Death & Live

いわゆる日記とは違うようで。死に様や心の疲労について、つれづれなるままに書き綴るだけ。

イカれたフランス人

2006-10-31 07:57:19 | つれづれなるままに
今だ暴動の絶えないフランス。

その暴動の様子を携帯電話で撮影し、
写真や動画をメールで友達とかに送って、
楽しんでる奴らがいるらしい。

それもかなり大勢。

流行になった時期もあるとか。

ブログとかで画像が一気に広がって、
罪の意識とかが元々薄い連中が、
模倣犯となっていたりもする。


アホんだらめが。

映画 『戦争のはじめかた』

2006-10-30 08:04:19 | 映画 「え段」
2004年の12月に鑑賞。
2001年に製作したんだけれど、
9.11テロなんかあったので、
公開が延期になっていたとかいう作品です。

『戦争のはじめかた』  2001年
原題 : BUFFALO SOLDIERS
監督 : Gregor Jordan

年末も押し迫った29日の鑑賞だったのだけど、
とにかく可笑しかったね。

1989年の西ドイツ駐屯の米軍基地が舞台。
やることなくて、暇な米兵たちが、
ヘロイン作って儲けてる。

しかも、とてつもなく厳しい上官が赴任して、
彼らの悪事が暴かれるか?!...と思いきや、
その上官は死んじゃって、悪者が生き残る。

そして、この映画はイギリスとドイツの資本で製作されてます!
これを笑わずにいられますかッ!

米国の馬鹿さ加減は、米国人以外の人は良~く解っているっつーことですな(笑)

アインシュタインは語る

2006-10-29 10:44:37 | 言葉・本
天声人語から.....

「第三次世界大戦がどのようにおこなわれるかは私にはわからないが、第四次世界大戦で何が使われるかはお教えできる。石だ!」

『アインシュタインは語る』 大月書店

映画 『サンキュー・スモーキング』

2006-10-28 10:22:02 | 映画 「あ段」
『サンキュー・スモーキング』  2006年
原題 : THANK YOU FOR SMOKING
監督 : Jason Reitman

なんか、みんな声出して笑ってたよ。
面白かったけどね、確かに。

アーロン・エッカートってイマイチ日本では知名度上がってなかったけど、これですっかり覚えられたかね。

ウイリアム=H・メイシーもおいしい役を楽しんでる感じしたしね。

役者がみんな楽しそうでいいよね、こーゆー映画。

ロバート・デュヴァルが "君はファミリーの一員だから" なんて言うあたりは、やっぱりマーロン・ブランドを意識したりしたのかな(笑)

すごい名優揃いの映画だよね。
楽しいワケだ。

映画 『疾走』

2006-10-26 07:58:23 | 映画 「い段」
公開当時は観れませんでした。
先日原作を読みました。
ビデオを入手したので、映画も観てみました。

『疾走』  2005年
原作 : 重松清
監督 : SABU

役者が下手すぎて、ちょっとストーリーに入り込めなかったな。

脚本は、上下巻もある原作をうまくまとめて、分かり易くしているとは思うのですが、役者が下手すぎてどうにもならないって感じでしたね。

もったいないですね。

いい子役をみつけるのは大変なんでしょう。

映画は所詮ビジネスですからね、
辛いとこなんですかね。


あ、中谷美紀はすばらしかったですよ。
七変化な女優さんですね。
すでに名優。

【21世紀の死】 「第1回ブラジル移民」中川トミ

2006-10-25 07:40:44 | 死・自死
日本からブラジルへの最初の移民は1908年6月だった。
その時、移民船「笠戸丸」に乗船した約800人の移住者の中に、両親とともに乗船した当時1歳の中川トミさんがいた。

この中川トミさんという方が、第一回移民船で移住した、ただ一人の生存者だった。

しかし、その中川トミさんも2006年10月11日午前6時30分、老衰で亡くなった。享年100歳。

異国で暮らした一世紀の年月は、彼女にとってどんな人生だったのだろうか。
いや、恐らく彼女にとってのブラジルは母国だったのかもしれない。

戦前の歴史が、また一つ記録だけのものになる。

映画 『王の男』

2006-10-24 07:45:08 | 映画 「お段」
東京国際映画祭で観ました。

『王の男』  2006年
International English Title : KING AND THE CLOWN
監督 : Lee Jun-Ik

いい作品です。
素晴らしい出来映えです。

いい出来だと、往々にして特に言う事ないのです(笑)

脚本も演出も俳優陣も文句ないですね。
飽きなかったし、迫力もあったし。

だから他に言う事ないです(笑)

あえて言うなら、何故にチャンセンはそんなにコンギルを大事に思うのか?が良くわからんかった。

みんなが誰かを大切に想っている。
ただ一人、王が寂しそうだったな。

いじめられた奴は忘れないよ

2006-10-23 07:59:10 | 死・自死
ずいぶん昔だけど、NHKか何かのドラマで、
学生時代にいじめられたという男のセリフがあった。

「俺のこといじめてた奴と何年か振りにバッタリ会ったんだ。そうしたらそいつ、何もなかったかのように『ようっ!』って挨拶するんだ。俺はとてもそんな明るく挨拶なんてできなかった。いじめた奴はそんなこと忘れちまうんだ。でも、俺の心の中から、あの屈辱は一生消えない」

今のいじめは陰湿を極める。

自分が学生の頃もいじめはあった。
それは、誰もがいつでも、何かをきっかけにいじめられる対象になる、というもので、一人を長くいつまでもいじめるというより、順番にターゲットが移っていくようなものだった。
だから、自分がいじめの対象になったとしても、ただじっと、ほとぼりが冷めるまで、対象が他の人に移るまで、ただじっと我慢していればいい、そういうものだった。

しかし、あの完全に人であることを無視され、いやがらせをされた屈辱は、消えるものではない。
忘れられるものではない。

ましてや、今のいじめはかなり継続的なようだ。

あの屈辱感に終わりが無いなんて。

終わりを迎える方法が、自殺しか無いなんて。

どうして、繰り返しても繰り返してもなくならないんだ?

若い心に、教育をするどころか、屈辱を与えるような学校なんて、無くなってしまえ。

そんなところでは協調性なんて育つワケがない。

勉強なんて、本人にやる気さえあれば、場所を構わずどこでもできる。


教師が教師の役割を果たせないような学校なんて、無くなってしまえ。
親が親の役割を果たせないような家庭なんて、無くなってしまえ。

映画 『ワールド・トレード・センター』

2006-10-22 13:13:30 | 映画 「あ段」
『ワールド・トレード・センター』  2006年
原題 : WORLD TRADE CENTER
監督 : Oliver Stone

自分だったら.....と、置き換えてしまう。

瓦礫の下敷きになった彼らと置き換えたワケではない。
自分だったら、あんな時、とっとと自暴自棄になって終わってしまってるからね。
最初から置き換えられない(笑)

家族とも置き換えてないよ。
自分には家族らしい家族がいないからね。
感情が分からない。

自分だったら.....と、置き換えて考えてしまったのは、
あの惨事に巻き込まれた人々の側にいる人間だったら、
ということ。

どんな声をかける?.....
不安に駆られ、動揺した友人を乗せて、現場まで運転できる?
自分は何もできずに、腰が抜けるだけじゃないかな、などと。


誰かが "助かった" ということに、拍手できるだろうか。


あの海兵隊員が、アフガンやイラクに行ってなければいいが、と思ったが、やはり行ってしまっていた。

それを、その真実を伝えるところこそが、オリバー・ストーンだな。


Peace out.

【21世紀の死】 「東京ローズ」アイバ・戸栗・ダキノ

2006-10-21 12:24:28 | 死・自死
こういう人々の存在をしりませんでした。

第二次大戦中、米軍兵士向けに日本を宣伝するラジオ放送があったらしい。
「太平洋のみなし児さん、あなたたちの船は全部沈んでしまった」
そのアナウンサーのことを米兵は「東京ローズ」と呼んでいた。

「東京ローズ」は何人もいたらしいが、その中で唯一の日系アメリカ人、アイバ・戸栗・ダキノさんが9月26日、死去した。享年90歳。老衰。

日本人の移民を両親に1916年、カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ。
カリフォルニア大学を卒業。
親戚を訪ねて訪日中に開戦。
帰国できないまま、さまざまな職に就く。
そして、捕虜となっていた連合国軍の兵士と共にプロバガンダ放送「ゼロ・アワー」に出演した。
しかし、その間も日本政府の帰化要請を拒否して米国への忠誠心は示し続けた。
敗戦直後、米当局に戦犯容疑で調べられるが、証拠不十分で釈放。
しかし、世論を受け、司法省が捜査を新たに進め、1949年に反逆罪として罰金1万ドル、禁固10年の有罪判決。
市民権もはく奪されたが、1977年にフォード大統領の恩赦で釈放される。
仮釈放まで6年の服役。
釈放後は、シカゴの郊外で暮らしていた。


戦争っつーのは、色んな人の人生をグシャグシャにしてるんだな。


彼女の人生をフランク・ダラボンが映画にするらしい。

映画 『カポーティ』

2006-10-20 08:04:11 | 映画 「あ段」
フィリップ=シーモア・ホフマンのファンなのでね、
やっと観に行きましたよ。

それにしても、よくぞここまで名優を揃えたもんです。
天晴れです。

『カポーティ』  2005年
原題 : CAPOTE
監督 : Bennett Miller

ペリーの失敗は、トルーマン・カポーティを "信頼" してしまったことだね。

人と人の間に "信頼" なんて有り得ない。

人と人の間にあるのは、
相手のことを "許せる" か "許せない" かという心情。

相手のやることなすこと全部を "許せる" か "許せない" か。

ペリーは無償の愛を探し続けていたんだろうか。
探して探して探し続けて、
諦めかけたところで現れたトルーマンに、
偽りのそれを求めてしまったのか。

かわいそうに。


『冷血』を完成させた後、
それまでの自分を失ってしまったかのようなトルーマンを見て、
ペリーは彼を赦せただろうか。



彼らのストーリーがどこまで真実なのかは分からないけれど、自分にも "人殺し" と "小説家" の素質が備わっているかもしれないな、などと思った。
試しに両方チャレンジしてみるかね、自分が裏口から出た人間か、表玄関から出た人間か分かるかもしれない。




自分なりの意見です、あくまで。

コートジボワール内戦

2006-10-19 07:52:07 | 戦争・紛争・内戦・テロ・虐殺
その後の情報があまり無い。


元々はバグボ大統領が、周辺諸国からコートジボワール北西部に移住した住民に対し排外的政策をとったことが発端。

2002年9月、軍人ら750人がアビジャンやブアケで蜂起したのをきっかけに全土が内戦状態に。

現在は国連が帯状に「信頼区域」を設けていて、国連停戦監視部隊が監視を続けている、はず。
この緩衝地帯以北は、反政府勢力の「新勢力」が占拠している地域で、政府の実効支配が及ばず、治安が非常に不安定、との事。

また、隣国リベリアの影響を強く受けている地域もあり、与党幹部の指示で警察等による他地域出身者への襲撃が行われていたりもする。

今年1月、国際ワーキング・グループの結論に抗議する「若き愛国者達」が中心となった学生たちが、仏大使館前と国連事務所に押しかけ、空港に通じる橋を封鎖して、緊張が増した。

7月にも「若き愛国者達」と野党を支持する青年団との対立が一時発生。


世界中の「今」は、すべて北朝鮮のニュースの陰になってしまっている。

映画 『ヘイフラワーとキルトシュー』

2006-10-18 07:56:24 | 映画 「え段」
公開当時に観れなかったもので、
ビデオを入手しましたので、観ました。

『ヘイフラワーとキルトシュー』  2002年
原題 : Heinähattu ja Vilttitossu
監督 : Kaisa Rastimo

まぁ、姉妹ゲンカですよね。
姉がいつも我慢してて、
妹がいつもワガママ、みたいな。

姉が反旗を翻しても、本当の彼女の気持ちを理解する人なんていない。

カラフルなパン生地。
それだけだったような。

結末も忘れてしまった(笑)

自分が滞在していた頃のフィンランドを
思い出させてくれるような風景も特に無く。

ちょっと寂しかった(笑)

赦しから感謝へ

2006-10-17 07:58:42 | 言葉・本
アメリカ合衆国の、
アーミッシュの子供たちの通う学校での事件。

アーミッシュの人たちが、犯人の家族を赦した。
赦した、というより、恨んだり憎んだりしません、
という事なんだろうな。

死んでしまった犯人も犯人の家族もアーミッシュではない。

でも、アーミッシュの人たちの赦しに、
残された家族は心から感謝したという。

どんな出来事にも "原因" がある。
それを無視して、起きてしまった事に対してばかり、
責任や罪や報復を考える。

その "原因" に自分が絡んでいるかもしれないのに.....

"原因" を突き詰めて行ったら、
もしかしたら誰も悪くないのかもしれない。

だから、時には赦しが必要なんだろう。
出来る限り多くの赦しが必要なんだろう。



 「でも、ひとは弱いから、目に見えるなにかに罪を背負わせようとする。」
『疾走』 重松清