Chaplin

NHKプレミアム10 「喜劇王チャプリン・世紀を超える」を見る。

アウトテークス(NG集だ)は、全て焼却処分することを遺言としたそうだ。
完成品以外は見て欲しくない、完全主義者の彼らしい。

TV改変期によくやる、「NG大賞」、ありゃ~ 作品じゃないしな。
廃物利用、リサイクルだ。
チャップリンが見たら、『なんで失敗作を上演しているんだ!?』って事になるだろう。

試行錯誤、又は綿密な準備の結果の作品、言い残しが無いように作っていたのがよくわかる。

自分の気持ち、思いを相手に伝える難しさを知っているな。
相手に伝えようとした瞬間に、齟齬が生じる。
100%解り合えることは永遠にあり得ない。(だからニュータイプ、はおいておく)

そこをどれだけ埋められるか、どうしたら誤差が少なくなるかがポイントだ。
チャップリンの完全主義は、そーいうところから来ているように思える。

・・・難しいよね、これは。BLOG書いていても、もどかしいことが多いし(文才の問題)。


2001年のベルリン映画祭では、『独裁者』が上映されたそうだ。

ヒットラーは、「これは何かのジョークかね」と言いそうだ。
で、チャップリンは、「これは最高のジョークだね」と言いそうだ。
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