れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

ウバユリ(姥百合)とイチモンジカメノコハムシ(一文字亀子金花虫)

2021-07-31 06:05:08 | 野の花日記

ウバウリ(姥百合)
<ユリ科ユリ属>
実は、先週ウバユリを見に、石神井公園まで行った。
大泉学園の牧野庭園は、花が終ってしまっていた。
石神井公園まで一駅歩いて、水辺公園まで行ったら、
今度はまだウバユリが蕾状態で花が開いていなかったのだ。

実はこんな状態だった。
茎は高さ60~100センチになる。
葉は茎の途中に集まつて付き、卵状長楕円形をしている。
茎の先端に数個つく花は水平に出て、緑白色をしてあまり開かない。

花盛りの頃、葉が枯れて無くなり(歯無し)になるので
歯なしの姥に例えて、ウバユリの名がついた。


こちらは、オオウバユリ(信州にて)
ウバユリより寒い地方によく分布して花の数も10~20個と多い。



可愛いねぇ。子犬がシャボン玉の中で笑っているみたい♪
     イチモンジカメノコハムシ
  体は円形で平べったく、周囲は透明のハムシの仲間
ムラサキシキブの葉裏をよく調べると、運が良ければ出会えるかも♪

俳句は勝手に選句で夏の季語ダリア

    夭折のダリアの影を濃く来しか 飯島 晴子

 

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヘクソカズラ(屁糞葛・屁臭葛)とアオスジアゲハの幼虫

2021-07-30 09:04:27 | 野の花日記

ヘクソカズラ(屁糞葛)
<アカネ科ヘクソカズラ属>
植物には、ずいぶんな名前がついているものが多い。
これもその一つだけれど、よく見ると白いひらひらの花びらの内側が、
濃紫色の赤で、この赤いのをお灸(ヤイト)の火に例えて、
ヤイトバナとも言う。

お散歩にでかけると、垣根などに絡まってよく咲いているのを見つけます。
花は筒状で、先端が5つに分かれ、花の内側は真紅色で毛が多い。

葉や茎に不快な臭いがあり、これを屁や糞の匂いに例えて
この名前があるが、臭いと言えば・・今咲いている姿は美しく名前もカリガネソウ
があるが、こちらは草に触れただけでも、臭い!匂う!
クサギ(臭木)の花はいい匂いだし、私は葉も枝もそんなに抵抗がない。
名前と花は例えがすべてでもないな・と思う。

秋になると直径7ミリの丸い果実が固まってつき、果実をつぶすと匂いがする。

2月頃の実 

また、オオトラフコガネにこだわるのだけれど・・
いつもこれがピンボケなのです。本当は超かっこいいんです。
いつか、きっと奇麗な画像で撮りたいなと思っています。
だってひげもかっこいいのに・・これじゃ見れないのですごく残念です。


アオスジアゲハもじっとしてない蝶だし、ズームでやっとこれ。


タブの木に産まれたアオスジアゲハの卵

クスノキにいたアオスジアゲハの幼虫






擬態しているアオスジアゲハの蛹(くすのき)

       俳句は秋の季語木の実で、今日も勝手に選句

        百年は童話の寸時木の実降る 山田 諒子

 

 

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イヌトウバナ(犬塔花)とミヤマトウバナ(深山塔花)とクロウリハムシ

2021-07-29 04:41:44 | 野の花日記

イヌトウバナ(犬塔花)?
<シソ科トウバナ属>
「教えてGOO」に写真入りで教えてもらったけれど、
やっぱりこっちは、石神井公園の三宝寺池の裏山に生えていたもので、
イヌトウバナかな?と思った。
違ったら、ごめんなさい。

山地の木陰に生える多年草。葉は狭卵形または卵形。
葉質は薄く、鋸歯があり、両面にまばらに毛が生えている。
(そこまで写真では見えない・・)

枝先の果穂に白色の唇形花をつける。
萼は緑色で開出する軟毛が密生する。(う~~~んよく解らない)



↑ これがミヤマトウバナと思うのは、単にこちらの花は、
高尾山で見つけたものだからです。
いくら比較してみてももう写真でしか見られないので・・
又、出あったら今度こそよく見ておきたいと・・思いながら、
歩くのが精一杯になってきた私です。


ミヤマトウバナ(深山塔花)?
<シソ科トウバナ属>
茎には殆ど毛がない。(?)
なんか・・高尾山で出会うとすごく可愛い花だと思って、
魅了される。調べるが・・いつもはっきりとはわからず仕舞いで、

まぁ・・イヌトウバナの変種くらいにしておきます。

こっちの方が可愛く写ったのでクロウリハムシ
頭の黄色いのと黒い体がすごく可愛い、何食べてたんだか忘れてしまった。


う~~~~ん
写真がぼけてるので尚更解らない・・オオトラフコガネかなぁ・・・
       ではなくて、ナガメだそうです。

     (himesijimiさん、ありがとう。
    虫の名前が解らなかったら、彼女の所で聞いてみよう。)

 

         俳句勝手に選句
     
     「かあ」とそれきり千年声を喪う鷹  豊口 陽子

    

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

メハジキ(目弾)またはヤクモソウ(益母草)とシロズヒメムシヒキ

2021-07-28 08:24:19 | 野の花日記

メハジキ(目弾)
<シソ科メハジキ属>
花はだいぶ終わっているものが多かった。
いつも思うのだが、”これを瞼の上下につっかえ棒にして挟み、
眼を閉じる勢いで遠くに飛ばす遊び”なので、メハジキと言うそうだが、
なんて・恐ろしくて・
軟弱な私には出来ない。

道端や荒れ地に生える50~150センチの2年草。


花は長さ1~1,3センチで茎の上部の葉のわきにつく。

乾燥して産前産後に用いることから益母草(ヤクモソウ)とも呼ぶ。

これから、コロナの注射に行かなくちゃならないので
大急ぎ、   たぶんシロズヒメムシヒキ

     俳句勝手に選句

   これ着ると梟が啼くめくら縞 飯島 晴子

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キセワタ(着綿・被綿)と玉虫

2021-07-27 08:49:19 | 野の花と昆虫

キセワタ(着綿・被綿)
<シソ科メハジキ属>
きせわた(着綿)に関しては毎年、書いている事だが、
五節句(奇数が重なる日)
の中では一番知られていない。

○七草の節句(一月七日)、春の七草を食し春の気をいただき祝った。
○桃の節句(三月三日)雛人形を飾り、菱餅や桃の花などを添え女の子のお祝いとした。
○端午の節句(五月五日)鎧兜や人形、鯉幟を飾り、男子の健やかな成長を願う。
○七夕の節句(七月七日)豊作を祈る祭りに女性が針仕事などの上達を願う行事が、
牽牛、織姫の星を祭る行事となり、願い事を書いた短冊を笹竹につける行事となった。

○重陽の節句(旧九月九日)に菊で邪気を払うと言う事で、
菊の花を浮かべ菊酒を飲み長寿を願ったり、
夜のうちに霜に当たらぬよう菊の花に綿を被せ、
翌朝の露や菊の香がしみ込んだ綿で、身体を清めると長生きすると言う
(まぁ・何と優雅なことでしょう)風習が着せ綿(被綿)の行事です。


本来は山地の草原に生えるが、いつも森林公園か、石神井公園の草花園に
見に行っている。今年の花は、いつもの年より白っぽい。


花は2,5~3センチで葉のつけ根に輪生する。
葉は長卵形で縁にあらい鋸歯があり、長さ5~9センチで毛がある。

和名は着せ綿で、白い毛が花を覆っているいる事による。



    昨日の石神井公園ではアオバズクの雌雄を見た。
  (でも残念ながら私のカメラでは2匹は撮れなかった。)


これは私のデジカメで精一杯の画像だ。

    見られただけでも、感激!

  なのに、その近くの木になんと美しいタマムシまで見つけた!
  今日はラッキーだった。(よく知ってる方はヤマトタマムシだと仰っていた)


本当は、産卵管が伸びていたのだが、私たちがワイワイ言っていたので、
木の割れ目に、卵は産まずに去ってしまった。

   俳句は晩夏の季語玉虫で他に吉丁虫とも言われている。

    玉虫を飼ふ少年に憂いあり 大串 章

(死後も翅の美しさが退色しないので、法隆寺の「玉虫厨子」は有名)

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガガイモ(蘿藦)とマミジロハエトリグモ?

2021-07-26 07:44:32 | 野の花日記

ガガイモ(蘿藦)
<キョウチクトウ科ガガイモ属>
去年、ガガイモの幼い草を裏庭に植えた。
花もつかずに終わってしまった。
今頃になって、ちょっと離れた場所の薔薇の木に巻き付いて

花を咲かせてくれています。
実がなってくれることを期待しつつ見守りたいと思います。

河原や山野の草地に生えるつる植物。
葉は長いハート形で、長さ5~10センチ。

葉のつけ根から枝を出して小さな星形の花を十数個つける。
花色は淡紅紫色~白色で直径1センチ程度。


花弁の内側には細かい毛が密生して白つぽく見える。


 

これは9月、秋に果実が実り、裂けると中から多数の種子が出てくる。

種子には絹糸のような細くて長い毛が生え、風に乗つて飛んで行く。

       もしかして?マミジロハエトリグモかなぁ~
         (画像がぼけていてすいません)(-_-;)

      


         俳句はこれからは、勝手に選句にします。
       (季語が無いものもこれからはあると思います。)

           星空は抱卵の魚のさびしさ 豊口 陽子
                    
                                      抱卵の鳥仰ぎたる胸からっぽ 浜口 高子

                                   

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ショウジョウソウ(猩々草)とアオドウガネ

2021-07-25 07:30:23 | 野の花日記

ショウジョウソウ(猩々草)
<トウダイグサ科トウダイグサ属>
犬も歩けば棒に当たると言うけれど、私がわんこと散歩に行くと、
何かの花には出会う。
今回は久しぶりのショウジョウソウ(猩々草)だった。


原産地は北アメリカ南部など暑い地域で日当たりが十分に確保できる場所ならば、
生育が旺盛なので、よく道端などにも咲く帰化植物。


耐寒性が無いので日本では1年草として扱う。
茎や葉を傷つけると、乳白色の乳液が出る。

葉は互生する単葉で、長さ6センチほどの長楕円状卵形です。
葉の縁は不規則に切れ込む枝先では輪生状になり、
基部が朱色に着色して苞葉となる。


苞葉の中心に小さな花をつける。
花は杯状花序につき、緑色の壺形の総苞に包まれていて、
花被はありません。
腺体は1個で黄色。
果実は径5ミリで球形の蒴果です。
     
       たぶん、アオドウガネだと思う。

甲虫目コガネムシ科スジコガネ亜科スジコガネ属
幼虫は6月~9月上旬で、幼虫で冬越しし、様々な広葉樹を食す。
成虫は、葉、幼虫は、根、腐葉土を食す。




私の愛しのナミアゲハの青虫は23日朝方、こんな風なに変身していました。
かっこいいですね~♪
逆さまの姿は大変だろうと、今は箱を立てかけて置いてあります。
(全身脱皮に成功しているのかどうか親心としては・・ちょっと心配なのですが)
暑い8月に、蝶に変身してくれるのを心待ちしています。

      俳句夏の季語金亀虫(こがねむし)
    黄金虫(こがねむし)・かなぶんぶん・ぶんぶんなどとも使われる。
   
       ぶんぶんをつけて戻りし朝散歩  後藤 比奈夫


 

 

 

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キバナノヤマオダマキ(黄花山苧環)

2021-07-24 07:27:23 | 野の花と昆虫

キバナノヤマオダマキ(黄花山苧環)
<キンポウゲ科オダマキ属>
山ではよく出会うのだけれど、西洋オダマキかと勘違いしていたこともあった。
やっぱり、ミヤマオダマキの紫色なら日本古来の野趣だと思えるのだけれど。)
ヤマオダマキとも言うが、キバナノヤマオダマキの方が、間違えないで済むので、
私はキバナをつけた言い方をしている。

深山の山の縁や道端などに生える多年草。
茎はまばらに枝分かれして高さ30~50センチになる。

しばしば紫褐色を帯びる。

根生葉は2回3出複葉で、花は径3~3,5センチあり、茎の先に下向きにつく。

萼は紫褐色で5個あり、花弁は5個、長楕円形 で萼片より短く、上部は
淡黄色、基部は距となつてわずかに外側に弓状に曲がる。
距は暗紫色をしている。

         おまけはナナフシ

さて、どこにいるか探して見てね。
ナナフシ(七節・竹節虫)頭が小さい。3対の脚が細長い。

    俳句は季語、夏の暁(なつのあかつき)
    夏暁(なつあけ)・夏の夜明け・夏の朝などとも使う
     
    夏暁や時計の針の忍び足  山田 詠子

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マヤラン(摩耶蘭)とムクツマキシャチホコ

2021-07-23 05:51:20 | 野の花日記

マヤラン(摩耶蘭)
<ラン科シュンラン属>
毎年、石神井公園の三宝寺池の木道の下や、木のベンチの下に咲くのを
見つけるのが楽しみだったが、今年は見つけ方が下手だったのか・?
いつもより少ない本数だった。
近くに生えるが、いつも同じ場所に生えるわけではないので、
見逃したかもしれない。

野川公園でも、見つかったのはここだけだった。
大事に枝で囲ってありました。

このマヤランは、公園の裏側で秋に見つけたものだ。
という事は、マヤランは、夏と秋2度咲きすることがある。

腐生植物(菌従属栄養植物)であるため、
光合成を一切しない植物であると考えられていましたが、
結実期に緑色の果皮で光合成をしていることが最近の調査で分かり始めたそうです。

木道の下でひっそり咲いていたマヤラン。

      おまけは ムクツマキシャチホコ
   お散歩途中の垣根にとまっていた。名前が解らないので「教えてgoo」
   に画像を添えて教えて頂きました。

    幼虫の食草はニレ科のムクノキ、アキニレなどで、
    材木などの切れはしに似ている。シャチホコガは面白い。

 

           俳句は夏の季語蛾(が)
      灯蛾(ひが)・火蛾(かが)とも使う。
    
      蛾のまなこ赤光なれば海を恋う  金子 兜太

   

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒオウギ(射千・檜扇)とマメコガネ

2021-07-22 05:40:07 | 野の花日記

ヒオウギ(射千・檜扇)
<アヤメ科ヒオウギ属>
扁平な葉が扇に似ているからこの名があるが、
私としては、黒光りする光沢のある種子が好みだ。
ましてその種子をぬばたまと言う。ぬばたまは、髪や夜にかかる枕詞。

よく庭などにも植えてあるが、山地の草原に生える。


葉は広い剣状で扇形に並び、少し白っぽい。

花茎を出し、上部は2~3に枝分かれする。
花片は6個で水平に開き、橙色で内側に濃い暗紅点が多数ある。



下は射千または、檜扇(ひおうぎ)の種子でぬばたまとも呼ばれる。

            今日はマメコガネかな?



   俳句は仲夏の季語射千(ひおうぎ)

  射千の花を公家出と思ひ見る 後藤 夜半

 

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする