はなバルーンblog

藤子不二雄や、好きな漫画・アニメの話がメイン(ネタバレもあるので要注意)

アニメソングの「テレビサイズ」について

2012-12-02 21:36:55 | マンガ・アニメ
 最近、アニメソングの「テレビサイズ」版に、ちょっと凝っている。
 きっかけは、タイムボカンシリーズだった。なんとなく主題歌のテレビサイズを聴きたくなって、サウンドトラックCDに収録されているテレビサイズOP・EDを聴いたのだ。その後、他のタツノコ作品のテレビサイズも聴きたいと思うようになり、もうその後は止まらなかった。最終的には、手元にあるCDに収録されているテレビサイズ音源は全て聴いてしまおうと言う勢いになって、気が付いたらプレイリスト「テレビサイズ」の登録曲数は、100曲を超えていた。探せば、結構あるものだ。

 そもそも、テレビサイズの何がよいのか。一番大きいのは、「テレビ放送で聴いたのと同じもの」であることだ。テレビサイズの演奏時間は、大抵が1分~1分30秒くらいで、その中に作品のテーマを詰め込んでいて(そうでないのも最近は多いが)、しかも毎週かならず聴くのだから、思い入れはフルコーラスよりテレビサイズの方が大きい。しかも、大抵はフルコーラスより短いのでテンポもいいし、短い時間で多くの曲を聴けるのはありがたい。とは言え、「デビルマンのうた」や「ミクロイドS」のキー局版のようにテンポがよすぎる(演奏時間45秒!)のも、ちょっとどうかと思うが。

 そんなテレビサイズ音源の鑑賞だが、いくつかの問題もある。一番大きいのは、多くの曲はサントラを買わないとCD音源が入手出来ないという点だ。私の場合、サントラは余程好きな作品でないと購入しないから、どうしても聴ける曲が限られてしまう。また、権利上の都合などで、サントラにすらテレビサイズが収録されない場合もある。『タイムボカンシリーズ ヤットデタマン』のEDや『科学忍者隊 ガッチャマンII』のOP・EDなどが、そうだ。また、タイムボカンシリーズのサントラは『逆転イッパツマン』で終わりとなって、最終作『イタダキマン』のサントラはイッパツマンのおまけ扱いになったため、『イタダキマン』OP・EDのテレビサイズはCD化されていない。
 他にも、たとえば『マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ』2代目OP・EDのテレビサイズは、サントラには収録されていない。初代OP・EDはサントラに入っているが、その次のサントラが2年目シリーズ『マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ ピュア』のものとして出てしまったのだ。だから、1年目シリーズの後半分に使われた2代目OP・EDは、1年目と2年目の狭間に埋もれてしまったような扱いになったと言える。
 また、テレビサイズと謳っておきながら、実際のオンエア版とは微妙に違うものが収録されている場合も意外と多い。オンエア版との違いで一番多いのは、効果音の有無だろうか。あとは、「たたかえ!キャシャーン」(『新造人間キャシャーン』OP)のように、アバンナレーションが無いような場合がある。いずれも、オンエア版で親しんでいる要素なので、CD版では微妙に物足りない。

 と、色々と問題点はあるが、基本的には、テレビサイズの歌を聴くのは非常に楽しい。聴いていて、自然とOP・ED映像が浮かんできて、ワクワクする。今後は、ちょっと意識してテレビサイズ音源を集めてみようかという気にもなってしまった。
 Amazonで「アニメ テレビサイズ」検索をかけてみると、結構な数のアルバムがヒットした。自分の手持ちの音源と被るものも少なくないので、どれから手を出そうか、迷ってしまう。どうやら、また妙な領域に足を踏み入れてしまったようだ。