Death & Live

いわゆる日記とは違うようで。死に様や心の疲労について、つれづれなるままに書き綴るだけ。

戦後補償 ドイツの場合

2007-06-30 13:48:39 | 戦争・紛争・内戦・テロ・虐殺
日本の話ではないところが悲しい。
↓以下、新聞からの抜粋
ドイツでは、ナチス統治下で強制労働させられた被害者への補償問題で、約44億ユーロ(約7100億円)に及ぶ補償金の支払いが完了した。
01年から強制労働の被害者本人やその遺族約167万人に、1人あたり約2600~7700ユーロを支払った。

映画 『真夜中の虹』

2007-06-28 07:53:41 | 映画 「あ段」
『真夜中の虹』  1988年
原題 : ARIEL
監督 : Aki Kaurismäki

そこそこ古い映画なんですが、
アキ・カウリスマキだと思うと時代を感じさせない。

なぜなら、
新しい映画でも古っぽい映画を作る監督だから(笑)

それが、
アキ・カウリスマキがアキ・カウリスマキなところであって、
ミカ・カウリスマキではないのですよ(笑)

兄らしい視線で、
世間を嘲笑した感じが良くってね。

久々に聞いたFinland語も心地よかったっスよ!

どのエピソードも奥深く描いていないのに、
何故か人の奥底にある滑稽さと暖かさを感じられる、
不思議で可笑しな作品だ。

映画のアタマで、
拳銃で自殺した(と思われる)坑夫の演技なんて最高で、
そこで一気に引き込まれた。

やっぱりアキ・カウリスマキだぜ!

マイケル・ムーア

2007-06-24 12:43:20 | キューバ&チェ・ゲバラ
『ボウリング・フォー・コロンバイン』 があって...
『華氏911』 があって...

監督としての力量がどうのこうのではなく、
注目を集めるべきニュース・ソースに、
人の意見など聞かずどんどん突進していくことは、
なかなかできないことで、
彼のことを批判するのは簡単だけれど、
そんな批判を臆せず更に突進するあたりは、
やっぱり凄いですよ。

今回の 『SiCKO』 もキューバ行っちゃってるし。
しかも911テロのWTC跡地で作業をしていた
ボランティア3人を連れて行ってるっていうから、
エライこっちゃ。
この3人も米国の医療制度に不満があるとしたって、
映画に出てしまうなんて、かなり度胸があるよね。
本来はキューバのグアンタナモ米軍基地に取材行こうとしたらしいけど、
断られたからキューバでの医療を取材したとか。
ちょっと違う方向からでも、キューバに視線が向くのは
キューバ・ファンとしては単純にうれしい。

それに、抜かりないマイケル・ムーアは、
米国政府にフィルムを押収されてもいいように、
カナダにオリジナルを隠しているらしい。
それをベラベラしゃべっちゃうあたりが彼らしく、
ちょっと笑える。

映画 『300<スリーハンドレッド>』

2007-06-22 07:33:54 | 映画 「う段」
このロゴがどうしても 「309」 に見えてしまう。

『300<スリーハンドレッド>』  2006年
原題 : 300
監督 : Zack Snyder

スパルタって凄いですね。

それを良しとして格好いいと思うか、
残虐な血の気の多い男たちだと嫌うか、
時代を考えずに冷静に観てしまうとダメですね。

そもそも、何故ジェラルド・バトラーなんでしょう。
『オペラ座の怪人』 のときも 『Dear フランキー』 のときも
どちらかと言うとスレンダーなイメージなんですけどね。

それを言うとデビット・ウエンハムもそうですかね。

二人ともこういう腹筋モノに出るイメージでは無かったので、
すごいなぁ~、と感心しきりでしたよ。

他の俳優さんはほとんど知りませんで、
脚本も含めあんまりメジャー映画な雰囲気ないんですが。

血シブキが好きな人にはたまらん映画ですね。

しかし、できれば、ジェラルド・バトラーには
穏やかで落ち着いたオジサンになってもらいたいものです。

聖なる山

2007-06-20 20:12:20 | 戦争・紛争・内戦・テロ・虐殺
中国ってマジ恐ろしいッス。

↓新聞からの抜粋
チベット族が崇拝する山「雅拉雪山」での鉱山開発に抗議する陳情書を提出した住民の代表8人が、その後、行方不明となり、住民の反発が強まった。
そして、開発業者や地元当局がチベットの人々と衝突した。
住民側に死者や逮捕者が出たとの情報もある。
地元政府は「そうした話は聞いていない」としている。


今の時代でもこんなことがあり得るなんて。
しかも、知らぬ存ぜぬとは。


ダライ・ラマ14世が帰国できる日は永遠に来ないのだろうか。

映画 『あるスキャンダルの覚え書』

2007-06-19 07:39:34 | 映画 「あ段」
『あるスキャンダルの覚え書』  2006年
原題 : NOTES ON A SCANDAL
監督 : Richard Eyre

自分はジュディ・デンチが好きじゃなくてね。
なんか性格悪そうな人相してませんか?

でも、英国では国民的人気女優らしいから...

威厳のある役とか善人な役とか、
どうも合ってない気がしてましてね。
なので、今回みたいな役はハマリ役な気がするワケです。

ケイト・ブランシェットも、
グラマラスな美人というより、
妖麗な美しさという感じだと思うので、
こういう役もいいなぁと。

背筋も凍る不気味さを持ったバーバラと
自分を見失っていた自分に気がついたシーバの
それこそスキャンダラスな展開が、
お見事で。

最後のワンシーンが不要だったかな。
あのシーンのせいでホラー映画っぽくなっちゃったからね。

ありがとう

2007-06-17 19:52:43 | 言葉・本
ありがとう、としか言えないときがある。

あふれる感謝の思いを伝えたくて、あれこれことばを捜しても、結局ただひとこと、「ありがとう」としか言いようのないとき。
あなたが助けてくれたこと、
あなたが支えてくれたこと、
あなたが受け入れてくれたこと。

何よりも、あなたがいてくれたこと。
それがいかにうれしかったかを具体的に伝えたいけれど、ことばでいくら説明したところで、心にあふれる思いはとても表しきれないというとき。

結局たったひとこと言う「ありがとう」



『生きるためのひとこと』
著:晴佐久昌英


この言葉を読んで、涙が止まらなくなった。

映画 『しゃべれども しゃべれども』

2007-06-08 08:01:40 | 映画 「い段」
『しゃべれども しゃべれども』  2007年
原作 : 佐藤多佳子
監督 : 平山秀幸

以外なところに、気分を上がらせてくれる作品があった。

全然観るつもり無かったのですが、
チケットもらったので観ました。

みんな頑張ってるなぁ...そういう感じです。

落語も全然興味無いですが、
落語の知識が無くても、話には充分着いていけました。
解りやすいところだけをつなげてくれてたからですかね。

笑えたか?...と言われれば
全然面白くなかったですが(笑)
ほのぼのした気持ちにさせてくれますね。

落語家っていうのは身近にいませんが、
こういう悩み持ってる人って意外と多いよね、みたいな、
そーゆー協調感が漂ってました。

結局きちんと解決した悩みがあるワケでは無いのだけど、
そこが返って良かったのかな。

ほのぼのですよ、ほのぼの。

今日この頃

2007-06-07 07:42:47 | 凸凹な人々へ ∋zooquie
体調が思うように上向かない時というのは、
精神的にもけっこう参ってしまうもので、
精神的にけっこう参ってしまってる時というのは、
筆も進まないもので、
どうせクダラナイことしか書いてないくせに、
ダラダラとBlogを書く気力さえ無い、今日この頃です。

「じゃあ、書くなよッ!」 というツッコミだけは
勘弁して下さい.....ウゥゥゥゥゥ.....

映画 『天使にラブ・ソングを・・・』

2007-06-06 07:56:02 | 映画 「え段」
2の記事書いたから、最初の作品も...

『天使にラブ・ソングを・・・』  1992年
原題 : SISTER ACT
監督 : Emile Ardolino

この作品もスクリーンで観てないんですよね。

何度観ても面白い。
ウーピーの表情がたまらないんだよね。

こっちの気分までのらせてくれるし、
本音なセリフも気持ちいい。

もう15年も経ってるのに、
古臭くない。

映画の良さってこうやって解るものなのかも。

ジェット機をチャーターするときの
シスターたちのセリフがたまらなく笑える。
脚本がサイコーだね。

凹み気味な時は、
こういう映画がアタリかも。

宿り木

2007-06-05 07:43:12 | 
「宿り木」

疲れたからと
休む宿り木

朽ち果てた宿り木には
心安らかに休むことはできない

一歩前に出ることも
そこから飛び立つことさえも
崩れることが恐ろしく
力を入れることさえ出来ないんだ

身動きのとれない宿り木
それは既に安息の場所ではなく
不安と恐怖の神経衰弱

麻痺を待つか
いっそ飛び降りるか

他に休める場所がないのなら
とりあえず動こう
落ちてもいい
動こう

死んでもいい
動こう

映画 『スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい』

2007-06-04 07:44:33 | 映画 「う段」
『スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい』  2006年
原題 : SMOKIN' ACES
監督 : Joe Carnahan

アンディ・ガルシアが出てたので観にいったのですが、
彼の声、ちょっと変なところがあったのだけど、
撮影の頃、調子悪かったんですかね?
それとも、第二次声変わり??(笑)

主演の男優、どこかで観た覚えが、と思ったら、
『ブレイド3』 に出てましたね。
結構シブくなっていて、すぐに判りませんでした。

レイ・リオッタもまだまだ若い。

というかですね、
この映画、人がバシバシ死んでいく。
こんな事件があったら、世界中で大ニュースだよってくらい
バシバシ死んじゃうんですよ。

これといった凄いアクションがあるワケではなく、
ただただ、次から次へと人が死んでいく。

最後の最後も、
本来ぶつけるべき相手ではない相手を殺すことで、
自分の悔しさをぶちまけている。

さすがアメリカ合衆国のアホたちめ...
などと思ったら、
イギリスとフランスの資本の方がメインだった(笑)


殺すことでは何の解決にもならないのだけれどね。

人殺しはスクリーンの中だけにしてほしいものです。

悲劇の主人公

2007-06-03 10:21:43 | 凸凹な人々へ ∋zooquie
気分が凹んでしまっているとき、
それも、かなりドン底に近いとき、
人って悲劇の主人公になりたがる。

そんなことない?

自分だけかな...

世の中でというか、
とりあえず自分の周りにいる人たちのなかでは、
自分が今一番不幸なんだ、と思うことで、
イジけてる自分を許そうとしてる。

そんな自分の態度を、気持ちの通じる人は
同情・・・というか、「落ち込んでもしょうがないよ」 的な、
暗い自分を許してくれたりする。

でも、中には
「努力が足りない」 とか、
「世の中にはもっと大変な人がいるんだ」 とか
要するに、こちらが悪いんだという言い方をする。

まったくその通りなんだが、
だから言い返す言葉も無いんだが。

自分で自分をコントロールする気力が落ちてるから、
悲劇の主人公な気分なのに...
そこで 「努力」 ができるくらいなら、
こんなに凹まないんだけど。

心の狭い自分に腹が立つ。
自分に言い訳ばかりする自分にムカつく。
ひとの言葉にいちいち傷ついたりする自分に辟易する。

悲劇の主人公になりたがる、
そんな自分が大嫌いだ。