Death & Live

いわゆる日記とは違うようで。死に様や心の疲労について、つれづれなるままに書き綴るだけ。

Suomi

2007-10-30 20:38:24 | つれづれなるままに
Finland人は自分たちで自分の国のことを「Suomi」と
言います。
読み方は、そのまま「スオミ」です。

日本が、海外からは "ジャパン" とか "ハポン" とか
「Japan」の綴りを基にした呼ばれ方をしているけど、
自分たちでは「ニッポン」と言っているのと似てますよね。


先日、そのSuomi繋がりで知り合った友人に
1年半振りくらいに会いまして、
ふと、そんなことを思考してみた次第です。

出会い

2007-10-29 20:13:24 | 言葉・本
 私は日本語の「出会い」という言葉が好きです。出会いというのは「出て行って会う」――つまり、狭い自分の殻から抜け出て、相手の人格に触れるということです。
アルフォンス・デーケン
1932年ドイツ生まれ。「生と死を考える会」会長

チェ・ゲバラの遺髪

2007-10-28 22:17:26 | キューバ&チェ・ゲバラ
アメリカ合衆国っつー国はいったいどーなってんだ?!

アホだッ!

チェ・ゲバラがボリビアで射殺された際に、
CIA工作員が、「任務を完了した証拠のために」
毛髪と指紋を採取したらしい。

まぁ、それはいい。
CIAが証拠を必要としていたのなら。

でも、なぜそれがオークションにかけられるのだ??!!

CIAっつーところは、
証拠として手元に残ったものを
オークションに出したりするのか??!!
そんなことが許されてるのか??!!

アホだッ!

日本の警察が、
押収した裏ビデオを、自分たちで回覧してるのより、
よっぽど悪質だ。

証拠隠滅より悪質だ。

金にかえるとは何を考えているんだッ!!

不要になったのなら、
返すべき人、返すべき国、返すべき組織に
返還すべきじゃないのかッ??!!

彼の遺体は現在、
キューバのサンタクララに安置されているはず。

そこに一緒に置いて下さい、と何故言えない??!!


証拠品だぞッ!
遺族や友人がオークションに出すのと
意味がまったく違う!
有り得ない!
許せない!

映画 『インベージョン』

2007-10-27 19:57:43 | 映画 「い段」
『インベージョン』  2007年
原題 : THE INVASION
監督 : Oliver Hirschbiegel

相変わらず、何の予備知識もなく、
ニコール様の麗しさに誘われるまま、行って来ました。
ダニエル・クレイグも結構好きな役者なので。

なかなか迫力あって、面白かった。

精神科医で頭脳明晰な感じのニコールに、
さすがその息子だけあって(もちろん映画の中だけど)
しっかり "世の中どうにかなっている" と見抜いてる彼が
注射器の使い方を説明されているシーンの凄いこと。

名子役ですねぇ。

そして、いざって時にその注射器を思いっきり使うシーン。
これもまた凄い。

ダニエル・クレイグも 「ミュンヘン」 の時のように、
本当はいい人のはずなのに、・・・・・・・
っていう変化とか上手いんですよね。
彼の人相は善人にも悪人にも見えるからですかね?(笑)

それにしても、
あのラストシーン。
ハッピーエンドと言えばハッピーエンドなんだけど、
失ったものとか、人類の日々犯し続ける罪とか、
小さくも、大きくも意味のあるラストシーンだったかと。

生きる、生き続ける

2007-10-25 20:42:02 | 死・自死
もし、この世に産まれ出る前に、
生きることがこんなに大変なことだと知っていたら、
産まれ出ていただろうか。

もし、この世に産まれ出る前に、
生き続けることがこんなに辛いことだと知っていたら、
産まれ出ていただろうか。

自分は臆病ですから、
選択ができるのなら、産まれることはなかったでしょう。

しかし、
産まれは選べない。

人間は、
死さえも選べないのか。

再会

2007-10-24 23:10:39 | 死・自死
自分には再会したい人が二人おります。

一人は、33歳で自殺していった姉です。
母親の愛を求めていた彼女に、
そのままを自分から与えることはできなくても、
自分なりの方法で支えることができたかもしれない、
そう思うと、もう一度会って、心の底を語り会いたい。

もう一人は、幼い頃自分を面倒見てくれていた伯母。
育児を放棄した実母の代わりに、
幼な心にも、心の繋がりを感じた人。
今まで生きて来た中で、無償の愛を感じた唯一の人。


この二人に会えるのなら、
地獄にも行きます。

この二人に会えるのなら、
魂として彷徨って探し続けます。

この二人に会えるのなら、
入ることが許されなくとも、天国にだって潜り込みます。


人が死ぬことで、灰になり、魂が消え失せてしまうのなら、
自分も今すぐにでも死んで、
灰になり、魂を消してしまいたい。


しかし、どれひとつにも、
納得の行く解答が無い。

Death & Live の過去

2007-10-23 20:46:47 | つれづれなるままに
このBlog、2006年の元旦から始めまして、
最初の一年は、ほぼ毎日更新してましたから、
今までの記事の数はいったいいくつなんでしょうね。

500とか600くらいにはなるんですかね。
そんなにはないかな??

いづれにしても、
例えば、最近どここかから訪ねて下さって、
何となく読んで下さってる方々には、
自分の身の上話的なこととか、
最初の頃良く書いていた、
自分の死生観みたいなもの、
そういうこと最近ちょっと書くこと少なくなってたので、
最近、来て下さるようになった方々には
いったいどんなBlogに映ってるんでしょうかね。

ちょっと過去を振り返って、
また、そんなことも書いてみようかな、
などと思う、今日この頃です。

辞職

2007-10-22 19:57:06 | つれづれなるままに
もう、精神的に疲れ切ってしまったようで、
どうにも社会に適応できなくなっております。
なので、どうにもこうにもならない自分を
無理にコントロールしながら会社員を続けるのも、
そろそろ限界にきているので、
会社、辞めようかな、などと考えてます。

あぁ~あ、
まだ、誰にも言ってなかったんだけど、
とうとう言っちゃったなぁ。
言っちゃうと、
気持ちも本当にどんどんそっちに進んじゃうんだよなぁ。

さて、いつ頃にしますかね。

映画 『グッド・シェパード』

2007-10-21 20:53:26 | 映画 「う段」
善き羊飼い。
Jesus Christの喩え。
賛美歌 二〇〇。

『グッド・シェパード』 2006年
原題 : the good shepherd
監督 : Robert De Niro

デ・ニーロファンとしては、
初日に行っておきたいところでしたが、
本日行くことになりました。


デ・ニーロの映画に対する愛を感じましたね。

普通の監督ならカットしてしまいそうなシーンを
几帳面に残しておいたり、
役者全員の熱演がスクリーンから感じられる、
そんな演出で。

役者魂の演出ですね。

CIAがどんな経緯でできた組織なのか、
実のところ、そんなことどうでもいいんですが、
そういう時代の男の生き方とか、
女性の立ち位置とか、
そういうものが垣間見れたな、と。


第二次世界大戦から
冷戦、キューバ・ピッグス湾侵攻。
そして二重スパイがフィンランド人だったこと。

自分の興味のあるものが、
次から次へと出てくる出てくる。

なので、自分としては決して長く感じませんでしたが、
客層は非常に年齢層が高く、
あっちからも、こっちからも 「疲れたねぇ~」 の声。

スパイものは人間関係を頭に入れておかないと
置いてきぼりを食ってしまうので、
確かに、脳ミソは少々疲れましたがね。

映画 『ワイルド・レンジ 最後の銃撃』

2007-10-20 23:36:50 | 映画 「あ段」
スクリーンで観たのは2004年でした。
2回も観てます。

『ワイルド・レンジ 最後の銃撃』  2003年
原題 : OPEN RANGE
監督 : Kevin Costner

ずーっと書きたいと思っていた映画なんですが、
なかなか書けなかった。
DVDを買ったのに観てなくて、
せっかく書くなら観てからと思っていたもので...

この邦題いいですよね。「最後の銃撃」
この映画は、最後の西部劇と言ってもいいのでは。
そういう意味での「最後の銃撃」。

ケビン・コスナーのナルシストぶりは相変わらずですが、
銃撃戦の迫力はもの凄いモノがあります。




ロバート・デュバルの、"老いてなおカウ・ボーイ" な名演、
素晴らしいです。
始めの方のシーンで、
彼が馬を追うシーンがありまして、
馬乗りの端くれの自分としては、
あの手綱さばきは、感動もののシーンでしたね。


悪者は悪者らしく、
善人は善人らしく、
古き良き西部劇。

米国をダメにした勧善懲悪な西部劇。

イヤ、褒めてるんですよ(笑)


それに、この映画に関して言うなら、
銃撃戦の後の町の様子が
ただ、悪者がいなくなってめでたしめでたしではなく、
死体を片付けること、
死人に敬意を表すること、
たくさんの棺が運ばれ、埋められていく様子。
そんなシーンも描かれている。

そして、ドロだらけで、うす汚くて、素性もわからなくて、
コーヒーカップさえ扱えない、
そんなカウボーイの様子も描いていたりする。


ケビン・コスナーは確かにナルシストだけど(ひつこい?)
自然を愛しているし、
監督としての腕も確かだし、
これからも、時にはこういう映画も、
撮り続けて欲しいものです。

月星の光

2007-10-17 22:26:17 | 
「月星の光」

真っ暗闇の中で
地べたを這いずり回っているとき
顔も見えないまま
心ある言葉をかけられると
月星の光などよりも遥かに明るい光が
私の心を暖かく照らすのです

顔を上げる

2007-10-16 21:39:34 | 
「顔を上げる」

生き方を見つけなきゃ
と、思ってふと顔を上げると
真っ暗闇の中、
自分がたった一人だったことに気が付いた

傲慢の罪

2007-10-15 22:08:25 | 言葉・本
私たちが他人のために尽くす喜びを
味わうとすれば、
まず、その行為を許容してくれる相手に
感謝しなければならないと思います。
Alfons Deeken (「生と死を考える会」会長)

映画 『僕がいない場所』

2007-10-14 19:57:15 | 映画 「お段」


『僕がいない場所』  2005年
原題 : Jestem
監督 : Dorota Kedzierzawska

自分はいつも、あまり予備知識を入れずに
映画を観ます。
今回もあらすじくらいしか読んでませんでした。
邦題に誘われるままに行って来ました。
他人事とは思えない邦題でして。



なんか言葉の響きが心地良いなぁ、と思ったら
ポーランド語でした。
もちろん全然わかりませんが、響きの良い言語ですね。



「子どもを愛していない母親なんていない」
自分の一番嫌いな言葉です。
この映画の母親は
「もう二度と戻ってこないで」 と、
まだ年端もいかない子どもを突き放す。
こういう母親もいるのですよ。



それでも少年は母親が愛おしかった。
愛してもらえないことが苦しくて仕方なかった。

死のうとしたのに死ねなかった。

心を通わすことのできた少女が、
一緒に遠くに行くことにやっと同意してくれたのに、
それさえも奪われる。

常に少女より上を行くことで自己満足を得ていた姉の策略。
大人の一歩手前にいる姉の嫉妬。


美しい心と醜い心が、少年を追い詰めて行く。

生きることに純粋なだけなのに、
大人は少年を傷つける。


ポーランド語の響きと美しい音楽が、
映画が終わったときに、心にズシンと何かを残した。


それにしても、子役の皆さん、とても上手です。