一部最終回の内容に触れているので、未見の方はご注意いただきたい。なお、今回は作品タイトルの後に、私の視聴していた局名と終了日を入れてみた。



「あまえないでよっ!!」(AT-X・9/16終了)

 毎回、特別に面白いと言うこともなかったが、一定レベルの水準は保っていたと思う。お約束的な展開も多かったが、それを逆手にとったネタもあって、楽しめた。声優ネタでは、第9話で水樹奈々がわざわざ中原麻衣にのりうつって歌を歌うというのは笑えた。
 最終回については、少々評価に悩む。明らかに、少年ジャンプ等の打ち切り漫画をネタにして、わざとそれらしい終わり方にしているのだが、これが単なる一発ネタなのか、それとも第2期をにらんでいるのかが、わからないので評価しづらい。
 しかし、その点を抜きにすれば、全体としては概ね悪くはなかったと思う。



「バジリスク 甲賀忍法帖」(三重テレビ・9/20終了)

 脚本も作画も安定しており、全話通して見応えがあった。忍法合戦のアクションシーンは迫力があり、放映が独立U局だったので、エロ・グロ描写に関しても、地上派としてはかなりがんばっていたと思う。山田風太郎の原作は未読(せがわまさきの漫画版は、アニメ開始後に一通り読んだ)だが、読んでみたくなった。
 一つ気になったのは、中盤から後半にかけて、やたらと画面が暗すぎるシーンが多かったことだ。その多くが夜のシーンなので必然性があると言えばあるのだが、何をやっているか判別できない程に暗く、ラジオドラマを聴いている気になって、必死に場面を想像してしまった。DVDでは普通に見えるようになるらしいので、これも規制の一種だろうか。
 それはさておき、原作の舞台の一つである伊賀の里、つまり三重テレビでの放送が最速だったのは、偶然かもしれないが、嬉しい事だった。しかし、肝心の甲賀を擁する滋賀県での放送が無かったのは勿体ない。甲賀の住民は、三重テレビかKBS京都で観ることができたのだろうか(追記:とりあえず、甲賀市のCATVではKBSが再送信されている模様)。



「エレメンタルジェレイド」(テレビ愛知・9/27終了)

 全体的に、特に面白い部分はあまりなかったのだが、惰性で最後まで観ていた。まあ、シスカのキャラが気に入っていたせいもあるのだが。それはともかく、最終回はきっちりと話が完結していたので、その点は評価したい。普通は、当たり前のことなのだが、火曜18時のエニックス系作品はグダグダになったまま、第一部完のような終わり方をする作品が多かったので、心配していた。
 また、本作は歌曲に恵まれていたと思う。OP・EDともに作品世界のイメージに合った曲だったし、挿入歌の「雨上がり」(savage genius)や、最終話ED「everlasting song ~japanese edition」(FictionJunction ASUKA)なども、よかった。これらの曲に出会えただけでも、観ていた価値はあった。



「わがまま☆フェアリー ミルモでポン! ちゃあみんぐ」(テレビ愛知・9/27終了)

 放映開始から3年半、ついにシリーズ終了。思えば、最初は「満月をさがして」「東京ミュウミュウ」とのセットで、土曜朝8時半からの放映だった。放映開始当初は、その3本をまとめて観ていたのだが、「ミルモ」だけがゴールデンタイムに移り、足かけ3年半も続くとは、全く予想していなかった。
 1年目の第2クールから妖精中心のエピソードとなり、2年目(後半は「ごおるでん」)、3年目の「わんだほう」と、それなりには楽しめたものの、初期の展開が好きだったので、不満はあった。最終シリーズとなった「ちゃあみんぐ」で、ようやく恋愛話メインに戻って嬉しく思っていたので、たった22話で終わってしまったのは残念だ。

 「ちゃあみんぐ」の後半はかなり急展開だったが、もしかしたら、これまで通りに1年の放映を予定していたのが、短縮されてしまったのだろうか。森下はるかや住田光一などの新キャラクターも、いまいち描ききれずに終わってしまった感がある。
 それでも、最後をきちんと「楓の恋の成就」で終わらせた点は評価できる。元々、そのためにミルモが人間界に来たのだから当然のことなのだが、マンガやアニメが長期シリーズになると、最初の設定が無視されたり忘れられたりする事はありがちなので、開始当初から意図されていたはずの、メインテーマの締めくくりを観ることが出来て、3年半の視聴が報われた気分だ。

 肝心の最終回だが、1話で終わらせるには、詰め込みすぎた感があった。もし話数に余裕があったなら、この最終話を2話に分けて、あえて1話丸々ミルモを登場させなければ、その後の再会がよりドラマチックになったのではないだろうか。しかし、決して悪い最終回ではなかった。特に、無理のない形で、これまでのキャラクターのほとんどが再登場していたのは嬉しかった。これに比べると、大山版ドラえもん最終話「ドラえもんに休日を?!」の売りだった「オールキャラ大集合」が、いかに無理矢理だったかが、よく分かる。
 それに、キャラクターのみならず、懐かしの「またたびにゃんにゃん」や、妖精楓なども登場したし、この3年半の締めくくりとしては、よい趣向だった。

 それにしても、浪川大輔に変わった結木の声は、正直なところ、最後まで違和感があった。あの声のせいで、結木というキャラの性格自体が、微妙に変わってしまった印象を受けた。声優交代の時点では、あと半年で終了すると決まっていなかったのかもしれないが、せっかくだから、最後まで徳本恭敏に声をあてて欲しかった。



「奥さまは魔法少女」(テレビ愛知・9/27終了)

 結局、最後までこの作品で何をやりたいのかがよく分からず、話が空回りしているような印象だった。
 最初に設定を知った時は、主人公の27歳という年齢と「奥さま」「魔法少女」とのギャップから、バカなノリの作品を期待したのだが、実際には、どのキャラクターも自分で勝手に悩んで鬱になっているばかりで、非常に鬱陶しかった。変身シーンなどに、バカっぽい感じはあったのだが、作品全体からは完全に浮いていたと思う。
 メロキュアの主題歌は結構気に入ったのだが、終わってみれば、それ以外に評価できる点が見あたらない。結局、17歳が27歳を演じるというネタだけの作品だったのか。



 とりあえず、今日はここまで。「かみちゅ!」や「ぺとぺとさん」などは、東海地区では来週終了なので、それらが終わってから、あらためて残りの作品の感想を書きたい。
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9/23 ドラえもん「ああ、好き、好き、好き!」ほか

「ああ、好き、好き、好き!」(脚本/与口奈津江、絵コンテ・演出/寺本幸代、作画監督/嶋津郁雄)

 前回は原作のアニメ化について色々と批判的なことを書いたが、今回は、原作の持つ「間」が、上手く表現されていた。特に、「カバそっくり」の部分は、一瞬の沈黙のタイミングが非常によかった。このセリフの前後の、おじさん(OPでは「カバ似の人」とクレジット。これにも笑った)の表情も、感情表現が細かく描かれていて好印象。

 また、今回目に付いたのは、ドラえもんがしっぽを引っ張って消えたり、先生が一戸建てではなく「しあわせ荘」と言うアパートに住んでいたりと言った、原作の初期設定が変更されていた事。この事自体は別にいいのだが、一緒に先生の性格も中期以降に合わせられてしまったせいか、「おもしろそうですね」が無くなってしまったのは残念。

 他にも、原作では省略されている、のび太の好きになった子がアメリカに行くと分かった後の展開を、今回は描いていたが、個人的に原作を読んで「あの子に矢は刺さりっぱなしなのだろうか」と気になっていたので、よい追加部分だったと思う。
 しかし、ぼた子が原作では本当に「うまい」と思われるおかしを作っていたのに対して、今回は得体の知れない料理に変えたのは失敗だったと思う。あそこは普通にぼた子の押し掛け女房ぶりを描くだけで良かったのではないか。

 全体としては、なかなか楽しめた一編だった。



「出木杉グッスリ作戦」(脚本/早川正、絵コンテ・演出/寺本幸代、作画監督/嶋津郁雄)

 こちらも、演出のテンポが良く、楽しめた。
 まず、冒頭の出木杉紹介でドラえもんによるナレーションを最初にやっておいて、その後で、壊れたマクラから「目覚まし電波」が出ていた解説を再びドラえもんにやらせたのは上手い処理だった。これが、例えば全てが終わって朝になって、目覚めた後のドラえもんに解説させたりしていたら、テンポが悪くなっていただろう。あえて寝ている最中のドラえもんに、眠たそうに喋らせたのが良かった。
 また、パパの「眠い目」が、原作通りに再現されていたのには感動した。細かいところだが、あの「横線に縦線二本」の目は、藤本作品ならではものなので、違和感なくアニメで描かれていたのは嬉しかった。

 少々気になったのは、冒頭の紹介で、出木杉の下の名前をはっきり「ひでとし」だと言ってしまったところ。原作では昔から、太郎だ、英才(えいさいorひでとし)だと、しばしば議論になった部分だけに、アニメとは言え公式に「ひでとし」だとはっきり宣言した意味は大きいだろう。まあ、個人的には原作はいままでどおり、はっきりさせなくてもいいと思うが。
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今年もこの日がやってきた

 9月23日、今年もこの日がやってきた。言うまでもなく、藤子・F・不二雄こと、藤本弘先生のご命日だ。偶然にも、この日は祝日の「秋分の日」。休みの日なので、毎年、落ち着いて藤本先生を偲ぶことが出来る。知人の藤子ファンの中には、お墓参りに行っている人もいるが、私は都合で参加できないが、いずれ機会があれば、9月23日というこの日に、お参りに行きたいものだ。私自身、藤本先生のお墓には、まだ一度しかお参りしたことはない。

 さて、せっかくの機会なので、自分と藤本作品との出会い、これまでの人生における影響、好きな作品などなど、書いておきたいことは、たくさんある。しかし、いざとなると、何を書いていいのか迷ってしまう。書くことがないのではなく、ありすぎてどこから手を出せばいいのか、わからなくなってしまうのだ。

 現在は公開を停止しているが、旧不定期日記でも、藤本先生や藤本作品については、色々と書いてきた。このブログも含め、ネタ的にかぶってしまう部分も多々ある。そこで、一度これまでに書いた文章を全て読み返して、あらためて私にとっての藤子不二雄(どうしても、「藤子・F・不二雄」ではなく、この表記で書きたくなってしまう)の存在について、まとめ直してみたい。いつ公開できるかは分からないし、ここに発表するのか、それとも「ドラちゃんのおへや」のコンテンツとするのかも未定だが、ぜひ、やってみたい。この文章を読んでみたいという奇特なお方は、気長にお待ちいただきたい。

 それはともかく、藤本先生のご命日を迎えたと言うことで、「はなバルーン倶楽部」の方に、以前から予定していた藤子作品関連コンテンツを、公開したい。とりあえず、某藤本作品の、(多分)完全作品リストを掲載する予定だ。本日には間に合わなかったが、25日までには公開するつもりなので、ご期待いただきたい。


(9/25追記)

 上記の藤子コンテンツだが、結局今日は公開できなかった。大変お恥ずかしく、また待っていただいた方には申し訳ない。作業は進めているので、せめて今月中には公開したい。
 なお、23日は「モジャ公」をFFランド版(私が最初に「モジャ公」を読んだ単行本)で、読み返した。やはり、何度読んでも面白い。個人的には、終わり方も愛蔵版・文庫版の加筆されたものより、FFランド以前の方があっさりしていて好きだ。

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とうとうアニメドラOPが変更

 アニメ「ドラえもん」のOPが10月28日から変更。曲名は「ハグしちゃお」で、歌手は夏川りみ。

 とりあえず、曲自体はまだ聴いていないのでコメントできないが、作詞/阿木燿子・作曲/宇崎竜童と言えば、藤子アニメではシンエイ版「オバケのQ太郎」の初代OP・ED「大人になんかならないよ」「BELIEVE ME」を作ったコンビなので、その点では期待したい。特に、「大人になんかならないよ」は、個人的に歴代藤子アニメ主題歌のなかでも、かなり好きな部類に入る曲だ。それだけにテレ朝チャンネルの「オバQ」で2代目OP・EDしか流れていないのは残念。
 ただ、「ハグしちゃお」と言うタイトルはいただけない。どうしても、映画「おばあちゃんの思い出」の主題歌「ハグしよう」を連想してしまうし、このタイトルからは、「ドラえもん」は連想しにくいので、ちゃんと「主題歌」として成立するかどうか、不安になる。

 そして、どうしても書いておきたいのは、OP変更がなぜこんな中途半端な時期になったかと言うことだ。「ドラえもんのうた」から別の曲に変えるのならば、スタッフ・キャストを一新した4月15日の第一回放送がベストタイミングだったと思う。それなのに、女子十二楽坊の「演奏のみ」という中途半端な形で「ドラえもんのうた」を残した事で、これまでのイメージを引きずってしまった感は否めない。

 アニメ「ドラえもん」リニューアルが公になった、昨年秋から感じてきたことなのだが、現在放映されているアニメの出来はともかくとして、昨年秋の不可解な放映スケジュール(休止連発、映画4分割、めいさく劇場再放送)、妙に急いだ感のある声優オーディション(もう少しじっくりやって欲しかった)、リニューアル告知の不徹底(ネット上はともかく、放送「だけ」を観ていた人には唐突だったと思う)、ED無しの現行放送など、大山時代を含めて、番組全体をきちんと仕切るべき人が役割を果たしておらず、ちぐはぐな印象を受ける。
 個人的な評価としては、リニューアル後のアニメドラは、一定のレベルを維持しており、及第点はあげられると思う。それだけに、テレビ朝日・シンエイ動画・藤子プロなどの方々には、真にアニメ「ドラえもん」を残して行くために、番組編成やOP・EDなどにヘタな小細工はせずに、また長期的視点でどっしり構えてアニメドラを育てて欲しいと願わずにはいられない。
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いまさら愛・地球博

 昨日は、「愛・地球博」に行ってきた。こんな終了間際の混む時期にわざわざ行かなくても、と思われるかもしれない。実は、当ブログでは触れなかったのだが、万博には既に一度行っている。なぜ、それを取り上げなかったかというと、全く書く気が起こらなくなるほどひどい一日になってしまったからだ。
 前回は、妹と母・叔母(実家の関西から出てきた)と4人で行ったのだが、事前に全く下調べをせず、おまけに会場入りが11時過ぎという遅い時間だったために予約は既にいっぱい、さらに同行した三人がたとえ1時間であろうと待つ気はないやる気の無さ、加えて前日まではうってかわった猛暑でダウンしてしまい、すぐに入れる外国館の一部に入った他は、グローバルループ(会場を一周している道)を廻っただけで16時には帰ってしまい、ほぼ何も見られなかったという悲惨な一日だった。

 こんな具合だったので、ブログにネタにする気にもならなかった。
 しかし、地元・愛知県に住んでいながら、まともに万博を体験しないと言うのもバカバカしい。もう一度行こうと思っていた時に、タイミング良く会社に余っていた入場券が前売り価格で社員に提供されたので、それを購入して、昨日行ってきたという訳だ。

 朝7時前に起きて、軽く朝食を取った後、まずは自転車で藤が丘まで行った。ここからリニモに乗ろうとしたのだが、朝7時半の段階で、すでに1時間待ち。入場前からそんなに待つ気にはならなかったので、あきらめて直接自転車で会場へと向かった。走ること30分あまり、前熊東の交差点へと到着。ここから先は万博会場だ。ここに到着するまで知らなかったのだが、会場まで自転車で来た場合は、西ゲートからしか入場できない。元々は前熊東から先も普通に歩道があって、万博会場が愛知青少年公園だった頃は、入り口前交差点から瀬戸方面に抜けられるようになっていたので、そのルートで北ゲートにも行けるものとばかり思っていたので、ちょっととまどった。
 仕方がないので、駐輪場に自転車を止めて、西ゲートの入場待機列に並んだ。8時15分頃に並び始めて、会場入りが1時間後の9時15分。ちなみに、リニモで来た人の入場は北ゲートのみ、各地からシャトルバスで来た人は東ゲートのみとされていたようだ。

 入場後は、まず西ゲートから一番近い長久手日本館に行ったのだが、すでに当日予約は終了しており、3時間待ちになっていた。しかし、列の並び具合から、せいぜい1時間半ほどで入れるだろうと判断して、まずはここに並んだところ、予想通り1時間15分ほどで入ることが出来た。ここの360°全天球型映像システム「地球の部屋」は、1時間並ぶ価値はあった。迫力の映像で、3D酔いを初めて実感することが出来た。

 続いて、マンモス目当てでグローバル・ハウスへ。ここも、整理券の第1回配布は終わっており、次回は17時となっていたので、グローバル・ハウス全体の観覧はあきらめてマンモスのみを見ることにして、12時20分からの整理券を手に入れた。
 昼食をとった後、マンモスラボでマンモス見物。ここは、動く歩道になっていて、ゆっくりとマンモスの前を通り過ぎる仕組み。ようやく対面したマンモスを見て「ゲーッ 象の超人」などと思いつつ、マンモスが生きていた時代に思いを馳せた。

 その後は、前回訪れなかったグローバル・コモン2(北・中・南アメリカ)の国々を廻った。1番人気のアメリカは列が長かったので入らず、アンデス・ドミニカ・キューバ・中米等に入ったのだが、正直なところ観光案内レベルにしかなっていない所が多く、やや物足りなかった。前回行った時に入ったイタリア館などは、「踊るサテュロス」の像も見られて、なかなか良かったのだが、やはり大国でないと凝ったパビリオンは難しいのだろうか。

 グローバル・コモン2を見終わったところで14時頃。一度は瀬戸会場にも行っておこうと思い、瀬戸・長久手両会場を結ぶ「モリゾー・ゴンドラ」の駅に行ったのだが、瀬戸から長久手行きのゴンドラが2時間待ちで、長久手を出発してから最低3時間は戻ってこられない状態だったので、瀬戸行きは断念した。
 そもそも、瀬戸会場は面積も狭くてパビリオンも少なく、見るべき所があまりない上に、長久手会場との移動にこんなに時間がかかるとなれば、わざわざ会場を二つに分けた意味はないだろう。最初の計画では海上の森を潰して丸々会場にする事になっていたので、長久手メインに変わったとは言え、瀬戸会場を無くす訳には行かなかったのだろうが、無駄なことをやっているなと感じた。

 瀬戸行きをやめたので、その時間で企業パビリオンを見物しようと思ったが、日立グループ館は6時間半待ちという異常な状態。かりに実際の時間が半分だったとしても3時間はかかる訳で、一番暑い時間にそんなに待つ気にはならなかったので、ここはあきらめた。
 結局、企業ではJR東海超伝導リニア館とガスパビリオンに入った。ガスパビリオンの「炎のマジックショー」は、結構期待していたのだが、あまり炎の迫力が無くて、少し残念だった。もっとも、本格的に炎のマジックをやろうとしたら、安全対策が大変なことになるのだろうが。しかし、ガスパビリオンでは入場待機者向けにもコマ回しショーなどをやっており、退屈させないようにしようとする姿勢には好感が持てた。

 さらに、三菱未来館にも入っておこうかと思ったが、そろそろ体力が限界だったのでやめて、会場西部の「遊びと参加ゾーン」をぶらぶらとした。ここは、以前の青少年公園の建物を利用していたり、幼児向けの遊戯施設があるところで、会場内では比較的落ち着いて過ごせる場所だ。
 このゾーンには、土産物屋として「水木しげるのゲゲゲの森」もあった。なぜ万博で鬼太郎なのかはよくわからないが、色々な水木妖怪グッズは見ているだけで楽しい。どうでもいいが、ねこ娘だけはグッズによって原作絵だったりアニメ第4作絵だったりして、統一がとれていなかったのが、ちょっと気になった。ここでは、水木絵で会場を描いたポストカードや、謎の清涼飲料「ねずみ男汁」などを購入。

 日も暮れて、かなり疲れたので、19時頃に会場を後にして、自転車で自宅に帰った。帰りは疲れているから、さぞつらいだろうと思っていたのだが、それほどでもなかった。元々名古屋から会場に至る県道「名古屋長久手線」は、長久手町内では起伏に富んでいて走るのが楽しい道なので、帰りも調子よくスイスイと行くことが出来た。

 後から知ったが、この日は入場者が20万人を越えて、入場制限が実施されたとのこと。道理で、企業パビリオンが混んでいた訳だ。やはり、もう少し早い時期の、平日に休みを取って行くべきだったか。
 それにしても、会場ではやたらと名古屋弁と関西弁ばかり耳にしていた気がする。地元名古屋の人間はもちろんのこととして、その次に来やすいのは関西だろうから、当然と言えば当然なのだが、とても「万国」博覧会とは思えない。外国人観光客も、あまり見かけなかった。やはり、もう「万博」というイベント自体、時代遅れなのではないだろうか。私だって、地元に住んでいなければ、2回も行くことはなかっただろう。とは言え、行ってみればそれなりに楽しめる。最先端の技術や、各国の名物の数々は、やはり興味深い。

 あとは、万博終了後に長久手会場がどうなるかが、気になるところだ。再び公園にするとは聞いているが、元の青少年公園に完全復元するのは不可能だろう。味があって好きな場所だったので、寂しいことだが。ともかく、子供が気軽に来て遊べる公園にして欲しいものだ。
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9/16 ドラえもん「ミチビキエンゼル」ほか

 都合により、一日遅れでアニメドラ感想。


「ミチビキエンゼル」(脚本/高橋ナツコ、絵コンテ・演出/塚田庄英、作画監督/中村英一)

 原作をそのままアニメにしたと言うだけの感じで、とりたてて印象に残らなかった。ドラえもんの風邪引きは、もっと極端に見せた方が面白かっただろうし、オチもあっさりしすぎていた。
 私は、大山時代から「ドラちゃんのおへや」の掲示板などで書いてきたのだが、漫画のアニメ化で「原作の面白さをアニメでも出す」と言うのは、「原作をそのままなぞったアニメを作る」とは、同義では無いと考えている。原作で非常に面白い場面であっても、媒体が異なる以上、それをそっくりそのままアニメで再現するのは不可能だし、あえて原作とは異なる表現をしても、十分に原作を理解した上での改変であれば、むしろそれが原作の持つ、作品の「味」を、原作とは異なる方向から引き出すことにもなるだろう。
 しかし、残念ながら今回の「ミチビキエンゼル」は、少なくとも私には「原作をなぞっただけ」の作品と感じられた。独特の「間」の、アニメ表現への置き換えが、上手くいっていなかったと思う。その意味で、取り立てて語りたくなる部分があまり見あたらず、残念だ。
 ただ、ドラが自分の腹をあけて修理する部分は、さすがにアニメで色と動きが付くとメカニカルな感じが強調されており、これは印象に残った事を付け加えておく。



「家がだんだん遠くなる」(脚本/与口奈津江、絵コンテ・演出/塚田庄英、作画監督/中村英一)

 こちらは「ミチビキエンゼル」とは異なり、アニメならではの演出が成功していたと思う。
 のび太がダンゴを食べた時のドラの驚愕をはじめ、表情が豊かで見ていて飽きなかったし、のび太が家を出てしまった直後の、野比家の門までの微妙な距離の表現や、「見知らぬ町」の様子など、タイトル通り「家がだんだん遠くなる」事に対する不安・恐怖感の描写が素晴らしかった。
 オチは、あっさりしすぎている原作に比べて、多少追加部分があったが、ママに叱られる描写は「日常世界への回帰」を、上手く表しており、これもよかった。
 あとは、小ネタだが、のび太が後ろ姿でしずかと間違えた女の子が「エスパー魔美」のノンちゃんにそっくりで、笑ってしまった。演出の塚田氏は「魔美」にも参加していたので、意図的なものだろう。既に「魔美」にドラたちがゲスト出演している(このエピソード「ウソ×ウソ=パニック」の演出が塚田氏)ので、ようやく両作品のアニメ世界がつながったことになる。

 正直言って、今回の2本が同じ演出家の手による作品とはとても思えない。やはり、話の内容によって、得手不得手があると言うことだろうか。

 なお、テレビ情報誌によると、次回9月23日の放送の後は、3週連続で放映休止の予定となっている。加えて、今のところ特番の放送予定もないので、丸々一ヶ月間「ドラえもん」の放送が休みになる。しずか役のかかずゆみが産休に入っているので、一か月の休みはタイミングとしてはちょうどいいかもしれないが。
 ともかく、一か月の余裕が出来るのだから、放映再開後の作品がどのような出来になるか、原作の選択も含めて、大いに楽しみだ。

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近頃のアニメ雑記

 タイトル通り「雑記」なので、ネタはバラバラ。思いつくままに書いてみた。


・「ブラック・ジャック」Karte43:ちぢむ!

 これまで、主に結末で患者が死ぬ展開に関して、いやと言うほど原作の改変を見せられていただけに、今日も、どうなることかドキドキハラハラしながら観ていたのだが、原作通りの展開で全体の出来も悪くなく、ラストシーンのBJの名台詞もきちんと再現されており、非常によかった。この1年間では、個人的に一番だ。
 一つ注文を付けるとすれば、原作の「ゾウ思う?」「ゾウもこうもないですな!」を本編ではカットした(流れとしては、切って当然だと思う)のだから、このネタをKarte:NGで使って欲しかった。あのくだらないやりとりが、結構好きなのだ。
 次回は原作「畸形嚢種」のエピソードとなる「ピノコ誕生」。こちらも、結構グロ描写のある原作をどう料理するか、今から楽しみだ。


・「焼きたて!!ジャぱん」にたてかべ和也出演

 先週放映の第44話にて。ただ、これはたてかべさんが出たと言うよりは、ジャイアンが出たと言った方が正しいだろう。小学館作品同士だから実現できたのだろうが、アニメの放映局は異なるので、たてかべさんがジャイアン現役だった3月以前には不可能なネタだったと思われる。
 なお、今のところ遅れて放送しているテレビ大阪や三重テレビなどでは、第44話は未放映のはずなので、たてかべ和也氏のファンでチャンスのある方は必見。あとは、AT-Xでもまだだったと思う。


・「光と水のダフネ」AT-Xでスタート

 チャンネルNECOは契約していなかったので、CSでは初見。本放送以来、1年9ヶ月ぶりに第1話の未完成版OPを観た(DVDでは2話以降の完成版に差し替え)。OPの一番最後の部分だけを止め絵でごまかすという手は、改めて観ると結構マヌケだ。
 この作品、DVDでは作画監督が変わってしまうほどリテイクされている話数もあるので、改めて放送バージョンが観られるのは有り難い。微妙な作画と、それを気にさせないテンポの良い演出との組み合わせは、「ダフネ」の味の一つだと思う。


・「ぴちぴちピッチ」で久しぶりにL字

 先週9月7日のテレビ愛知再放送で、台風接近中のために「ピュア」本放送時以来、約1年ぶりに「ピッチ」がL字画面で放送された。本放送当時を思い出して、懐かしくなった。こうなったらテレビ愛知には、再放送で今度こそ愛知ローカルの放送事故を起こして欲しいものだ。ちなみに、今回放送されたのは第20話「海から恋文」だった。


・Wで「ガオガイガー」放送

 8月24日よりキッズステーションで「勇者王ガオガイガー」再放送開始。今回は、本放送以来、初めて「勝利の鍵」付きでの再放送となった。「勝利の鍵」は名古屋テレビの再放送でもカットされたし、これまでの映像ソフトにも収録されていないらしい。久しぶりに「勝利の鍵」を観て懐かしかったが、3秒しかないのには驚いた。5秒だと思っていたのだが。
 そして、AT-Xの「勇者王ガオガイガーFINAL -GRAND GLORIOUS GATHERING-」は、先週で最終回。OVA版は観ていないのだが、それでも命の裸にぼかしをわざわざ入れている事は、一見してすぐに分かった。さすがに、テレ東で放送されただけの事はある。
 いざ終わってみると、「FINAL」は12話では物足りない感じだ。結末も、取って付けたようで、あまり気に入らなかったの。それでも、最後に「いつか星の海で」が流れると、問答無用でしんみりとした気分にさせられる。やはり、アニメ史に残る名曲だと思う。


・10月の新番組

 未確定部分が結構あるので、何を観るかなどは、とりあえず東海地方での放送の有無や放送時間を、15日発売の「TV Japan」で確認してからにしたい。また何か意表をついた編成があると面白いのだが。とりあえず、東海地方各局はもうちょっと再放送枠を増やして欲しい。名古屋テレビなど17日からまた「機動戦士ガンダム」だからなあ。たまには原点に返って「無敵超人ザンボット3」でもやって欲しいものだ。大山のぶ代がドラえもんから退いた今だからこそ、放送してみたら面白い気がするのだが。
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9/9 ドラえもん「ペコペコバッタ」ほか

「ペコペコバッタ」(脚本/早川正、絵コンテ/前田康成、演出/宮本幸裕、作画監督/嶋津郁雄)

 本作の一番の見所は、ペコペコバッタによる騒動のエスカレートぶりだろう。
 原作がドラ初期に描かれたので結構過激な描写もあり、タダシくんや強盗の自殺未遂などはカットされてしまったが、どんどん騒ぎが大きくなっていく様は、きちんと描かれていた。
 たとえば、アニメオリジナルで、しずかが謝る場面も出てきたが、これも原作の補完と言った趣があり、違和感はなかった。また、スネ夫が謝る場面の「美少年に生まれただけでも罪なのに、おまけにうちはお金持ちだ」というセリフのもよかった。ただ、警官の「ぼくの正体は、石川五エ門。またの名が、怪人二十面相です」と言うセリフが無くなったことは残念。交番の場面、原作ではかなり好きな所だったのだが。
 原作よりの部分をみると、ハンマーでドラをへしゃげさせてしまう場面や、タダシくんのスカートめくり(セリフのみだったが)、のび太にボコボコにされたスネ夫の描写などはきちんと入っており、現時点で可能な限りの表現で、原作の雰囲気を再現しようとするスタッフの努力は嬉しかった。
 全体として、原作の雰囲気を損なうことなく、アニメ化されていたと思う。ちなみに、個人的に印象的だったのは、ラストシーンにも使われた、鼻の奥からペコペコバッタを描いた場面。原作にはない描写だったが、かなりユニークだった。



「ジャイ子の恋人=のび太」(脚本/与口奈津江、絵コンテ/前田康成、演出/宮本幸裕、作画監督/嶋津郁雄)

 原作の時系列としては「まんが家ジャイ子」の前に来るエピソード。にもかかわらず、既に「まんが家ジャイ子」は放送済みだったので、変なアレンジで話がおかしくならないかが心配だった。しかし、実際に見てみると、意外にも、特に無理を感じる部分はなかった。強いて言えば、「まんが家ジャイ子」で悲しい話を描いたジャイ子が、またギャグマンガに挑戦している部分が少し気になるが、この件に関しては「まんが家ジャイ子」の方で、「ジャイ子は元々ギャグ漫画家志望」と説明されている。今回の本作放映を見越して入れたセリフだったのだろうか。

 ともかく、久々の中期原作からのアニメ化。ほぼジャイアン主役と言ってもいいエピソードであり、久々に木村ジャイアンの声をたっぷり聞いたが、正直言って最初の頃から余り変化はない気がする。まだ中学生だから、演技はまだ試行錯誤なのかもしれないが。まあ、開始から半年近く経って声自体にはかなり馴染んできたので、今後更にジャイアンらしくなることを期待している。

 さて、個人的にこの話で一番好きなのは、のび太がジャイアン相手にジャイ子と付き合う練習をする場面なのだが、今回のアニメではこの部分のテンポがあまり良くなく、イマイチだった。原作のテンポが良すぎるというか、マンガならではの描き方で非常に面白くみせているので、単純に比べるのは酷かもしれないが。
 私としてはのび太の描写をもうちょっとサラッとやって欲しかったし、一番好きな「ぼ、ぼくほんとにきみのことすきなんだ」「うれしいわ、のび太さん」の場面は、スネ夫をチョコマカと動かしたせいで、台無しだった。あそこは、一コマでスネ夫の驚愕を描いてこその、面白さだと思う。

 と、言う訳で、本話は個人的には、残念な出来だった。大筋の話はかなり原作に忠実なのに、原作の面白さが再現できていないと言う点で、Aパートの「ペコペコバッタ」とは対照的だったと思う。ちなみに、脚本の与口奈津江氏はドラ初参加だが、今回の出来に関しては脚本の責任ではないだろう。
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「ドラえもん プラス」第3巻発売

 富山旅行の関係で取り上げるのが遅くなってしまったが、てんとう虫コミックス「ドラえもん プラス」第3巻が今月3日に発売された。せっかくだから3巻は藤本先生の故郷・高岡の文苑堂で買おうと思ったのだが、4日に文苑堂に行ったところ、まだ入荷していなかった。どうやら、富山県は本の発売が一日遅れらしい。そして、4日は日曜日のため、高岡での3巻の発売は5日まで、ずれ込んだのだろう。
 そんな訳で、残念ながら3巻は名古屋に戻ってから、自宅近くの書店で購入した。

 今回は、何と言っても「ばくはつこしょう」が収録された事に尽きる。「ドラちゃんのおへや」の「私のドラえもんBEST10」をお読みいただいている方はご存じの通り、私が「ドラえもん」の中で最も好きなエピソードなのだが、1979年にカラーコミックスの1巻に収録されて以来、埋もれたままになっていた。
 昨年の「ぼく、ドラえもん」別冊付録にも、ぴっかぴかコミックスにも再録されなかったので、まさか「ドラえもん」単行本の本流とも言うべきてんコミの「プラス」に収録されるとは、全く夢にも思っていなかった。それだけに、非常に嬉しい。何度も何度も読み返した作品だが、てんコミの中の一編として読むと、また新鮮な面白さがある。オチのコマは、何度見ても笑いが止まらないし、冒頭ではなをかむドラも、いい味を出している。

 個人的には「ばくはつこしょう」のためだけでもこの3巻は即買いなのだが、さすがにそれだけで終わるのもどうかと思うので、他の収録作品についても触れてみる。
 まず、冒頭1話目は「サウンドカメラ」。これも、好きな作品だ。ただ、この話は2色作品なので、可能ならばカラー作品集の6巻に入れて欲しかった。2話目の「きもだめしめがね」は、初めて古書店で初出雑誌を手に入れた「未収録」エピソードだったので、思い入れが強い。まだ国会図書館にも行ったことがなかった大学生時代に、たまたま古書店に1985年度の「小学四年生」が並んでいたので、片っ端からチェックして、本作を発見したのだ。あの当時は、こうして単行本に収録されるとは思ってもいなかったので、実に感慨深い。
 このまま全話を語っていくときりがないので、3話以降では気になった部分に触れておく。まず、スネ夫の弟・スネツグが登場する「アリガターヤ」が収録された事に注目したい。「スネ夫は理想のお兄さん」より前に来るこの話を収録したことで、「プラス」シリーズが正編全45巻の後に「続く」存在ではないと示しているのではないだろうか。
 また、「苦手つくり機」「筋肉コントローラー」などは、てんコミ45巻までに似た内容の話が収録されているにも関わらず、今回3巻に入った。これらはFFランドにも収録されているので、藤本先生も「単行本に入れて差し支えないレベル」と考えていたと判断した結果だろうか。同系統の話を比べるのも面白いので、これはこれでいいだろう。
 全体として、「ドラえもん」として水準以上と言える作品が収録されているので、今回の「プラス」で初めてこれらの話を読む人は、十分に楽しめることだろう。

 さて、「ドラえもん プラス」は、予定では、あと二冊。単行本初収録作品がこれまでと同じ割合だとすると、二冊で15話程度になる。どの話が入るのだろう。次巻の発売が三ヶ月も先なので、いずれ、自分なりに収録作品の予想をしてみたい。正直言って、未収録でFFランド収録作より面白いと感じている話もいくつかあるので、それらが収録されるのかどうか、気になるのだ。だから、予想といっしょに、それらの作品を紹介しておきたい。それがいつの事になるか、まだ分からないが。
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聖地・富山ツアー2005 二日目

 本日は、昨日に引き続いて、富山旅行レポート第2弾、9月4日(日曜日)分をお送りする。


★9月4日(土曜日)

 この日のメインは、高岡市内の藤子両先生ゆかりの地めぐり。朝9時半に、高岡大仏を皮切りにスタートして、両先生の住居跡地や「まんが道」に登場した商店街、高岡高校(A先生母校)&高岡工芸高校(F先生母校)、定塚小学校(両先生の出会いの場)などを廻って、終点は古城公園の「ふたつ山」。この古城公園も「まんが道」でよく登場した場所で、現実でも両先生がよく訪れていたところだ。
 高岡には、これまでも何回か訪れて、藤子名所巡りも行っていたが、年月を経ることで新たな発見もなされており、今回初めて訪れた場所もいくつかあった。案内していただいた「夢たかおか実行委員会」の方々に感謝したい。また、今回は我々藤子ファンが横山教授の講義と高岡巡りのために全国から集まると聞いて、高岡市長の橘慶一郎氏がわざわざ来られて、ご挨拶をいただけた事には驚いた。まさか、趣味の集まりに市長まで来られるとは思っていなかった。それだけ、「藤子不二雄」は高岡市にとって大きな存在だと言うことなのだろう。

 さて、今回「藤子不二雄」の歴史を語る上での収穫は、藤本先生の引っ越し歴が、はっきりと明らかになった事だと思う。なんと、漫画家を目指して上京するまでに、5回も引っ越しをされていたのだ。それら藤本先生が住んでいた家もほとんどは無くなってしまっているが、一つだけ残っており、前述の高岡巡りで訪れることが出来た。
 さらに、午後には藤本先生の居住地だけではなく、幻の就職先「津田製菓」の跡地にも行くことが出来た。「まんが道」では、才野茂が一日で会社を辞めたと描かれているが、実際には少なくとも二日、長くて三日間は在籍されていたようだ。この津田製菓も現在は存在せず、工場はなくなって事務所だった建物が残っているのみ。
 前述の居住跡地も含め、そんな場所がなぜ特定できるのかと突っ込まれそうだが、これらは全て、昨日(9月3日分)の記事でも紹介した、藤本先生のご親戚の方のご記憶によるものである。本日の高岡巡りにもご一緒していただき、またもや貴重なお話しを色々とお聞きすることが出来た。

 このように、色々な場所を廻っているうちに15時を過ぎた。電車の時間の都合で、これ以上はあまりうろうろしてもいられなくなったので、高岡駅前にある中央図書館の「ドラえもん文庫」で時間つぶしをした。基本的には、富山大学にあるものと同じだが、カラー作品がきちんとカラーコピーされている点で、こちらの方がいい。いくつか、単行本化時の改稿で気になっていた点を、確認することが出来た。
 そして、16時3分高岡発の「しらさぎ」で帰宅。二日間の疲れが蓄積されていたので、すぐに眠ってしまい、あっと言う間に名古屋に着いてしまった。

 藤子先生関係で富山県を訪れたのは、今回で5回目になる(はず)。前回は、A先生の出身地・氷見市メインだったので、高岡を本格的に訪れたのは久しぶりだった。何度も訪れている土地ではあるが、来るたびに何らかの新しい発見がある。「夢たかおか実行委員会」など、地元の有志の方々によって「ツアーガイド」も作られており、今後藤子先生ゆかりの地を訪れたいファンにとっては、いい案内書となるだろう。藤子ファンであっても、高岡には来たことがない人も大勢いるだろうが、まずは一度、ぜひ訪れていただきたい。

 今回の旅行がこれだけ充実した旅となったのは、個人でぶらっと行った旅ではなく、「藤子不二雄atRANDOM」のよねさんが横山教授とコンタクトをとり、古参藤子ファンのO氏が全体の計画を立て、「夢たかおか実行委員会」が協力して下さるなど、多くの方々のご尽力によって実現した企画だったおかげだ。このようなツアーに加わることが出来た事を幸せに思うし、今回の企画に関わったすべての方々には、御礼を申し上げたい。本当に、ありがとうございました。

 さて、私は二日目で帰ったが、大部分の方は残って、三日目の氷見ツアーに参加されたこちらがどんな様子だったかも気になるのだが、レポートは藤子不二雄ファンはここにいるで読めるであろうと期待している。
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