てんコミ「ドラえもん プラス」第5巻発売

 土曜の夜に、突然めまいを感じて気分が悪くなり、そのまま翌日曜日は丸一日寝込んでいた。
 めまいの感覚が続いたままで、世界はグルグル回りっぱなし。本気で、このまま起きあがる事は出来ないのではないかと思ってしまったが、何とかほぼ回復した。
 薬を飲んで安静にしていたら徐々に治っていったが、一体何だったのだろう。病院での診察では、内耳の炎症ではないかと言う事だったが、特に耳に異常は感じない。

 4日に上京して、映画「ドラえもん のび太の恐竜2006」舞台挨拶付きの回を観るつもりだったのだが、前述のような状態で、まだ完全に復調しているとは言い難く、参加を見合わせる事にした。ちょうど土曜日にチケットを買ったばかりなので、実に残念だ。映画は地元で観る事になるだろう。


 さて、本日はてんとう虫コミックス「ドラえもん プラス」第5巻の発売日。さっそく、通常版と限定版を一冊ずつ買ってきた。完全に限定版商法に踊らされており、我ながら情けない。
 それはともかく、以前に当ブログで5巻の収録作品を20話予想したのだが、この中で当たったのは、


・「ペンシル・ミサイルと自動しかえしレーダー」
・「45年後…」
・「人気歌手翼ちゃんの秘密」
・「「スパルタ式にが手こくふく錠」&「にが手タッチバトン」」


以上の4話。4/20だから、2割しか当てる事が出来なかった。「45年後…」などは、誰でも最終巻に入ると予想できるだろうから、実質3話しか当たってないようなものだ。
 逆に、当たった話の中では「「スパルタ式にが手こくふく錠」&「にが手タッチバトン」」が収録されたのは、ちょっと意外だった。ネタ的に12年に一度しか使えないだけに、単行本に入れにくいと思っていたのだ。なお、言うまでもなく、この話はアニメ化されていない。唯一のチャンスは1996年だったが、この時はスルーされた。

 さて、残りの収録作品を眺めてみると、初期作品からの収録となった「まほうの地図」が異彩を放っている。「どこでもドア」がレギュラー化する以前の移動系道具の話なので、いまさら入るとは思わなかった。また、「うちにうまいものがあると、ドラえもんがくるんだ」と、ドラが非常に意地汚いキャラだと認識されている点も、初期ならではの設定で、今読むと面白い。

 「三月の雪」は、刊行の時期に合わせての収録だろうか。「ぼく、ドラえもん」付録掲載時は、広告スペースの穴埋めカットが方倉陽二氏の絵だったが、今回は本編の絵に差し替えられている。藤本先生が富山県出身のせいだろうか、雪にまつわる話も、かなり多い。雪テーマについては「ドラちゃんのおへや」でも取り上げたいと思っている。

 5巻で最も後期に描かれた作品は、「流れ星ゆうどうがさ」。連載中断する少し前の作品であり、すでに線がかなり弱々しくなっている事が見て取れる。短編最終作となった「こわ~い!「百鬼線香」と「説明絵巻」」は、今回の「プラス」シリーズには収録されなかったが、こちらは読んでいて悲しくなるくらいに絵が荒れているので、外して正解だったと思う。

 全体としてみると、5巻も面白い作品が集まって、単行本としてバランスの取れた一冊になっていると思う。「さんげぼう」などは、今の子供には元ネタはわからないのだろうが、それで面白さが損なわれるほどでもない。
 結局、「ぼく、ドラえもん」付録に掲載されたものの、「プラス」に入らなかった作品は14話ほど残った。「そっくりペットフード」「「からだねん土」で、スマートになろう!」などが漏れてしまったのは残念だが、もし全て「プラス」に入ったとしたら、未収録目当てで「ぼくドラ」を買った人は釈然としないだろうし、後々に続刊を出す事を視野に入れているとしたら、現時点で収録漏れが出るのも仕方がないだろう。

 本当に、まだまだ埋もれている短編ドラはたくさん残っている。以前にも書いたが、せめて後二冊、7巻くらいまでは出して欲しいものだ。そのためにも、まずは「プラス」5巻までが売れる事を祈りたい。


 なお、やはり本日発売だった「愛…しりそめし頃に…」第7巻は、近所の本屋に入荷していなかったので、まだ手に入っていない。こちらについては、入手でき次第、取り上げたい。
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「エスパー魔美」ついにDVD-BOX化決定

 以前からDVD化署名運動が行われていた「エスパー魔美」(テレビアニメ版)の全話DVD-BOX化が、ついに発表された(情報源:藤子不二雄ML…だったが、すでに色々なサイトで取り上げられている)。

 シンエイ藤子アニメに関しては、昨年発売された「忍者ハットリくん」DVD-BOXが全話収録ではなく、しかもOP・EDもオリジナル放送版とは異なるなど、見事なまでに購入意欲を削がれる内容だったため、もうシンエイ藤子アニメはまともな形ではDVD化されないのかと半ば諦めていただけに、今回の「魔美」全話DVD化の報は、素直に嬉しい。

 私は、「魔美」はテレ朝チャンネルで全話録画しているが、最低限、次回予告が付いていて、第28話以降のOPが本放送版になっていれば、ぜひ今回のDVD-BOXは購入したい。ここまでは、素材さえなくなっていなければ実現して当たり前の事なのだが、現にテレ朝チャンネルでOPの差し替え・予告カットが行われているので、まだ楽観はできない。
 加えて、藤子不二雄ワイドのOP・EDやブリッジなども追加で特典映像として入れてくれれば、なおいいのだが、こちらは猿が登場しているので、難しいだろう。

 それにしても、値段がいくらになるか、気になるところだ。今回の「魔美」DVD-BOXはフロンティアワークスからの発売だが、ここは旧作アニメDVD-BOXの発売実績が少ないので、値段が読にみくい。
 調べてみたところ、「きんぎょ注意報 ! 」が全54話+劇場版で52,290円、「とんがり帽子のメモル」が全50話+劇場版で60,900円となっているので、話数を考えると「魔美」も上・下巻それぞれ60,000円くらいだろうか。これで、いきなり4月発売などと言われると困るが、夏・冬に発売予定なので、両方ともボーナスで何とかなるだろう。

 ともかく、めでたい事だ。まずは、詳細の発表を待ちたい。


(関連記事リンク)
ドラえもんチャンネル
アニメイトTV Web
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2月第3週あたりのアニメ雑感

 ネット上の感想を読むと、「ドラえもん誕生秘話 ~藤子・F・不二雄からの手紙~」は、なかなかいい番組だったようだが、まだ観ていない。リアルタイムで観られなかったのは都合で仕方がないが、日曜日中には観ておくべきだった。平日の夜に1時間半もの時間が取れるわけがない。おそらく、観るのは次の土曜日あたりになるだろう。じれったい気分だ。

 そんなわけで、観ていない番組の感想は書きようがないので、今回はここ一週間くらいで観たアニメの雑感を書いておく。



・マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 第39話「P in P」再放送(2/22、テレビ愛知)

 本放送の録画も残っており、キッズステーションでも放送されたので、もう何回も観ているのだが、何度観ても楽しめる。メロンプリン→「おいしくいただきました」の流れや、闇鍋パーティーやユーリの歌、結局行われてしまう年越しライブ、一人で水妖を撃退するかれん様など、見所が非常に多い。ピッチ1年目の一つの頂点と言える回だろう。
 GBAソフト「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ ぴちぴちっとライブスタート!」のストーリーモード「アニメでピッチ」は、第39話まで入っているので、ちょうどこの回で終わり。短い中に「P in P」の展開がしっかり再現されているので、機会があればプレイしていただきたいゲームだ。それにしても、第40話以降の新曲とストーリーが入った続編が出なかったのは残念だ。
 なお、本放送では年末最後の放送だったため、EDフリップが「よいお年を」の特別版だったが、今回はテレビ愛知の地上波デジタル5秒CMに差しかえられてしまった。

 それにしても、2月22日にようやく年末の話を放送しているようでは、ピュア最終回までに2年以上かかりそうだ。次回は3月なのに、やっと「初夢大作戦」か。本放送が他の地域より遅れていると言うのではなく、単に再放送の季節がずれているだけなので、特に問題はないのだが。



・あまえないでよっ!! 喝!! 第6話「迷わないでよっ!!」(2/8、AT-Xおよび2/15、三重テレビ)

 新シリーズになってエロ描写に磨きがかかってきたと言うか、どう見てもやりすぎで心配していたが、ついに第6話地上波版で修正が入ったと聞いて、三重テレビで確かめてしまった。具体的には、股間のふんどしくい込みが「喝」マークで隠されており、AT-Xでは普通に見えているだけに、マヌケで笑ってしまった。そういえば、以前「砂ぼうず」でも似たような修正があった。あれはAT-Xでも修正版が流れたようだが。
 おそらくDVDは修正無しだろうから、将来的には地上波版の方が貴重な映像になるだろう。とりあえず今回の三重テレビ版は残しておく事にしよう。

 さて、VAP・AT-X製作アニメは「エルフェンリート」から数えて本作で3作目になる。「エルフェンリート」地上波版の修正もかなり凄かったようなので、これが東海地方で放映されたかった事は今でも残念だが、3作目にしてようやく自分が視聴可能な範囲でCSと地上波の違いを確認する事が出来て、ちょっと嬉しかった。
 これで、残る注目点は放送事故だ。「魔法少女リリカルなのは」「おくさまは女子高生」と、三重・岐阜の両方で放送される深夜アニメは、たて続けに三重テレビで放送事故が起こっているので、本作も何か起きそうな気がしてならない。

 最後に、本編についても触れておこう。前述のように「喝」になってから、前作よりも露骨なエロ描写が増えており、その反面、ストーリーは前作よりもいくぶんシリアス寄りになっているのだが、この二つの要素が、無理なく話として融合しており、1作目よりも楽しめる。
 しかし、メインヒロインだったはずの千歳の陰の薄さは気になるところだ。4~6話は完全に陽が主役になっていたし、その後もほとんど目立った活躍がない。逆に言えば、新キャラの一希が出張りすぎているせいもあるのだろうが、後半で千歳が盛り返す事はあるのだろうか。
 まあ、現時点では千歳がいなくても話が成り立ってしまっているので、このままフェードアウトしてもネタとしては面白いだろう。



・キン肉マンII世 ULTIMATE MUSCLE 2 第8話「決戦前夜 親の思いと子の思い」(2/22、テレビ愛知)

 テレ東深夜アニメで、愛知で一番遅れ日数が少ないのは、実はこの作品だ。28分遅れという微妙なズレ方で放送されている。2003年4月の「宇宙のステルヴィア」以降、25時28分開始がずっと続いており、テレビ愛知深夜では息の長い枠だ。

 さて、今回の7・8話の2回にわたって、超人ワールドグランプリ・グランドファイナル決勝戦に至る3日間が描かれていたが、基本的には原作に沿った流れでありながら、随所に「キン肉マン」らしいギャグも盛り込まれており、なかなか見応えのあるエピソードだった。7話ではガゼルマンやチェック・メイトにちゃんと出番があったのも、個人的には嬉しいところだ。2004年放映の前半も含めて、「ULTIMATE MUSCLE」では、ほとんど試合ばかり続いていたので、このような試合と試合の間の話は新鮮だ。

 声優交代に納得の行かないところもあるが、古川登志夫のキン肉マンも、これはこれで結構合っていると感じるようになってしまった。ただ、今回登場したザ・マシンガンズ&2000万パワーズの4人のうち、初代「キン肉マン」と声が同じなのがテリーマン一人と言うのは、やはり少々寂しい。佐藤さんのバッファローマンは好きなのだが、王位編や「II世」第1作でも別の人が声を担当していたのは不可解だ。

 ただ、今回に限った事ではないが、EDの「声の出演」のいい加減さは、どうにかならないのか。今回は、少なくとも古川登志夫(キン肉マン)、田中秀幸(テリーマン)、小野健一(ラーメンマン)、乃村健次(ハラボテ・マッスル/バッファローマン)の4人は名前が出ておらず、逆に全く出番のないイリューヒンとヒカルドが表示されている。他の話数のキャストを誤って付けてしまったのだろうか。他の回でも、出演しているはずの声優の名が出ていない事が何回かあった。こんな事をされると、海外逆輸入版だからとやっつけ仕事でEDを作っているように思えてしまう。

 そう言えば、今回はOP・EDで見慣れた場面がかなりたくさんあった。OP・EDアニメが新作画でないのは残念だが、曲に合わせて本編から抜き出して合わせるのも、結構難しいのだろう。特に、2004年の前半シリーズは、曲自体が盛り上がらないせいで、かなり無理を感じてしまった。それと比べると、今回のOPは正統派の主題歌だから、それなりのOPになっていると思う。
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最近のアニメ「ドラえもん」について

 本日は、「ドラえもん誕生秘話 ~藤子・F・不二雄からの手紙~」が放送されたが、録画したもののまだ観ていないので、この番組については、またいずれ取り上げたい。その代わり、今日は最近のアニメ「ドラえもん」について、思うところを書いてみる。
 今年に入ってから、サブタイトルの件でがっかりしてしまい、当ブログで感想を書かなくなってしまったが、もちろん番組自体は毎週観続けている。当然、色々と気になるところもあるので、それを書いてみたい。



・サブタイトル煽り文句

 様子を見ていたのだが、だんだんひどくなっている気がする。「謎のはだかおとこ? このかぜうつします」(1/20放送)くらいならまだしも、「のび太の部屋が日照り?台風?イナゴの大群? タタミのたんぼ」(1/27放送)は、あまりにも長すぎるし、「恐竜ちょっとだけスペシャル第2弾! 大むかし漂流記」(2/10放送)になると、単独で再放送する場合などはどうするつもりなのかと余計な事が気になってしまう。
 再放送はともかく、DVDで途中からサブタイトルが長くなると統一感に欠けるので、おそらくソフト化では煽り文句が外されるのではないかと睨んでいる。もし、そうなったとしたら、煽り文句が単なる「釣り」であるとはっきりするわけだ。
 いずれにせよ、早く原作通りのサブタイトルに戻して欲しい。現状のように長い上にセンスが無くては、意味はないだろう。


・放映エピソードの選択

 2月3日放映分以降、サブタイトルに「恐竜ちょっとだけスペシャル」と付いており、毎回1話は映画の宣伝のために恐竜関連エピソードが放映されている。
 本編の出来はともかく、こうも恐竜が続いては逆効果ではないだろうか。少なくとも、私はそろそろうんざりし始めている。さらに、次回は1時間スペシャルで恐竜話ばかり3話が放映予定だ。いい加減にしろと言いたくなる。

 原作「ドラえもん」は、てんコミ全45巻だけでも800話以上のエピソードが収録されているが、その中から恐竜話を選んで編集したコロコロ文庫の「恐竜編」でさえ、全てを埋めきれず「異説クラブメンバーズバッジ」のような無理のある話を入れている。
 つまり、いくら藤本先生が恐竜好きと言っても、「ドラえもん」全体で考えれば、恐竜の話は、ごく少ないのだ。「ドラえもん」には様々な方向性のエピソードがあるのに、あえて恐竜話ばかりをやっていては、悪い意味でのマンネリ化を招く恐れがある。実際、ここ3回を見ただけでも、「またタイムマシンか」「またタイムベルトか」などと思ってしまった。
 たまに恐竜の話をやるからこそ、新鮮な気持ちで古代世界の冒険が楽しめるのに、目先の映画の事だけを考えて、たった2ヶ月ほどで集中的にアニメ化してしまっては、長期のテレビシリーズとしては非常にバランスが悪い。シリーズ構成のいないアニメドラで、誰がエピソードの選択をしているのかはわからないが、この方針を決めた人物には、大局的な視点は無いようだ。


・映画の宣伝企画

 毎週、Aパート終了後にゲスト声優や主題歌などを取り上げている。無理に本編で恐竜の話をやらなくても、これだけで映画の宣伝としては十分だと思う。大山時代にも年明けからはEDを30秒削って映画のCMを入れていたが、こちらは毎回同じ映像だった。それに比べれば、今回は毎回異なるゲストが出演したり、新着映像が披露されていたりと、より映画への興味を惹く内容になっているのだ。

 なお、来週は「恐竜おもいっきりスペシャル!」として1時間特番、映画公開前日の3月4日には通常放送の半分を使って映画の宣伝が予定されている。これらは、大山時代にも行われていた事で、今回取り立ててどうこう言う気にもならないが、このような特番まであると、余計に本編の恐竜漬けが不要に思えてしまう。

 ちなみに、2月後半の1時間スペシャルは、1996年の「友情一番!ドラえもんスペシャル」(2月16日放映)が最初で、実は藤本先生ご存命の時から行われていた。この時は、芝山努監督が絵コンテを描く様子が紹介されたり、ゲストでなぜか大槻義彦教授まで出てきたりと、色々と見所の多い番組だった。1997年以降、単純に同時上映作品+映画の宣伝と言う構成になってしまったのが残念だ。
 また、3月1日にもレギュラー枠の半分を潰して「映画最新情報」が放映されている。2~3月にかけての映画宣伝特番のフォーマットは、ほぼこの年に出来上がったと言えるだろう。
 なお、ローカル枠の17時台ではあったが、この年はダメ押しで2月27日にも「もーすぐ春休み!ドラえもんスペシャル」として1時間スペシャル(映画「2112年ドラえもん誕生」+新作「銀河超特急」宣伝)が放映された。当時、名古屋テレビでは同時ネットされていたが、スポンサーは付いていなかった。果たして、全国何局で放映されたのだろう。


・本編感想

 恐竜ばかり続く点に目をつぶれば、今年に入っても漫画「ドラえもん」のアニメ化としては、及第点を維持していると思う。「(前略)このかぜうつします」で描かれたのび太の優しさ、「(前略)オーバーオーバー」の原作が不自然に直された部分やオチの見せ方、「(前略)ゆめのチャンネル」における各人の夢の描写などは、特に印象的だった。
 だからこそ、恐竜恐竜で無理矢理盛り上げようとしている姿勢が、残念だ。毎週観ているような人に対しては、前述のように逆効果になってしまう恐れがあるし、逆にたまにしか観ない人であれば、たまたま「ドラえもん」を観て恐竜話をやっていたとしても、それが即、映画への興味につながるとも考えにくい。
 サブタイトル問題の時にも書いたが、こういった空回り気味の宣伝は、一体誰が考えているのだろう。不思議で仕方がない。



 とりあえず、アニメ「ドラえもん」の現状について、書きたい事は書いた。

 一応断っておくが、現在の「ドラえもん」が非常に巨大な「商品」となってしまっており、原作漫画やアニメだけでくくれるものではないという事は、十分承知しているつもりだ。だから、是が非でも「のび太の恐竜2006」を盛り上げようと言う方針自体は、理解できる。私のような一ファンには想像が付かないが、おそらく「ドラえもん」のテレビアニメ・映画共に終わって、完全に「現役の作品」でなくなったとしたら、多くの人が仕事に困るのだろう。
 問題は、その盛り上げ方が非常に下手に思えてしまう点だ。テレビ朝日・小学館・藤子プロなどに、もう少しスマートで、なおかつ効果的な宣伝を思いつく人材はいないのだろうか。原作者が故人である以上、新作の映画原作漫画を発表するわけにもいかず、テレビ媒体での売り込みが主体になってしまう点は、ある程度やむを得ないのだろうが、必死さが見えてしまうようでは宣伝として失敗だろう。

 せっかく、リニューアルして原作からアニメ化するようになり、原作ファンとしてもアニメファンとしても楽しめる作品となったのだから、出来るだけアニメドラには長く続いて欲しいと思っているのだが、現状を見ると、どうしても不安になってしまう。
 4月以降も、変なテコ入れがなければいいのだが、映画の結果次第では、どう転ぶかわからない
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テレビアニメ・旧「ドラえもん」感想

 8日に、ネオ・ユートピア上映会について、非常に思わせぶりな事を書いたのだが、状況が変わって隠す必要が無くなったので、ここでばらしてしまう。すでに、「藤子不二雄ファンはここにいる/koikesanの日記」で取り上げられているので、ご存知の方もいらっしゃるだろうが、数ある藤子アニメの中でも最もレアで幻の作品と言われていた、日本テレビ版「ドラえもん」(通称:旧ドラ)が上映されたのだ。

 シンエイ動画版「ドラえもん」が始まった1979年以来、30年近くの間、ほぼ再放送される事もなく、近年はフィルムが行方不明になって紛失したとまで言われていた旧ドラの実物を、ついに観る事が出来たのだ。あの日、上映会に参加された方は、皆さん色々な思いで旧ドラをご覧になった事だろうが、特に私は自分のサイトで旧ドラを取り上げているため、ぜひ感想を書いて多くの人に伝えたいという気持ちが強く、つい8日のような文章を書いてしまった。

 今回、上映されたのは「男は力で勝負するの巻」「潜水艦で海に行うの巻」の2本。「男は~」は1973年6月17日放映で前半の作品、「潜水艦~」は8月5日放映で後半の作品だ。本作は、途中でドラえもんの声が富田耕生から野沢雅子に交代しているが、今回の上映会では富田版・野沢版を1話ずつ観る事ができた。
 以下、各エピソードの感想を書いておく。なお、スタッフ情報は真佐美ジュンさんのサイトより引用させていただいた。



・「男は力で勝負するの巻」(脚本/井上知士、絵コンテ/奥田誠治)

 色々と書くべき事はあるが、とりあえず、ドラえもんが喋るだけで笑えるというのが凄い。声を担当された富田さんや、本放送で旧ドラを1話から観ていた方にとっては不本意な事なのだろうが、私は26年間「ドラえもん=大山のぶ代」が頭に刷り込まれてしまっているし、多くの方は同様だったのだろう。ドラのセリフがある度に、会場から笑い声が聞こえていたし、私も思わず笑ってしまった。
 作画自体は、シンエイ版初期の雰囲気に近いし、ドラえもん以外のキャラについては、声にそれほど違和感もないので、余計にドラえもんのおっさん声のインパクトが強い。結局、観終わるまであの声がドラえもんだとは、完全には認識できなかった。

 さて、これは原作の「ソノウソホント」のアニメ化でありり、以前から私のサイトの旧ドラコーナーで、当時ご覧になった方の記憶によるあらすじを公開していたが、実物を観ると、ほぼそのままの内容であり、30年を経た記憶の確かさに驚いた。やはり、見ていた方にとって印象的なエピソードだったのだろう。ともかく、ストーリーについてはこちらをご覧いただきたい。

 旧ドラ独自の見所としては、ジャイアンとスネ夫の関係、スネママ・パパの描写、ジャイアン父子の愛などが挙げられる。
 まず、ジャイアンとスネ夫の関係だが、終始スネ夫が強気な態度をとっていて、ジャイアンに対して「おまえ」呼ばわりする場面もあり、力関係はスネ夫の方が上に見える。原作でも、連載1年目におけるスネ夫とジャイアンのポジションは似たようなものであり、旧ドラ制作開始時に2年分しか原作のストックがなかった事を考えると、このような描写もうなずける。
 次に、スネ夫のママとパパについて。この二人は、原作では出番も少なく、スネ夫と似たような性格・外見である事くらいしか印象に残らないが、「潜水艦~」も含めて、旧ドラでは、特にスネ夫のママが原作以上にエキセントリックで強烈なキャラクターとして描かれている。「空手三段」で、パパの代わりに板をたたき割ってしまう場面は迫力があった。
 最後に、ジャイアン父子の描写について。ジャイアンの父ちゃんは、原作とは全く異なる小男で、息子が恥をかかないように必死になる、子思いの人物として描かれている。土管を割ろうと無理して何度も手を打ち付けて、手が真っ赤にはれてしまう場面は特に印象的だ。この「泣かせ」の場面が入っている点も、旧ドラ独自の解釈であり、原作が少ない時期に、アニメなりに世界観を作り上げようとしていた事が伺える。

 このように、色々と印象的な部分はあったが、やはり一番はドラえもんの声だった。「あいしゅうのドラえもん」で富田ドラの声を聞いてはいたが、実際に動画に声が付くと、全くインパクトが違う。非常に強烈で新鮮な体験をする事が出来た。なお、富田ドラの話し方は、イメージとしては「魔法使いチャッピー」の「ドンちゃん」に近い。いずれも富田氏としては珍しい、かわいい系統のキャラクターと言える。



・「潜水艦で海へ行うの巻」(脚本/鈴木良武、絵コンテ/村田四郎)

 内容は、同題の原作より。とは言え、原作では海へ着いたところで話が終わっているが、旧ドラでは中盤で海に着いてしまい、その後はアニメオリジナルの展開が用意されている。また、スネ夫達を海に連れていくのがスネ夫のママであったり、しずかの家にガチャ子が居候しており一緒に海へ行くなど、独自の味付けが、多数見受けられる。

 本編後半では、潜水艦を巡るドタバタの末、ドラえもん・のび太やスネ夫達一行が小島に取り残されて帰る事が出来なくなり、ドラえもんの道具で窮地を脱する展開になっているが、「タイムトンネル」を掘ると言いながら、実際は単なるワープトンネルになっていたり、未来ロボットのくせにガチャ子が騒ぐだけで役立たずだったり、スネ夫のママが相変わらず濃いキャラでドラやのび太に対抗心むき出しだったりと、見所は多い。
 最終的に「タイムトンネル」(本当か?)が野比家に通じて、一行は事なきを得るが、このオチの場面は原作「ふしぎな海水浴」に通じるものがある。海へ行く話として、複数の原作エピソードを生かそうとしたのかもしれない。

 また、野沢雅子のドラえもん声だが、富田ドラと別物である事は言うまでもないが、普通に原作に近いセリフ回しだった富田ドラと異なり、「~なの」「~なのよ」など、妙に女っぽい喋り方になっている点が印象的だ。野沢さんの解釈なのか、演技指導が入ったのかどうかはわからないが、ともかく富田時代とは異なるドラのイメージを作ろうとしていた事は間違いないだろう。
 本話は、「男は力で~」とは打って変わって、全編がドタバタ展開だったが、こちらもまた初期原作の雰囲気に近い印象があった。

 なお、ガチャ子がしずかの家に住み着いたのは、本話のみの設定ではなく、最終話までずっと居候していたとの事。ガチャ子としずかの関係は、「オバQ」のU子とよっちゃんを連想させられる。しかも、ガチャ子の声は、前年までQ太郎を演じていた堀絢子さんだ。
 もし、旧ドラでガチャ子としずか二人がメインとなったエピソードが存在するならば、ぜひ観てみたいものだ。



 とりあえず、各話の感想はここまでだが、書き漏らした事柄について、補足しておきたい。

 まず、ドラえもん以外のキャラクターの声だが、上でも書いているように、思ったよりも違和感はなかった。もしかしたら、昨年実際に声優交代を体験したせいで、大山時代以外の声への抵抗感が弱くなっているのかも知れない。
 ただ、ジャイアンの声については、単独では問題ないが、ジャイアンとスネ夫が一緒に画面に出ている時には、今どちらが喋っているのだろうかと、何度か混乱してしまった。やはり「肝付兼太=スネ夫」のすり込みは、非常に強いものだ。

 また、作画に関しては、「男は力で~」の方は比較的原作を生かしており、シンエイ版初期に近い感じなのだが、「潜水艦~」については、正直なところかなり違和感があった。キャラの等身は微妙に下がっていて、顔もひしゃげている感じで、絵自体の完成度はともかく、「ドラえもん」の作画としては難ありだ。また、昔のアニメではしばしば観られる現象だが、スネ夫のママが喋っている場面で、一カ所だけ口が動いておらず止め絵になっていたのが妙に印象的だった。

 そして、富田ドラ・野沢ドラともにのび太は呼び捨て。原作ではまだ「くん」付けだった頃なので、これも旧ドラ独自の解釈となるが、シンエイ版とは一味違う、二人の関係は、これまた新鮮だった。



 以上、日本テレビ版「ドラえもん」について、率直に感想を書いた。

 思えば、私が旧ドラに関心を持ったのは大学生の頃だった。その後、ある程度資料が集まったので、「「ドラちゃんのおへや」に、軽い気持ちで旧ドラコーナーを作ったところ、非常に大きな反響があり、リアルタイムでご覧になっていた方から多くの情報提供をいただいた。
 しかし、まさか旧ドラのスタッフご本人がサイトをご覧になって、メールをいただく日が来ようとは、予想外の出来事だった。その旧ドラスタッフ・真佐美ジュンさんからいただいたメールによって、旧ドラの正しいスタッフを知る事が出来たのだが、従来知られていたメンバーとは大きく異なっていたため、最初は半信半疑だった。今思うと、大変失礼な事だった。
 ともかく、真佐美さんとのご縁が出来た事で、以前は一生観る事はかなわないのではないかと諦めかけていた旧ドラを、とうとう観る事ができた。その感激は言葉では表せないほどだ。今回の上映実現に尽力された方々には、あらためてお礼を申し上げたい。

 また、実物を観て、自分がこれまで頭の中で作り上げていた旧ドラ観には、多分に勘違いや誤りがある事もわかった。正直なところ、失敗作というイメージを持っていたが、旧ドラ独自の世界観は、シンエイ版ドラにはないものが多いせいか、非常に新鮮に感じた。失敗作と言うよりは、「ドラえもん」のアニメ化としては、早すぎた作品だと言った方が正しいだろう。旧ドラコーナーの記述については、かなり書き直す事になりそうだ。


 今後、旧ドラがもっと多くの人の目に触れて、正当に再評価される時が来ることを期待したい。今回の上映会は、その第一歩になるのではないだろうか
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主に2月第2週のアニメ雑感

・舞-乙HiME 第17話「蒼の舞/想い、散るとき 」(2/6、テレビ愛知)

 また、関東で次の回が放映されてからの感想になってしまった。4日遅れは辛い。

 さて、前回OPアニメ&曲がシリアスな内容に変わって、OPアニメでアリカとニナの対決がいずれ来るであろう事が描かれていたが、まさかもうそれが実現するとは思わなかった。予想以上の急展開だ。
 セルゲイが「おじさま」である事が、アリカの贈ったハンカチでばれるというのは16話の時点で薄々予想していたが、そのばれ方と、セルゲイの秘密暴露までの流れは、少々強引だった。アリカが本当の姫(?)である事は、もう少し引っ張ると思っていたのだが、ここでばらしてしまったと言う事は、実はまださらに逆転があるのかも知れない。
 いずれにせよ、話が大きく動き始めて、かなり見応えのある回ではあった。エルス死亡については、このスタッフには「舞-HiME」での前科があるだけに、素直に悲しむ事が出来ないのが残念だ。ただ、エルスが消えた後も再び戦いを続けるアリカとニナには、鬼気迫る迫力があって、よかった。

 しかし、OPが変わる前までは、どうせまたシリアス展開の後には最終回で全員復活するのだろうと思っていたが、もしかしたら、今回は「舞-HiME」の展開を逆手にとって、意表をついた結末を用意しているのではないかと思うようになってきた。
 とは言え、今回もあんな展開の後なのにEDはいつも通りだったし(「舞-HiME」第15話では変えていた)、次回予告ではいつもどおりバカをやっていたので、やはり本質はこちらなのだろうか。



・プレイボール2nd 第2話「決断のストライク」(2/8、東海テレビ)

 谷口の指が治るエピソード。特筆すべきは、原作ではなくアニメ版「キャプテン」第12話からつながる内容になっている点だろう。原作では、青葉学院戦の後、「プレイボール」まで指を医者に見せておらず、実は手術さえすれば問題ないとわかって、あっさり治ってしまうのだが、「キャプテン」第12話では医者からはっきりと「もう指は元に戻らない」と宣告を受けており、今回のストーリーも、このエピソードを踏まえていた。
 その結果、手術の難度も原作とは全く違って、失敗すれば二度と指が使い物にならないほどの難手術となり、このまま無理をして肩を壊すか、それとも手術をするか、谷口に選択を迫る展開になった。

 原作の忠実なアニメ化と言う観点では、今回は余計なオリジナル話となってしまうが、公式サイトの「ぽてんヒット」コーナーでも述べられているように、本作は「アニメ「キャプテン」を踏襲する」方針で作られているので、20年越しでアニメ版の谷口再起不能問題に決着が付いた点では、納得のいくエピソードだった。もっとも、私自身は「キャプテン」を観たのはつい先月なのだが。
 内容的にも、谷口が手術の決断をするきっかけの一つとなる場所が、「キャプテン」で幾度となく特訓の舞台になった神社というのも嬉しい演出だったし、普段は頼りない先輩達が「たとえ球が投げられなくなったとしても、俺たちのキャプテンは谷口だ」と言い切る場面もよかった。
 ただ、予告を観ると次回はまた先輩達がだらしのないところを見せそうだ。倉橋と三年生との対立は、もう少し引っ張るようだ。



・ローゼンメイデン トロイメント 第12話「少女 Alice」(2/10、CBC)

 CBCでも、ようやく最終話が放映された。
 2週間前にTBS、1週間前にBS-iで先行して放映されていたので、苦労してネット上のネタバレを避けていたが、それでも、最終話には否定的意見が多いようだと言う雰囲気は感じていた。だから、どうなる事かと正直不安だったのだが、実際に観てみると、特に悪いとは思わなかった。最終回としては、結構うまくまとめられていたのではないか。

 薔薇水晶がニセモノだとなぜ皆気が付かなかったのか、とか、ローゼンが伝えたらしい「アリスになる方法」とは何なのか、そんな方法があるならはじめから教えればよかったのではないか、など突っ込みどころもあるのだが、安易な全員復活を選ばなかった点は、評価したい。特に、雛苺に関しては第10話で「別れ」が丁寧に描かれていただけに、もし復活していたら台無しだっただろう。実際、「舞-HiME」では最終話のせいでそれまでのシリアス描写が台無しになっていた。

 今回、アリスゲームについては一応の決着が付いたが、雛苺・蒼星石の復活、ジュンの不登校問題、水銀燈とメグの関係など、まだまだ描く事の出来るエピソードは残っている。はたして、第3期はあるのだろうか。



・R.O.D THE TV 第20話「第20話 悲しみよこんにちは」(1/25、AT-X)

 現在AT-Xで視聴中だが、地上波新作を優先して観ているので録画がたまってしまい、今週ようやく第20話まで観た。フジテレビ本放送では、よりによってこんな所で打ち切られたのか。本編は、仲間全員死亡(ジュニアが助けているのだろうけど)&親友が自分の事を忘れているなど、確かにアニタにとって「悲しみよこんにちは」なのだが、それ以上に6話を残して打ち切られた地上波視聴者にとっての「悲しみ」の方が強烈だったのではないだろうか。
 2004年までのフジテレビ深夜アニメの迷走について色々と噂は聞いていたが、実体験していないだけに実感がなく、遠いところの出来事という感じだった。しかし、こんな事をしていたのなら、確かに非難されても仕方がないと思う。
 なお、本作は初期OPが未完成だったり、次回予告がないなど、基本的に地上波と同じフォーマットで放送しているようだが、話数によっては本編が3分も尺が長い時があるので、本編についてはDVD版になっているのだろうか。

 ちなみに、現在地上波新作以外で、CSで観ている作品は、他に「Solty Rei」「灰羽連盟」など。当然ながら、いずれも東海地方で放映していない(されなかった)タイトルだ。「Solty Rei」は現状でテレビ朝日から一ヶ月半遅れ(2/12に第10話を放映)だが、半月ほど前にうっかり第13話のネタばれを見てしまった。「ローゼンメイデン トロイメント」(15日遅れ)や「舞-乙HiME」(4日遅れ)などは、ネタバレがありそうなサイトは放送日まで訪れないようにしているが、「Solty Rei」のように一ヶ月半も遅れていると油断してしまう。かなり衝撃的な展開が待っているようなので、できれば知らずに観たかったところだが、もう手遅れだ。AT-Xで「Solty Rei」を観ている方は、注意した方がいいだろう。



 以上、気の向いた時だけ書くアニメ感想は、今回はここまで。

 上でネタバレについて触れているが、作品によって、放送を観るまで先を知りたくないものもあれば、逆に早く内容を知りたいというものもある。私にとっては、今回取り上げた「舞-乙HiME」や「ローゼンメイデン トロイメント」は前者になる。後者としては、例えば「おろしたてミュージカル 練馬大根ブラザーズ」などは、今週は何のネタを使っているのか気になるし、前回取り上げた「パピヨンローゼ New Season」なども、一体どんな作品なのか知りたくて、TVQ放送後はネット上で取り上げているサイトを検索して色々と調べてしまった。

 結局、ネタバレが気になるかどうかは、作品の性質によって異なるとしか言いようがない。新番組などは、当初興味が無くても先行局視聴組のネタバレを読んで、観たくなる事だってある。
 とりあえず、ネタバレをあまり長期間避けるのが難しいのは「Solty Rei」で身をもって実体験したので、アニメの遅れはせいぜい2週間くらいだとありがたいのだが、そうもいかないのが辛いところだ。
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今期最後のアニメ新番組?

 「パピヨンローゼ New Season」というアニメが、本日深夜よりTVQ九州放送でスタートする。他の放映局としては、テレビ北海道(2/16開始)とテレビ愛知(3/7開始)が発表されている。つまり、今のところテレビ東京系列の地方局3局ネットと言うわけだ。

 そもそも、この「パピヨンローゼ」は、架空のアニメが存在すると言う設定で作られたネタサイトが元だった。そこから発展して、本当にOVAが出てしまったと言う、変わった経緯で誕生したアニメだ。今回のテレビアニメは、そのOVA版の続編的な作品らしいが、元のサイトもOVAも未見なので、詳細はわからない。OVAが出るまでの流れについて、こちらで紹介されているので、ご覧いただきたい。

 今回はじまるテレビ版については、昨年秋に放映決定の告知があった後、一度WOWOWで放送予定とアナウンスされた。しかし、すぐに撤回されて、改めて地上派で放送予定と発表されたまま、公式サイトはずっと放ったらかしだった。先月下旬に、最初に判明した放映局はテレビ北海道だったが、その情報もテレビ雑誌からのもので、TVQについても同様。結局、最速局のTVQの放映当日である今日になって、はじめて公式サイトに放映局が発表されるという、凄まじいやる気の無さを見せてくれている。
 最初から、いかにもネタアニメという雰囲気が漂っていた作品だが、ここまで事前情報がなく、しかも今のところ関東・関西での放映が発表されていない奇妙な状況では、どんなアニメになっているのか、かえって気になってしまう。ぜひ、早く観たいものだが、テレビ愛知では、あと一か月も先の話だ。焦らされている感じがする。

 それにしても、北海道・福岡での放映が決まった時点で、何となく東海地方にも来るだろうとは思っていたが、現時点で既に13本もの深夜アニメを放映しているテレビ愛知とは予想外だった。てっきり、三重か岐阜あたりに落ち着くとだろうと思っていた。さすがに、アニメ飽和状態のテレビ愛知ではまともな枠が取れなかったらしく、深夜28時28分=午前4時28分と言う凄まじい時間になっている。「落語天女おゆい」28時15分スタートの時にも思ったが、もはやこれは早朝アニメだろう。

 今後は、はたして関東・関西でも放映されるのかと言う点に注目したい。案外、放映開始直前に枠が決まって、テレビ愛知より先に関東でスタートするような気がする。関東・関西で放送するとしたら、やはり独立U局だろうか。テレ東やテレビ大阪で放送するのなら、とっくに発表されていてもよさそうだ。

 ともかく、今のところはTVQ視聴者の感想を待つとしよう。
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第8回ネオ・ユートピア上映会

 5日の日曜日、東京で行われた「ネオ・ユートピア」の藤子アニメ上映会に参加してきた。会員限定の内輪での上映会なので、詳しい内容については伏せるが、ソフト化も再放送もされないような貴重な映像が盛りだくさんで、非常に楽しい時間だった。
 差し支え無さそうなところで一つ感想を書いておくとすれば、最初に流れた「猿くん、今日は泳ぎで勝負だ!」のCMは非常に懐かしかった。シンエイ藤子アニメのほとんどはテレ朝チャンネルで観られるので、今となってはCMの方が貴重だろう。

 …ひとまず、当たり障りのない感想を書いてみた。普段の上映会ならば、ブログではここまでで済ませて、具体的な感想は会誌に投稿していただろう。しかし、今回に限っては、内容について書きたくて仕方がない気持ちになってしまっている。それだけの内容だったのだ。しかし、この三日間でネットを巡回した限りでは、さすがに参加された皆さんはマナーをわきまえていらっしゃるので、上映会の詳細を書いたブログや日記はみあたらない。私一人ルール違反はできないので、やはり詳細は伏せておく。
 ダラダラと悩んだ末に書かないのであれば、はじめからこの記事自体を公開するなと言われるかもしれないが、今日まで三日間悩みに悩んだ事は、書き残しておきたかったのだ。「王様の耳はロバの耳」状態になっていたので、言えない事があると書いただけでも少しスッキリした。バナナと間違えて犬のウ○チを食べたQちゃんも、こんな心境だったのだろう。

 また、上映会2次会となる懇親会では、とある藤子アニメの制作に関わった方(ご本人から了承を得ていないので、とりあえず名前は伏せます)から、直接じっくりとお話を伺う事が出来た。これまで、疑問に思っていた事をいくつもお尋ねする事が出来たし、当時の貴重な資料も拝見させていただいた。このような機会を作っていただいた方々には、大変感謝している。
 今回伺った内容に関しては、今後「ドラちゃんのおへや」内のコンテンツに反映する事になるだろう。その意味で、2次会で得たものは多かったし、単純に多くの藤子ファン仲間の方々とお会いしてお話しすることが出来た点でも、東京まで行った甲斐はあった。

 とにかく、今回は煮え切らない内容になってしまったが、現状ではここまで書くのが精一杯なので、ご了解いただきたい。上映会の内容についてコメント欄等で質問されても、お答えはできない事を、あらかじめお断りしておきます。


2/12追記
 改めて上の文を読むと、必死で痛々しい感じがする。こう言った状況でサラッと流してしまえないあたり、私はまだまだ大人になっていない。
 ところで、上で名前を伏せておいた方だが、「ネオ・ユートピア」のサイトでも映像提供者としてお名前が出たので、今更ながらご紹介しておくと、日本テレビ版「ドラえもん」(旧ドラ)スタッフの真佐美ジュンさんです。だから、「「ドラちゃんのおへや」内のコンテンツに反映」と言うのも、もちろん「テレビアニメ 旧ドラえもん大研究」の事。いつ頃更新するかは未定だが、新鮮さが薄れないうちにご紹介したい。
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カラコミ版「のび太の恐竜」が復活

 今週の中盤からは色々と公私ともに忙しく、当ブログもなかなか更新できなかった。
 そんなわけで、発売から3日経ってしまったが、ぴっかぴかコミックススペシャル「カラー版 ドラえもん のび太の恐竜」について、思うところを書いてみる。

 今回のぴかコミ版は、昔出ていた「カラーコミックス」(以下、カラコミ)版の復刻と言っていい内容となっており、てんコミ版出版以前にカラコミ版をボロボロになるまで繰り返し読んでいた私にとっては、非常に嬉しい。

 「のび太の恐竜」はコロコロコミック連載版、カラコミ版、てんコミ版と、単行本が出版されるたびに内容が変わっており、特にカラコミ→てんコミでは36ページも描き足し・描き換えが行われ、両者の印象・読後感はかなり異なる。内容の違いについては「藤子不二雄ファンはここにいる/koikesanの日記」で解説されているので、そちらをご覧いただきたい。


 さて、具体的に、ぴかコミ版がカラコミ版を継承している部分を挙げると、

・表紙イラスト
・「のび太の恐竜」タイトルロゴ
・カラー扉絵
・「このお話に出てくる人たち」(キャライラストは同一だがレイアウト・紹介文は異なる)
・4色・2色ページ(色指定による)の存在


などである。
 このうち、4色・2色ページが同一なのは、おそらくはカラコミの版をそのまま使っているからだろう。オリジナルの原稿は描き足しで切り張りされて原形をとどめなくなっているだろうから、原稿から新たに製版する事は出来ないと思われる。
 いずれにせよ、本編を含めて多くの要素がカラコミから引き継がれているので、非常に懐かしい気持ちで読む事が出来る。

 逆に、てんコミ版に慣れた人がぴかコミを読んだら、例えばジャイアンの「おれは歩く!! のび太といっしょにな!!」などの印象的な場面がなくて、物足りなく思われるかも知れない。てんコミ版に比べて、ややあっさりした印象を受けるのではないだろうか。描き足しによって「決定版」となったてんコミ版と、どのような部分が異なるか、その違いを確認しながら読むのも面白いと思う。描き足し・描き換えに関しては「ドラちゃんのおへや」の掲示板でも最近、話題に上がっているので、ご参照いただきたい(383番以降)。

 なお、カラコミには存在していたのに、ぴかコミでカットされている企画も存在するので、紹介しておく。
 カラコミでは、本編終了後の巻末に「ドラえもん まんが版道具百科」として、原作と映画で、道具やその効果の描写がどのように異なっているかが紹介されていた。小さい子供にとっても、マンガとアニメにおける表現の違いがよくわかる好企画だったので、なくなってしまったのは少々もったいない。今年の「のび太の恐竜2006」との比較を載せて欲しかったところだ。

 ともかく、カラコミ版を知っている人でも知らない人でも、「大長編ドラえもん」が好きであれば、ぜひ読んでいただきたい一冊だ。
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