れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

ソクズ(曾久豆・蒴藋)ヤブミョウガ(藪茗荷)フトイ(太藺)フキバツタ・何蜘蛛さん?

2022-07-11 05:40:40 | 野の花日記

ソクズ(曾久豆・蒴藋)
<レンプクソウ科ニワトコ属>
私事なのだが、我が家には子供がいないので墓じまいをした。
姉が新しい墓を買ったので、そちらに移動することにした。

(結構、ここまでが大変だったがやっと落ち着いた。)
主人は海に流してほしいと言うので、私はワンコと一緒の小さなお墓を買い、
12年後には、合祀に入れてもらうことなる。
姪の子供にイラストを描いてもらい、犬と花が彫ってある墓だ。
お寺の前が公園になっていて、ずいぶん前に蛍を見に来たことがある。
奥まで歩いてはいないが、結構気に入っているので、そのうちゆっくり
公園の奥まで散策してみたいと思っている。
ソクズはここで初めて知ったものだ。
明日は、初めて出会えたタシロランを掲載したいと思う。
クサニワトコとも呼ばれ川沿いに根茎を伸ばして群生する。
葉がニワトコに似て大形の草本だ。

ソクズは古名クサタズ。
葉は5~7個でなる羽状複葉で、茎に対生する。
小葉は広披針形で、縁部に鋸歯があり、先端がとがる。
茎の先に散房花序を出し、白色の小花を多数つける。


果実はニワトコの実に似る、球形の赤い実をつける。



ヤブミョウガ(藪茗荷)
 <ツユクサ科ヤブミョウガ属>
葉はショウガ科の茗荷に似ていて、藪のような所に生えるので
この名がある。
花茎が長く伸び、花の塊が茎を取り巻くように数段つく。
ひとつの株に雄花と両性花がある。


葉は長さ30センチほどで、茎の中央部分にまとまって出る。
茎の下部の葉は基部が茎を抱く。
茎や葉には毛が多くざらつく。

              休憩

▲フトイ(太藺)
<カヤツリグサ科ホタルイ属>

 

昆虫コーナー蜘蛛さんですが、名前は解りません。

画像がピンボケなので・・ますますわかりません~(-_-メ)

※himesijimiさんにこの蜘蛛の名前を教えて戴きました。
こんなにピンボケなのにデーニッツハエトリ♀だそうです。
(クモ類は昆虫には入らないのだけれど、私は入れています)


フキバッタ
<バッタ科フキバッタ亜科>

※今日のクワコ


2匹、元気に育っています(#^.^#)

 

          俳句季語稲妻(いなづま)
       稲光(いなびかり)とも使う。

      稲光一遍上人徒跣(かちはだし)  黒田 杏子

   稲光のきらめいた一瞬、闇の中に浮かんだのは、
   跣で歩いておられる一遍上人のお姿であった。
    上人は今も、衆生済度の遊行を続けていらっしゃるのだ。

 

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フウセントウワタ(風船唐綿)ミソハギ(禊萩)クワコ見つけ♪俳句鑑賞

2022-07-10 05:35:16 | 木の花・野の花・昆虫・俳句鑑賞

フウセントウワタ(風船唐綿)
 <キョウチクトウ科フウセントウワタ属>
和名は外来の綿で、蒴果が風船のように膨らむことから。
葉は一見柳の葉にも似ている。
白色の小さな花をつける。


結実すると、風船玉のような蒴果ができる。
果実の中には、絹糸状の冠毛を持つた種子が入つている。
(※だから、ガガイモ科(キョウチクトウ科)にも入るのね。)


果実の表面には褐色の剛毛が見られる。
枝を切ると白色の乳汁が出る。


ミソハギ(禊萩)
 <ミソハギ科ミソハギ属>
ミソハギは、盆花には欠かせない花になってる。
山野の湿地に生える多年草。
根茎は横に這う。茎は直立して高さ1メートル前後になり、
上部で枝を分ける。


葉は対生し、花は葉のわきに3~5個集まって、穂状につく。

花弁は4~6個。
萼は筒状で先端は6裂し、裂片の間には針状の付属片がつき、
横に開く。

            

             休憩


▲ハス(蓮)
<スイレン科ハス属>
涼しそう・

昆虫コーナーは、また見つけた小さなクワコ💛

まだ1センチにも満たないクワコでした。
丈夫に育ってくれるといいけれど。

小さなフンでしたが、確かに桑の葉を食べています。

          
           俳句季語茄子(なす
       なすび・初茄子・茄子汁・鴫焼(しぎやき)
      などと使う。

     夕立が洗っていった茄子をもぐ  山頭火

      素直ないい句ですね・

 

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ムラサキカッコウアザミ(紫藿香薊)アカメガシワ(赤芽槲)の実・アオサギ・クサギカメムシ・俳句鑑賞

2022-07-09 04:57:31 | 野の花日記

ムラサキカッコウアザミ(紫藿香薊)
 <キク科カッコウアザミ属>
 別名では、園芸品種のアゲラタムとして売られている。
 和名は葉姿がカワミドリ(藿香)に似て、
 花がアザミ(薊)に似ていることによるそうだ。
 ちなみに、Ageratumとは、ギリシャ語のgeratum(年を取る)
 にAの否定の接頭語がついて<年を取らない>と言う意味。
 ※この花の色が褪せないことによるそうです。


帰化植物辞典に寄れば、カッコウアザミとムラサキカッコウアザミを

分けているので、ここでは、ムラサキカッコウアザミとした。
熱帯アメリカ原産の一年生草本。
葉は対生、茎の上部では互生、葉は円形~広卵形。
葉柄とともに葉の表面に毛がある。

枝先に淡紫色の(または白色)頭状花が散房状につく。





アカメガシワ(赤芽槲)の実
 <トウダイグサ科アカメガシワ属>
落葉高木。
山野に普通に生える。

葉は互生し、長さ10~20センチの倒卵状円形で先は尖り、
基部に1対の腺点がある。

アカメガシワの雄花

枝先に円錐花序を出し、花弁のない小さな花を多数つける。


蒴果は8ミリほどで、やわらかい刺が多い。


熟すと3つに裂け、4ミリほどの紫黒色の種子を出す。


               休憩

アオサギ

★昆虫コーナークサギカメムシかな?


我が家のボタンクサギの近くで発見!
よく見たら、よろいかぶと(鎧兜)を着ているみたいで、
かっこいい ^^) _旦~~
▲クサギカメムシ

      俳句季語油虫(あぶらむし)
       または、ごきぶり と使う・

   滅多打ちしてごきぶりをかつ逃がす 安住 敦

  ※ ゴキブリでなければ美しい茶色    作者不明

    ※は、(サライの「俳句をたしなむ特集」の中の
         夏井いつきが取り上げていた句です。)

 

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セイヨウニンジンボク(西洋人参木)キダチチョウセンアサガオ(木立朝鮮朝顔)イラガの幼虫・俳句鑑賞・

2022-07-08 05:30:39 | 木の花・野の花・昆虫・俳句鑑賞

▲セイヨウニンジンボク(西洋人参木)
 <クマツヅラ科ハマゴウ属>
牧野庭園にあるので、以前からよく知っていたが、
取り上げたことが無かった。
なぜって、西洋とつくので、私の古い図鑑には載ってないと思っていた。
まぁ!掲載されておりました。
南ヨーロッパ原産。


他にタイワンニンジンボクがあるが、小葉が5~7個。
裏面は灰白色。


淡紫色の小さな花を多数つける。白花もある。

花冠は有毛で下部は筒状、上部は5裂してくちびる状になる。


キダチチョウセンアサガオ(木立朝鮮朝顔)
<ナス科チョウセンアサガオ属>
以前はダチュラとも呼ばれていた。
この場合の朝鮮は、異国の意味で格別な地域を表しているものではないそうだ。
※上向きに咲くのが、チョウセンアサガオで、下向きに咲くのが
園芸名エンゼルトランペットで、キダチチョウセンアサガオの事です。
芳香のある白い花を下向きに開く。
先端の5裂した先は星状に尖る。

果実は長さ、約15センチほどで長卵形で棘がある。

全草が有毒なので、取扱注意。



淡橙色もある。

チョウセンアサガオ(朝鮮朝顔)は上向きに咲く。



チョウセンアサガオの実は、イガイガ!

                休憩

   

  牧野富太郎(牧野庭園にて)

★昆虫コーナーは、イラガの幼虫


とても愛らしいが、触れないように!
刺されると激痛い!


「こんにちわ」って言ってるわけでもないけど、
棘のある割には愛らしい💘でしょ?


指されると痛いから、触らないでね。
昨日、伸びたナンキンハゼを剪定した後、
柵に見つけた。イラガの幼虫でした。

          俳句季語朝顔(あさがお)
         牽牛花(牽牛化)とも使う。

     朝顔のなにかが終る身のほとり  長谷川 秋子


                



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ユスラウメ(桜桃)の実・フシグロセンノウ(節黒仙翁)ヘクソカズラ(屁糞葛)コウホネ(河骨)コガネムシ・アオスジアゲハ・

2022-07-07 04:57:31 | 木の花・野の花・昆虫・俳句鑑賞

ユスラウメ(桜桃)
<バラ科サクラ属>
以前は、美味しく戴いたものだったが、今は誰も食べる人がいず、
この赤い実の色を愉しむばかりです。
落葉低木。
樹皮は暗褐色で幹はよく剥がれる。
葉は密に互生し、長さ4~7センチの倒卵形で縁に細かい鋸歯がある。

春に白色または淡紅色の花が多数咲く。
花弁は5枚で雄しべは多数。
果実は直径1センチほどの球形で赤く熟して食べられる。


フシグロセンノウ
 <ナデシコ科マンテマ属>
暗い場所で咲いていることが多いが、花色が鮮やかな橙色なので

よく目立つ。
山地の林下や薄暗い林の縁などに生える多年草。
ひっそりと咲いても目立つ。


茎の節の部分が少し太くなり、黒紫色を帯びることから「節黒」
京都の嵯峨の仙翁寺にセンノウが植えられていたことから節黒仙翁
と名づけられた。


茎の先や枝先に朱赤色の花をまばらにつける。
花は直径5センチほどで5枚の花弁が平らに開く。


ヘクソカズラ(屁糞葛)
 <アカネ科ヘクソカズラ属>
ずいぶんひどい名前だが、確かに臭い匂いがあるが、
花は愛らしい。
花は筒状で先端が5つに分かれ、花の内側が深紅色で毛が多い。
別名のヤイトバナは、この赤い色をヤイト(お灸)に例えた。

秋になると丸い黄褐色の実がかたまつてつく。




                   休憩

▲コウホネ(河骨)
 <スイレン科コウホネ属>
池や沼に生える多年草。
根茎が白骨のように見えるのでこの名がある。


※昆虫コーナーは、コガネムシ・コアオハナムグリ・アオスジアゲハ

ヤブミョウガの花の上で、仲良しさんのコガネムシ


ガガイモの花の上で、コアオハナムグリ


水を飲みに来たみたいで・いつも素早く飛ぶアオスジアゲハだが、
よく地面に止まって水たまりの近くで水分補給かな?

 

 これは、ハゴロモの幼虫が見たいと思っていたので・・勘違い!
 葉っぱに引っ付いた鳥の羽根?みたいだった! 残念!!!


↑はアオバハゴロモの成虫


            俳句季語灸花(やいとばな)

          屁糞葛(へくそかずら)と言う。
 
      野の仏へくそかずらを着飾りて   石田 あき子     

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ボタンクサギ(牡丹臭木)コヤスノキ(子安木)の実イイギリ(飯桐)の青い実とオオシオカラトンボ?と俳句鑑賞

2022-07-06 03:38:57 | 木の花・野の花・昆虫・俳句鑑賞

▲ボタンクサギ(牡丹臭木)
 <クマツヅラ科クサギ属>
我が家では、日当たりが少々悪くても、結構育って増えている。
枝や葉に触れると臭気があり、クサギカメムシなどがよく来る。
葉は対生し、長さ8~12センチの広卵形で、ふちに大小不揃いの
鋸歯がある。
両面の脈状に細毛があり、触れるとざらつく。


枝先に半球形の集散花序を出し、淡紅紫色の小さな花を密生する。



萼は紅紫色で、長さ3~9ミリ。

 

コヤスノキ(子安木)の実
 <トベラ科トベラ属>
初めて見たのは4~5年前の牧野庭園で、小さな苗で植えられていた
ものだったのが、育ちました。
常緑低木。
葉は長さ4~16センチの倒卵形または長楕円形。
5月頃、地味な黄色い花を2~12個ほどつける。


蒴果は直径約1センチほどの球形で先が尖る。
秋には黄色になって熟すと3つに裂け、赤い粘った種子を出す。
別名はヒメシキミ(姫樒)



▲イイギリ(飯桐)の青い実
  <イイギリ科イイギリ属>
まだ、赤い実になっていないのだがたまには青い実もいいかなと、
掲載してみた。
葉裏はこんなに白かったんだと改めて気が付いた。
落葉高木。
葉は互生し、長さ10~20センチの卵円形で、葉柄の先端に
2個の腺体がある。


枝先に長さ20~30センチの円錐花序を出す。
雌雄異株。


秋に球形の赤い実がなる。

              休憩

スイレン(睡蓮)
又は、
▲ヒツジグサ(羊草)
<スイレン科スイレン属>

昆虫コーナーは、シオカラトンボ
 もしかして?オオシオカラトンボかしら・・?
  

  全体にふっくらしていた・・。



        俳句季語睡蓮(すいれん)
     未草(ひつじぐさ)とも使う。
     
     睡蓮の水に二時の日三時の日 後藤 比奈夫

 

 

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メハジキ(目弾)ニガクサ(苦草)ダイコンソウ(大根草)スペアミント・オハグロトンボ・カタツムリ・ナメクジ・俳句鑑賞

2022-07-05 06:22:13 | 野の花と昆虫

メハジキ(目弾)
 <シソ科メハジキ属>
久しぶり、一駅散歩で牧野庭園から石神井公園まで歩いた。
暑かったのと、足が痛かったこともあってすっかり一駅乗車していた。
三宝寺池の裏側から入る。
道端や荒れ地に生える50~150センチの2年草。
(名前の由来がいつも納得がいかない)
子供がこの茎を瞼に張って目を開かせて遊んだ事から、
メハジキ(目弾)と呼ぶ。そんな危ない遊びが考えられない・・・。


花は長さ1~1,3センチで、茎の上部葉のわきにつく。


見つけると嬉しい花なのだが、本当の野原で出会ったことが無い。
石神井公園、森林公園、野川公園・赤塚公園でしか
出会ったことが無いのが、残念です。




ニガクサ(苦草 )
 <シソ科ニガクサ属>
三宝寺池の降りる階段の手前に、野の花がボランテアの人によって、
守られている。
私の好みとしては、こういう目立たない地味な花を探すのが大好きだ。
ニガクサ(苦草)の名に相応しくなく、
草を噛んでみてもそんなに苦いとは思えない。

野や山の水辺などの湿ったところに生える多年草。
今年も生えていてよかった。
地中に走出枝があり、高さ30~70センチになる。
まだ咲きだしたばかりだが、花の色は薄い紅色だ。





ダイコンソウ(大根草)
<バラ科ダイコンソウ属>
山地や丘陵の林の縁などに多い25~60センチの多年草。
根生葉は羽状複葉で、大根の葉に似ているのでこの名がある。
頂小葉は広卵形で特に大きく長さ3~6センチ、普通3裂し、
ふちに鋸歯がある。


側小葉は小形。
茎葉は上部ほど、切れ込みが少ない。
茎と葉には荒い毛がある。



径1~2センチで黄色の5弁花がまばらにつく。

              休憩

ペパーミント(西洋薄荷)
  ヨーロッパに産する西洋ハツカ(薄荷)
メントールが多く含まれ、紅茶やアイスクリームの香りづけにされる。

昆虫コーナーは、ナメクジカタツムリオハグロトンボです。


水辺公園の木の柵の上にはたくさん、ナメクジが発生していました。


ハナイカダの葉っぱの上に
小さなカタツムリが、しっかり、角をだしておりました。


いつも、そばに近づくと逃げるオハグロトンボは、
小雨の中では、じっとして画像に収まってくれました。


       俳句季語蛞蝓(なめくじ)
      なめくじり・なめくじらとも使う。

     蛞蝓に生まれて日差し好まざる 齊藤 朗笛
   

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ニワウルシ(庭漆)の実・ナツハゼ(夏櫨)の実・オトギリソウ(弟切草)アオドウガネ・クワコは繭へ・俳句鑑賞

2022-07-04 04:49:15 | 木の花・野の花・昆虫・俳句鑑賞

▲ニワウルシ(庭漆)の実
<ニガキ科ニワウルシ属>
一つ区をまたいで大きな公園までクワコのために新鮮な桑の葉を食べさせて
やりたいとでかけたのだが、
クワコは帰宅するとすでに葉を丸めて繭の準備中だった。

・・と言う事で新鮮な桑の葉はもう食べずに繭の中で暫くはじっと過ごすようです。
ニワウルシの実は初めて見た。
この木はずっと・・モクゲンジだと思っていたからだ・・。
確認できてよかった!
別名はシンジュ(神樹)と言う落葉高木。
葉は大形の奇数羽状複葉で互生する。
小葉は6~12対あり、長さ8~10センチの長卵形または卵状披針形で、
先は鋭く尖り、基部に1~2個の歯牙があり、歯牙の先に腺点がある。


本来なら、7~8月に枝先の円錐花序に緑白色の小さな花を多数開く。
雌雄異株。花弁と萼片は5個。


果実は長さ、4~4,5センチの翼果で、翼の中央に種子がある。
※別名のシンジュ(神樹)は、英語名の「tree of heaven」の訳からで、
天に届くほど大きく育つことによる。




▲ナツハゼ(夏黄櫨)の実
 <ツツジ科スノキ属>
本来なら、山地や丘陵で出会いたかった。
私の大好きな木の実だから・。
お散歩途中にて、不思議に紅葉していて実がなっていた。
落葉低木。
高さ3~4メートルになり、よく分岐する。
葉は卵状長楕円形または卵状楕円形で長さ4~6センチ。
ふちと両面に粗い毛がある。


液果は直径7~9ミリの球形で萼の後が大きく、黒褐色に熟す。
酸味があり食べられる。







オトギリソウ(弟切草)
  <オトギリソウ科オトギリソウ属>
オトギリソウ(弟切草)と言う名前には、兄弟の秘話がある。
鷹匠である兄弟が鷹の治療薬としてオトギリソウを使い、

二人だけの秘密にしていたが、ある日、
弟がその秘密を他人に漏らしてしまう。
怒った兄は弟を斬り、その血しぶきが葉にかかつて黒点になった、
と言う伝説からこの名がある。
葉や花に小さな黒点が散らばるが、これは色素を含む油点。


薬用になり、葉を油に浸したものを傷薬に使う。
草地や田の畔に生え、草丈は15~30センチ。


花弁5枚の黄色い花の中央に多数の雄しべがある。
※表面からはよく見えないが、葉を光に透かして見ると、
小さな黒点が葉の全体に見られる。

               休憩


▲ケイトウ(鶏頭)
<ヒユ科ケイトウ属>


           俳句季語鶏頭(けいとう)
      鶏頭花(けいとうか)・鶏冠(とさか)・韓藍(からあい)
      などと使う。

        鶏頭の十四五本もありぬべし  正岡 子規

        鶏頭のやうな手を上げ死んでゆけり 富澤 赤黄男

        2句とも鶏頭の句では、有名な俳句です。
           赤黄男の方は戦争俳句

昆虫コーナーは、
アオドウガネ
かな?
<甲虫目 コガネムシ科>
鈍い光沢がある緑色のコガネムシ。


    ※今朝クワコは昨日から桑の葉を丸めて、
        静かにを作り静かに羽化を待っています。


昨日より、桑の葉を丸めて糸をかけ始めていました。
幼虫がその時はまだ見えていましたが、
あまり刺激したくなかったので、そのままにしておきました。
7月4日、早朝にはすっかり繭を作って葉の部屋の中にじっと
しています。あと10日~2週間すぎるまでは、このままでしょう。
もう少し、経ったら葉の中を覗いてみることにしようと思っています。


少し、葉を開いてみました。
色は白い真綿の様な繭でした。
おやすみ、くわこ。
目覚めたら、立派な蛾になっていることでしょう💘
その日まで、待っています。



 

 

 

 

 

 

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取り急ぎ💘タケニグサ(竹似草)とクワコ(桑子・野蚕)の事

2022-07-03 15:02:09 | 野の花と昆虫

タケニグサ(竹似草)
 <ケシ科タケニグサ属>
どうと言う事のない花と言ったら失礼なのだけれど・・
街中でも見かける大形の野草。
茎は中空で、伸びる枝が竹に似ているので竹似草。
竹と煮ると丈が柔らかくなるから竹煮草と言う説も。
葉や茎を切ると、黄色い液が出るがこれは有毒で、かぶれることもある。

日当たりのよい荒れ地や草地に生える。


深い切れ込みのある葉は長さ30センチもあり大きい。
草丈1~2メートル。

植物全体が粉白色を帯びる。
つぼみの期間、花を包んでいた萼片は開花とともに落下する。
花には花弁が無く、綿毛のように花に見えるのは雄しべ。

 

今日の昆虫は私が育て中のクワコ(桑子・野蚕)です。


6センチは期待過ぎで5センチ5ミリくらいかな?(#^.^#)


糞もいっぱいしだして健康かな?


喉が渇いていたのかしら?早朝、桑の葉を替えて、
テッシュに水分を含ませて包んでいるので、なんだか・・
水分を取っているような感じだった。
日に日に大きく成長しているので、毎朝の新鮮な桑の葉詰みが大変!

          俳句は季語雷(かみなり)

    雷(らい)・いかづち・雷鳴・神鳴‣はたた神・日雷(ひかみなり)
    遠来(えんらい)・雷雨(雷雨)などと使う。

         昇降機しづかに雷の夜を昇る  西東 三鬼

 

 

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モクゲンジ(木槵子)の実・ヒオウギスイセン(檜扇水仙)黄カンナ・ジャコウアゲの卵と抜け殻・今日のクワコ・俳句鑑賞

2022-07-02 04:04:37 | 木の実と昆虫と俳句鑑賞

モクゲンジ(木槵子)の実
 <ムクロジ科モクゲンジ属>
つい先だってまで黄色い花が咲いていたのを遠くから見ていた。
ああ‣見に行かなくちゃと思ってやっと出かけてみたら、

もうぷっくら膨らんだ実を沢山つけていた。
葉は長さ約30センチの奇数2回羽状複葉。
小葉は長さ3,5~9センチの長楕円状卵形で厚い洋質紙。
今は袋状の実になっている。


枝先の大形の円錐花序に黄金色の小さな花を多数開く。


本当は花を撮りたかったのだが・(これは以前に撮ったもの)
花は終わっていた。


果実は長さ約4センチの袋状で淡紅色に熟し、半分に割れると
中に黒い種子がある。





ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)
<アヤメ科ヒオウギズイセン属>
和名は花形と葉姿とからつけられた。
ギリシャ語のサフランと香の意味。


実は園芸品なので、今まで取り上げなかった。
もう、手持ちの画像も無いので取り上げて見た。


▲カンナ
<カンナ科カンナ属>
この頃は、すっかり見なくなつた。
昔からある園芸品で、
夏らしいのが懐かしい。


もう、花も終わりに近いのか?
暑くて萎んでいるのかしら・・。

              休憩
※昆虫コーナーになってしまうけれど・・

ジャコウアゲハにも出会わず、ウマノスズクサの花も咲いていなかったけれど・
葉に卵が・・
確かにウマノスズクサの葉であることは確かなので、
確率的にはジャコウアゲハの卵と思われる。


幼虫はいなかったのだけれど・・葉裏に、卵がこんなにたくさん!
ちょっと遠いのだけれど・・
また、そのうちに見に行って来よう。


葉裏にジャコウアゲハの蛹の抜け殻を見つけた。
但し、ウマノスズクサの花は見られず、小さな丈の低い葉のみ見られた。
いつもの年なら・ここにジャコウアゲハの幼虫が見られるはずなのだが・・。

※今日のクワコ
風のある場所の方がいいと思って、窓辺に置いたら
新鮮な葉がすっかり枯れていた。
早朝、桑の葉を取りに自転車で出かけ、
やっと一息ついた。
糞はそれなりにしていたが・葉がすっかり乾いていた。
忙しくて・・見てあげていなかった。
もう、美味しい葉だから、十分食べなさい。


朝、元気だった葉はすっかり乾燥していた。
でも、フンはまぁまぁ・・かな。


新鮮な葉を取りにチャリで一っ走り”
沢山食べて、熱中症を??吹き飛ばしてね(#^.^#)

   今日は句会で出かけてきます。いい子で待っててね♪

          俳句季語ダリア
   ダリア・ダーリア・天竺牡丹・ポンポンダリア・ダリア咲く
    などと使う。

     ダリア真紅に熾んな自己主張   山岡 敬典
         (さかんな)

 

 

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