れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

ハナイバナ(葉内花)

2019-10-31 07:47:33 | 野の花日記

ハナイバナ(葉内花)
<ムラサキ科ハナイバナ属>

和名は葉と葉の間に花がつく事から。
多年草草本。


各地の路傍などで普通にみられる野草だが、
よく探さないと見つからない。
キュウリグサによく似ているが、葉腋に花がつくことと、
花の中心が白い事で区別できる。



直径2~3ミリほど、先が5つに分かれた淡青紫色の花が咲く。
草丈は10~15センチほどで、
キュウリグサより小さい。



茎には上向きの毛が生えている。
葉は長さ2~3センチ。



春から秋にかけて、枝の上部の葉のわきから花を咲かせ、
果実は4個の分果からなり、
楕円形のいぼ状の突起がある。



 

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ウリハダカエデ(瓜肌楓)の紅葉

2019-10-30 07:47:30 | 野の花日記

ウリハダカエデ(瓜肌楓)の紅葉
<カエデ科カエデ属>
山地に生える落葉高木。
雨の群馬の丸沼遊歩道散策。



樹皮は暗緑色で、マクワウリの実に似ているのでこの名がある。


枝は緑色でなめらか。
葉は対生し、長さ10~15センチで質はやや厚く、
上部が浅く3裂する。



中央裂片は広三角形で大きく、先端はとがり、
ふちに細かい重鋸歯がある。





裏面ははじめ脈に沿って褐色の軟毛があり、
脈の基部の毛は後まで残る。

 

 

葉柄は長さ2~6センチで褐色の毛がある。
雌雄異株。

実は種子の部分が丸く膨らむ。

 



雨に濡れて紅葉が美しかった。

 

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イシミカワ(石見川)

2019-10-29 08:40:59 | 野の花日記

イシミカワ(石見川)
<タデ科イヌタデ属>

河原や田の畔などやや湿った場所に生える。


つる性で、茎や葉柄に下向きの刺がたくさんある。



果実をお皿に盛ったようなユニークな姿で、
ノブドウのように色どりが美しく見つけると嬉しい。




三角形の葉や、葉柄のつけ根にある丸い托葉が特徴的。
葉の長さは2~4センチで、葉柄は葉の裏側から楯状につく。

 

花は目立たない白っぽい緑色で小さい。
果被が果実を包んで球形になる。
実の色は淡緑色から紫、藍色に変わる。


イシミカワの名の由来は大阪の石見川の転訛とも、
石膠(いしにかわ)からの転訛からとも言われている。

 

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ノブドウ(野葡萄)

2019-10-28 07:10:30 | 木の実

ノブドウ(野葡萄)
<ブドウ科ノブドウ属>

山地や丘陵、野原にごく普通に生える。
茎の基部は木質になる落葉つる性植物。


つるは伸びて、節はしばしば肥厚する。
葉と対生して二またに分かれた巻きひげがある。

 

葉は互生し、直径4~13センチのほぼ円形で、普通3~5裂する。
基部は心形でふちに鋸歯がある。
裏面は淡緑色で、脈上にまばらに毛がある。

 

 

7~8月、葉に対生して集散花序をだし、
淡緑色で直径3ミリほどの小さな花を多数開く。


 

果実は直径6~8ミリの球状の液果で、淡緑色から紫色を帯び、
碧色になるが、ブドウタマバエやブドウトガリバエなどの幼虫が寄生して、
虫えいになり、異常に膨らんでいるものが多い。


色はきれいだが、食べられません。


 

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ヤマブドウ(山葡萄)

2019-10-27 10:05:55 | 木の実

ヤマブドウ(山葡萄)
<ブドウ科ブドウ属>
山地に生え、葉に対生して巻きひげをだし、
他の木に絡みつく。



雨の中、群馬の丸沼遊歩道にて、
山葡萄を見つける。
日本に自生するブドウの代表で、
秋に黒紫色に熟す実は酢っぱいが、懐かしい味がする。

果実酒やジュース、ジャムなどに利用される。



葉は互生し、長さ10~30センチの五角状の心形で、
ふちに浅い鋸歯がある。
裏面には褐色の綿毛が密生する。

6月頃、葉と対生して円錐花序をだし、
黄緑色の小さな花を多数開く。
花序の柄にはしばしば巻きひげがある。

 



雨の中、山葡萄を見つけたときは嬉しかった。
一粒、食べてみたがすっぱかった。
ジャムにした方が美味しくなりそうだ。

 

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ヤクシソウ(薬師草)

2019-10-26 06:20:52 | 野の花日記

ヤクシソウ(薬師草)
<キク科オニタビラコ属>

山野に普通にみられる30~120センチほどの多年草。


葉は薄く基部で茎を抱き、
切ると白い乳液を出す。
さじ型で長い柄がある。
互生し、先端は尖り、基部は茎を抱く。



頭花は1,5センチほどで8~11月頃、多数の黄色の花をつける。
舌状花だけからなる。

 


花の咲いた後は下を向き、黒っぽい総苞と白い綿毛が目立つ。



温度が下がって花も傷んでいるものが多かった。

 



和名は茎葉が薬師如来の後背に似ているからと言う。

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ツリバナ(吊花)

2019-10-25 06:13:14 | 木の実

ツリバナ(吊花)
<ニシキギ科ニシキギ属>
群馬の片品方面のワンコも泊まれるペンションへ
出かけた。我が家の犬は車が苦手なので、
一か所で近場を楽しむのがいつもの事。

お天気にはあまり恵まれなかったけれど、
お花の時期も過ぎてはいたけれど、
宿の若い女主人の温かいおもてなしで楽しむことができました。

山地に生え、高さ4メートルほど、たまに6メートルほどの落葉低木。
蒴果が愛らしい。
蒴果は直径9~12ミリの球形で熟して5裂する。

朱赤色の仮種皮に包まれた種子が現れる。



葉は対生し、
長さ3~10センチの卵形または倒卵形でふちに細かい鋸歯がある。



5,6月、葉脈から長さ6~15センチの柄をだし、
直径6~7ミリで淡緑色またはやや淡紫色を帯びた花を開く。
花弁、雄しべ、萼片はともに5個。



上は5月の信州にて。



お天気がいまいちでしたが、
雨粒がついているツリバナの実もまた風情があります。

 



 



 

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ジュズダマ(数珠玉)

2019-10-20 07:46:39 | 野の花日記

ジュズダマ(数珠玉)
<イネ科ジュズダマ属>
水辺に生える熱帯アジア原産の多年草。
高さ1メートル前後で、
葉は長さ50センチ、幅1,5~4センチ。


茎の上部から枝を伸ばして、その先に壺形をした緑の苞鞘(ほうしょう)
をつける。




苞鞘の先からは雄花の集まりと、雌しべの柱頭が飛び出ている。
この壺のような苞鞘の中で果実が熟し、黒く堅くなる。

 

 

堅くなった苞鞘は果実のように見え、中心に穴が開いているので、
糸を通してつなげ、数珠のようにして遊んだのが、名前の由来。

 

数珠玉の果実の黒く熟したものに、
糸を通して数珠にしたり、
お手玉の袋の中に入れたりして遊んだものでした。

 




熟してから、摘んでね。

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イヌタデ(犬蓼)

2019-10-19 05:11:48 | 野の花日記

イヌタデ(犬蓼)
<タデ科タデ属>
道端や野原に多い1年草。
和名は犬蓼で、葉に辛みが無く役に立たないことによる。


一般にアカマンマと呼ばれて親しまれている。
高さは20~50センチ。



葉は披針形で長さ3~8センチ、両端がとがり、
表面の縁の近くや
裏面の脈上に毛がある。




☆鞘状の托葉は筒形で、外側に粗い毛があり、
ふちに長い毛がある。



花穂は長さ1~5センチで、枝先につく。
ままごと遊びであかまんま(お赤飯)としてよく遊んだものです。
今の子は知らないでしょうか。

 

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キンモクセイ(金木犀)

2019-10-18 04:32:29 | 木の花

キンモクセイ(金木犀)
<モクセイ科モクセイ属>
今年は金木犀の花の時期がずいぶん遅かったような気がする。
数日前から、やっと香りがしてきて、
近隣を散歩してみると、
キンモクセイを植えてある家が実はとても多かった事を知った。


新築の家には殆ど見られないのだが、
結構、垣根に植えてあったりする。
日当たりがよくないと花芽も少なくて、なかなか香ってこないのだが、
たぶん、今が盛りだと思う。
蕾が開きだしてどこを歩いても金木犀の香りが漂う季節です。



常緑小高木。
葉は対生し、長さ6~12センチの広披針形または長楕円形で、
先は尖り、基部はくさび形。



葉のわきに橙黄色の小さな花が多数束生して、
強い芳香を漂わせる。

 

花冠は直径約5ミリで4裂する。
雌雄異株。
雄花には雄しべ2個と先のとがった不完全な雌しべが1個ある。




日本には雄株しか渡来していないので、
雌花はなく、果実も見られない。
萼は緑色で浅く4裂する。
挿し木で増えるそうだ。

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