Death & Live

いわゆる日記とは違うようで。死に様や心の疲労について、つれづれなるままに書き綴るだけ。

大晦日

2006-12-31 13:23:25 | つれづれなるままに
よつばとえほんシリーズ①『よつばとしろとくろのどうぶつ』
え・あずまきよひこ
・・・・・という、すばらしく、癒されるというか、思わず微笑んでしまう、絵本があります。

この本の中に出てくる、犬(ダルメシアン)を
Blog仲間の真似をして、お絵かきツールで書いてみました(笑)
しかし、下手ですね(爆!)

なぜ犬かと言えば、それは今年の干支だからです。

今年2006年の元旦から始めたこのBlog。
とうとう一年経ちましたよ。

ほぼ、毎日更新してきました。 <完全じゃないところが良いのです(笑)
徐々に徐々に、アクセス数も増えていき、
「どんな人が読んでくれているのかなぁ...?」
などと思いながら、
日々更新し続けております。

一年間、続けられたのも、
皆さんがそこに居てくれるという確信があったから。
顔の見える交流ではないけれど、
あなたがそこに居てくれるという確信があったから、
続けてこれたのです。

心から感謝しております。
ありがとうございました。

まるで、
今日で止めてしまいそうな挨拶になってしまいましたが、
イヤイヤ明日からもまだまだ続けます(笑)
ひつこくひつこく、これからも末永く、
何卒宜しくお願いします。

映画 『敬愛なるベートーヴェン』

2006-12-30 12:02:11 | 映画 「え段」
マエストロ。

『敬愛なるベートーヴェン』  2006年
原題 : Copying Beethoven
監督 : Agnieszka Holland

やっぱりダイアン・クルーガーは美しい。
しかし、どうも彼女は作品に恵まれていない気がするが。

エド・ハリスのベートーヴェンっぷりの脇では、
彼女の熱演も少し霞んでしまって、残念です。

しかし、あのエド・ハリスがベートーヴェン?と
最初はどうにもしっくり来ませんでしたが、
イヤイヤ、しっかりベートーヴェンでしたよ。

たまにはクラシックもいいもんですね。
普段、クラシックを聴く習慣は無いのですが、
年末年始は、ちょっと聴いてみましょうかね。

感謝の気持ち

2006-12-29 14:28:23 | 凸凹な人々へ ∋zooquie
あれは秋の始まりの頃でした。
藁にもすがる思いで、みんなの中に飛び込んだ。

そんな自分に誰ともいわず声をかけてくれた。
そこに居場所を作ってくれた。
コンプレックスをプラスのエネルギーに替えてくれた。

家族がいない自分にとって、
人が自分を受け入れてくれるということは、
何より幸福を感じることなのです。

だから、自分は感謝の気持ちを込めて祈ります。
神様にではないよ。
みんなに。
ここに居させてくれること、
みんなと時間を共有できること、
楽しい時には笑顔になるんだって事を思い出させてくれたこと。
そんなみんなに感謝の気持ちでいっぱいです。

今ここに自分がいられるのは、
ほんとにみんなのお陰なんだ。
心から感謝します。
ありがとう。

映画 『ハローヘミングウェイ』 ~キューバ映画祭 2006

2006-12-28 07:59:19 | キューバ&チェ・ゲバラ
キューバ映画祭での鑑賞日記、最後です。
合間で他の映画のレビューも入ってしまったので、
ここまで書くのに随分時間がかかってしまいましたが、
終わってみると、「あれも観ておけば良かった」「これも観たかった」などと思ってしまう今日この頃であります.....

『ハローヘミングウェイ』  1990年
原題 : Hell, Hemingway
監督 : Fernando Pérez

↑ この主演の女の子が、表情から何から名演してます。
この映画はこの子だからこその作品です。

革命前、日々の生活させ先が見えない多くの人々と、富を独占し、豪邸に住む人々。
多くの矛盾を感じながらも、自分の夢をあきらめずに、なんとか前に進もうとするヒロイン。
夢が叶ったか、叶わなかったか、成功したか、しなかったか、そんなことが問題なのではなく、彼女が彼女の笑顔と共に大人になり、社会を知り、成長していく過程が、空しいほど優しいカメラワークで描かれている。

彼女がいつも行く本屋のジイさんが言う。
「泣きたいときには泣きなさい。この店の中のものが君の涙で全て流されてしまってもいいから、好きなだけ泣きなさい。」

こういうことって言えそうで言えない。



『永遠のハバナ』は、劇場公開時に観ているので、
今回は観ませんでした。

美なくしては生きられない

2006-12-27 08:04:29 | キューバ&チェ・ゲバラ
同作からの3つめの引用。


 美しいものというのはいつも危険なものである。光を運ぶ者はひとりぼっちになる、とマルティは言った。ぼくなら、美を実践する者は遅かれ早かれ破滅する、と言うだろう。大いなる人類は美に耐えられない。たぶん美なくしては生きられないからだ。醜悪さの恐怖が日ごと、足取りを速めて進んでいるのだ。


『夜になるまえに』
レイナルド・アレナス : 作
安藤哲行 : 訳

映画 『苺とチョコレート』 ~キューバ映画祭 2006

2006-12-26 07:55:30 | キューバ&チェ・ゲバラ
既に終了した、キューバ映画祭で観ました。

『苺とチョコレート』  1993年
原題 : Fresa y Chocolate
監督 : Tomás Gutiérrez Alea,Juan Carlos Tabío

ビデオでは観たことがあるのですが、
スクリーンでは初めてです。


↑この右の人、Jorge Perugorríazと言う方ですが、名優なのです。

ゲイの役なんですが、仕草がどうこうではなく、心情的な部分でゲイを不快感なく演じている。
美しくも切なくもある雰囲気が、とても上手く表現されているのです。

左のVladimir Cruzはキューバ映画では常連です。
彼も、心情の変化とかを表情に出すのがとても上手いのです。

キューバの人たちは、普段からラテンのノリで、感情を正直に表すから、俳優も表現が豊かになるのでしょうかね。

前回ビデオで観た時も素晴らしい作品だと思いましたが、
改めてスクリーンで観てみて、"傑作だな" と思いました。

【21世紀の死】 岸田今日子 ~ムーミン

2006-12-25 08:05:17 | 死・自死
岸田今日子さんの死が伝えられたのは、
12/20でしたが、亡くなったのは17日だったようですね。

自分にとっての岸田今日子さんは、
何と言っても 「ムーミン」 なんですね。
他には考えられない。
最近のムーミンは絵もちょっとかわいくなってしまいましたが、
自分は以前のムーミンが好きなんですよ。
歩く度に "ピロピロ" と音がして、
男の子とは思えない岸田さんの声が、
実は妖精なんだ、というムーミンの雰囲気を
とてつもなく不思議に醸し出していた。

ああ、久しぶりにムーミンに会いたくなった。

アニメ 「フィルミヌート・シリーズ-キューバアニメ傑作選」 ~キューバ映画祭 2006

2006-12-24 11:02:36 | キューバ&チェ・ゲバラ
キューバ映画祭は既に終わってしまいましたが、
先々週の土曜に観た作品です。

「フィルミヌート・シリーズ-キューバアニメ傑作選」 1980~
原題 : Filminuto
監督 : フアン・パドロン、マリオ・リパス他

短編の連作もののアニメです。
吸血鬼キャラが結構活躍(?)してました。

12/20に記事を書いたアニメより、
こちらの方はコテコテな感じ。
ブラックなところは変わらないのだけれど、
なんか、先が見えちゃう感じかな。

逆に先が読めちゃって、その通りにハマッちゃうところが、
返って可笑しかったりして、結局のところ結構笑ってました。

映画 『硫黄島からの手紙』

2006-12-22 08:06:53 | 映画 「い段」
バロン西、いいですねぇ。

『硫黄島からの手紙』  2006年
原題 : LETTERS FROM IWO JIMA
監督 : Clint Eastwood

クリント・イーストウッドは本当に良い作品を作ります。
彼ももう爺さんなので、是非ポール・ハギスには、彼のDNAを受け継いで頑張って欲しいものです。

日本人の演技はどうかと思うところもありましたが、
それは、米国人の演出ですから、台詞の言い回しとかまで、
チェックがいかないのは致し方ないのでしょう。

そんなのが気になってしまったのも最初だけで、
途中からは作品に引き込まれていたので、
気にならなくなりました。

先日観た『父親たちの星条旗』とだぶるシーンもいくつか有り、
やはり今回も、一人の人間の中に善もあり、悪もあった。
そして、日本だけ、もしくは米国だけを悪者にせず、
それぞれそこで戦っているのは、
一人ひとりの人間であるということを、
美しくも汚くも、綺麗にも醜くもみせてくれた。

戦争の生み出すものに、本当に価値のあるものなんてない。

【21世紀の死】 青島幸男氏

2006-12-21 08:15:18 | 死・自死
彼の死は衝撃です。

もうちょっと頑張って欲しかった。
もうひと花、咲かせて欲しかった。

略歴やなんやかやは、あちこちの新聞に任せておいて、
ここは自分の感じたこと。

彼は放送作家、作詞家、俳優、政治家など多才な人物であるけれど、自分にとって一番印象が濃いのが、やはり東京都知事の彼である。

都民は計算ずくめの腹黒い政治家たちに辟易していた。
だから青島氏が選ばれた。
何も選挙運動をしていないのに。

「都知事と同じ名前の青島です」
彼が就任してすぐに始まったドラマ「踊る大捜査線」で、織田裕二扮する青島刑事の自己紹介のキマリ文句。
なつかしい。

でも、巨大な官僚組織はそんな青島都知事をイジメ抜いた。
彼の公約を受け付けまいと、議会も彼をイジメ抜いた。
大人の世界であるはずの都政の中で、公然とイジメがまかり通っていたのだ。

その上、イジメられ続けた彼を、今度はマスコミや世論も批判した。
そして、彼は憔悴していった。

自分は絶対に、青島氏の都知事選への再選出馬は有り得ないと思っていた。
あんな思いをしてまで、自分のプライドを日々切り刻まれる世界に居続けるなんて、普通の神経があったらできないことだからだ。

政治家の世界、国の中枢の機関が清く正しくならなければ、
世間一般の企業からも、
ましてや小中学校や高校からだって、
イジメなんてなくならない。

大人がしっかりできなくて、
子どもに何を要求できよう。

それを彼はしっかり分かっていた。
信念も持っていた。
それまでの行動を見れば一目瞭然、彼自身本当はとても強い人だった。
その彼さえも、耐え切れず萎えてしまうような、大人のいじめ。

もう一度、別の世界でいいから、立ち上がって欲しかった。
でも、気が付いたら既に高齢と言ってもいい年齢になっていたのですね。

悔しくて仕方が無い。
ああいう人を排除しなくてはならない、都政も都議会も許せない。

そのバックグラウンドを正確に報道できないマスコミにも
腹が立つ。
それに流される世論も。

彩りのある才能を持った人が、亡くなった。

自分ごとぎが失礼かもしれないが、
心からご冥福をお祈りしたい。

アニメ 「キノスコピオ・シリーズ-キューバアニメ傑作選」 ~キューバ映画祭 2006

2006-12-20 08:01:25 | キューバ&チェ・ゲバラ
すっかり遅くなってしまいましたが、
キューバ映画祭で観た作品です。

「キノスコピオ・シリーズ-キューバアニメ傑作選」 1980~
原題 : Quinoscopio
監督 : フアン・パドロン

4コママンガのような短編が続々出て来るシリーズから、
ピックアップされたものの上映です。

かなりブラックな笑いです。
でも、社会人ってどこも似たり寄ったりなんだな、
などと、ちょっと安心してみたり。

少しセリフもありましたが、字幕はついてませんでした。
字幕が無くても十分面白くて、
特に、二頭身な感じのキャラクターたちが、
日本人にも受け入れ易いのでは。

メチャクチャなフランス語とか日本語とかもしゃべってて、
外国人が適当に日本語を音真似だけすると、
こんな感じなのかぁ、なんてとこも楽しめました。

崇高な狂気

2006-12-19 08:04:52 | キューバ&チェ・ゲバラ
ゲイに対する迫害的差別に耐えかねて、アメリカ合衆国に亡命した、キューバ人作家の自伝的小説から。


勇気は一つの狂気である。だが、崇高さがあふれる狂気なのだ。


『夜になるまえに』
レイナルド・アレナス : 作
安藤哲行 : 訳

映画 『007/カジノ・ロワイヤル』

2006-12-18 08:11:09 | 映画 「あ段」
エヴァ・グリーンが出てくるまで、かなり待たされましたよ!笑

『007/カジノ・ロワイヤル』 2006年
原題 : CASINO ROYAL
監督 : Martin Campbell

初期作品を観てませんので、
たいしてストーリーは分かってなかったのですが、
もっと "007" になるまでをじっくり描いてくれてるのかと。
そこだけちょっと期待はずれでしたが、
長いわりには飽きさせないで、
アクション満載、楽しめました。

こういうコテコテなアクションはMI○にも超えられないものがありますね。(笑)

金髪ボンドも良かったじゃないですか。
かなり鍛え上げた筋肉美も存分に見せつけてくれましたしね。

続編も楽しみに待つことにしましょう。