はなバルーンblog

藤子不二雄や、好きな漫画・アニメの話がメイン(ネタバレもあるので要注意)

『ひだまりないと2』に行ってきた

2009-12-29 23:04:39 | アニメイベント
 東京ビッグサイトでは、本日よりコミケが開催されている。
 ここ何年かは私も冬コミには参加していたのだが、今年は諸般の事情で年末年始は自宅で過ごす事となった。コミケだけでなくオフ会にも行けず非常に残念な気持ちなのだが、致し方ない。

 その代わりと言うわけではないが、26日に新宿ロフトプラスワンで開催された『ひだまりないと2』に参加してきた。
 これは、来年1月からの『ひだまりスケッチ×☆☆☆』放送開始を記念したトークイベントで、タイトルに「2」が付いているのは、すでに昨年6月に1回目の『ひだまりないと』が開かれているため。こちらは、シリーズ2期『ひだまりスケッチ×365』の開始を記念したものだった。
 1回目の『ひだまりないと』には行けずに悔しい思いをしたので今回はぜひ参加したいと、かなり無理をしてチケット入手&スケジュール調整を行い、無事に行く事が出来た。


 当日の会場の様子は、アニプレックスのツイ氏がtwitterを使って実況しており、こちらをご覧になれば大体の内容と流れはおわかりいただけると思う。
 なので、私は思いつくままに自分なりの感想を書いておく。


 まずは、会場のロフトプラスワンの狭さにびっくりした。ここで夜な夜なトークイベントが行われている事は知っていたが、行ったのは今回が初めてだったので、店の構造やシステムなどは全然知らない状態で、独特の雰囲気と人口密度の高さにとまどってしまった。こんなところで飲食の会計はどうするのだろうと心配したが、これは入場時に渡された札の番号でちゃんとコンピュータ管理されており、なるほどと感心した。
 18時に入場してから、ワクワクしつつさんざん待たされて、19時に『ひだまりないと2』スタート。司会はアニプレックスのゆまこと高橋祐馬氏。今年のTBSアニメフェスタでも司会をしており、この人は一宣伝マンと言うだけでなく、ある意味『ひだまり』の「顔」になりつつある感じだ。
 出演は、メイン声優陣から阿澄佳奈・新谷良子のご両名に加えて、その時々の話のテーマに合ったゲストが加わると言う趣向で、TBS田中プロデューサー、marble、ランティス斉藤氏、ひだまりラジオ担当の長田氏が登場したが、今回のテーマが「忘年会」だったせいなのか、みな妙にテンションが高かった気がする。あ、marbleの菊池さんはいつもどおりに無口だったか。
 今、「テーマが忘年会」と書いたが、本当にその通りで、誰かが出てくるたびに何度も乾杯したり出演者も飲み食いしたりと、まさに会場は宴会の雰囲気で包まれており、特に奥の座敷に座っていた人達はよく食べていた(ここは伏線)。

 イベントは3部構成で、第1部では『ひだまりスケッチ×☆☆☆』新PV初公開(冒頭に「コミックマーケット用PV」と堂々とタイトルが出て会場爆笑)、OP主題歌初披露(TVサイズだと思ったらフルコーラス版で、太っ腹だなと思っていたら、ゆま氏も知らなかったらしく2番に入ってから慌てて止める事に)、アフレコ風景についてのトークなど。
 新キャラの乃莉・なずなの声優については「放送で聞いて下さい」との事でガードが堅く、酒が入っているから誰かうっかり口を滑らせないかと期待していたのだが、結局名前が発表される事はなかった。実は、一部のテレビ情報誌には、それらしき名前が二人分すでに掲載されているのだが、もしかしたらゲスト声優の名前を載せているだけかも知れず、確定ではない。
 まあ、TBSの放送まであと10日ほどなので、第1話で登場するならそこで分かるだろう。30~40人が参加したオーディションで選ばれたそうだから、スタッフの人選を信頼して待つとしよう。
 また、第1部では各キャラクターの設定画も披露されて、これが一番印象に残っている。特に、乃莉・なずなの二人についてはノーマル×3・半へちょ・へちょ絵とたくさん見せてくれたが、「この絵で動いたらいいだろうな」と放映開始への期待が高められる出来だった。そう言えば、どのキャラにも野球着の絵があったのが、ちょっと気になった。アニメオリジナルで野球の話があるのだろうか。

 第2部は、marbleのライブで、「芽生えドライブ」「流星レコード」「幸せは365日」、そして新ED「さくらさくら咲く ~あの日君を待つ空と同じで~」の4曲が演奏された。さすがにこの時間は忘年会ムードから離れて、会場が歌に聴き入っていた。
 ただ、marbleの二人の後ろの壁にはアクの強い絵が描かれていて、歌の雰囲気と合っていなかったのはちょっと惜しかったか。新EDはテンポが速くて今までの2曲とは異なるイメージだが、作中で「進級」イベントのある今回のシリーズにはぴったりの詩で、こちらも放送への期待が高まった。

 第3部は、「『ひだまりスケッチ×365』戦略会議」と題して、「会場の客からお知恵を貸していただく」という名目のコーナーだったが、蓋を開けてみれば、ほぼ「サプライズ発表コーナー」だった。
 ここで分かった事:「今回のシリーズからHD制作=BD発売が濃厚」「BD・DVDの特典は巻ごとに各キャラのCD(キャラソンなどを収録予定)」「2月20日にパシフィコ横浜でイベント」「コメンタリーはこれまで通りらしい」と、新キャラの声優が発表されないモヤモヤを吹き飛ばすかのごとくの怒濤の発表の数々だった。あくまで建前は「会議」なので「会場の反響で判断する」と言う事になっていたが、BD発売やイベント開催は会場のほぼ全員が興奮して大歓迎状態。これでDVDしか出さなかったり、イベントが中止になったら暴動が起きそうな勢いだった。と言うか、私自身かなり興奮してしまった。BDはぜひお願いします。
 他に、セルソフトのジャケット(ウメス描き下ろし予定)のキャラクター順をどうするかと言う議題もあり、これについてはゆま氏が真剣にメモを取って10個くらいのアイディアを聞いた上で絞り込み、最後は多数決も取っていた。どうも、本気でアイディアを欲しがっていたようだ。キャラの順番の決め方で「中の人」ネタが続いたので、思わず「胸の大きさ」と言いたくなったが、これは自重しておいた。多分、他にもこれを思いついた人はいたのではないか。結局このネタを挙げる人はいなかったから、ひだまらーは紳士ばかりと言う事なのだろう。

 そして、最後はプレゼント抽選会。
 この抽選のクジは飲食物の追加注文ごとに1枚貰えるシステムだったので、当然ながらたくさん食べたり飲んだりした人ほどクジが多く貰えて、当選確率が上がるという寸法。賞品はサイン入りの「ひだまとめ」、番宣ポスター、超ひだまつりポスター、年賀状だったが、奥の座敷の集団が3,4回連続で年賀状を当ててしまい、「どれだけ食べたの」と突っ込まれていたのが印象的だった。
 また、番宣&超ひだまつりのポスターを2枚ともゲットした人もおり、運のいい人はいるものだとうらやましくなった。ちなみに私はハズレ。クジを2枚しか持っていなかったから仕方がないか。なお、抽選とは別に「サイン無し」の番宣ポスターは「お土産」として全員に配布された。これは嬉しいが、飾る場所が部屋に無いなあ。


 抽選会も終わり、これにて『ひだまりないと2』も終了…と言うところで、ポニーキャニオンの宣伝マン・エコロジ氏が乱入して、1月に行われる「えころじないと」の宣伝をするというハプニング(?)もあり、最後まで笑って楽しめたイベントだった。
 今回、冒頭にも書いたようにかなり無理をして参加したのだが、来てよかったと素直に思える、あっという間の3時間半だった。久々に「楽しい時間は短く感じる」を、身をもって体験できた。本当に、いい「忘年会」だった。アスミスから「ハードひだまらー」認定して貰ったのも嬉しかった。いや、会場の客全員がと言う事ですが。


 東海地区では、『ひだまりスケッチ×☆☆☆』は来年1月14日開始予定。TBSから一週遅れだが、昨年の『ひだまりスケッチ×365』が最終的に3週遅れになりBSにも抜かれた事を思い返すと、今回は実に早く感じる。開始まであと2週間と2日、本当に待ち遠しい。