れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

キンラン(金蘭)・チゴユリ(稚児百合)・タマノカンアオイ(多摩寒葵)・オニグルミ(鬼胡桃)・コバノガマズミ(小葉莢蒾)・俳句鑑賞

2024-04-23 05:10:59 | 野の花・昆虫・俳句鑑賞


キンラン(金蘭)
 <ラン科キンラン属>
本当は、南平丘陵公園の続きだったのですが、
確かにキンランに会いましたが、遠くて画像がいまいちなので、
昨日、寄った牧野庭園に咲いていたキンランの画像を使いました。

山地や丘陵の林下に生える多年草。
葉は長楕円状披針形で、互生する。
茎の先に黄色い花を10個ほどつける。


花は長さ,1,5センチほどで平開しない。


チゴユリ(稚児百合)
 <ユリ科チゴユリ属>
茎は高さ15~30センチで、葉は長楕円形または楕円形で、
茎の先に1~2個の花を垂れてつける。


花は白色で長さ1~1,5センチ。



タマノカンアオイ(多摩寒葵)
 <ウマノスズクサ科カンアオイ属>
多摩丘陵の林下に生える。
これは、先日行った南平丘陵公園のタマノカンアオイです。
茎は横に這い、一年に一枚づつ葉をつける。
葉の表面はやや光沢があり、葉脈がへこむ。


花は径3~4センチで葉柄の基部につき、半ば土に埋もれる。
萼は短い鐘形で、長さ約1センチ、先は3裂し広卵形。
萼裂片は普通はよく波打つ。


オニグルミ(鬼胡桃)の花(雄花)
 <クルミ科クルミ属>
山野の川沿いによく生える落葉高木。
葉は大形の奇数羽状複葉で、小葉は4~10対あり、
長さ7~12センチの卵状長楕円形。


オニグルミの雌花の花柱は紅色です。


コバノガマズミ(小葉莢蒾)
 <スイカズラ科ガマズミ属>
各地の山野に生える落葉低木。
葉は対生し、倒卵状長楕円形。
縁に粗くて鋭い鋸歯がある。


ガマズミより葉が小さく葉柄が葉柄が2~3ミリと短く、

基部に托葉があるのが特徴。↓の画像


ガマズミには托葉が無く、コバノガマズミには托葉があるのが特徴。


▲レンゲツツジ(蓮華躑躅)
 <ツツジ科ツツジ属>
高原に多い、落葉高木。
群生地での景観は見事。
前年の枝先に朱橙色の花を2~8個つける。
雄しべが5個で、花糸の基部に白い毛がある。
雌しべは1個で花柱は無毛。花柄に蜜腺がある。

※昆虫コーナー

う~~んどなたでしたか?


アブの仲間かな?


わが家のアカボシゴマダラナンバー2も、元気に脱皮殻を残し
美しい蛹になりました。



    《俳句鑑賞は夏の季語のイトトンボ(糸蜻蛉)》
 

      凹面に名もなき人と糸とんぼ   柿本 多映
 

 

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ニリンソウ(二輪草)・ヤブニンジン(藪人参)・キランソウ(金瘡小草)・・ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)・キケマン(黄華鬘)・キタキチョウ・テントウムシ・俳句鑑賞

2024-04-11 22:31:38 | 野の花・昆虫・俳句鑑賞


ニリンソウ(二輪草)
 <キンポウゲ科イチリンソウ属>
高島平で下車して武蔵野台地崖線に広がる林床の下にニリンソウの群生地の赤塚公園がある。
少し歩くがその先に赤塚城本丸跡地の広場や東京大仏、赤塚植物園などがある。
1本の茎に2輪の花が咲くのが名前の由来だが、

実際は1~4輪。
複数の花の開花には時間差があり、同時には咲かない。
白い花びら状のものは花弁ではなく萼片で5枚のものが多いが、
7枚のものもある。


群生は見事だ。




去年、高尾山ミドリニリンソウ(緑二輪草)をみたが、
今年は、入れなくなっていたので見られませんでした。
結局は、白い花弁に見えるものは萼片なので、
先祖返りしたと言われている。


ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)
 <ケシ科キケマン属>
前回、ヤマエンゴサク(山延胡索)と間違ったので、
ジロボウエンゴサクを掲載しておきます。
花の距を絡ませて引っかけあう遊びで、
本種を次郎坊、スミレを太郎坊と呼んだ。
先端に筒形の花がまばらに咲く。




▲ムラサキケマン(紫華鬘)
 <ケシ科キケマン属>
「華鬘」は、仏像の胸のあたりの装飾品で、それに似ているのでこの名がある。
葉は2~3回羽状に細かく裂ける。
花序は、直立し花茎の上にびつしり、紅紫色の花をつける。


長さ、1,2~1,8センチの筒状で、先端外側は上下に開き、
後は距になり内側に蜜腺がある。


▲キケマン(黄華鬘)
<ケシ科キケマン属>
前回、ミヤマキケマンを掲載したので、
今回は、キケマン(黄華鬘)をアツプしてみました。
茎は太く、根元から枝を分けて大きな葉を出す越年草。
葉は3~4回羽状に裂ける。




ヤブニンジン(藪人参)
 <セリ科ヤブニンジン属>
山野の木陰や竹藪などに生える多年草。
茎は枝分かれして、30~60センチになる。
葉は2回、3出羽状複葉、小葉は卵形で薄くてやわらかい。


5個の花弁で、小さな白い花を開く。

※昆虫コーナー

黄色いタンポポにキタキチョウ


春になってやっと出会えて撮れたキタキチョウの画像でした。


※ナナホシテントウムシ

        《俳句鑑賞は春の季語蝶(ちょう)》
     蝶々(初蝶・紋白蝶・黄蝶・蜆蝶・蝶の昼・蝶生まる)
         などと使う。


   蝶食うべ二度(ふたたび)童子(わらし)となりにけり   柿本 多映


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ヤマネコノメソウ(山猫目草)・バイモ(貝母)・ショウジョウバカマ(猩々袴)・モクレン(木蓮)・鳥達・虫コーナー・日記・俳句鑑賞

2024-03-18 08:39:37 | 野の花・昆虫・俳句鑑賞


ヤマネコノメソウ(ヤマネコノメソウ)
 <ユキノシタ科ネコノメソウ属>
種ができると猫の目に見えませんか?
湿気のある林下などに生える多年草。
花のあと汚れた紫色の珠芽(しゅが・ムカゴ)ができる。


先端に花弁のない緑色の花を開く。


もう少し立ったら高尾山にヨゴレネコノメと大好きな↓
ハナネコノメソウを見に行きたい!



バイモ(貝母)
 <ユリ科バイモ属>
中国原産の多年草。

上部の葉の脇に淡い黄緑色で鐘形の花をつける。
覗き込んでみた方が黄緑色の花の中の紫の線が見えて美しいです。




▲ショウジョウバカマ(猩々袴)
 <ユリ科ショウジョウバカマ属>
山野のやや湿ったところに生える多年草。
鮮やかな色の花をつける。
根生葉は多数つき、長さ7~20センチ。



モクレン(木蓮)
 <モクレン科モクレン属>
落葉小高木。
葉の出る前に、暗紫紅色の花を上向きに半開する。



<日記>
朝から、S公園まで観察会へ。
虫をよくご存じの方について、嬉しかったのだが、
まだ虫はそんなに見られなかった。
帰宅して、園芸品やまで、薔薇の苗を買いに行く。
今年は2鉢も駄目にしてしまった。
まだ植える場所があったので、カンパネラやクロタネソウも買って、
持って来てもらった。
薔薇を植えて、その他いろいろ植えた。
我が家の庭(家・プランター)には、たくさんのアネモネが咲き出した。
去年の種からネモフイラも咲き出し、忘れな草も愛らしい。
直木賞の「共食い」がすごくよかった!久しぶりに夢中になった。
お時間のある方、読んでみて下さい。
どんな感想か・・聞いてみたいです。
マタギと熊と目の見えない女の壮絶な生き方に生半可じゃない作者の心意気が伝わってきました。

※鳥達

カワウ

カワウ

キンクロハジロ

カルガモ

カラス

オオバン

カラス

※昆虫

ハラビロカマキリの卵


ハエトリグモ

ハンノキハムシ
(見づらいのですいません。ブルーの虫です)

何の繭だろう?


苦労してやっと撮れたキタテハ


翅が傷んでいたキタテハです。


          《俳句鑑賞は春の季語黄砂(こうさ)》
    霾(つちふる)・黄塵(こうじん)・霾ぐもり(よなぐもり)・つちぐもり
      などと使う。
        
          画像は、関係無いのですが、ニリンソウです。
    
           メロンパン焼きをり黄砂降る街に   藤沢 樹村

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バイカオウレン(梅花黄連)・カントウカンアオイ(関東寒葵)・テントウムシ蛹越冬・ハラビロカマキリ卵嚢・日記・俳句鑑賞

2024-01-13 09:01:45 | 野の花・昆虫・俳句鑑賞


バイカオウレン(梅花黄連)
 <キンポウゲ科オウレン属>
テレビの「らんまん」で一番初めに出てきた花。
本当は、栃木まで出かけて行って会いたい花なのだが、
車を処分したので、近場の牧野庭園で我慢しました。
常緑多年草。
葉は5小葉なる掌状複葉で、光沢があり葉脈が隆起します。


花は径0,8~2センチの白色で、花弁状に目立つ萼片が5枚放射状に出る。

花弁は小さく、黄色いさじ形です。
雄しべは多数。




カントウカンアオイ(関東寒葵)
 <ウマノスズクサ科カンアオイ属>
冬も枯れない事からこの名がある。
茎は地を這い、暗紫色で節が多い。
葉は長い柄があり卵形か卵状楕円形で長さ6~10センチ、先は尖り、
基部は深い心形で、表面にしばしば白い斑紋が入る。
(「多摩丘陵散策人」様から、お教えいただきました。
これからも、どうぞ宜しくご試読ください。)



冬も枯れない事から寒葵(かんあおい)の名がある。
花は葉柄の基部に1個つき、半ば土に埋もれる。
萼は鐘形で長さ約1センチ、内側に格子状の隆起線がある。
3個の萼裂片は筒部より短い。



昆虫コーナー

テントウムシの蛹がトタンに沢山いました。




これで越冬しているのでしょうか?


この糸の中にクモがいます(#^.^#)
今日はそっとしておきました。


たぶん、蜘蛛の糸に蠅がつかまったか?


今日もいたお菊さん♪


ハラビロカマキリの卵嚢


<日記>
大きな段ボールが届いて中に花のアレンジメントが入っていた。


高校生の時から、主人のお店に足しげく通っていた子で、

いい本をよく買ってくれている。
今は、研究者になっているそうだ。
主人が、傘寿のお誕生日だとの話が出て、花を贈ってくれたのだ。
ふ~~~ん♪
私はよく人に花束を贈るけど、貰う事は少ないんだけど~。
男性から男性に花を送るのも、いいのかもしれない。
ただ、主人は生け花の方が得意分野だけれど。(#^.^#)

           《俳句鑑賞は冬の季語立冬(りっとう)》
      冬立つ(ふゆたつ)・冬に入る・冬来る(ふゆきたる)
         今朝の冬(今朝の冬)などと使う・
         
        画像は関係ないけれど、こたつに入るまり

     

       冬に入るからだを巡りゆく水も   矢島 渚男



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ノハラアザミ(野原薊)・トネアザミ(利根薊)・フジバカマ(藤袴)・ウラナミシジミ♂?日記・俳句鑑賞

2023-11-21 08:16:04 | 野の花・昆虫・俳句鑑賞

ノハラアザミ(野原薊)
 <キク科アザミ属>
秋の野を代表する薊で日当たりのよい野原や林の縁に生える多年草。


根生葉は長楕円状披針形で、羽状に中裂し、裂片に欠刻と棘がある。


葉脈は紫色を帯びることがある。
紅紫色の花で、枝の先に直立して付く。


総苞は鐘球形でくも毛があり粘らない。
ホシホウジャクが蜜を吸いに来ている。


トネアザミ(利根薊)
 <キク科アザミ属>
つい最近までタイアザミと覚えていた。
ここ暫くの間にトネアザミが本格的になっているようです。
多年草。頭花は紅紫色で、しばしばやや長い柄があり、花の基部にときに、
1~2個の線形の苞葉がある。


母種のナンブアザミに比べ葉と苞葉の棘が太く長い。


フジバカマ(藤袴)
 <キク科フジバカマ属>
本来のものはもうずいぶん前から絶滅危惧種になっていて、
たぶんこちらの方は園芸品のフジバカマかと思われます。

<日記>
一寸さぼっていたヨガに行く。
途中であまり気持ちよくてフッと寝ていたような気がする・・
何だか、すごく疲れがたまってしまった感じで、観察会は軒並みお休みした。
その代わり、主人の目録の手伝いができるので少しほっとしている。
まりのシッターさんとのお散歩も、まりは落ち着いてできたと思うし、
夕飯も作ってもらって全部綺麗に完食できました。
少し進歩したかな?(#^.^#)
今度は、お散歩は私はついていかずにか?(隠れて見てるとか‥これも難しそう)
1歩、先に進めそうな気がする。
トイレトレーニングは、今のところ、こちらの根負けです。

        

今日は静かに本を注文下さった方に送る仕事をします。

※昆虫コーナー


※うまく写っていないし、飛んで行く姿もよく見えずじまいだったが、
よく見たら尾状突起があると言う事は、ウラナミシジミの♂かなと思いますが、
間違っていたら、訂正願います。

       《俳句鑑賞は秋の季語狐(きつね)》
    昨日のラジオでの兼題の狐から、
        ごめんなさいお名前は聞き損ねました。

ごめんなさい。画像はキツネアザミです(#^.^#)

        キツネ見てより気になる君の耳  読み人解らず
   

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センブリ(千振)・キッコウハグマ(亀甲白熊)・ハダカホウズキ(裸酸漿)・ツバメシジミ・日記・俳句鑑賞

2023-11-12 06:05:37 | 野の花・昆虫・俳句鑑賞


センブリ(千振)
 <リンドウ科センブリ属>
古くから健胃、整腸の民間薬として知られ、
煎じて千回振っても、まだ苦みが残ることが名前の由来で、

「当薬」(とうやく)と言う名で売られている。
日当たりのよい山野に生える。


残念ながら、日が当たらなかったのと、まだ蕾状態が多かったので、
花が開いていなかったのだが、

ここ数年、会いたくて会えなかったセンブリにやっと会えたのが嬉しかった。
葉は対生し細長い線形。


花は直径2~3センチで5裂する星形になり、
白い花弁に紫色のすじが入る。


名前は知られているが、実際に出会う事が少ない。



キッコウハグマ(亀甲白熊)
 <キク科モミジハグマ属>
山地のやや乾いた木陰に生える多年草。
ひっそりと白い小さな花を咲かせる。
高尾山ではよく葉や閉鎖花は見ていたが、
なかなかこの小さな花に出会う事が出来なかった。


暗い山道で出会ったものは、画像に映らず、
私のデジカメではここまででした。


高さ10~30センチで葉の姿は五角形。
葉の形が亀の甲羅を連想させるのでこの名がある。




ハダカホウズキ(裸酸漿)
 <ナス科ハダカホウズキ属>
名前はホウズキのように果実が萼に包まれず、裸であることから
この名がついた。

<日記>
初めて、シッターさんに頼んでわんこまりを置いて、
二人で「子の権現」まででかけた。(まぁ、時間的にもちょうどいいので)
朝の9時にでかけて、池袋から特急に乗り、飯能で乗り換え
西吾野で降りる。暗い山道を3時間ほど遊びながら歩いて、
「子の権現」まで。途中で会った花がこの白い小さなキッコウハグマだった。
林の中は暗くて、私のデジカメではほとんどボツでした。
何か虫でもいないかと探したが、下の川から上ってくる沢蟹数匹に出会ったのと、
あとは、カエルぐらいでした。

子の権現の大きな草履と下駄を見て奥の院まで上がって
スカイツリーが見えると言うところでセンブリの花に出会えた。
山頂でお弁当にする。


(これはたぶん廃屋なのかもしれません)
塩見茶屋まで下って、下山は楽勝。
それでも吾野の駅までは、だいぶ歩いた。
吾野には、主人の亡母の墓がある。
ずっと自動車で来ていたのでよく解らなかったが、
思いもよらずお墓参りもできてよかった。
帰宅したら、シッターさんからのわんこまりの画像と連絡が届いて、
充分に慣れているように甘えている様子の動画なのに、
連絡事項でお散歩がうまくできなかったとあった。
また、トイレシートレッスンと、お散歩の練習でシッターさんに
来てもらう事にする。



※昆虫コーナー

尾状突起がおしゃれなツバメシジミに出会った。


紅葉


クサギの実


キノコ


           《俳句鑑賞は季語秋(あき)》
       
   
       もの思う高さに秋の水平線    松井 国央

 

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ママコノシリヌグイ(継子尻拭)・オオケタデ(大毛蓼)・ヤブキリ・ナミ蛹・アオスジアゲハ・日記・俳句鑑賞

2023-09-04 07:12:43 | 野の花・昆虫・俳句鑑賞


ママコノシリヌグイ(継子尻拭)
 <タデ科イヌタデ属>
山野の林や道端、水辺などのやや湿った場所に生える1年生のつる植物。
葉や茎の裏、葉柄花序の柄には下向きの棘があり、
この茎葉で尻をぬぐったら痛いであろうと言うのが名前の由来。


この棘で他の植物に絡むことができ、
高さ1メートル程度ははい登ることができる。
枝分かれしながら広がり、その枝先に十数個の小花が丸く集まつて咲く。


葉は三角形に近く、基部がややへこむ。


オオケタデ(大毛蓼)
 <タデ科イヌタデ属>
江戸時代、観賞用として渡来。
栽培されていたものが野生化した帰化植物。
花は淡紅~紅色で、花序の先は垂れ下がる。


草丈は約2メートルにもなる。
草全体に白い毛が密生しているのが名前の由来。
葉は卵形で、葉の両面には、ビロード上の毛が生える。

※昆虫コーナー

※ササキリ


わが家のシロヤマブキの葉に留まったアオスジアゲハ
よく見たら、下の翅が切れていた。
しかし、飛んで行く様子は怪我している感じは全くなく
相変わらずの勢いで飛び去った。



右下の方が今朝、羽化しました。
(色が緑から褐色に変わる)
要注意で見ていないと,アツと言う間に羽化が終わってしまいます。


昆虫籠が狭そうだったので、カーテンに置く。
生まれたては、翅が濡れていてまだ弱弱しいが、
カーテンに移動する間に、私の手に褐色の体液?を出した。
今朝は雨だから‥少し長めに休ませてから飛ばします。



前蛹になったので、これでもう食糧調達(柑橘系の葉)
はしなくてもよくなったので、ホッとしたような
あの煩わしさが愉しかったのかもしれないと思った。


わが家のナミちゃんズは最後の1匹も前蛹となった。

<日記>
本当はN公園の観察日(写真禁止の説明1時間)
だったが、
来週も本来のN公園観察会があるので、
昨日の参加はやめた。
友人は昨日も行っているはずだ。
今、一番乗っているのかもしれない。
観察会の説明が終わると必ず、もう一度二人で回って
知つている範囲で話しながら一緒に歩いたものなのだが、
もう、樹木に関してはとてもよく勉強してきて
私が聞きたいぐらいだ。
「何だか追い抜かれていくようだ」ともらしたら、
「年相応に動かないと疲れがたまる年なんだよ」と、
主人に言われて、全くその通りだと思った。
これからは無理はできない自分である事を認めて
行動も考えていこう。


キンミズヒキ

              《俳句鑑賞は季語秋(あき)》
           白秋(はくしゅう)・白帝(白帝)などとも使う。 
          
         
   
              
           
            ばらばらの演奏前の秋の音      高野 公一

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ヤエムグラ(八重葎)・スベリヒユ(滑莧)・セスジスズメ・ウリハムシ・我が家のイモちゃんズは蛹から羽化へ・日記・俳句鑑賞

2023-08-28 06:48:29 | 野の花・昆虫・俳句鑑賞


ヤエムグラ(八重葎)
 <アカネ科ヤエムグラ属>
草地や道端に生える。
葎(むぐら)は、雑草の藪(やぶ)のこと。
茎の断面は四角形で、それぞれに稜があり、そこに沿ってかぎ形の棘がある。


細長い葉が4~8枚輪生する。
花は直径1ミリほどで、十字形。
花色は白に近い黄~黄緑色。

他の草に寄りかかって立ち上がるため、
引っかかりやすいように茎には下向きに曲がった小さな棘がある。
触るとざらつく。


スベリヒユ(滑莧)
 <スベリヒユ科スベリヒユ属>
畑、道端、庭など日当たりのよい場所に生える。
葉や茎を茹でておひたしにしたりする。
茹でるとぬめりが出ること、葉に水気があり、
滑らかなことなどが名前の由来。
赤みを帯びた茎は枝分かれして地を這い、上部が立ち上がる。


葉は厚みのあるへら形。
茎の先に直径6~8ミリの5枚の黄色い花弁を持つ花をつける。


※昆虫コーナー

昨日は階段の掃除をしたらセスジスズメがお亡くなりになっていた。
わが家のマンションの階段は、一日中電気をつけっぱなしなので、
時々、夜、蛾が入ってくるらしい。
セスジスズメはなぜかよく見かける。


わが家のタンキリマメの葉によくウリハムシが来ている。


わが家のルリタマアザミの葉が枯れていると思ったら、
たぶん・ヘリヒメカメムシ?が数匹、いたのを見つけた。


わが家のナミアゲハのイモちゃんズの一匹は巣立っていきました。


わが家のカラスウリの茎に止まってから、元気に飛んで行きました。

<日記>
わが家には柑橘系の木がないので、わんこまりとのお散歩途中で、
柔らかそうな美味しそうな部分のナツミカン(またはキンカン)の葉を戴いてきます。
こうして歩いてみると、結構柑橘系を植えてある家は多く、
若葉をちょっと戴いてくる。
気を付けて少しづつ戴くのだが、
どうしても・・知らないうちに卵がついていたり、
小さくてゴミみたいな(失礼)フン状の幼虫がついているのだ。
なるべく、もう増やさないように努めて葉を戴いてくるのだが、
目が悪いこともあって?帰宅して新しい葉を入れてやろうとすると・・
小さな卵や、ゴミみたいな幼虫がついているので
毎回、追加してしまう。
今年は本当にナミアゲハの当たり年!かな。


今年はオリーブが沢山なっている。

     《俳句鑑賞は秋の季語鬼灯(ほうずき)》
        酸漿(ほうずき)とも書く。
      


      鬼灯や実らぬ恋は色あせず   あさなが 捷

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ソバナ(岨菜・蕎麦菜・杣菜)・トチバニンジン(栃葉人参)・オオスカシバの蛹化・ムシヒキアブ・セセリチョウ・日記・俳句鑑賞

2023-08-22 11:16:29 | 野の花・昆虫・俳句鑑賞


ソバナ(岨菜・蕎麦菜・杣菜)
 <キキョウ科ツリガネニンジン属>
山地の草原や林の縁などに生える1メートルほどの多年草。
葉は互生し、卵形または楕円状卵形で縁にはあらい鋸歯がある。


夏頃に、まばらな円錐花序を作つて青紫色の鐘形の花をつける。
茎の上部は斜めになり、そこから花が垂れ下がる。


花冠は長さ2~3センチで先は5裂し、裂片の先はとがる。
萼片の色は緑で披針形をしており、先はとがる。


花柱は花冠より突き出ず、柱頭は3深裂する。


トチバニンジン(栃葉人参)の実
 <ウコギ科トチバニンジン属>
高さ60センチほどの多年草。
根茎は太く白色で、長く横に這う。
茎の中ほどに3~5枚倒卵形の葉を輪生する。


茎の先端の球形の
散形花序に淡黄緑色の小さな花を多数つける。
果実は球形で赤く熟す。
葉が栃の葉に似ているのでトチバの名がある。

※昆虫コーナー

※ムシヒキアブ(虫引虻)


※スズメバチ(胡蜂)


※セセリチョウ(挵蝶)



※我が家のオオスカシバはちょっと失礼して土の中をのぞかせてもらいました。
よく動いていました!
もうすっかり、になりました。
後、2週間前後が楽しみです。
今度は、白い翅のままの羽化したてのオオスカシバに出会いたいです。
 
<日記>
昨日から、年に一度の目録作りで、
私は写真撮りの係です。
今回は写真の数も多くて、2日間がかりでした。
日が差しすぎても困るし、暗すぎても困るので
お天気も気になりましたが、それほど日が当たらない
事務所の前で撮ることができました。
冊数が多いと事務所の絨毯の上に並べて撮ります。
もう面倒だと、棚ごと写してあとは何とか
胡麻化します。(いやいや・何とかかっこよくセッテングします)
それから、1冊ずつ年代やら状態やら、解説やら値段やらを
エクセルから引っ張ってきて、ワードで調整します。
これがまた、昔は楽しんでできたのに・・
歳をとったら、もう面倒で主人に任せっきりになりました。
そんなこんなで、どんどん私の仕事を減らしている次第です。
その代わり、主人の仕事は増えて、いつものようにやっているのに
パソコンが複雑になったのか?主人が歳をとったせいなのか?
今までうまくできたことができないのが問題です。
まぁ、根気よくやるしかないようです。
なかなか、私たちの夏休みは取れそうにありません。
   
   
  私もわんこ・まりになりたい・・まりも元気だけれど、確実に歳は取っています。

            《俳句鑑賞は秋の季語萩(はぎ)》
          萩の花・白萩(しらはぎ)・こぼれ萩・萩の風(はぎのかぜ)
           とも使う。
          

            夕暮れを揺らす白萩くくりけり   高野 公一
      

 

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ナツズイセン(夏水仙)・アオモンイトトンボ・サトキマダラヒカゲ・アカボシゴマダラ他 日記・俳句鑑賞

2023-08-14 11:48:11 | 野の花・昆虫・俳句鑑賞


ナツズイセン(夏水仙)
 <ヒガンバナ科ヒガンバナ属>
人里近くの山野に咲く多年草。
ヒガンバナと同じに春に線形の葉を広げる。
夏に葉が枯れた後に、50~70センチの花茎をだす。


淡紅紫色の花をつける。
花はラッパ状で半開する。





<日記>
土曜日は早朝からS公園で「トンボと蝶の調査」の観察会があった。
私のカメラではなかなか遠くのトンボは撮れなかったけれど、
参加できて楽しかった。
会ってみたかったマルタンヤンマには会えずじまいだったが、
次回の楽しみにとっておこう。
遠くてピンボケの画像が多いけれど、
それは私の記録だからいいのです(笑)
植物園によってから、ゆみこさんと約束していた
光が丘まで「蛍と三日月の夜」の絵を受け取ってから、
フードコートでお茶してお喋りを楽しんでから帰宅した。
絵は昨日のブログに載せてあります。

※昆虫コーナー


※アオモンイトトンボ(青紋糸蜻蛉)



※ノシメトンボ(熨斗目蜻蛉)
超、遠かったけどなんとなく写っていた。


遠くて、やっとこれだけ・・
※チョウトンボ(蝶蜻蛉)


※サトキマダラヒカゲ(里黄斑日陰)


※アカボシゴマダラ(赤星胡麻斑)



※チャバネアオカメムシ(茶羽青亀虫)


※コアオハナムグリ(小青花潜)


※ショウリョウバッタ(精霊飛蝗)


※ムシヒキアブ(虫引虻)


何の卵?カメムシの卵かな?

        《俳句鑑賞は夏の季語夏野(なつの)》
     青野(あおの)・大夏野(おおなつの)・夏野原などと使う。
          

        頭の中で白い夏野となっている    高屋 窓秋



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