はなバルーンblog

藤子不二雄や、好きな漫画・アニメの話がメイン(ネタバレもあるので要注意)

とうとうアニメドラOPが変更

2005-09-21 23:24:52 | アニメドラ感想
 アニメ「ドラえもん」のOPが10月28日から変更。曲名は「ハグしちゃお」で、歌手は夏川りみ。

 とりあえず、曲自体はまだ聴いていないのでコメントできないが、作詞/阿木燿子・作曲/宇崎竜童と言えば、藤子アニメではシンエイ版「オバケのQ太郎」の初代OP・ED「大人になんかならないよ」「BELIEVE ME」を作ったコンビなので、その点では期待したい。特に、「大人になんかならないよ」は、個人的に歴代藤子アニメ主題歌のなかでも、かなり好きな部類に入る曲だ。それだけにテレ朝チャンネルの「オバQ」で2代目OP・EDしか流れていないのは残念。
 ただ、「ハグしちゃお」と言うタイトルはいただけない。どうしても、映画「おばあちゃんの思い出」の主題歌「ハグしよう」を連想してしまうし、このタイトルからは、「ドラえもん」は連想しにくいので、ちゃんと「主題歌」として成立するかどうか、不安になる。

 そして、どうしても書いておきたいのは、OP変更がなぜこんな中途半端な時期になったかと言うことだ。「ドラえもんのうた」から別の曲に変えるのならば、スタッフ・キャストを一新した4月15日の第一回放送がベストタイミングだったと思う。それなのに、女子十二楽坊の「演奏のみ」という中途半端な形で「ドラえもんのうた」を残した事で、これまでのイメージを引きずってしまった感は否めない。

 アニメ「ドラえもん」リニューアルが公になった、昨年秋から感じてきたことなのだが、現在放映されているアニメの出来はともかくとして、昨年秋の不可解な放映スケジュール(休止連発、映画4分割、めいさく劇場再放送)、妙に急いだ感のある声優オーディション(もう少しじっくりやって欲しかった)、リニューアル告知の不徹底(ネット上はともかく、放送「だけ」を観ていた人には唐突だったと思う)、ED無しの現行放送など、大山時代を含めて、番組全体をきちんと仕切るべき人が役割を果たしておらず、ちぐはぐな印象を受ける。
 個人的な評価としては、リニューアル後のアニメドラは、一定のレベルを維持しており、及第点はあげられると思う。それだけに、テレビ朝日・シンエイ動画・藤子プロなどの方々には、真にアニメ「ドラえもん」を残して行くために、番組編成やOP・EDなどにヘタな小細工はせずに、また長期的視点でどっしり構えてアニメドラを育てて欲しいと願わずにはいられない。