Death & Live

いわゆる日記とは違うようで。死に様や心の疲労について、つれづれなるままに書き綴るだけ。

左手

2011-04-19 21:11:45 | 

    「左手」

私の左手には何もできない
ネコをなでることも
金魚に餌をやることも
この薄暗闇の中から抜け出すために
ドアを開けることもできない

左手に問いかけても
何の返事もない
自分の中から左手の存在が
少しずつ消えていく

左手よ!
戻ってくるんだ!
まだやりたいことが沢山あるんだ!


2011-01-31 21:19:54 | 

「薬」

毎日毎日クスリを飲んで
何か変化はあるのだろうか

病気が治る兆候はなく
それでもひたすら飲み続ける

顆粒のクスリの飲みにくいこと
錠剤はのどにひっかかる

それでも
『きっと飲まないよりは良いんだろう』と
ただただ飲み続ける

気持ちの問題かな
実際に効果があるのかな

いろんなクスリがあるけれど
間違える事無く、欠かさず飲み続ける


ひとりぼっち

2011-01-06 17:36:01 | 

「ひとりぼっち」

ひとりじゃないと言われても
やっぱり僕はひとりです

孤独感を振り払おうとしても
ダメなんです

ねずみ色の空気が
僕を覆いつくそうとするんです

ひとりじゃないと言われても
僕のまわりには誰もいないじゃないですか
やっぱり僕はひとりです

孤独感を振り払おうとしても
友人の顔を思い出そうとしても
ダメなんです

ねずみ色の空気が
僕の内臓に入り込もうとして更に
僕を覆いつくそうとするんです


えがお

2010-11-05 21:20:09 | 

「えがお」

その笑顔が良いのです
純粋な笑顔が良いのです

その笑顔が良いのです
無条件な笑顔が良いのです

その笑顔が良いのです
安らぎを感じられるそんな笑顔が良いのです

その笑顔が良いのです
凹んだ心も埋めてもらえるようなそんな笑顔が良いのです

その笑顔が良いのです
あなたのその笑顔が良いのです


疲れた小船

2010-09-03 21:31:05 | 
「疲れた小船」

網を打ち、魚を追い、漁をする
疲れた小船が一そうあった

網を打つのは親父の役目
魚を追うのは息子の役目
引き上げるのは二人がかり
疲れた小船の日課だった

大漁の日もボウズの日も
疲れた小船は二人を乗せる

嵐の日も凪の日も
疲れた小船はただ海に乗る

昨日の朝もあさっての夜も
疲れた小船は波にゆられる

足あと

2009-01-07 08:25:41 | 
「足あと」

ある夜 わたしは 夢を見た
神さまと 二人並んで
わたしは 砂浜を歩いていた
・・・・・・・・・・
砂の上に 二組の足あとが 見えていた
一つは 神さまの
もう一つは わたしのだった
・・・・・・・・・・
しかし最後に
わたしが振り返って見たとき
ところ どころで
足あとが 一組だけしか 見えなかった
・・・・・・・・・・
「わたしの愛する子どもよ
わたしは けっして
お前のそばを 離れたことはない
お前が もっとも
苦しんでいたとき 砂の上に
一組の足あとしかなかったのは
わたしが お前を抱いていたからなんだよ」


M・パワーズ

わらいたいなら、笑え

2008-10-27 23:46:34 | 
「わらいたいなら、笑え」

笑いたいなら、笑え。
叫びたいなら、叫べ。
見下したいなら、見下してみろ。

お前にできることは所詮そんなところだろう。
こっちが笑っちまうよ。

誰がそこにいるのかは既に問題じゃない。
鏡を覗けばいいだけだ。

死ねるか?死ねないだろう。
笑いたいか?笑えないだろう。
悩みたいか?悩めないだろう。

狂った世界の中で、自分も狂っちまうだろう。
狂った世界の中で、狂ってるのは普通なんだぜ。
狂った世界の中で、言いたいことを言ってみろ。

演技して、時代に合わせるのもいいかもな。
誰にも見破られなければ、
最初に死ぬか、最後に死ねるぜ。

なぜ、今死ねない?

叫び

2008-06-29 19:56:01 | 
「叫び」

どうしても前を向けない
どうしても下を見るばかり

前を向けないから叫ぶこともできない
叫びたいことがこんなにこんなにあるのに

どうしても下を見ることしかできない
叫びたいことをぶつけることができない

それでも生きているべきか

せめてムンクの「叫び」のように
顔を歪めてでも前を向いて叫びたい

叫びたいことがこんなにあるのに
どうしたら顔を上げられるのだろう

一人と人

2008-06-22 20:42:22 | 
「一人と人」

気がつくと時計の針が回っている
どこに行き着くでもなく、回り続けている
人は時計をそういうものと思い込んでいる

人は一人では生きられない
別に説教染みたことを言いたいワケじゃない
でも、実際にそうなんだ。

コンビニのレジの姉ちゃんがいなかったら、
自分は飢え死にしてるか、
はたまた万引きでつかまるか、だ。

気がつくと時計の針が回っている

自分に厳しく
そんなことなかなか難しいさ
自分に厳しくなれないのなら、
せめて人にやさしくなりたいものだ。

気がつくと、どこに行き着くでもない時計の針が
回りまわり続けている。

生を営む

2008-05-29 21:08:28 | 
「生を営む」

営むことの難しさ
生きることの難しさ
最低限の生活を送る権利とやら
プライベートな空間
着る物
食事
骨の折れる諸事
雑事

生き続ける
それでも尚、生き続けるか

悩み続ける
それでも尚、悩み続けるか

言葉をかける相手のいない部屋で
ひとり静かに床に着く

波間

2008-04-23 23:49:46 | 
「波間」

波と波との間が波間なのかい?
でも、波ってひっきりなしに来るものじゃないのかい?
そうしたら、波間なんて無いじゃないか。
存在しないものにも名前をつけるのか?
人間って生き物は理解不能だよ。
でも、波と波の間があるのなら、
見てみたいと思わないかい?
静止画なのか、
写真なのか、
絵画なのか、
なんでもいいさ、見てみたいんだ。
波と波の間が存在するのなら、
それはそれで、世界は明るくなるかもしれない。
波と波の間に入ってみたいだけなんだ。

地球

2008-04-07 22:59:53 | 
「地球」

もう、地球なんてどうにでもなってしまえばいいのだ。

イラクもイランも中国もタイもチベットもスリランカも、
アメリカ合衆国だってそうだ。
ロシアだってそうだ。
フランスだってそうだ。
ギリシャだって、
トルコだってそうだ。

みんな自分のことだけ考えてるから、
地球が歪んでしまったんだ。

いっそ無くなってしまえばいい、地球なんか。

人間なんて宇宙のチリにもなれやしないんだからな。

動く

2008-03-25 01:49:39 | 
「動く」

期待感が大きければ大きいほど、
失望のショックも大きい。
喪失感というか、
虚脱感というか。

期待なんかしてなかったと、強がってみても、
やっぱり失望のショックは隠せない。
無気力になるというか、
無抵抗になるというか。

凸凹な自分の心理状態を、
人に解ってもらおうなんて、
所詮無理な話なんだな。
自分が凸凹だから、
凹凸の無い人の気持ちが解らないのと一緒だな。

自分が生きている内に、
チベットは独立することが出来るだろうか。

それは分からないんだ。
自分は明日死んでしまうかもしれないし、
逆にチベットが完全に武力制圧されて、
中華人民共和国のただの一地方になるかもしれない。
ダライ・ラマ14世が戻れないまま。

期待はできないかもしれないけれど、
無抵抗で終わってしまうのはちと悲しい。
だから何か動かなくてはいけないのかも。

こんな凸凹な自分の心理も、
だれかに伝わるように、
何か動かなくてはいけないのかも。

動きたい。
そのための気力と体力が欲しい。
動きたいんだ。

前を向くために

2007-12-06 21:03:20 | 
「前を向くために」

ずーっと下ばかり見て生きてきたからね
前を向くのには勇気が必要なんだ

ずーっと下ばかり見て生きてきたからね
どうしたら前を向けるのか忘れてしまったよ

ずーっと下ばかり見て生きてきたからね
前が明るいかどうか不安でならないんだ

ずーっと下ばかり見て生きてきたからね
周りの人と繋がる術を思い出せないよ

だから、だからね
ずーっと下ばかり見て生きてきたからね
前を向くのには勇気が必要なんだ

月星の光

2007-10-17 22:26:17 | 
「月星の光」

真っ暗闇の中で
地べたを這いずり回っているとき
顔も見えないまま
心ある言葉をかけられると
月星の光などよりも遥かに明るい光が
私の心を暖かく照らすのです