Death & Live

いわゆる日記とは違うようで。死に様や心の疲労について、つれづれなるままに書き綴るだけ。

映画 『ロビン・フッド』

2011-01-23 20:37:15 | 映画 「お段」

ラストシーンが自分にとってのロビン・フッドのイメージでした。

こんなに乱闘シーンや出撃シーンがたくさんあるとは、
思ってもいませんでした。

だから、なんでラッセル・クロウなんだ?とも思い。
実際観てみると「ロード・オブ・ザ・リング」の
馬上シーンを思い出しましたね。

それだけ腕の立つ兵士だったということなんだな。
そして新しい村をつくる。

涙腺がゆるむシーンは無かったですが、
わかりやすく作られていて良かったです。


映画 『ノルウェイの森』

2010-12-24 21:21:27 | 映画 「お段」

『ノルウェイの森』

音楽がとても良かったですね。
配役も素晴らしい。
原作は未読ですが、
「こういう世界を描きたかったんだろう」と
思わせる適役でした。

小説を映画化すると、
どうしても原作の感情表現や位置関係が、
上手く表現できずに、
淡白なものになりがちですが、
これはそういうところも上手く描いていたように感じます。
原作読んでなくてなんですが(笑;;)

少し時間をおいてから、
原作を読んでみたいと思いました。


映画 『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』

2010-07-08 17:09:53 | 映画 「お段」

観て着ましたよ、「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」。

1,2の時の興奮する感じがなかったのが残念。
でも、やっぱり面白いですよ、「踊る…」は。
織田裕二も老けませんね。

笑えるシーンが無かったのと、
死ぬだ、間違いだとの真実の明かされ方が
ちと不満。

もう4は無いだろうなと思いますが、どうでしょう。

何度も言うようですが(笑)、
そうは言っても面白かったです。


映画 『ココ・アヴァン・シャネル』

2009-11-21 19:12:59 | 映画 「お段」
簡単ですが。


またまた、観る予定ではなかったのですが、観てきました。

オドレイ・トゥトゥが苦手なのですよ。

だから、なかなか入り込めずに観てました。

ただ、シャネルの生い立ちを知ることになったのは、
とても勉強になりました。

ラストシーンが印象的でしたね。

映画 『僕らのワンダフルデイズ』

2009-11-11 22:05:01 | 映画 「お段」
段田安則はなぜあんなに演技が上手いのだろう。

ウカレたり、凹んだり、ケンカしたりして、
それぞれのリアクションがとっても難しいのに、
彼はとってもナチュラルだった。

最近、映画を観に行ってなかったのですが、
チケットをもらえたので、また映画熱が再炎しそうです。

おそらく今年は、
21世紀に入って最も映画を観ていない年になりそうです。

映画 『コレラの時代の愛』

2008-09-05 10:43:29 | 映画 「お段」
原作は読んでません。

『コレラの時代の愛』  2007年
原題 : LOVE in the time of CHOLERA
監督 : Mike Newell

移り気な女性の話か、
気持ちストーカーな男の話か、さて。

あのハビエル・バルデムの若い頃は、
当人でも問題無かったのでは?
返って違和感があったような。
彼は役者として非常に幅が広いので、
是非とも、若かりし頃も彼でやって欲しかったな。

そうは言っても、いいんですよね、
ひとつの愛のために軽い愛が多数。

不思議なストーリーですが、
このタイトルと作品の中身が上手く繋がらないので、
原作を読んでみたいですね。

映画 『大いなる陰謀』

2008-04-27 19:34:11 | 映画 「お段」
『大いなる陰謀』  2007年
原題 : LIONS FOR LAMBS
監督 : Robert Redford

今回は邦題がちょっと。
字幕は戸田氏でしたが、
政治モノではいつも意訳に突っ走ってしまうところ、
今回はそんなでもなかったかな、と。
というか、こういう作品で戸田氏を使う、
配給会社ってどうなの?ってのもあり。
もっと言っちゃえば、字幕はもういいんじゃないか、と。
ハリウッドスター来日時の
観光ガイドとして人気らしいので、
そっちでいいよ。
字幕はもっと上手い人たくさんいるんだし。
引退して下さいって言いすぎかもしれないけど、
本音です。

で、映画ですが、
やっぱりロバート・レッドフォードは素晴らしい。
どのパーツの出演者もほとんどシチュエーションが
変わらないまま、交わりも無いまま。
それでいて、ダラダラするどころか、
緊迫感はしっかりあって、
じゃあ、この映画のメッセージは何かと言えば、
そんなことはどうでも良いことで、
この映画の内容のように、
実際に政治も戦争も混沌としていて、
前進も後退もできずに、泥沼にいて、
だからこそ、トム・クルーズみたいなのが、
恐ろしい机上の空論を実行してしまったりする。
そうやって自国の国民である兵士を殺し、
自分たちで勝手に作り上げた敵を殺し、
そのことに罪悪感や嫌悪感やらを感じる市民がいて、
そんな広い視野を持つ、それら全てを肌で感じる、
そういう政治家はいないんだってことが、
ロバート・レッドフォードは解っている。
ハリウッドという輝かしい世界の中で、
中庭だけを眺めていることもできた彼は、
そんなところに納まっておらず、
サンダンス映画祭以降、
ただの映画人として以上のメッセージを、
それでも媒体はあくまでも映画を使って投げかけている、
そこが素晴らしいんだよね。

ちょっと映画のレビューではなくなってしまったけど、
まぁ、いいやね。

おっとぉ~、メリル・ストリープも良かったですよ。
彼女と並ぶとトム・クルーズもヒヨッ子に見えますね。

映画 『ノーカントリー』

2008-04-03 02:42:14 | 映画 「お段」
『ノーカントリー』  2007年
原題 : NO COUNTRY FOR OLD MEN
監督 : Ethan Coen, Joel Coen

ハビエル・バルデムが好きでしてね。
名優だと思うわけですよ。
アカデミー賞にノミネートされた時は、
彼しかいないと思いましたね。

あの役の幅の広さはどこから来るのでしょう。

この映画の中では、
ただの雇われ殺し屋さんなんですかね。
あんまり深くは描いていませんでしたね。
コーエン作品の訳分からない演出も特に無く、
それでも飽きさせないあたりは、
やっぱりハビエルの薄気味悪さなんでしょう(笑)

アカデミー賞で作品賞を獲ったからと言って、
すごく作りこまれた、厚みは無いのですが、
シトシトと降ってくる雨のように、
映画が身体に染み込んで着ましたよ。

これからはボンベを持って歩いている人を見たら、
気を付けないといけませんね(笑)

映画 『牡牛座 レーニンの肖像』

2008-02-10 21:08:57 | 映画 「お段」
やっと、やっと、やっと映画が観れました(笑)

『牡牛座 レーニンの肖像』  2001年
原題 : Telets (English title: Taurus)
監督 : Aleksandr Sokurov

かなりお疲れモードでしたが、
とくに波風の立たない映画でしたので、
冷静に鑑賞。

ずーっと、色調が蒼っぽくて、
カラー映画なのにモノクロのような雰囲気の映像。

一言も言葉には出さなかったけれど、
彼は紛れも無くレーニンで、
無神経そうに訪問してきた客はスターリンだ。

時代と社会が変わり行く中で、
一人の老人の痴呆にも似た言動は、
歯痒くもあり、哀しくもあり、しかし確かな貫禄もあり。

現在の権力者の手により、
全てから閉ざされつつある、全てから忘れられつつある、
老人に、それでも妻は厳しくも優しくもあった。

年寄りの晩年の日常なのだから、
そんなに起伏のある内容ではないワケで、
そこは期待していなかったけれど、
『太陽』 であそこまで、ヒロヒトを描けたソクーロフも
さすがに母国の革命の祖を、
病む前の不安定な姿で描くことには気が引けたのか...

しかし、製作の順番からするとこちらの方が先なワケで、
この映画で本当は描きたかった部分を、
『太陽』 で今度こそ、と描けたのかも知れない。

このレーニン役のLeonid Mozgovoyって役者も、
名演だね。
役者魂ってこういうのかね。

映画 『ボーン・アルティメイタム』

2007-12-13 20:14:58 | 映画 「お段」
この前の土曜に観たのですがね、
なかなかレビュー書けませんでした。

『ボーン・アルティメイタム』  2007年
原題 : THE BOURNE ULTIMATUM
監督 : Paul Greengrass

あのロスって言う新聞記者の人、
どっかで観たような、どこにでもいそうな顔してるなぁ、
などと思ったら「24 Hour Party People」 に出てました。
確かにああいう映画に出てそうなキャラですね。

ボーンがかかわった作戦の全貌が明らかに
なったワケですが、
そんなに酷く驚く作戦でもなかったですな。

原作読んでないので、
原作と同じなのかも解りませんが。

マット・デイモンは、若いのにマジメですよね。
しっかりひとつひとつの役をこなしている。

きっといい人なんでしょうね。
頭もいいらしいし。

映画はスピード感も良く、
飽きることもなく、置いてかれることもなく、
ほど良く楽しめました。

それにしても、あんな不死身な人間を
CIAは本当に創っているのだろうか??

映画 『4分間のピアニスト』

2007-11-25 19:50:03 | 映画 「お段」
『4分間のピアニスト』  2006年
原題 : VIER MINUTEN
監督 : Chris Kraus

この映画の登場人物には、
様々なバックグラウンドがあって、
そこを、はっきり言い切ってしまうことなく、
どれをどこまで信じていいのか、
ちょっと悩ませたまま終わらせるあたりが、
「思考」、「熟考」ということに長けたドイツ風情があって、
とても心地よい物足りなさでしたね。

老ピアノ教師と囚人女性とのピアノレッスンを通しての、
心の通い合いとぶつかり合いが、
イヤと言うほど繰り返され、
それでも、人は怖いほどに純粋で、
自分の持ち得た賜物さえも、
時には憎悪の対象となり、
最後には全てが4分間に凝縮し結実する。

あの演奏はいったいどうやって撮影したのかと思うほど
強烈で、斬新でしたね。

あの主人公の全てがあそこにあり、
最後のお辞儀が彼女なりの答えだったのかと。

すごい作品でした。
怖いほどの秀作。

映画 『僕がいない場所』

2007-10-14 19:57:15 | 映画 「お段」


『僕がいない場所』  2005年
原題 : Jestem
監督 : Dorota Kedzierzawska

自分はいつも、あまり予備知識を入れずに
映画を観ます。
今回もあらすじくらいしか読んでませんでした。
邦題に誘われるままに行って来ました。
他人事とは思えない邦題でして。



なんか言葉の響きが心地良いなぁ、と思ったら
ポーランド語でした。
もちろん全然わかりませんが、響きの良い言語ですね。



「子どもを愛していない母親なんていない」
自分の一番嫌いな言葉です。
この映画の母親は
「もう二度と戻ってこないで」 と、
まだ年端もいかない子どもを突き放す。
こういう母親もいるのですよ。



それでも少年は母親が愛おしかった。
愛してもらえないことが苦しくて仕方なかった。

死のうとしたのに死ねなかった。

心を通わすことのできた少女が、
一緒に遠くに行くことにやっと同意してくれたのに、
それさえも奪われる。

常に少女より上を行くことで自己満足を得ていた姉の策略。
大人の一歩手前にいる姉の嫉妬。


美しい心と醜い心が、少年を追い詰めて行く。

生きることに純粋なだけなのに、
大人は少年を傷つける。


ポーランド語の響きと美しい音楽が、
映画が終わったときに、心にズシンと何かを残した。


それにしても、子役の皆さん、とても上手です。

映画 『オーシャンズ13』

2007-08-27 19:51:39 | 映画 「お段」
予告編に笑えるところ詰め込んじゃったから、
本編ではそれ以外に笑えるところ無し。
ちょっと勿体無かった?

『オーシャンズ13』  2007年
原題 : OCEAN’S THIRTEEN
監督 : Steven Soderbergh

アル・パチーノ良いですね。
面白いです。
彼の呆けた顔は最高です。

今回、ジョージ・クルーニーは何もしてなかったような。
気のせいですか?
汚れてはいなかったですよね、ちっとも。

ブラット・ピットはへんてこなヒッピーみたいな格好してるし。

みんな遊んでますね。

アンディ・ガルシアも座ってるだけだったし(笑)
あッ、一回だけカジノに顔出してましたね。

一番大変だったのは、
あのバイオ・ハザードにやられたオッさんですね。
可愛そうに...。

映画 『夜になるまえに』

2007-08-22 22:37:42 | 映画 「お段」
『夜になるまえに』  2000年
原題 : BEFORE NIGHT FALLS
監督 : Julian Schnabel

2001年10月、公開当時にシネマライズで観ました。

自分の中ではその年のBest1ですね。

DVDで観なおしてみました。

今年観たとしたら、Best1にはならなかったですね。
キューバ好きという自分の好みが反映されそうなので(笑)

いずれにしても、いい映画なことは確かです。

当時、映画を観て、
その記憶が薄れ始めた頃、原作を読みました。
その記憶が薄れ始めた今、DVDを観ました。

やはり映画では、細かい心理描写は難しいようですが、
ハビエル・バルデムが名演しており、
脇役もかなりGoodです。

ホモ・セクシャルな方々の話ですから、
女性はほとんど出てきませんが、
なかなかのラテン系美男を揃えていて、
そんなにムサ苦しくないです(笑)

米資本で作られている以上、
キューバ(特にカストロ)批判的な表現は否めませんが、
ホモ・セクシャルたちが反革命的とされていたのも
事実のようだし、
それを原作者のレイナルド・アレナスは恨んでいたので、
この内容はいたしかたないかな、と。

それでも、自分はやっぱりキューバが好きですよ。

映画 『酔いどれ詩人になるまえに』

2007-08-19 10:48:06 | 映画 「お段」
初日に行きましたよ。

『酔いどれ詩人になるまえに』  2005年
原題 : fuctotum
監督 : Bent Hamer

『キッチン・ストーリー』 の監督ですから、
アメリカ映画だと思って観てはいけないワケで、
演出とか脚本とかハリウッド物とは全く違います。
クスッと笑わせるというか、
そこまでも笑わせないというか、
苦笑ぐらいはできるかな、って感じな演出で、
それがブコウスキーの人生の物悲しい雰囲気を、
更にやるせなくさせていて、面白い。

マット・ディロンとしては、
『クラッシュ』、『バイバイ、ママ』 の後になるんですかね。

『クラッシュ』 の時よりちょっと下手っぽい
とても抑えめな演技でしたね。

それが監督の演出なのか、
ブコウスキー自身がそういう人なのか、
知る由もなく。

マリサ・トメイは相変わらず名演。