はなバルーンblog

藤子不二雄や、好きな漫画・アニメの話がメイン(ネタバレもあるので要注意)

東海地方のアニメ新番組事情など

2007-09-17 23:39:34 | マンガ・アニメ
 一昨日、昨日とテレビアニメの現状について、色々グダグダと書いてしまった。
 あれはあれで、私の偽りのない気持ちなのだが、どうしても大人視点からの考えになってしまう。実際には、私が現状を把握できていないだけで、今の子供も普通に娯楽の一つとしてテレビアニメを楽しんでいるのだろうと思う。そうでなければ、土・日曜朝のアニメだってなくなってしまうはずだ。

 19時台のアニメが消滅寸前の状態なのは寂しいが、「結界師」が1年間で37話しか放送できないような状況では、連続したストーリーの作品は19時台に持ってこない方がいいだろう。あまり休みが多くては、放映再開した頃には前の話を忘れてしまっている恐れもある。
 「世界名作劇場」も、初期は「ペリーヌ物語」のように元旦から大晦日まで休み無しで放映する作品があるほど安定していたのに、末期は1年の放送で全40話足らずとなり、「七つの海のティコ」「名犬ラッシー」「家なき子レミ」では未放映話まで出るまでになっていた。視聴率の低下もさることながら、休止の多さも名劇にとどめをさした原因なのではないだろうか。


 と、このような堅苦しい事を書く一方、私個人としては子供の頃も、いい歳になってしまった今でも、一視聴者としてテレビアニメを楽しんでいる。「萌え」「燃え」のどちらもOKだ。
 深夜アニメが増えて、また休日は遅くまで「朝は寝床でグーグーグー」している事が多くなってしまったので、リアルタイム視聴する作品はほとんどないが、録画して観る方が自分のペースに合わせて視聴できるので都合がいい。なるべくリアルタイムで観るようにしているのは、今は「ゲゲゲの鬼太郎」くらいだ。


 前置きが長くなってしまったが、今日は昨日までとは気分を変えて、10月からの新番組について書いてみる。
 15日発売の「TV Japan」で新番組情報は大体出揃ったが、各局の深夜枠に「未定」部分がまだ多いので、土壇場でまだ新番組が飛び込んでくるのかも知れない。自分の視聴環境で観られる事が確定している範囲では「げんしけん2」「CLANNAD」あたりが楽しみだ。後は、内容的な問題で放映局がなかなか決まらなかったらしい「こどものじかん」や、「キャベツ」の再来が期待(?)される「みなみけ」などにも注目している。
 今期は、昨年秋や今年春に比べると若干新番組が減少傾向にあり、チェックする作品数が減るので正直言ってありがたい。しかし、減少傾向とは言っても20本以上新番組があるのだから、やっぱり多い。個人的には、春・秋の新番組が今の1・7月くらいの数で十分だと思う。

 ちなみに、東海地方最速の新番組は「BLUE DROP 天使達の戯曲」(三重テレビ)と、「もっけ」(名古屋テレビ)の2本。前期から継続の「スカイガールズ」(テレビ愛知)、「ひぐらしのなく頃に解」(東海テレビ)と合わせて今期の最速作品は4本となる。
 改編ごとに最速が1本あったら上出来だった2,3年前に比べると、かなり状況がよくなったものだ。それに、最速ではないが「灼眼のシャナII」「げんしけん2」「D.C.II ~ダ・カーポII~」「素敵探偵ラビリンス」「ナイトウィザード The ANIMATION」は最速局と同日放送なので、深夜アニメを録画視聴する私にとっては同時ネットと同じようなものだ。とにかく、ネタバレを気にせずに観られる作品が増えるのは嬉しい。

 また、10月からは「名古屋ローカル」のアニメまで始まってしまう。テレビ愛知で日曜朝7時から放映予定の「やっとかめ探偵団」だ。まだ公式サイトは無いようだが、制作会社の日記で発表されている。
 昨年から「東海地方で放映予定」と情報が出ていた作品だが、全然放送される兆しがないので企画倒れになったと思っていた。名古屋発のアニメはたくさんあったが、名古屋を舞台にして登場人物が名古屋弁を喋る本格的な「ご当地アニメ」は初めてなので、どんな作品になるか楽しみだ。
 上記リンクの制作日誌によると、出演声優も名古屋出身者が多いようだが、顔ぶれが気になる。若い声優も出るようなので、人気声優が出演して「○○さんの名古屋弁が聞けるのはこのアニメだけ!」な状態になったら面白そうだ。愛知県出身の声優は、このような顔ぶれ。さて、この中から誰が出るのだろう。
 そう言えば、本作も一応「最速放送」と言う事になるのか。他にどこも放送しない状況では最速という気分ではないが。名古屋弁バリバリの作品では他の地域では放送しにくそうだし、将来にわたって本当に名古屋ローカルのアニメになりそうだ。
 それにしても、テレビ愛知は本当にアニメとなると何でも放送するんだなと、改めて感心してしまった。岐阜や三重で受信できない人には悪いが、名古屋に住む限り、テレビ愛知の存在は非常にありがたい。

 あとは、新番組ではなく再放送だが、中京テレビの深夜で「宇宙戦艦ヤマト」が始まる。
 「ヤマト」は読売テレビ月曜19時で放送する候補に入っているのだが、それをなぜ今あえて再放送するのだろう。まさか、月曜19時の方は再放送ではなくリメイクなのだろうか。この再放送は「CITY HUNTER」とセットで1時間枠の予定なので、まるで「読売テレビアワー」という感じだ。最近の東海地方はローカル再放送が少なくなっているので、観るかどうかは別として新枠での再放送開始は嬉しい。
 なお、裏番組としてテレビ愛知では「天元突破グレンラガン」再放送が早くもスタート。本放送終了の5日後とは、あまりに早すぎる。本放送で全話視聴済みなので深夜に録画する必要はないのだが、規制で半総集編となってしまった第6話が本放送版なのかDVD版なのかだけはチェックしておこう。


 今日は軽く書いて終わるつもりだったが、結構長くなってしまった。
 何だかんだ言っても、今でも楽しんで観られるテレビアニメは新旧問わずたくさんあるし、新番組も素直に楽しみにしている。とりあえず、一視聴者としては、気に入った作品のDVDやCDを買うくらいしか応援は出来ないが、今後も面白い作品を観たいので、アニメ制作者の方々には頑張っていただきたい。