れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

ナンキンハゼ(南京黄櫨)の実

2020-12-31 07:37:34 | 木の実

ナンキンハゼ(南京黄櫨)の実
<トウダイグサ科シラキ属>

今年最後のブログだが、今年の台風で大好きな近場の公園の
ナンキンハゼの木が倒れて無くなり、
もう1本のナンキンハゼは無残に伐採されて、
駐車場にかわってしまった。
これはやっと、高い所になっていたが望遠で撮った
もう終わりのナンキンハゼの実だ。

落葉高木で、樹皮は灰褐色。
(11月のナンキンハゼの実)
蒴果は直径約1,3センチほどで、白いろう質に包まれた種子が顔を出す。


石神井公園のナンキンハゼの紅葉




まだ青い実で割れていないナンキンハゼの実
紅葉が奇麗だ。

黒い蒴果は割れると白い種子が残る。
以前、公園に生えていたナンキンハゼはよくカラスに
枝を折られて落ちていたものだ。
目の前で写真が撮れたり観察ができて楽しみにしていたが、
今はもう跡形もない。

 

 

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グランサムツバキ(グランサム椿)

2020-12-30 05:41:46 | 木の花

グランサムツバキ
<ツバキ科ツバキ属>
もう、手持ちの画像が無くなった。
まだ今まで掲載した事のないものを選んでみた。
グランサムツバキ、お茶の花を大きくしたような、
普通の椿より大きな大きな花だった。
小石川植物園で12月初めに、初めて見た花だった。

沢山の数の雄しべで、雌しべの先端は3裂しているようです。


葉は革質で葉脈がへこんでいます。


香港原産の常緑小高木。
花は白色で直径10~15センチと、椿にしたらとても大型。

椿の仲間だが花弁は5弁ではなく7~10枚ほどあり、
花弁が縮れたり反ったりする。
雄しべは黄色で数百本を密につける。

 

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マサキ(柾)の実と、フユシャク

2020-12-29 08:01:41 | 木の花

マサキ(柾)の実
<ニシキギ科ニシキギ属>

私が幼い頃は、よくマサキの垣根を見たものだが、

垣根自体が今はほとんど見られないのが寂しい。

海岸近くの林に自生する常緑小高木。
葉は長さ3~7センチの楕円形または倒卵形でふちに鋭い鋸歯がある。
厚い革質で表面は光沢がある。



6~7月、
葉腋から集散花序を出し、直径約5ミリの緑白色の花を多数開く。
6月頃撮ったマサキの花の画像です。


蒴果は直径約7~8ミリの球形で淡紅紫色に熟して3~4裂すると、
橙赤色の仮種皮に包まれた種子が現われる。

他に花も実もそっくりですが、ツルマサキ(蔓柾)というものもあります。

おまけフユシャク
具体的な名前はよく解りません。


冬期に出現するシャクガ科の蛾の総称です。
翅が退化することで♀は飛べなくなり、フエロモンを出すだけで、口も無い。
生殖するだけなのだと、教えてもらいました。
公園のフエンスなどの下に見つかるので探して見てね。

よく解りませんが、その近くにいたこれはフユシャクの♂かと思います。
よく撮れませんでしたがこの後すぐ飛び立ってしまいました。
図鑑で見てみましたが確かではありませんが、ヤマウスバフユシャクに似ていました。



 

 

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クロガネモチ(黒鉄黐)の実とクロスジホソサジヨコバイ

2020-12-28 06:55:51 | 木の実

クロガネモチ(黒鉄黐)の実
<モチノキ科モチノキ属>
よく、わんことお散歩するグリーンベルトに数本植えてある。
今年は、いつもより赤い実が少ない感じがします。


暖地の山野に生える常緑高木。
S公園には大きなクロガネモチの木があります。

樹皮は帯緑灰白色でなめらか。
葉は互生し、長さ5~8センチの楕円形または広楕円形。
革質で表面は光沢があり、裏面は淡緑色。
雌雄異株。




果実は直径5~8ミリの球形で赤く熟す。

おまけの公園のヤツデ(八手)の裏にいたクロスジホソサジヨコバイ

クロスジホソサジヨコバイ
カメムシ目 頚吻亜科 ヨコバイ科 カンムリヨコバイ亜科
(う~~覚えられないし覚えない私ですが)

大きさは5~6ミリで、あ?何かがいるかも?程度の小さな虫♪
時期は1年中いますし、同じ木のヤツデに毎回見られます。
淡黄色で、背部に黒い筋がある。
前翅の翅端部には黒紋がある。
私のカメラではよく見えませんので、ルーペで見て下さいね。
メスは背部の黒条両縁が赤い。
常緑樹につくことが多く、冬場でもヤツデの葉裏などで見つかります。


幼虫

ヤツデの葉裏をひっくり返してみてね♪

 

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ハナミョウガ(花茗荷)の実

2020-12-27 05:41:20 | 野の花日記

ハナミョウガ(花茗荷)
<ショウガ科ハナミョウガ属>
この花に初めて出会ったのは、去年のM自然園でだった。
図鑑でもあまり目立たない感じで意識したことがあまりなかったが、
初めて見たのだが、まだ蕾だったので、
何だろうとずっと思っていたものでした。
赤い実は今の時期、とても目立ちます。

山地の林下に生える30~60センチの多年草。
葉は広披針形で、裏面に軟毛が生える。
(大きな葉はカンナみたいな気がした。)


実は重くなるためか?土の上に横たわったものが多くて、
写真を撮るためにわざわざ葉の上に載せてみた。

偽茎の(どういう意味なのかよく解らないが)
先端に紅色の筋がある白い花を開く。

 

まだ、蕾でした。


果実は広楕円形で、晩秋から冬にかけて、
赤く熟し長さ12~18ミリ、細毛があり、先端に萼が残る。

今度は、きちんと花を見に行こうと思っています。

 

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スイカズラ(吸葛)の実

2020-12-26 08:26:00 | 野の花日記


スイカズラ(吸葛)の実
<スイカズラ科スイカズラ属>
花が白から黄色に変わるのでキンギンカ(金銀花)とも呼ばれます。
今は、寒いので残った葉はくるりと巻いて寒さを凌いだりしています。
だから、半落葉つる性植物になります。


寒い日はこうしてくるりと葉を巻いて暖を取っているのでしょう。

この枝に実は見られませんでした。


各地の山野や道端に普通に生える。
よく分岐し、若枝には褐色の軟毛と腺毛が密生する。
髄は中空で、葉は対生する。

これは去年の5月のスイカズラの花です。
この画像の花は、白色がなくて薄黄色になっているものが多いですが、
普通は白花から黄花に変化して咲きます。


上は11月に撮ったものなので、まだ冬の準備の葉を内側に
巻いて
いません。
液果は直径5~6ミリの球形で2個が並んでつくものが多い。
黒く熟し,中に広楕円形で褐色の種子が2個ある。

葉や茎、花は薬用や染料になる。

 

 

 

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ヤブラン(藪蘭)の実

2020-12-25 07:03:01 | 野の花日記

ヤブラン(藪蘭)
<キジカクシ科ヤブラン属>
花の無い今の時期、地味だけれど黒い実がけなげになっています。
つやがあり実は固いです。初めは緑色だが熟すと黒くなる。
大きさは直径6~7ミリほどです。

もう、だいぶ落ちたものか?鳥に食べられたものか残っている実は、
少ない。

藪に生え、葉の形がシュンランなどの蘭に似ているのでこの名がある。
野山の木陰に生え、庭や公園の下草によく植えられる。

葉は長さ30~60センチで束になつて生える。
葉の間から高さ30~50センチの花茎を出し、長さ4ミリほどの
小さな淡紫色の花をたくさんつける。

上は8月に撮ったヤブランの花です。

果皮が薄く、未熟なうちに乾いて落ち、
種子がむき出しになつて成長するのだそうだ。

根の肥大部を漢方薬として使用する。

 

 

 

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タイアザミ(大薊)またはトネアザミ(利根薊)

2020-12-24 08:18:18 | 野の花日記



花が咲いていたのは数本だ。
もう、綿毛になっているのが普通。
初めて覚えたのはタイアザミ(大薊)だったが、この頃はトネアザミ(利根薊)と
呼ぶ方が多くなった。
花の無い時期に、咲いていてくれて目を楽しませてくれました。
でも綿毛姿もいい感じです。

関東ではよく見られる1~2メートルの多年草。
今は綿毛をたくさん飛ばしている。


頭花は紅紫色で、しばしばやや長い柄がある。

花の基部にはときに1~2個の線形の苞葉ある。
母種のナンブアザミに比べ葉と総苞の刺が太く長い。

寒くても頑張って咲いている。

また、9月に逢おうね。

 

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コクサギ(小臭木)の実

2020-12-23 07:28:04 | 木の実

コクサギ<小臭木>の実
<ミカン科コクサギ属>

山野の林下や谷間などで群生して見つけることがあった落葉低木。
果実は4個に分かれ、熟すと2つに裂ける。
何と言っても、冬芽美人で有名です。
ちなみに、ザイフリボク(実は今人気のジューンベリーの日本版)
ネジキ(赤い芽が奇麗)と、コクサギの新芽です。

ついでの、コクサギの美人新芽です。


枝や葉に特有の臭気があると言うが・・気になりません。
小臭木の漢字名は、臭木と同じに可哀そうと言うか・失礼かも。

葉は互生だが、枝の同じ側に2個ずつついています。

4~5月、葉が伸びきらないうちに花が咲きます。
雌雄異株。

分果は直径1センチの腎形で熟すと4個の分果に分かれる。
熟すと,2裂し、その反動で黒い種子を弾き飛ばす。
葉を煎じた汁は殺虫効果があるそうです。

おまけのたぶんフユシャクのクロオビフユナミシャクと教えてもらいました。


ちょっと、解りませんよね・・・・。

フユシャクで残っていた画像ですが、よく解りません(+_+)
(雌は羽が無いのだと、教わった気がします)


フユシャクのはず??

 

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ヤマコウバシ(山香)とおまけのコゲラ

2020-12-22 07:56:55 | 風景

ヤマコウバシ(山香)
<クスノキ科クロモジ属>
ヤマコウバシの木が取り上げられるのは、今頃からだ。
枯れた葉が冬でも残って目立つからです。
ちょうど、果実も残つていて一番解り易い時です。


山地に生え、よく分岐する落葉小高木。
樹皮は茶褐色で、皮目がある。

葉は互生し、長さ5~10センチの長楕円形または楕円形で両端は尖る。
縁は波打ち、裏面は灰白色。(緑の葉の時期の事です)

枯れた葉がたくさん残り、今はとても目立つので見つけやすいです。
春になると落ちます。

雌雄異株。
これは雌株でしたね。
果実は直径7ミリほどの球形で、黒く熟し味は少し辛みがあるそうで、
今度は是非、食べてみよう!

おまけコゲラに出会った。
私のカメラではここまで。
可愛いです♪



黒白の横縞模様の小さなキツツキで、
都心のこの公園でもよく見られます。
ギィーキッキッと声の鳴き方でも探して見ましょう。

枯れ木を叩く時もあり、見つけやすい方です。

背中の縞模様が目立ちます。
樹皮につく昆虫やクモなどを食べます。

 

 

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