はなバルーンblog

藤子不二雄や、好きな漫画・アニメの話がメイン(ネタバレもあるので要注意)

『ゆるゆり』ライブイベント「七森中☆りさいたる」に行ってきた

2011-11-10 22:27:21 | アニメイベント
 10月30日、横浜BLITZで開催されたアニメ『ゆるゆり』ライブイベント「七森中☆りさいたる」昼の部に参加してきた。

 『ゆるゆり』と言う作品には、本放送中はそれほどはまっていたわけではなかった。はっきりと『ゆるゆり』にはまり始めたのは、アニメ放映終了頃に原作を読み始めてからだった。ためしにと言う気持ちでまず1巻を読んでみたらツボにはまって、気が付くと「原作読む→アニメを観返す」のループに入っており、テレビアニメでは久しぶりに、BDが欲しい・イベントに参加したいと思える作品になっていた。

 と言うわけで、ライブイベントにもぜひ参加したいと思い、今回は日帰りで参戦した。
 ちなみに、横浜BLITZに来たのは、2007年に開催された「超ひだまつり」以来、実に4年ぶりだ。あの時も、スタンディングでのライブだった。


 今回の感想としては、基本的には楽しくて、いいイベントだった。
 『ゆるゆり』のキャラクターソングはみなノリがよくてなかなかの名曲揃いな上に、参加者は皆コールの予習もバッチリで、人前で歌われたのが初めてとは思えないほど、どの曲も非常に盛り上がっていた。中でも、曲にコールがたっぷり仕込まれていた\アッカリーン/と京子、それに綾乃の歌は、会場の一体感が特に凄かった。実際、自分自身コールしていて非常に楽しかった。

 なお、出演者の皆さんは、当然のように七森中の制服で登場した。ミラクるんは別ですが。ごらく部メンバーはともかくとして、生徒会4人の制服姿は珍しいので、いい目の保養だった。
 曲の合間には生の掛け合いによるアニメの名場面再現コーナーもあり、この中ではあかり&ちなつによる第5話のキスシーン再現が色々な意味で面白かった。この二人の組み合わせになったせいか、始める前から「5話!5話!」とリクエストのコールまで起こっており、期待通りに5話のあのシーンが再現されて、会場のボルテージは最高に上がっていた。

 今回、本当に\アッカリーン/は愛されているのだなとあらためて思った。前述のキャラソンでの盛り上がりに加えて、エンディング主題歌「マイペースに行きましょう」で(一応の)終了後のアンコールも、普通に「アンコール、アンコール」ではなく、誰が先導したわけでもないのに自然と「アッカリーン、アッカリーン」のコールが会場中から沸いていた。
 ちなみに、アンコールで歌われたのは、ごらく部&生徒会の8人によるオープニング主題歌「ゆりゆららららゆるゆり大事件」。こういった普段と違うメンバーでの歌が聴けるのは、ライブならではの楽しみだろう。

 そして、最後には出演者一人一人によるあいさつ。JKバウムさんが完全に泣いていたのが非常に印象的だった。「ちょっと前まではただのJKだったのに…」と自分で言っていたのは、可笑しかった。
 他のごらく部メンバーも大なり小なり泣きが入っており、そんな中で上手く話をまとめて進行させていたあいなまさんは、さすがだった。ほぼ新人のごらく部メンバーは初々しくて、それはそれで可愛いのだが、やはりイベントで場数を踏んでいる人は違うな、と思わされた。
 あと、もしかしたらこのイベントで「アニメ2期決定」の発表もあるのではないかと期待していたのだが、残念ながらそれはなかった。さすがに放映が終わって2ヶ月弱では、まだ2期は決まらないか。
 とは言え、出演者のほとんどが、もう2期が決定しているかのような言い回しで「次があれば」「まだまだこれから」などと発言しており、2期実現の可能性はかなり高そうに感じた。原作のストックもすでにアニメ1クール分くらいはあるはずだから、2期には期待せずにいられない。

 今回のライブイベントは来年3月14日にBDが発売されるので、これは買わねばなるまい。問題は、昼の部・夜の部のどちらが収録されるのかだ。個人的には、もちろん自分が参加した昼の部を入れて欲しいが、どうなることだろうか。


 ところで、上の方で今回の感想は「基本的には楽しくて、いいイベントだった」と書いた。
 こういう微妙な書き方にしたのは、残念に思った部分もあったからだ。はっきり書いてしまうと、一部参加者に非常にマナーの悪い人がいたのだ。ごらく部メンバーが登場して最初の曲が始まった途端に、後ろから猛烈な勢いで割り込んできた一団がおり、押されて倒されてしまった。いくらスタンディングで決まった席がないとは言え、これはやり過ぎだと思った。
 気が付いたら最初と全然違う場所まで押されており、しかも眼鏡を落としてしまっていた。私にとって救いだったのは、その眼鏡を一緒にさがしてくれた人がいたことだ。おかげで、踏まれる前に眼鏡を発見することが出来て、その後はライブを楽しむことが出来た。これは、探してくださった方のおかげだ。非常識な人もいれば、親切な人もいる。当たり前のことかも知れないが、人の温かさに触れることも出来た。

 そんなわけで、今回のライブでは「スタンディングの怖さ」を嫌と言うほど味わい、いい勉強になった。実は、無理矢理に前に出ようとする人がいると言うことは事前に聞いてある程度は警戒していたのだが、思ったよりもはるかに激しくて対処できなかったのだ。次にスタンディングのライブに参加する時は、今回を教訓として活かしたい。
 ただ、『ゆるゆり』イベントに次があるなら、今度はもっと広いところで全指定席でやって欲しい。それだけのパワーはある作品だと思う。